黒いトランク (創元推理文庫)
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黒いトランクの感想・レビュー(83)
01/25:becky
再読。例えば『ギリシャ棺』や『三つの棺』は驚異の構成力によって書かれた本格推理小説ではあるが、それらの作品でも核となる発想はあったはずだ。が、この作品の場合、驚異の構成力によって書かれたにも関わらずどこからどう発想して書かれたのかが全く解らない。本来なら核となるエンジンや部品を組み立てていくことによって出来るはずの本格推理小説が、この作品の場合、いきなり鉄塊を持って来て、鏨と鎚で持って少しずつ彫り上げたような、そんな印象があるのだ。それ程に一つ一つの要素が緊密に結びついている。うん、確かに世界遺産だな。
01/02:山本周平
11/26:あらあらら
緻密なトリックがとにかくすごい。探偵役と一緒に少しずつ謎を解き明かしていくので、犯人当てとはまたちょっと違う感じでした。巻末の対談で、鮎川作品を熱く語る有栖川先生も面白かったです(笑)
たぶん10年以上ぶりの再読。トリックもさることながら、トリックや犯人の行動の必然性や、伏線の張り方、謎の解かれ方、などなどのディテールの異常なまでの充実ぶりがとにかく鳥肌の立つほどに素晴らしいのです。そう、ミステリの神は細部に宿るのです。私ごときが云うのはおこがましいですが、鮎川哲也というひとは、ミステリという小説形式を心底好きで、実に真摯に誠実に向き合ってきたかたなのだなあとつくづく思った次第です。
字ちっさ(泣)ややこしいけど面白い('◇')ゞ まさに推理の醍醐味が味わえるんじゃないかと。じっくり整理しながら読まないとごちゃごちゃしてくるけどね。 風見鶏の話もいい例えだなと思った☆
10/09:んちゃ
08/29:togeshita-u2zou
登場人物が少ないのでトリックに集中できる。/読んでいていクロフツの「樽」が思い浮かんだが、巻末の著者の創作ノートによると「樽」から直接影響を受けていないみたい。
07/12:ベンガル
旧友たちを疑う鬼貫にはいっさい葛藤が見られずなんて奴だと思っていたら、真相に出てきた動機も負けず劣らず手前勝手で類友であったかと納得。途中経過は面白いが、好きにはなれない作品だった。
06/29:eviz
05/24:ikrstor5776
05/20:キャビア
04/15:row
言わずと知れた名作。地道に足で推理する作品ながら、一切の無駄を排除したシンプルな作りは美しくすらある。ただし、人やトランクの動きはかなり複雑なので、腰を据えて読む必要がある。時刻表ものはあまり好みでは無いが、充分に楽しめた。 作中のトランクは死体運搬容器以外の何者でもないが、重厚な旅行トランクが欲しくなる。
入り組んだ謎を丁寧に剝いていく手際はさすが。溢れんばかりの稚気は半世紀を経てなおも受け継がれる本格のDNAであるけれども。
トリックが複雑で理解しながら読むと時間がかかる。もう一度通して読んでみたい。しかしこの難解さゆえ、読み応えがあり十分楽しめた。
01/18:ののこ
01/15:クキモン
12/19:りょうじ
12/15:bonpyaku
凝った作品。巻末の対談によれば再読すると案外シンプルな作品だということがわかるらしい。再読するためにもう少し間をおこうと思う。いまいち理解し切れてない部分とかもあるし。
11/09:あいしん
11/08:chopstixR
09/25:foolsora
07/17:みっつ
06/11:ミオリ
04/29:ありす
02/09:ocelot2nd
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感想・レビュー:30件














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