荊[いばら]の城 下 (創元推理文庫)
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荊の城 下の感想・レビュー(231)
面白かったー!!後編、一気に読んでしまった!まぁ予想の範疇だった部分もあったけど、でも大方驚かされることばかりでただひたすら意外な展開に打ちのめされながら読みました。こんな面白い本今まで放っておいてソンした感じ(笑)。ドラマを見てなかったら読まなかったなぁ。さて、これからドラマ版の後編を見ます。ドラマも大変評判がよろしいです。期待大!
この作家さんは女性同士の恋愛物語専門なのかにゃ? と思いつつ。第一部ほどの衝撃は覚えず(耐性がついた)ラストに。ハッピーエンドだけれど、少女たちのこれからを思うとちょっと心配。
ラスト数ページのスゥとモードの会話。これを「百合」と言わずに何と言う。この会話を読みたいがために下巻の陰湿で重く、そして儚い展開を乗り越えられたというもの。「読んで良かった。」と読了した今だからこそ、言える。百合小説としてもミステリー小説としても一級品である今作品。是非、一読あれ!
急展開を迎えた上巻とは異なり欺瞞に満ちた展開が続く下巻ですが、雰囲気の魅せ方が非常に達者で、荘厳かつ陰鬱な空気の当時のロンドンを見てきたかのような生々しい描写がよかったです。終盤にかけての怒涛の展開がすばらしく、とくにラストシーンは百合に目覚めかけるほど美しいものでした。
ひたすら陰欝で息がつまる描写が多かったので読んでて辛かった……と途中までは思ってたのだけれど、最後の2ページで全ての感想が吹き飛びました。うぅむ、やはり最後は百合が勝つと言う事か!素晴らしい!
中弛みした感は否めなかったが、ラストが素晴らしすぎてどうでもよくなった。寝る間も惜しんで本を読むなんて久々だった。百合が好きな人にぜひお勧めしたい、ニヤニヤ半端ない。あとスウの喋り方が凄く可愛かった。
読み応えがあった。読んでいる間、ロンドンのねっとりした空気が、自分の身体に絡みついていた。見たことのないロンドンの風景が、鮮やかに目の前に広がっていた。サラ・ウォーターズの文章には、読み手を引き込む力がある。濃密な読書体験だった。そして良い百合でした。
重厚なゴシックロマン。下巻はもうミステリー要素なんてどうでもいい。後半のスウが可哀想過ぎるけど、これは百合小説への壮大な序章だったのだ。圧倒的な筆力でグイグイ読まされる傑作。「あれが聞こえるか?」「ああ聞こえるよ」「何の音?」「〈運命〉の音さ」
ヴィクトリア朝の逃げ場のなさ、不衛生さの描き方がよい。上巻にでてきたアレやあの人は伏線だったのね。とりあえず、ラストで話の結末がついたので、安心して現代社会に戻れてよかった。
男に虐待されて育った女性が男と恋愛したり結婚したり…ということに常々違和感がありました。だから、そういう話よりも無理なく読めました。恋愛としてハッピーエンドなラストにも満足です。虐待とか精神的なことだけでなく、女性同士でなければ成り立たないふうに仕組まれているのも凄くいい。
一作目の『半身』と変わらない安定した雰囲気作り。二視点からの描写は読ませられるものの、『半身』のように一人に感情移入することはなくなって心臓発作は起きなかった。三部あたりからのぐだぐだはちょっとマイナスだけど、許せるぐらいには登場人物と雰囲気を愛しすぎている。ラストは予定調和に救われた。国内作家でいうと中山可穂にキャラクターとプロットはそっくり。(ローウェル嬢)
これをハッピーエンドと言うのかどうか‥‥晴れることなく常に薄暗いロンドンを思わせるような、闇に吸い込まれるかのようなエンディング。これぞイギリス文学というべきなのでしょうか。
エアーズ家の没落を読んでからこちらを読んだ。なんだかこの著作も、作品の引き込む力が異様に強い。時代設定もよくにているので、続けて読むとよみやすかった。しかし、絶望的なまでに良い人が出てこない。最後の手紙も、奪われないかハラハラしてしまった。よいラストで安心してよめた。なんだかグリム童話を思い出してしまうのはなんなんだろう。
上巻はミステリとして面白かったけど、下巻は別の小説のように物語の視点が違ったような気がする。上巻の雰囲気の方が好きだったのでちょっと残念。ラストはモードと会話しないもっと余韻のある終わり方の方が個人的には良かった気が…。
上巻はだましだまされのミステリだったのに対し、下巻はドラマ性に比重が置かれる。ちょっと失速して停滞。こんなの読みたくないって状況が延々と続いていやになる。ぐだぐだしたまま終わってしまったなぁ。
面白くて下巻も一気に駆け抜けた。目まぐるしい展開と緊迫感で、作者に翻弄される感じが堪らない。歴史ものだけど妙にリアルで、ぐいぐいと読ませる語りの旨さが魅力的な本だ。読了後、表紙から受ける印象が一変した。
下巻も半端ないリーダビリティに二転三転とクルクル回るプロットに酔いしれる。ラストは予想通りのところに落ち着いたがこれはさすがにニヤニヤが止まらなすぎるだろう。
百合的には楽しいラストだった。精神病院のくだりが特に面白い。でもロンドンに来てからはちょっと微妙。正直、お母さんの中途半端な良い人っぷりが残念。緊張感のある前半の方が面白かったかなあ
邪魔者はみんないなくなって二人は幸せになりました。これってつまるところ叫んで逃げてったチャールズの手柄だよね。それと、紳士の狼狽は笑って読むべきところなんだろうけど、周りもみんな同じような狼狽振りで突っ込みもなかったのにはどう反応していいかわからなかった。
どんでん返しまくりっぷりが心地良い。上巻の第一部ラスト以降は思いっきりのめり込んで読めました。時代考察が緻密というか、十九世紀ロンドンの空気が肌に伝わってくるかのような細かい描写も良かった。でも、推理小説というよりは百合恋愛小説だね。面白かったけど。あと、スウが病院で段々心が病んでいくあたりの描写も凄まじいものを感じた。
結末に至るまでの騙しや、策略や、どんでん返しが見所ではありますが、個人的にこの物語はスウとモードの恋愛小説(この言い方も少し語弊があるような気もしますが)だと理解したいです。最後の一行の余韻が秀逸。読み終わった後に、不思議なため息をつきたくなります。
どんでん返しに次ぐ、どんでん返しで下巻は一気に読んでしまった……おもしろかった。でも、百合だと萌えないなあ。主人公二人が男の子で、BLだったらめっちゃ萌えたと思う。それもどうかと自分を問い詰めたい秋の宵……とほほ。
荊の城 下の
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感想・レビュー:63件

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ナイス!

































