クルンバーの謎―ドイル傑作集〈3〉 (創元推理文庫)
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クルンバーの謎―ドイル傑作集〈3〉の感想・レビュー(9)
東洋趣味が反映された怪奇路線選集。エジプトがらみ2編、インドがらみ2編、ドルイド教1編だけはウェールズ。この手の話は結構好き。一番長い表題作が一番怖くなかった気がする。3人の僧の存在が、『月長石』を思い出させ、なんでしょ?3人の僧って決まり事なんでしょうか?よかったのは「茶色い手」。「トトの指輪」の悠久の歴史を越えた愛と苦悩もよかった。
インドやエジプト、ドルイド等に関する怪奇小説を集めた短編集。当時のイギリス人たちの多くは、こういう視点でインドや東洋世界を見ていたのかな?と思うと興味深いです。
アジアを題材にした短編集。アフガニスタン、インドはシャーロック・ホームズ物でもよく題材にされているけどエジプトは珍しいかな(笑)全体としてはドイルのミステリを読むよりもかなり楽しめました(笑)
収録作にはアジアを中心とした諸国に古くから信仰されている古代宗教に伝わる呪術をモチーフにした怪異譚であることと一貫したテーマがある。これら作品群はドイルの一側面を語るのに貴重である事は確かだ。この中に語られている古代宗教に対するドイルの考察は19世紀後半当時、かなり刺激的ではなかったのではないだろうか?特に欧米人にとって未知の領域とされていたエジプト文化、インドのヒンドゥー教に関する記述に関してはかなり詳細に記載され、それを怪異譚に結びつけ、作品へと結実したところにドイルという作家の価値があると思う。
「競売ナンバー二四九」「トトの指輪」「血の石の秘儀」はドイル傑作選で読了済。「クルンバーの謎」は延原謙訳で読んだ事があるが、一応。やたらインドが絡んでくる。インドの高僧やらホラーである内は良いが、神秘主義で語られるとちょっとうんざりする
ドイル傑作選3 は、東洋の神秘ですね。世界に版図を広げつつあるヴィクトリア女王統治下のイギリスを背景にして、英国人はインドやエジプトなどから入ってくる文化、遺物、風俗への興味を持ち、さまざまな想像をめぐらしたようです。それが、東洋イコール神秘の恐怖 という短絡的、ステレオタイプ的な解釈となるのは、まあ必然かな。名ストーリーテラーのドイルとしては、どの程度のめり込んで書いたのでしょうか。知りたい。
05/19:obsidian
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10/02:彰信
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