エクスタシーの湖
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エクスタシーの湖の感想・レビュー(36)
08/22:"Я"yo
SF×ミステリーのエリクソンらしいマジックリアリズム小説。読みとれるものは多いが、9.11テロに強い影響を受けた民族の対立とその中でも残り続ける母と子の繋がりが、別々の出発点から同じように重なる様が彼らしい。しかし、彼がこれまでに出した優れた小説と比べてしまうと見劣りしてしまうのも確か。
01/18:currycrimson
面白い!とどんどん読み進めて行ったら疲れた。いえ、物語にじゃなくてレイアウトに、ですが。個人的にはこういう文字列の乱れた本は苦手。物語に没頭したいのに文字のずれがある毎に現実に戻されてしまう。
さながらデヴィッド・リンチの『インランド・エンパイア』のような、エリクソンが本気で女性を描くことに挑んだ作品。仰々しいと言ってしまえばそれまでなのだけれど、ロサンゼルスに現れた湖は女性の羊水を彷彿とさせるし、肉感的な趣がある。また(それがアメリカからでしか見えない類のもの、という批判もあるだろうが)9.11以降の世界情勢を見据えたとも読めて、なかなかの迫力。やはりエリクソンは只者ではない
06/15:mo
もはやついてこれる者だけついてこいといった領域に突入したエリクソン。もちろんどんな場所に飛ばされようがどれだけ時間を飛ばされようがどんなに文章が吹っ飛ぼうがついていくんだろうな、この欄にコメントしているような方々および自分は。
05/07:田中恵
04/05:おーね
03/09:fathermacker
02/07:桃
真夜中に海がやってきたの続編。ひとつひとつ文章をただ読んでいるだけでいちいち想像力を掻き立てられる小説はそうない。わざわざこんなにぐちゃぐちゃしたレイアウトのまま翻訳したのは相当苦労しただろうんなぁ。
『真夜中に海がやってきた』に比べて、幻視そのものの力は減退している。ただしイメージ喚起力、シークエンスの美しさは向上。さらに、母の子に対する切ないほどの愛情が要所であふれ出し、実に味わい深い。正直よくわからないところも多いので、「傑作」としておススメする勇気はないが、愛惜措く能わずといったところです。
非常に面白く読みました、これを読むために「真夜中に海がやってきた」を読んだ甲斐があるというもの!エリクソンの見る幻視というのをまざまざと文章の力で感じ取りました。作りも実験的で一行がばんばん後半入っていく、文字列がずれている、下の方だけにたゆたうように文字が広がっている、と、視覚面でも想像力を喚起します。物語は混沌としながらも、ロスの巨大湖出現という話から、過去に未来へ、人称転換、同一人物の名前変更、と変幻自在の語りぶりで、いかようにも読ませてくれます。ある意味現代の予言書かも。
01/22:Slave
01/13:給食センター
01/06:かまわない
★★☆ 著者訳者は当然として、編集者、組版の担当者、販促の人その他この本に関わったあらゆる人に「ご苦労様でした」とぜひ申し上げたい。あと円城さんに感謝
12/22:ハヤシ
12/22:rinakko
12/09:tomo*tin
12/09:fatbob
六ヶ月前のある朝、彼女はトイレで立ちあがると、便器の中の血に気づいた。彼女はその血の模様に魅せられ、腰をおろしてじっと眺めた。あちこち動いて、いろいろな角度から検討した。翌月もその翌月も同じ模様で、それから毎月ずっと同じだった。この月経ロールシャッハの解読をつづけた。股間の割れ目は満月の聖痕、そこから彼女の子宮がメッセージを送り出す。
11/25:squarerose
過去も未来もすでに存在しており、時空を縦に貫くことによって、それらを垣間見ることが出来る。それが文章だけでなく、レイアウトでも実際に表現されていて、これが効果的であると同時に、かなり読むのに時間がかかる。空間を貫く時間、時間を無視する空間、この二軸の中に分布している人々の顔が増えて行くにつれて、超越的な物語は普遍的となり、愛情や喪失を共有していくことになる。まぁ、正直、よく飲み込めてないんで、他とは違う読書体験は自分で確かめて欲しい。ただ、『真夜中に海がやってきた』と続いているので、未読の方はそちらから。
--/--:蜜柑
--/--:ゆいこ
--/--:海老反りピンチョン
エクスタシーの湖の
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感想・レビュー:18件














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