サニーサイドエッグ (創元推理文庫)
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サニーサイドエッグの感想・レビュー(320)
安定した読みやすさがあって面白かったですが、いろいろと中途半端な感じがしました。動物連続虐殺事件や今回のパートナーの件など。マーロウに憧れ、ウェットに富んだ言い回しなどに嵌らなければただ単に子猫ちゃんを探すペット探偵の小説。また、前作のばあさんのことが冒頭に1行ほど出てきただけで僕としてはもう少しあっても良かったのではないかと思いました。 個人的に良かった点で言えば刑事の須藤ちゃん。最上さんを馬鹿にしつつも須藤ちゃんも警察として探偵と懇意になりああいうことをやりたかったのではないかと思ってしまいました。
これはひどい。創元推理文庫 とはなんだったのか・・・。特筆すべきは、ペット探偵のペット探偵っぽさだろうか。本物の探偵がどのようにネコを探すのかは知らないが、妙にディテールが細かい。そういう部分のほんものっぽさは好きだし、ハードボイルドを愛するあまり、変な軽口をたたくようになってしまった主人公にも好感が持てる。でも、話に特にオチはない。意味があるのか亡いのかよくワカランドタバタが繰り広げられるだけで、あの設定いる?ってのまで出てくる。伏線も特になく、でも、"サニーサイドを探せ"ってセリフはかっこいいかな。
うーん、プロットがいかにも貧弱で無理に引き伸ばした感があり、途中で止めようかと思ったほどです。主人公の軽口とやせ我慢につきあう度量がなければ読了はできない作品です。
「ハードボイルド」の定義はいろいろあるようですが、荻原 浩が描くところの「ハードボイルド」は「痩せ我慢」と「義理と人情」の世界です。それも、ペット探偵がしっかりと「ハードボイルド」してます。いつものように、くすくす笑いながら、どうしてどうして、最後にはホロッとして、「こいつ、いい男じゃないか」とうならせます。
マーロウに憧れ私立探偵事務所を開業した、最上俊平33歳。ハードボイルドに決めようとするが上手くいかない。依頼はほとんどペット探し。シリーズ第2作目。今回の秘書は・・・。格好悪いが、どこか熱い最上俊平。次作も是非出してほしい
『ハードボイルドエッグ』の続編。前作に比べるとストーリーの質は著しく下がったように思う。基本的に猫を探す話なのだが、捕まるまでがとてつもなく長くて、中弛み感は否めない。連続動物虐殺事件も、もはやオマケである。この作品のメインはやはり主役最上俊平のジョークと皮肉と軽口。持って回った言い回しが苦手な人は全然楽しめないと思うが、私は大好きだ。ユーモア溢れる比喩も1ページに1つは必ずと言っていいほど出てくる。著者のユーモアセンス溢れる語彙力に脱帽である。
図書館の予約の都合上、『ハードボイルド~』より先に読んだのですが、前作を知らなくても楽しめる。なんちゃってハードボイルドと思いきや、ちゃんとかっこいい最上さん。ただ動物虐殺とやくざに何の関連性もなかったのが…。
ハードボイルド~の続編。今回の助手は金髪碧眼(ブロンドで目の青い)で若い女の子!どうせまた一筋縄ではいかん子なんやろうなーとは思ってたけど想像以上に重い事情抱えててびっくり。最後はよかった。へたれやのにかっこいいしヤクザとか警察とのやり取りも好き。でも結局うすのろ(笑)この直前に読んだ本も猫に関する本だったので『尻の匂いを嗅ぐ云々』にはにやにやした。
[★★☆☆☆]最上さん、格好良すぎじゃあるまいか。望んだ方向性ではないにしろ、プロフェッショナルな仕事ぶりには脱帽するほかなく、その見事な腕前が素晴らしすぎてむしろコメディとしてはマイナス。前作の方がドタバタ感があって良かった気がする。茜の設定も話がゴチャゴチャする割に、あっけらかんと終わらせてしまっているので、読者として消化不足。重たい設定なのでこのライト・ストーリーには不要かな。
私立探偵 最上俊平が帰ってきた。「ハードボイルド・エッグ」の続編。マーローにあこがれながらも、現実はけんかはからっきし弱く十に二つも言えない不器用な最上は相変わらず、妄想もヒートアップ気味だ。弱者(女、子供、動物)に優しく、強者(警察、そのスジ)に減らず口をたたき 損な役回りをやせ我慢する最上にはエールを送ろう。前作より場数を踏んだせいかペット探偵としては板に付いて来たようだが、猫との攻防戦(捕り物劇)が私には長い気がした。★★★☆☆
前作が面白かったので、買って積読本にしてたんだけど、やっと読み終わりました。。。 僕は、前作の方が好きでした。 最近は『フィリップ・マーロー』のジョークが苦手になったのかもしれない。。。 ストーリー的にはまぁ面白かった(^^)
★★★☆☆前作「ハードボイルド・エッグ」の続編ですが、ペット探しに関しては探偵業が一段とパワーアップしていました。しかも新しい秘書にはまた悩まされる展開に…。今回は猫の習性や行動についても多面的に細かく描写されていて、猫好きにはたまらないストーリかと思います。ほぼ全般が猫捕獲のため悪戦苦闘する描写が続き、やや冗長さを感じましたが、獲物を追い続ける姿はさながら「老人と海」の猫版といったところでしょうか。荻原さんの作品に登場する主人公は、不器用で人間臭く、機知に富んだセリフで笑わせてくれる人が多いですね。
最上さんの普通のおじさんぽさとやさしさが大好きです。シリーズ化したらうれしいな。荻原さんの作品はどれも読みやすいので全作品読んでいきたいと思ってます。
かなり間を開けて2作目を読みましたが、はじめは『前もこんな作りだったんじゃ…』といまいちな感がありましたが、後半に行くにつれて味が出てきました。テレビドラマにすると面白いかもしれない。
最上俊平再び!相変わらず犬猫捜索ばかりの毎日で、フィリップ・マーロウとはほど遠い探偵生活。今回も2件の猫捜索を同時に依頼されるという有り難くない重宝がられぶり。なのに、猫を探していたはずが気づけばヤバい事件に足を突っ込んでる!? タフな探偵を気取りながらその実小心者でビビってばかりの俊平と、前作とは真逆なタイプの助手・茜とが繰り広げるドタバタ劇、最初から最後まで笑いっぱなしで楽しめましたー!
あとがきに「あの最上俊平が帰ってきた」との記載があり、初めて2作目だと知った(笑)最初はハードボイルドもどきが鼻につき、とっつきにくかったが途中から慣れてきた。ペット探偵物は数あれどなかなか面白い仕上がりとなっている。ただ秘書に関しては設定がちょっと微妙かな。
ユーモアハードボイルド?と言うところ。ペット探し専門みたいになってしまったのね・・。前作のハードボイルド・エッグのコンビの方が好みだったかな?。こちらはこちらで面白かったけれど。
俊平…、立派な動物探偵に成長を遂げているじゃないか!と思わずクスリ。彼の本心は兎も角、もう天職としか思えない。緊急事態で切羽詰っていても、びびっていてもどこかしら呑気さを感じてしまう。小心者なのか、はたまた大物なのか(笑)今回の秘書も癖があって個性的。動物好きな人にとっては目を背けたくなるような部分もあるけれど、全作同様クスリ感とホロリ感が絶妙な一冊。
フィリップ・マーロウを全く知らない。ちょっとうざい最上探偵の会話はそれを知ってる人にはたまらなく面白いのかな。茜は前作の綾婆さん程魅かれず、残念。最上探偵の仕事っぷりは結構凄い。表紙が巧く現してますね。
前作よりも入り込めた~!主人公・最上のハードボイルド気取りなのが、前作では何だか馴染めなくてちょっと苦労したんだけど(それが持ち味なのに)、今作ではすんなりと入ってきました。ということで、私は前作より面白く読めて満足。今回も訳ありの秘書が登場したりして、登場人物もバラエティ。ただ笑えるっていうのではなく、ほのかに切ない部分もあって、そこはやっぱり荻原さんの上手さだなぁと改めて実感。次回作、期待しちゃうなぁ。
マーロウ気取りのペット探偵、今度は美少女を連れて猫探し。小料理屋のあやしい女将と、更にあやしい組織がちらほら…
前回からパワーアップした最上が面白い!猫探し、上達してるじゃないですか♪このシリーズ、まだ続きが読みたいなぁ。。期待大なのですっ!!
いやー、一巻に続き笑った笑った。やっぱり最上はいいキャラしてます。こんなにも残念で、だからこそ誰よりかっこいい。一方で新しい秘書さんの設定が若干残念だったかな。ちょっと重すぎるし、その割に作中での扱いが軽すぎたと思うんだ。
油分と水分少ないけど何かがしつこい感じが、すごくハードボイルド小説っぽかった。オチはちょっと唐突だけど、オチより文章を読むということがおもしろかったので総合してすごく楽しかったよ!
おばあちゃんが亡くなってどうなるのかと思いましたが、コミカルな会話と心に浸みる内容は流石だなぁと思いました。個人的には前作ではちょい役だった須藤刑事の今回のポジションに意表を突かれました。
サニーサイドエッグの
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