忘却の整理学
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忘却の整理学の感想・レビュー(129)
三回は読んだのに読メに記録するのを忘れていた(笑) いかにも外山さんらしい感じの内容です。著者の経験則ってやつですね^^ 記憶/忘却と呼/吸のアナロジーが好きです。
忘却は記憶とセットとし、共同で働きをする。 記憶が忘却と力を合わせて、原像を改変する。肉眼の変化ではなく心眼の現象。大抵の人は、記憶した原像を時の経過に伴う忘却によって、美化、拡大する。 忘却に優れた頭は、優れた頭脳である。ということで、何だか逆説的な発想に、忘れてもいいんだ!と元気がでる本。
継続するなら朝型で、忘れるなら夜は寝る。頭にある今の持ちものを減らしてから、新しいものをとりいれるといいよとのこと。三日坊主を繰り返すのもありかもね。
「忘却は力である。忘却は破壊ではなく、記憶力を支えて創造的な働きをもっている」 「完全記憶を人間に当てはめるのはあやまり。部分的記憶、選択的記憶が正常な記憶」 「忘却はゴミ出しに似ている」 「記憶情報過多をしのぐには、特別に忘却の努力が必要」 「メモを取った記憶は、結局聞いたことにならない」 →忘却することをポジティブにとらえた本。入ってくる情報のうち、必要なことだけを「選択的に」記憶しているという考え方は、おっちゃん、おばちゃんいは希望になります。
著者の主張に対して反論はないのだが、あくまで“エッセイ”のため、筆者の推論なのか引用なのかなど曖昧な表現が多く、はっきりしない文章が多い。また、ほぼ同じ主張をエピソードをとっかえひっかえし、全編に渡りずっと繰り返している。多分、主張したいことだけであれば、1/20程度で済むと思う。個人的にかなり期待して読んだためかもしれないが、少しがっかりした。残念。。。
呼吸が、最初に「吐く」ように、記憶するために「忘却」が必要って考えは新鮮だ!! すぐに何でも忘れてしまうアタシは覚えるために忘れるのね(爆)。ま、ソレはおいといて、人間がどんどん情報過多になり、整理・ゴミを捨てるために忘却するというのは納得。そしてそれが睡眠中に起こるということも。だから、朝はスッキリ!と目覚められるといいのね。 ^-^
とても読みやすくて、すーっと一本筋が通っているので理解しやすくて・・・。「思考の整理学」も読みたくなりました。詰め込みすぎはよくない。少しずつ休み休みやること。いろんなことに急ぎすぎたりがんばりすぎたりしている私たち。少し忘れること、ぼんやりすることも大事なんですね~。
相変わらずの外山節が心地いい。今回は『思考の整理学』を忘却という観点で語ってくれた。呼吸とは吐いてから吸うには、そういえばと納得したり、所々にある細かい気付きには、いつもながら感心。お馴染みの三中・三上が出てきて、ニヤリとさせられたり、朝飯前を再確認したり、外山中毒を自覚させられてしまい、複雑な心境。情報を正確に記憶する能力は、コンピュータに譲らざるを得なくなった現代において、応用力で勝負しようという主張には賛同できる。不要な記憶を消去してから、新たな記憶を入れる、これだけでも意識していると違うかも…
他の本で書いたことを『忘却』に重点を置きつつ広げつつ、まとめて書き直したという印象。/「作業したり片付けたりするとき邪魔になってはいけないので、要らない物は捨てて直ちにいらない物は別のところに移動しておきましょう」/相変わらず喩えや語の選択が当を得ていて読んでいて気持ちよいエッセイ。/忘れてはいけないということはない。もっと柔軟に、器用に、力を抜いて、新鮮な視点を。
忘却とは忘れ去ることなり…忘却を思考過程の一部として、無意識による知識の整理と前向きにとらえる。著者は記憶のメカニズムを体感で捕らえたのかもしれません。「ヘミングウェイの原稿」
歳のせいか自信のあった記憶力が薄れてきて、忘却恐怖症となっていた自分を助けてくれる本になりました。知的メタボリックにならず《よく忘れよく考えよ》をモットーにして想像力を高めていきたい。
あのベストセラー「思考の整理学」の外山滋比古先生の新刊。著者はニヤニヤしながら楽しみがなら書いているんではないのか・・・ちょっとしたアイロニー的な感がした。気軽に読める<忘却>をめぐるエッセイ、ニヤリとしてしまう箇所多々あり。ろくな知識もないのに、『だってあの先生が忘却は大切だって言ってたもんね!!』と言い訳に使っちゃいそうな気がする。
「思考の整理学」の続編。忘れる→頭の働きが活発になる→創造的思考が身につくという忘却の重要性を考察する。詰め込み、記憶するだけでは煮詰まってしまうが、睡眠や他の事をすると一旦その思考から解放され、改めて考えてみると、素晴らしいアイデアが生まれるという。著者の頭脳の明晰さが理解できる作品。
「思考の整理学」とかぶる部分がたくさんあって、文庫になるまで待てば良かったかな、と思いつつ・・・本書であらためて「そういえば」と再認識・納得させられたことも多かった。そういう意味では、見事に忘却の仕組みを逆手に取った作品なのかも。
忘れると言うことは悪いことではなく大事なことである、という「忘却」をめぐるエッセイ集。著者の主張を知りたければ、どれか一編を読めば充分と感じる。だけど知るだけじゃだめなんだよ、というのも著者の主張であるわけで、そのあたりがじんわり面白いのでした。
知的活動にとって、吸収し、記憶するだけでは、それはまだ半分に過ぎない。忘却を経て何が捨てられ、何が残るかによって初めて個性が出来上がる。しかもその「忘却」は、やろうと意識して出来るものではない。本書はその捕え辛い「忘却」というものについて、著者の論理・体験や世の中の事象を絡ませて語ったエッセイ集。ワンテーマ10ページ弱が25章。「忘却」の重要性を様々な視点から帰結させる文章。初めを忘れないうちに、最後まで読まなければならないような本ではない。ワンテーマ10分ほどで読めるので、時間の合間合間に少しずつ読めた
まず忘却ありきで、その後に記憶するのが正しい姿。確かに納得できるが、意識的に知識の忘却ってムズイというか不可能では・・・。時間の経過と睡眠の自然忘却しかないか。
昨今何でも記録しておけというような本が増えている。この本はその真逆。まず忘却ありきで、記憶されるのだという。読んだ本のメモなど無駄。そもそも本を読みすぎて知識メタボになってるのではないかと。成功した記憶から物事は出来るようになっていくというのが意外に考えさせられた。わたしは失敗を記憶して行動していると思っていたからだ。
記憶と忘却は裏と表。著者の忘却に対する肯定は情報化社会の中では当然なのかも知れないが、改めて考えると新鮮である。人間はよい出来事は記憶され、それがさらによい思い出に変化する。一方、悪い出来事は忘却の作用で忘れ去られる。記憶は自分でこれを覚えようとすれば覚えられるが、忘れようとしても簡単に忘れられない。もう少し突っ込むと、自分が起こした悪い出来事は案外忘れるものだが、他人にから受けた悪い出来事は忘れられず、その記憶が変化してさらに悪かったことのように思われ、時として恨みになるということか。
『思考の整理学』がすごくよかったので、その続編として楽しみにしていたが、正直少し残念。確かに「忘却」の重要性についての興味深い指摘はあるが、全体的にその裏付けがやや弱いように感じた。「忘却復権!」の繰り返しだけでなく、もう少し脳科学的な論考があってもよかったのではないだろうか。
忘却の整理学の
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感想・レビュー:51件















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