「読み」の整理学 (ちくま文庫)

「読み」の整理学 (ちくま文庫)
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「読み」の整理学の感想・レビュー(258)

α読みとβ読み、意識しておかないと

読書好きはぜひ一読してほしいと思いました。読みの本質について考えさせられます。少なくとも今まで本を楽しみとして、商品としてしか読んでいなかったのに気づかされた。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/08

筆者の主張とは裏腹に読みやすい本だった。 とりあえず新聞の社説は読んでいるのでホッとしたが、でも実は読めていないのかもしれない。また「おとぎ話」の話が大変興味深かった。 いつまでも登山の爽快さを忘れない読者でありたい。

「思考の整理学」で少し触れていたアルファ読み(既知の読み)とベータ読み(未知の読み)の話を掘り下げて一冊にした本。分かっていることを読むのはラクだし面白いが、古典作品や難解な評論などの「未知」を読まなければ読書世界を深まらない、日本の教育は教科書を通してベータ読みを会得することを目指しているが、実際はベータ読みを避け続けている人間が多い、というような話。読者が古典を作る、など古典に関する話が特に面白かった。「昔のことは古いが、古くさいとは限らない。新しいものは古くなるが、古いものはもう古くならない。」

たまたまジュンク堂にて目に入ったので購入。文章が難しいことが必ずしも悪いかはわからないという主張はハッとさせられた。今の世の中は既知の物を読むα読みが台頭していて、β読みが足りていないというのはあながち間違っておらず、自分の日頃の読書を振り返るにつけて反省の念が湧く・・・・。世の中の物事全てコインの裏表があるという考えが深まる。

思考の整理学という同著者の本を読んだことを思い出して手にとった。読んですぐ意味が判るα読みと、行間を読まなければ意味が取れないβ読み。未知を扱う教科書はβ、昨日見た中継結果を確認する新聞のスポーツ欄はαとのこと。自分は上司にとってβな内容を如何にαに見せかけるで日々奮闘してますので、作者に言わせりゃ読者レベルを下げる不届き物の一味かな?
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/09

筆者の言いたい大事なことは「ことばとそれがあらわすものごととの間には何ら必然的な関係はない」という言葉一つに尽きる。主題を「わかる、とはどういうことか」と読み替えても差し支えはないと思う。「文章が読みづらい、書き手の日本語力は劣っている!」と読めない責任を書き手に求める者について、外山氏は[読者は既知の文脈を外れて「読む」ことを怠慢している]と切り捨てる。 一般に興味を引くと同時に語るのが難しい話題だからいつ読んでも幾分価値のある作品だと思って買ったのだが、氏の文章には入試問題を想起するものがある……

そこそこ言語学的なアプローチでの「読み」を通しての「理解」の話。われわれが「高尚」「低俗」という曖昧な言葉で表現する(しかも間違っている)テキストの内容差についての直感を、既知/未知で区別するっていう手もあるのか。別段珍しい話はなかった。ただ、言語の訓練における「古典」の選択は確かに悩ましい。規範としての古典を失ってしまっている、という指摘は耳が痛いですね!

主軸の論点は「わかるとはどういうことか。」に近い。既に知っていることと未知との間で生きる人間は、死ぬまでこの「既知」と「未知」との間で揺れ動きながら歩んでいくんだなと思う。一応若者向け?に書かれているが、問題意識はどの世代も持っているものだ。40代以上の親世代にもぜひ読んもらいたい、一冊。果たして、この本を「読める」親世代が果たしてどれだけいるか。気になる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 10/04

読んで≪わかった≫と思えるのは、どういう場合か。≪わかる≫のは、どのような文章か。・・・タイトルは「『読み』の整理学」となっているが、この本は、主に「言葉(特に書き言葉)がわかるとはどのようなことか」について噛み砕いて解説している。外山氏の表現を借りれば、「ことばは理解する側があらかじめもっているものに合わせたわかり方をする」。言葉の意味は、必ずしも発信者だけが決めるものではなく、受け手(読者)が創っていく場合もある。言葉を通して人が何かをわかる、ということの構造を紐解いた一冊。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/03

言語学の研究家が1981年に書いたものに加筆した本。「読む」ということを「既知の読み」と「未知の読み」の2つにわけ、未知を読むことができるようになるにはどのような教科書が適しているのかや、素読の重要性について説いている。幼稚園のころに祖父に毎晩読まされた般若心経も今の僕の人格形成に関わっているのかなぁ、と思った。

ん〜。もう一回読みます。

読書にはアルファー読みとベーター読みがあるという。たまに読み返すべき本。書かれていることはわかりやすく、それだけに、最近自分がいかにベーター読みしていないかを実感。 本を「おしいただいて」読んでいた、という例は、確かにそのとおり。本に対しては真摯な気持ちを持ち続けよう。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/05

知識 オススメ

私の仕事は病理医。患者さんの病気の部分からとられた組織の一部を顕微鏡で診て診断をする。診断の手順は、そこにみられる細胞一つ一つの意義を解釈して、意義を積み重ねることによって行う。その細胞がなぜそこにいるか?その細胞はなぜ壊れているのか?原因なのか、結果なのか?一つ一つを解釈する。顕微鏡の向こうには圧倒的な量の情報があるが、すべてを読み解くのは大変難しい。ダメな読書が「論語読みの論語知らず」なら、ダメな病理は「組織読みの組織知らず」か。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 08/31

読み方にも種類があり、書かれた文面から知識を得ようとするならば、拘った読み方をしなければならないという要旨だが、あくまで作者のエピソードと体験談から纏められており、どのような読み方をすべきか、という点において観念、概念的なところで踏みとどまり、実践的ではないなあというのが感想。知的創造のヒント、思考の整理学の延長で読もうとすると後悔するかも。この辺を解決したのが筆者が翻訳に関わっている、「本を読む本」だと思うので、この本に影響された人は、相補させるために読んでみるのもいいかもしれない。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/28

表面だけの読書だけしてても意味は薄いのか。アルファからベータへの転換をしたい。

なるほどなー、って感じ。読書家ならそこそこためになるかも。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 05/01

★★★☆☆ 考えなくてもわかる文章にばかり手を出してるなあ…。繰り返し読んで骨子としたいような古典に出会いたいもんだ

メタβ読みに挑戦。 挫折が見えてますが。

MaL
★★★★☆

自分にとって読みやすい本ばかりを読みことは真の意味で「読書」とはいえない。読みにくい本、歯ごたえある本を読んでこそ、読書であるという著者の考え方に新鮮さを感じた。今まで意識することなく読みたい本を選んでいたが、少し見直したほうが良さそうだ、と感じた一書である。

既知を読むアルファー読みと未知を読むベーター読み

これからはベータ読みに挑みたい。

未知を読むことが成長をさせる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 02/07

活字離れ、と称して叫ばれている人々の危機感について(あれはちょっとした裏があるが)、読書の質という面から読み解く際のヒントとなりうる一冊だと感じました

アルファー読み<「既知>、ベータ読み<未知>についての本

本の読み方<アルファ読み(既知)、ベータ読み(未知)>について、エッセイ風に書かれたもの。著者は、ベータ読みの再興を願っているようだ。現在の本の読み方について、省みるのに参考として役立つと思う。自分は、どうしても「アルファ読み」が多い。ベータ読みでは、量よりも質を重視する読書になるのかなと感じた。ベータ読みには古典と外国語が有用らしい。「論語読みの論語知らず」は改めたい。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/06

[A]今、急速に失われつつある読書の方法、その効果について言及している点で価値がある本。前近代社会において他に例を見ないくらい高い識字率を誇っていた日本人が今こそ読むべき本なんじゃないかなあ、と思った。とても分かりやすい。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 12/30

哲学などの古典が分かりにくい文章であるにも関わらず、新訳を出さない理由が理解できた。普段は再読もほとんどしないが、同じ本を何度も読む意義を教わった。

自分でも意識できればいいのですが、興味がわくのはアルファ読みできる本ばかりで…
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/06

分からないものを分からないままに読む事にも意味がある。読書百遍!
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 11/02

「ことばは理解する側があらがじめもっているものに合わせたわかり方をする.カニは甲羅に似せて穴を掘る.」
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/20

本の読み方について考えさせられる。「ああなるほど」と頷ける内容でした。それにしても最近ベーター読みを使う読み物が少ない気がして寂しいです。

sow
思考の整理学でも出てたけど、素読や語り継がれてきた古典に重きをおいてる感じ。アルファー読みとかの前に今も読書離れ進んでる気がします
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/02

思考の整理学に続きこちらも。 ベータ読みを意識!

既知を読むアルファー読みから未知を読むベーター読みへ。ベーター読みの王道は読書百遍。特殊から普遍へ(古典化)。桃太郎のベーター読みサンプルもあり。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 09/04

まぁまぁ面白かったけど、後半は読むのに飽きてしまった。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 09/02

既知のものを読む読書と未知のものを読む読書にわけて論じた読書論。学生時代は未知の本を読むが、社会人になったら既知の本ばかり読むようになる。でも、仕事で失敗すると未知の本を読んで活路を探してしまう。なるほど、その通り。また古典については次の様に論じている。未知を読むことは読者の自己を読むことになり、それが大きな人間性に裏打ちされているとき、それは万人の発見となり、古典はその結晶である。なるほど、古典を読むことは創造的なのか。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 08/10

エピローグが面白いよ。「モモタロウ」の話をベーター読みする事例。アルファー読みだと単にストーリーを追うだけで終りだけど、ベーター読みだと、「なぜ桃から生まれたのか」とか「川を流れて来たのか」とか、新たな視点での読みが展開する。まさに創作そのものと言っていいかも。

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「読み」の整理学の 評価:61 感想・レビュー:79
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