君は永遠にそいつらより若い (ちくま文庫)

君は永遠にそいつらより若い (ちくま文庫)
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君は永遠にそいつらより若いはどんな本ですか?

小説
津村記久子
2011年心に残った本ランキング

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君は永遠にそいつらより若いの感想・レビュー(178)

ホリガイさんが好きすぎる。なぜか。この本を紹介してくれた友人に被るから(だから紹介してくれたのかな)。その反面、ホリガイさんにあまりにも深く共感できすぎて、自分のことかと思ってしまうことも一部あった。その友人とわたしは魂の相性はよくとも似てはいないので不思議に思っていたけど、松浦理英子さんの解説を読んで、人は誰でもホリガイさんに共感するのだな、ということで解決した(つもりにした)。とにかくすごく良かった。このような作家がいることを知れて良かった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/17

反省、検証する事を知ってしまった現代人の心は、思考、思考する自分、それをさらに思考する自分というどこまでも続く客体化に蝕まれて、警戒心や疑いに満ちている。という事をユーモアも交えて、「なんとなく」のように見せながらさらっと語ってしまうのがなんともすばらしかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/09

ホリガイは羨ましかったんじゃないかな思う。ネグレクトされた児童を保護した穂峰君やアスミちゃんと特殊な関係を続けている河北など、なにか特別なものを“もっている”ように見える周りのことが。加えて、自分のほうがましと思い込んでいた人にも先を越されてしまっていたりする。そういう時って周りを羨むし、自分のことも矮小な存在だと考えてつらくなる。この感じは自分もすごくわかる。自分のしたいことや意見に自信が持てなくなる。ホリガイは最後、イノギさんという存在に希望を見つけることができたんだろうか。そうだったらいいなと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/07

諦めるしかないモテ格差。語り手のホリガイは女子力ほとんどゼロの女童貞で、自分に会いたいと思う人はこの世にいないと思っています。自虐的なユーモアと繊細な人物描写に溢れる語り口が楽しくて魅力的。女の嫌などろどろとした部分を感じさせません。誰かに必要とされるには誰かを必要だと思わなくてはという当たり前のことが心に沁みました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/21

序章の、雨の廃車置場でボールペン一本を使い、イノギさんの自転車の鍵を探す場面が印象的。この場面の雰囲気が全体を支配している。この人の小説をもう少し読んでみようかと思った。

登場人物を自由に想像できるのが小説のいいところなので普段はあまり思わないのだけど、実写化をちょっと見てみたいと思ってしまった。そのタイミングで(「君は永遠にそいつらより若い」って)言うんだ、とゾクっとした。著者の言葉の選び方、遣い方がすごく好きになってしまった。

京都に学生時代住んでいたので全体に懐かしい感じで読んでいました。帯には芥川賞作家衝撃のデビュー作とあったけど、まあ、そういうのは抜きにして楽しめたし、明確な主題とメッセージも感じられるいい作品でした。

重さと軽さの対比、個人と他者の二つのテーマが対照的に描かれる。ただ中程は冗長で「?」と思う部分がある。主人公の他者より低く認識する自己評価が至る所に出て、ちょっとやり過ぎな気もしないではなかった。津村さんの作品はこの手の若者がよく登場する。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/30

センスの高い作品と思う。ユーモアにあふれ、笑える箇所にいくつも出くわすし、人物描写は的確で、軽い部分と重たい部分のバランスもいい。何より主人公がすてきだ。彼女の存在があるからこそ、この作品はここまで笑えて、ラストも重いなりにポジティブに着地できたのだな、と感じる。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/20

ホリガイは大学の単位を満たし就職も決まっているのに、あまりに自由じゃない。自分にできることの限界を知っていてその中で生きていこうとする姿がぼくはとても好きです。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/08

初めての津村作品。独特の表記に若干の読みにくさを感じたものの、主人公ホリガイの心情には共感できる部分もあり、共感できず困る部分もあり・・・予想以上に付き合いが長くなった作品。 でも、そんなこと気にする?ってことが気になり、それゆえに色々なことにぶち当たり、葛藤しながら、生きていこうとする姿には共感・・・というか応援したくなる気持ちになる。 万人には薦められないが、選書の1つの選択肢としては検討してみてもよいと思う・・・かも?

これがデビュー作って、すごいわ…。 わたしにとっては届いた小説なんだけど、だからといってだれにでもおすすめしたいと思うものではない。きっとぜんぜん共感できないって人や、不快に感じて拒否反応すら覚える人も多いだろう。それは、とても想像しやすい。そしてその違いがまた絶望的なんだよなぁと思いつつ、そんなことすらあたり前として承知して生きているのが現実である人もいるのよ、と思った。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/25

イガイなデビュー作 ファウンテンズオブウェイン

主人公の飄々とした語り口に乗せられ一気に読了、イノギさん可愛い。重い話ではあるんだけど何度も読み返したくなる魅力がある。

60

ホリガイは飄々としていて、色んなことから遠くにいるみたい。河北とアスミちゃんの痛み(だと思っているもの)を押し付けあっているみたいなイタイカップルや、プロポーズするくらいの衝撃の出会いをして、でももう死んじゃってるホミネくんや、イノギさんの封じられた痛み。そんなところから遠くにいるのに、すごくお節介。ちょっとわかるかも。ホリガイ自身の特徴、みたいなものは活きてないかも。そこが淡々としていて逆にいいのか?一体何なんだ、っていうココロに衝撃が来る。初津村さん。【図】
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/17

ほのぼのしているようで、それぞれ鋭い悪意や不安を秘めている人間たち。安定していると見せかけて、あぶなっかしい展開。どうなるの、どう消化するの、というはらはら感で読んだが、しなやかに、力強く着地してみせたのが見事。おおげさだが、大切な場面で気のきかないことしか口から出ない、などという孤独感を俯瞰する主人公は情けないことが常の私たちのキリストのようだ。あくまでも小さな声で謳う、はみだしもの賛歌。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/07

MaL
★★★★☆

読み始めの感じは大学卒業する女の子のタンタンたとした日常とその入り組んだ仲間たちとの青春小説みたいにおもっていました。最後に行くに従って重さを増して驚きました。自殺・自傷行為・暴力・虐待。毎日二ユースで見ないことはない出来事。けれど、その当事者や周りの人たちはずっとその傷を抱えたまま普通の顔をして生きていかなければならない。主人公ホリガイも簡単に人とまじわれるタイプではなく不器用に誠実に生きてる。傷ついている人のそばに寄り添いたいという点で河北とホリガイはお互い認め合っていたのかな。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 06/19

Ryo
読み始めは全く意味が分からず回想的に本編が始まるけどその本編がすんごい読むの苦痛でした;芥川賞の作品ってあまり見たことないけどやっぱこうゆう小難しい系なのかしら?自傷行為の描写がちらっとあるけど結構生々しくてちょいうわぁ…と思いながら><;日常に潜む暴力と立ち向かうってもっとカッコイイのかと思ったけどその程度?とちょいがっかり。そして彼女とホリガイがああゆう関係になる流れが意味分からん。誰か説明してくれないかしらん。ちょっと期待し過ぎたかな。でも後半からラストにかけては結構ガツガツ読めた。再読はないけど;
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/18

一文一文の濃度が高く、短いながらも読み応えがある。すばらしいやね。

淡々とユーモアを交えながらの描写の裏にある骨太さ。大学を卒業するくらいの年の女の子の話なのに、この主人公の幼少期から今までの人生の厚みを感じさせるなんて。面白かったです。これがデビュー作とは。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/14

なぜかこの作品だけ読んでいなかったことに最近気づきました。語彙が乏しい私にはうまい表現が見つかりません・・・。でもジワジワくる何かがあります。津村さんやっぱりすごいです。もう一度、ゆっくり読み直します。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/12

仕事小説ではないけれど、セイシュン時代独特の煮詰まった感というか、切羽詰まった感が胸に迫ってくるのが良かったです。グッと来た。


sai
言葉を選びだったりユーモアが独特でおもしろかった。孤独や人間のめんどくささが、じわじわ伝わって来た。

書体がちょっと独特な感じで最初は読みにくいかな~っと思っていました。でも、読み出すと止められない。読んでいるうちにヘビーな展開がどんどん続きますが、主人公の台詞というか、性格のせいかそこまで重く感じさせられずに読み終わりました。読み終わってすぐ冒頭に戻りたくなります。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/29

単なるルサンチマンではないのか。最初の独白っぽい展開でまずそう思い、ホリガイの友人とのかかわり方の歯がゆさは、弱い自分への諧謔ではないのかと感じていました。でも強さって何だろう、屈していても誰かの心に寄り添える力が残っているならば、「強い」と形容できなくても立ち上がれるんだと思わせてくれました。津村さんの文章がそうであるように。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 10/06

大学生のときのことを思い出した。地の文のところどころに大阪方言が見えるのは、わざとかな。

淡々と進んでいくが退屈せず読みすすめる事が出来る。それに個人的には津村さんの作品は本題とは直接的に関係無い所で心にずしんとくる一文がいつもある。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/10

guu
津村さんに完全にしてやられた感。そう確かに冒頭で何かよからぬ展開は予感してましたとも。だけどホリガイの可笑しな言動を何度も笑っているうちにそんなことつい飛んじゃってたんだもん。にしてもだよ、これほどヘビーな内容を軽くユーモラス混じりに描けるとは凄い。タイトルもさ、信じられないくらい深いし。またそのさりげないメッセージが憎いのなんの。まだ津村作品4作品目だけど、一番衝撃を食らったし、心がざわめいてしようがないよ。これがデビュー作って?!太宰治賞受賞も納得の作品だね。ホリガイ大好きだよー!支離滅裂(苦笑)
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/20

再読だったが、一度目よりも深く響いた。一度目は正直それほどおもしろくないと思ったし、え?と思う部分もあった。だけど今回読んでオビのアオリが正確に内容を表していると気づいた。「だるい日常 その裏に潜む悪意」。私自身も含めみんなこの悪意があることに気づいているのに気づかないふりして生きているんだよね。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/18

捻じ伏せられている魂、組み敷かれている魂、それでも抱えていき続ける人に、だめかもと落っこちそうになっている人に、卑屈・諦観の態度を自らに強いている人に、すなわち本当にこの小説を必要としている人に、一人でも多くの人に、この小説が届きますようにと願わずにはいられない。そして津村記久子、本当に凄い作家だ。この人の書いた小説をありったけ読んでみたいと思った。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/30

びっくりした。終盤50ページの展開と題名の重さに。gdgdな独白と京都という舞台から勝手に森見っぽいなぁ、カタカナの名前って読み辛いなぁなんて思いながらテレテレ読んでたら、ガツンと殴られた。でも何に殴られたのかわからない。後から考えると序章の切迫感、ホミネ、ブッチャー、アスミちゃん、イマヤマダ、公務員への動機など不穏な影はあったのに。ホリガイさんと河北は根本も方法も違うけど、目指してる方向は一緒なのかとなんとなく思った。いずれ再読します。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(1) - 02/26
まぶ
読書メーターで知りました。 感謝です。
ナイス!ナイス! - 02/26 00:46


ちょっと凄かった。読み終わってすぐに始めから再読してしまった。いかにも芥川賞をとるような、つらつらと独語が永遠に続くような怠惰な文章で、いつになったら事件が起きるんだ〜?とじりじりしてるんだけどやめられない。作者フェイバリットな固有名詞もたくさん出てくるから引っ掛かったりしながら。人って自分も含めて、一言の裏にたくさんの逡巡があり、笑顔で静かに佇む人にも色んな記憶がある。日常と普通の中に隠されたり埋もれたり無視されてる色々を、淡々と語られたのに、痂を剥がされて優しく塩を塗られた感じ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/20

やっと入手。これで今出てる津村さんの本は全部読破。もの凄い分かるとかって言うのも何かちょっと違うような・・でも、共感出来てしまう部分が凄いあるのも、ホリガイの不器用さというか、どん臭さみたいなのに、あぁ、こういう子いるなぁっていらつく部分があるのも事実で。でも、こういう子の方が、一呼吸置いて相手の感情に想いを馳せて口を閉ざしてるとこがあって、だからどん臭く感じてしまったりすんのかなぁ・・とも思って考えてしまったり。とにかく、津村さんの作品では、これが1番読んでても読み終わっても色々考えてしまう・・。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/17

地元の公務員試験に合格している女子大生の卒業までの日々。バイトと卒論作成と飲み会のグダグダした生活を友人たちとの脱力した会話で笑えるが、終盤にかけてシリアスな展開に。女性の自立への決意と覚悟を感じました。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/12

再読。「誰もがいつも、自分の殻とうまく折り合いをつけられるわけではないのだ」ヤスオカは巨根と、アスミは自傷行為と、イノギさんはハゲと、うまいこと折り合いがつけられないでいる。ホリガイもまた、小学3年の頃の傷ゆえに、十八の時テレビで見た少年に対して並ならぬ(けれど静かな)執着をみせる。そっけないのにそれぞれ深刻で、深刻ゆえに笑ってお茶をにごしたいのだ。笑い飛ばしたいけど、人に笑われたいのとは違う。笑いにできそうでできない出口のない苦しみだが大丈夫。君は永遠にそいつらより若いし、時間が解決する問題は確実にある
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/23

ハードカバーの再読。読み返すたびにゆるやかに打ちのめされる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/24

ふとした日常の中にどうしようもない悲しみとやるせなさが滲む。それでも、彼らは生きてゆくんだろう。その痕を抱えながら。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/05

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君は永遠にそいつらより若いの 評価:76 感想・レビュー:68
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