麗しのオルタンス (創元推理文庫)
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麗しのオルタンスの感想・レビュー(177)
☆5 これはなんだろう…。なんかシュール。著者と語り手が喧嘩したり、編集者が顔を出したり、ちょくちょく笑わせてもらった。そういう自由さは、円城塔とライトノベルを足して二で割った感じかも。いろいろと失礼な気もするけど(笑)奇妙な味のミステリ、というより斬新な小説。ミステリ性はほとんどなかったと思う。それにしてもなぜこのタイトルなんだ。オルスタンスはそんなに重要だったかな?ちなみに、店の前を通る女性のチェックが生き甲斐のエウセビオスが一番好きだった。
少々文がくどいように感じる。 どうでもいいディティールを全力で語ることが笑いに通じるのだろうか。銀河ヒッチハイクガイドのときも思ったが、個人的には笑いのためにはもう少し緩急が欲しい。 笑えるというのはわかるけど、抱腹絶倒は言いすぎではないか。
高尚な馬鹿話に付き合いたければどうぞ。ヒロインがノーパンノーブラ上等の変態淑女であるのには笑った。筒井先生も「朝のガスパール」で似たような企画をしているよ!
とっても楽しく読みました。どうでもよいことを手の込んだやり方で語るバカ楽しさに溢れています。細部がこれだけ面白ければ、話の筋だとか、ミステリとしてどうだとかいう些細な(?)ことは、どうでもよくなるのです。続編も是非読みたし。
技巧の限りを尽くして頭の悪い事をやるという見本。何も考えずに文字を追ったのに疲れた。そして読後、なにやら妙な幸福感に包まれた(読みきった達成感とは一線を画す感情である事をここに付記しておく)。さらに何故か「銀河-流れ星 銀-」を思い出した。
なんだコレ(^_^;)推理も真相も、そもそも事件自体どうでも良くて、少なくとも、ミステリーを期待するとおもいっきり肩透かしをくらう事必至。ところが、狙って書いたというより、悪ノリして書いちゃいました的なメタな文章とか、どこか明るく屈託の無いキャラクター、魅力的な街の雰囲気などなど…気付くとニコニコしながら読んでいる(^_^)何だか幸せな気分になれる、不思議な1冊。
ポルデヴィアという架空の国は神秘的で興味深いが、なにせ小賢しすぎる。存在倫理の黄金律とやらを道徳に当てはめるのはおかしいでしょう。そういうギャップを楽しむユーモア小説だろうが、もっと骨太のものが好み。高級なミニドレスよりツイードのジャケットの方がいい。
結局最後までミステリではなかった。途中の地図で「すわ殺人!」と期待したがずっこけてしまった。文学実験としては面白い…のかな?
細切れに読んだのとこのカバーのデザインのせいで、しょっちゅう、上下逆さまで本を開いてはぐるっと回して読むことになった。おまけに、著者と語り手が出てきたり、章のつながりに途中で言及があったりとややこしい。ミステリの体裁だけれども、真犯人は捕まらず、むしろドタバタ騒ぎに紛れ込んでしまった感じ。事件自体、真剣に取り組むべき差し迫った危機感も無いから、登場する人物達の動きを楽しめば良いかと思って読んだ。オルタンスも可愛くて良いけれど、オースティン読みのアルマンス(赤毛ってところが意味深っぽく思えます)が気になりま
アンチ或いはメタ(若しくはバカ)ミステリ。というかもうミステリですらない。それ以前に読者をおちょくってるだろ!と言いたくなる。完全に悪ふざけ。でも嫌いじゃないんだなぁ、こういうの。続編が出たらきっと読んでしまう。
メタフィクションとノーパン女子大生とかわいい猫、これで面白くないわけないよなあ、とくにノーパンのあたり。ミステリ読者としては一応連続金物屋襲撃事件を頭に置いて読んでたけど、まあそんなのはどうでもいいことだったなあ。ノーパンだし。
個性的すぎるキャラ達による饒舌で脱線しまくりなボケの応酬に著者や編集者まで加わり愉快痛快極まりないお話。<金物屋の恐怖>事件とか正直どうでも良い感じですが、必死でミステリっぽさを保とうするところがまた良い。
すごく好き。映画「アメリ」を思わせる。もしかして、順番的に言うと、アメリがお手本にしてんだろうか??自由でおおらか、楽天的なフランスの生活そのものなんじゃなかろうか。数学者がこんな小説書くとはびっくり。しかも50代でこの内容。若い!とにかく楽しめました。続編興味深々!
作中の登場人物と、作者と、その編集者、更に読者が登場して丁々発止やりあったり、章の構成について延々と考察してみたりと、アンチ・ミステリ、メタ・ミステリ(若しくは抱腹絶倒の小説をネタにした悪ふざけ)として語られることが多いですし、実際そこが目立し、面白いのです。でもよくよく読むと、最後(-1?)で語られる犯人は犯人ではないのでは?猫のアレクサンドル・ウラディミロヴィッチの目的は何だったのか??等と考えると、結構ミステリではないかと。色々可笑しく、オカシくて楽しめました。
ジャケ買いならぬ帯買い(若島正の推薦文&魅力的すぎる本文引用)。期待以上に痛快かつ粋な一冊でした。冒頭の登場人物一覧には「覚えられなさそうな名前ばかり…」と頭を抱えましたが、読み終えた今、どのキャラも忘れたくても忘れられません(笑)続編の翻訳を切望!
語り手と筆者と編集者と訳者(!?)と読者と、本に関わる全ての人たちが紙上でダンスを踊っている。小説という形式を次々におちょくりまわすステップは誠に軽やかで美しい。物語をすっとばしてどこまでも脱線を繰り広げる一方で、それが本筋との結合を繰り返し、語りの構造は何気に複雑。これが創元推理文庫で発行されたのも、ミステリ・シーンのひとつの奇跡だと思う(が、基本的にはスルーされそうな気が)。
これは・・・面白かった。面白さにも種類がありますが、ちょっと認めたくない面白さ。くどくどと語られる文章を大真面目に読んでいたら、時間差で唖然とさせられる感じ。続編も読みたい。
これはミステリーじゃない、多分。事件という事件は実質何も解明されてないのだ。しかし現実はむしろそんなものかも。謎は謎のまま、日常に埋もれて消えていく。理不尽で無駄口だらけで、なのにじわっと面白い。実験文学ってこういうものなのか。散りばめられた隠喩を理解できていれば、きっともっと面白いに違いないのだが。……え、これ続編あるの?
麗しのオルタンスの
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感想・レビュー:87件














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