双頭の悪魔 (創元推理文庫)
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双頭の悪魔の感想・レビュー(882)
学生アリス3作目。読者への挑戦状が3つあり、自分が読んで推理したら最後の以外は解けました。最後の挑戦状も解決編を読むとすぐに納得できる推理で、確かに書いてあったのになぜ気づかなかった自分…という感じでした。
初めは本作の分厚さに驚いたが、読み進めるとスルスルと物語にのめり込んで想像より早く読了した。前作でマリアはもう出てこないかなと思っていたので登場はとてもうれしかった。今回はEMC全員が活躍し、推理も江神さんだけに頼りっぱなしではないので、読み応えがあった。(それでも江神さんは飛び抜けて推理力ありますがね…)読者への挑戦状が3つもあるのには驚いた。
学生アリスシリーズ3作目。だんだんと登場人物たちのキャラが掴めてきた。みんな魅力的です。江神さんの過去が気になって気になって...。推理はこれでもかってくらいロジカルで"奇麗"なものでした。
読み応えあった!あまりに複雑なので全く自力では謎解きできなかったけど(汗)。殺人の動機が全然わからーん!と思っていたらわからなくて当然だった…いやもう、精密機械のように緻密な組み立てでした。謎解きとは関係ないところで、江神の過去が語られていたのが気になる~。次作で何か展開あるのかなぁ。
橋が落ち孤立した気更村と、その付近にある夏森村。前者では村を観光地化しようとする男が殺され、後者では元アイドル歌手を付け回すカメラマンが殺される。なかなか両者の関係性が見えず「独立した二つのストーリー?いやいやそんなはずは…」と思っていたら、三つの「読者への挑戦」の後、期待通り、と言うか期待をさらに越す展開が。双頭の悪魔ってそういう意味か。三つに対してそれぞれ巧みなクイーン的推理が展開され、しかもラストの江神には後期クイーンの色が…。クイーンを知り尽くした上でさらにその上を行こうとした、意欲作にして傑作。
大傑作。断裂された二つの村でそれぞれ起きる殺人事件、鮮やかな推理とうまく隠されたトリック、意外な構図と、どれをとっても素晴らしく、前作の孤島パズルも傑作でしたがこちらも非常に面白かった。ラストシーンも青春っぽいやりとりが堪りません。
【図書館本】今回はシリーズで一番面白かった。キャラが(ようやく)分かって来たからかな? それでも江神より火村派……というより火村とセットのアリス派というのは変わらない。江神の一人悶々とする推理より、アリスたちのディスカッション形式の推理の方が読んでて楽しい。え? ヤツが火村の原型?
やたら長いが、特に退屈するでもなく読み進める事が出来た。舞台アイディアがなかなかに秀逸。やはり読者の挑戦状を叩き付けられるのは推理好き冥利に尽きる、と感じた。
マリアの一人称が冗長で駄目だった……と言うのが第一印象になってしまった。もっとがんがん推理してくれれば良いのに江神さん任せなんだもん。でもやはり解決に至っての清冽なロジックはさすが。舞台立てや隔てられた場所で同時に進行する事件という魅力的な要素もありながら、事件自体にあまり興味をそそられなかったのがもったいない。芸術家たちのキャラがあんまり好きじゃなかったんだよね。
江神シリーズの雰囲気はしっかりと残したまま、心に沁みるホロリとさせるシーンもあり長い作品ながら読後の疲れは全くなかった。このシリーズの中では今のところ一番好き。
まさにロジックの極みです。分断された2つの村で事件が起き、それぞれが事件を解決していきますが途中読者への挑戦状が3つ挟まります。どれもフーダニットなんですがこの3つを繋げる真相が秀逸すぎます。
てかアリスとマリアの距離感!
もどかしくてじれったいけどなんか丁度いい…。 色々と個人的に傑作です。
推理小説で大切なことは、細部。それは小説全般においてもそうだけど、推理小説では、特に「細部」。五感、あるいは第六感まで総動員さてせ、推理小説はほどかれていく。それをまざまざと見せつけてくれるような作品だった。
久々の再読。引き込まれて最後まで一気に読み切ってしまう。推理の美しさももちろん、やはり二つの事件が並行して進むというところがすごく好き。
【★★★★★★★☆☆☆】「学生アリス」第3弾にしてシリーズ最高傑作とも名高い本作。派手さはないけどとても丁寧な作品で面白かったですね。EMCの面々が江神・マリア組とアリス・望月・織田組の2組に別れて一見関係なさそうな2つの事件をそれぞれ推理していく。まぁミステリなんで繋がるのは当然あんですが論理の組み立てがもはや芸術。江神さん相変わらずかっこよすぎるだろw アリス組がディスカッションで真相に近づいていく過程もカタルシスを感じられて非常に良かった!名作!!
初めて読んだ学生アリスだったけど、作家シリーズよりこっちのほうが好き。少し青春ものっぽいからかもしれない。前評判通り面白くて一気に読んだ。あと何回かは読み返すであろう傑作。
まさに推理小説という感じがする。伏線も丁寧だし、動機も丁寧に書かれてると思う。江神さん側の名探偵ぶりと、アリス側のみんなで議論する形式の二つのパターンが書かれているのが面白かった。気になったのは、二つの物語があるから、いいところで中断して別の視点に移ってしまうのが、非常に欲求不満に…特に真相究明直前の時は、気になって仕方がなかった…。
川を隔てて起こった二つの殺人事件。徹底的に論理を追及して推理する江神さんがかっこいいです。けっこう分厚い本ですが、長さが気にならないのはEMCメンバーのおかげかな?
再読。孤島パズルより、こちらの方が好み。ヘンクツな芸術家が揃いも揃って、とにかく怪しすぎるからかな。落ちてしまった橋の両岸で起こる殺人事件。そして絡み合う二つの事件の推理。。。いいなぁ。やっぱり。しかしマリアがなぜ親に対してはそんなに頑なだったのかが謎。江神さんに会ったらすぐ里ごころついちゃって。。。可愛い。
作家アリスシリーズも火村先生が素敵なんだけど、学生アリスシリーズは作中に流れる雰囲気もトリックも筋立てもものすごく洗練されていると思う。だからやめられない。
発刊当時、読んだか覚えていない。今読むとエンディングまでの盛り上がりは良いのに、最後の章が駆け足な気が。江神がヒーローのようで、今一つ影が薄い。立ち位置を食い合うほど、有栖もあくが少ないし。
夏はEMCということで「月光」「孤島」に続きもう何度目になるかわからない再読。徹底してクローズド・サークルとフーダニットにこだわる構成、そして三度にわたる読者への挑戦に、有栖川さんの本格への情熱が感じられる傑作。江神さんのエレガントな推理が良いのは勿論ですが、アリスサイドでの三人が互いに突っ込んだり混ぜっ返したりしながら議論を重ね、真相に辿りつく場面が好きです。そして江神さんが最後に明かす事件の全貌は鳥肌もの。これぞ本格の真骨頂。アリスとマリアが淡いロミオとジュリエット状態なのももどかしくていいなあ。
二つの殺人事件への「読者への挑戦」と、全ての謎に対する「読者への挑戦」と二段構えになっていて面白かったです。大長編ですが、あまり気にならず読み進められました。江神さんかっこいいです。
何度読んでも飽きない名作。分断された2つの場所で起こる殺人事件。いつもは江神さんが探偵役ですが、今回はEMCメンバーも大活躍。謎解きの流れが美しいのももちろんですが、3度にわたる読者への挑戦にはしびれたし燃えた。帯に「有栖川有栖の真髄ここにあり」とありますが、まさにそう思える作品。
3作目にして、なんか本が厚くなってる。。。読みやすさは変わらず。2箇所で起こる事件がどう絡むのか。という辺りに、最後はなるほどーと思いつつも、実はあんまり好きなラストではなかったです(笑)
「学生アリス」シリーズ第3段。 江神&マリアと有栖川・望月・織田の2組に分断されそれぞれに起こる殺人事件。 タイトルの通りに「悪魔」は分断された両場所を跳梁跋扈したのか?それとも…? 3度にわたる「読者への挑戦」もあり、腕に覚えのある方は是非。
学生アリスシリーズ、これで読了。こちらは全て似た状況で起こるミステリーなのですね。江神さんの事情を直接聞くのはマリアなのか~。向こう側とこちら側の2ヶ所同時に起こった事件はアリスたちが大丈夫か?って勝手に心配(w)にしても、やっぱりラストはちょっと切ないというか辛いというか・・・でした。これで一通り読み終わり安心して「女王」の次。最終巻を待てます。
初めて有栖川有栖の作品を読んだ。とても読みやすい文体で、700ページ近くあるにも関わらずさらさらと読めた。夏森村の方のネタはなんとなく分かったけど、その他のネタはなるほどと思った。ただ、それらのネタでこのページ数は流石に長すぎるとも思った。真犯人を裁判で裁くとしたら、殺人罪の共謀共同正犯になるのだろうか、それとも教唆犯になるのだろうか。
作家編を何冊か読んだ後にこの学生編を読んだが、なんとなくいいなあと思った。やはりEMCの面々が居るからかな。江神の居ない面子でどうなる事やらと心配だったが、そこはさすがEMCといった所か。橋の手前の犯人は解ったが、他の方は最後まで読んでなるほど!だった。
3人そろってやっと江神さん1人分か(笑)今回のアリス達側の犯人と真犯人が当たりました!あいかわらずWhyとかHowは抜きにして直感です!有栖川さんの作品はなんとなく最初から犯人は犯人っぽい雰囲気醸し出してるんじゃなかろうか?とか。まだ3作目なのに(笑)マリアは登場2作目にしてもう守ってもらうキャラになりましたね。妹的というか・・・。江神さんは長髪じゃなかったら好きかも。マリアのことを真剣に考えてるとことか大人っぽいし。志度さんが京極夏彦作品の榎木津さん(に理性を大分注いだ感じ)っぽくて読むのが楽しかった。
★★★★★ :江神さんに言われるまで気付かなかった事柄に納得。タイトルも秀逸。しかしEMCメンバー中々揃って事件に遭遇しないな(笑)
シリーズ三作目。前作「孤島パズル」で傷ついて家出したマリアを迎えに行くところから始まる。長かった。読み応え十分。橋が落ち、江神さんと有栖たちが分かれてしまったときは、江神さんがいなくても大丈夫か?!謎解きできるのか!?と心配だったけど。前の2作品と同様、最後の最後まで犯人が分からなかった。やっぱり頼りになるのは江神部長か。有栖にはもっとしっかりしてほしいと思ってしまった。
図書館:再読 the・本格ミステリ 古典パターンをどのように表現し展開させるかが非常にうまい作家さんだよな、と。孤島パズルも読み返そう…
双頭の悪魔の
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感想・レビュー:177件














ナイス!

































