切れない糸 (創元クライム・クラブ)
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切れない糸の感想・レビュー(710)
平均的で純朴な新井君。登場人物はみんな温かくて優しい。だから読後感がとっても良いです。沢田君の言葉「愛されていたという記憶さえあれば、人は一人になっても生きていける。大切にされた命だとわかっていれば、暗い道で迷うこともない」が印象的。
父の早逝でなし崩しに家業のクリーニング屋を継いだ大学4年生新井君、顧客とのやりとり、クリーニング業の奥深さ、地元商店街のつきあいを経て、日常の謎を喫茶店で働く友人沢田と解いていく この人の文章はすごく読みやすい さっぱり系だけど意外におせっかいなおかん体質の「街の生物委員」新井君がとても素敵な子だと思う ミステリと思わせつつ、じつは「商店街にはそれぞれの業種のプロが集まっている」のようなくだりが感動的だった シリーズが他にもあるなら読んでみたい
面白かった!主人公カズはごく普通の若者で世情に疎いワトソン役。でも困り顔の生き物を放っておけない優しい人。対するホームズ役の沢田は糸の切れた凧のようにふわふわして捉えどころのない人だけど、一見頼りなさそうに見えるカズによって最後は「糸の切れない」凧になることができて良かったなと思いました。クリーニングに関する豆知識が随所に出てきて凄く参考になりました。また商店街の良さを再認識させてくれるお話でした。昔商店街の中に住んでいた頃を思い出して、確かに妙な安心感と人の暖かみがあったなあと懐かしくなりました。
人のつながりと相手への思いやり。おいしい食べ物と少しの謎。商店街の人情と小回りのきくプロ集団。この商店街の面々が「和菓子のアン」と繋がるのかと納得。困ってる生き物を見捨てられない和也君。帰る場所、生きるための根っこが欲しかった沢田君。離れても繋がっている糸。心がほんわかと温かくなった。
『和菓子のアン』を読んで同じ作者(坂本司)ということでの作品を選ぶ。 商店街のクリーニング屋の倅・和也と、友人沢田との下町クリーニング屋を舞台に謎解きをするが、下町の人情がほのぼのと伝わってくる。ロッキーで沢田の作る料理を食べ、コーヒーを飲んでみたい。後夜回りをしながらふれあいもいいもんだなぁ~。
素直な性格で困っている人を見過ごせない和也と器用で謎解きの得意な大学からの友人沢田。商店街を背景に人のつながりが広がる、ほのぼの日常ミステリー。 それによって、救われる人がいて、読後感がいいから好きです。
商店街のクリーニング屋の倅・和也と、友人沢田を探偵役としたほのぼの日常ミステリー。困った目をした”生き物”が目の前にいつも現れてしまうという体質(?)の和也は、誰よりも人とのつながりを求めている、そんな印象を受けました。だから沢田も側にいたのかな。プロローグと第一話が好きで、そこからぐっとお話に惹き込まれました。商店街の雰囲気が暖かく、そこに住む和也も優しい青年になったのかしら。あと和菓子のアンちゃんも。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/23
『夜の光』に続いて坂木さんの本は2冊目。坂木さんの文章は自分と波長や言葉のリズムが合う気がして、読んでいて安心します。人は誰かと思いを共有することで、自分自身の存在をその場所に刻むことができるのでしょう。昔、学生時代住んでいた場所にも、今でも自分たちの思いが根っことして残り、そこから切れない糸でみんなへと繋がっているならいいなと思いました。
シゲさんと和也。沢田くんと和也。それぞれの距離感が心地よかったです。クリーニング屋さんに持ち込まれる謎が解かれてく過程も面白かったです。
主人公の良さを自身が知らないところがいいなあ。 私の知ってるクリーニング店ってチェーン店か、技術はあるけど愛想の悪い家族経営。近くの元気な商店街で探してみたくなった。
今年最初は坂木さんのほのぼのミステリーで気分があたたかに。クリーニングやの仕事、喫茶「ロッキー」のおいしそうな食事、控えめに出てくる映画の話、どれもすごくいい味付け。店屋の子供として育った和也の「なんとなく断れず、なんとなくやってしまう」感じもすごくほほえましい^^ 最近は近所の商店街をよく使うので、いろんなお店のおじさんおばさんが小説と重なって楽しく読めました。
あまり期待しないで読み始めたのがよかったのか、凄い面白かった。クリーニング屋さんの裏も表も見れて、和也の友人・沢田の魔法の言葉の威力、和也の仕事を見る目の変化…などなど。クリーニング屋さんはクレームがすごいと聞いた事があるが、それは店員さんのチェックの甘さやらから、なめられちゃったり、つけこまれちゃったりするのかな…。信頼できるお店なら評判も上がるのね。納得。(あと、活気のある商店街が羨ましくなった。)
根があれば、離れて行っても戻ることができる。そしてどんなに遠く行っても針は振り切れることはない。…こんな商店街の近くで生活したいなと思わせる。人付き合いが下手でもこの商店街を利用し続けると、居場所とか人付き合いの距離感が見つかりそうな気がする。
★3.5 米澤 穂信の「二人の距離の概算」のような、青春ミステリーって感じ。坂木司の絶対に決定的なとこまでいかない安心感は匠の世界だね。
クリーニング屋さんってこんな感じなんだ~と思いつつ、日常ミステリーの謎解きが面白かった。主人公が心優しいから、読んでてほっこりする。『和菓子のアン』のアンちゃんママがここにも出ていて嬉しい。近くに喫茶店もあり、その道のプロの集まりの商店街のあるこの暖かい感じがいいなぁ~
坂木司さん著書の5冊目。例えば、和菓子屋さんだったり歯医者さんだったり、お仕事の描写がいつも絶品。今回は町のクリーニング屋さんのお話。クリーニング屋さんのエピソードが散りばめられていて楽しい。先生と僕みたいに、日常生活の中で遭遇するおだやかなミステリーを友人の沢田くんと謎解きする。謎解くのはもっぱら沢田くん。ホームズみたいな推理力!おみごと。主人公は、はじめは「あぁ…」って感じだけど、読み進めるうちにじわーり魅力がわかってくる。そして、素敵なシゲさん!シゲさんが紹介してくれる映画、見たくなる。
和菓子のアンからこちらへ。大学卒業を目前にして、父の急死で家業のクリーニング店を継ぐことになった新井和也。人とのつながりの濃い商店街で様々なお客さんや商店街の人々との関わりを通じて成長していく。ロッキーで沢田くんの作る料理を食べ、コーヒーを飲んでみたい。坂木さんの作は3作目だけど、全部好き。追いかけて読みたい作家さん。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 10/26
涙から始まったのは、私も彼と似た経験をした事が大きいのかもしれません。第一話以降は主人公の奮闘と、彼に関わる人たちの日常を一緒に謎を解きつつ楽しく読めました。いいクリーニング屋さんになるよ。
父の急死で家業のクリーニング店を継ぐことになった新井和也。 初めはお客さんとのやりとりにも不慣れで『大丈夫かな…?』と思いましたが、周りの人達の支えもあって成長していく様子が頼もしかったです。 従業員のシゲさんも寡黙な良い職人さんですね。私も大切な衣類はシゲさんにお願いしたくなりました。 喫茶ロッキーの沢田くんの淹れたコーヒーも飲んでみたくなりました。豆を挽いている様子を想像していると、不思議と良い薫りがしてくる様でした。 先に『和菓子のアン』を読みましたが、美味しそうなフレンチトーストは⇒(つづく)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 10/15
2代目クリーニング店を継いだ新井和也とその友人喫茶店ロッキーのバイト店員沢田の謎解き。小さな謎を解きながら、人との繋がり、まさに切れない糸を確認しながら過ごしていく。商店街の面倒臭さももちろんわかるけど、道を歩いているだけで 声をかけてもらえるなんて幸せだよな。
少女漫画にありそうなタイトルだけど、世界観はそのまま。蒸気のあたたかさが、あたたかい家庭を連想させる。あたたかさって大事だなぁ。
商店街のクリーニング屋の跡を継いだ主人公と喫茶店の名探偵。謎解きを有るけど、色んな人との繋がりがある商店街っていう雰囲気が良く出てました。後坂木作品って美味しそうな食べ物が必ず出てくるんですよね。フレンチトースト食べたくなりました。
商店街でおこるちょっとしたミステリー。でもどっちかといったら、人と人との関わりのなんとも言えない温かさを描く方がメインかな。読んでてなごむというか、ちょっと懐かしい感じ。
アンちゃんのお母さんが出ているということで『和菓子のアン』の次に読んだ。『和菓子のアン』で和菓子の薀蓄が書かれていたようにクリーニングの薀蓄がかかれ、それに絡めた謎解きがされていてこちらもなかなかよかった。ただ、先に読んでた『和菓子のアン』がおもしろかっただけにちょっとかすんでしまったかな。シゲさんと食べた大判焼きの中の具がハンバーグとハムエッグって!これは実在するのだろうか。気になる。なんか変なところに食いついてしまったわ。
図書館/坂木さんの職業日常ミステリー。坂木さんの作品らしく、いい人たちばかりの話。安心して読めました。それにしても、クリーニングって奥が深いんだなぁ。あんまり考えずに洗濯しちゃってることを反省いたしやした。アイロン技師になりたいわけではないけど、知らない職業ってたくさんあるんだなぁ。社会に出る前にもっと視野を広げてみればよかったかな。かも。
引きこもり探偵シリーズを思わせるホームズとワトソンだけど、こっちの方が私としては読みやすかった。第四話の幽霊のようにムリのある設定もあったが、読了感は良かった。登場人物がビミョーに「和菓子のアン」とつながっているのも興味深かった。この商店街関係で、ゆるくシリーズ化されたら面白いのではないかと思った。
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感想・レビュー:244件













































