自分のなかに歴史をよむ (ちくま文庫)
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自分のなかに歴史をよむの感想・レビュー(77)
自分の経歴を書きながら歴史研究の方法を語る。経歴も変わっていて中学生の頃修道院に預けられたことからドイツ東方騎士団の研究をすることになったそうだ。文化とは人間関係の総体であり目に見える物が媒介するだけでなく目に見えない絆も含まれる。歴史研究とは目に見える史実だけでなく目に見えないモノも考えなければならないとことはなるほどと思った。またただ知るだけでなく「解る」ということは「自分自身が変わること」というのは考えさせられた。
西洋社会史の研究者が、個人史と重ね合わせながらいかに研究者としての道を歩むことになったか、何を研究対象としたかを語る本。「それがなければ生きてゆけないというテーマを探す」という恩師の言葉を忠実に守っていった姿勢に打たれる。
01/03:roja
C+ 導入が自らの学生時代の思い出話だったため、知りたいのはそこじゃないと思いながら読み進めた。が、自分語りが徐々に歴史研究の話になると、やはり面白い。タイトルになっているように、自分が歴史にどのように関わっていたのかを語ることが、人間にとって歴史とは何かを語ることに繋がっている。賤民の誕生とキリスト教の影響を論じた箇所は本書の白眉。日本だとこれは天皇制か? 大きな権力が社会を支配しようとしたとき、そこに組み込むことのできない価値観や教義が露わになり、差別が生まれる。阿部謹也氏の入門書としては最適。
12/21:hogege
12/16:shibaba
12/14:ゆり
12/03:raika
11/27:渋江照彦
10/20:keitakasugi
09/20:Meroe
一橋の学生、特に社会学部の学生ならば名前くらいは聞いたことがあるであろう阿部謹也の歴史学入門。学生時にゼミの教授であった上原から言われた「それをやらなければ生きていけないテーマ」を生涯にわたって追求し、自分の中に歴史を読むことを第一とした阿部の研究者としての姿勢は素晴らしい。直接示されているわけではないが、知識の幅を広げることと同時に、一つの学問について体系的に学び、自分の言葉で説明できることが今の自分には必要なのではないかと思えた。中高生向けに書かれた本で読みやすいので、ぜひ一橋生に読んでほしい本だ。
09/04:Kenog
教科書的な歴史の知識では、それが自分とどうつながっているのかあまり実感できないことも多い。中世ヨーロッパとなるとなおさらだろう。しかし子供のころ感じた違和感がきっかけで歴史を学ぶことになった筆者にとって、中世ヨーロッパについての研究が、そのまま自分や世界について知ることにもつながっている。この本は個人と歴史の向き合い方について一つのお手本のようなものを示してくれているように思う。自分のなかの疑問や違和感を捨てずにいることが自分の外の世界とのつながりを知るきっかけになる、ということなのかもしれない。
08/15:キャメル
07/15:Narkissos2008
07/09:terupoterupo
07/07:lazylazy
06/22:regista
06/15:neti2
04/20:黒猫ホームレス
04/16:琴子
04/15:grandjete
03/29:tengu
02/03:ゆうたん
01/24:みらい
12/26:Incubus
12/24:chamoro
11/27:うるめ
タイトルになんとなくひかれ購入。著者は戦後国内の修道院で少年時代を送る。いつも空腹の中、時々招かれる欧州の豪華な食事や教義と現実などに違和感を持ちつつ、大學からは修道団体でありながら戦闘集団でもある十字軍「ドイツ騎士修道会」なるものを解き明かすべく、35歳で教授の身でありながらドイツへ留学する。そして著者は中世の古文書を訳しつつ、歴史の中から人の心の変遷を紐解いていく。日本での西洋社会史なる分野を切り開く。「40歳までは論文の準備」なんと我が身と異の世界。ぁ〜、学び、研究したい、来世では大学教授になりたい
11/06:ずんや
10/30:血糖値高子
受験生してた○年前、壊滅的に苦手だったのがいわゆる「歴史」。でもこの本を読んで「歴史」と自分との距離感について考えさせられました。「歴史」は自分を含めたみんなの過去の塊で、(自分も関係者である以上)決して他人事ではない。頭で理解しつつも納得はしていなかったこのことが、ちょっとだけ腑に落ちました。でも上原先生の『解る』までにはまだまだかな。また読み返したいです。
10/11:kaja
★★★★★ この本は歴史学者だけでなく、研究を志す人はまず必読かも。理解する、というのはどう言う事か。中世以前キリスト教がまだ広く信じられる前のヨーロッパにおける死生観などの話も面白かった。筆者の誠実な人柄も文章の中ににじみ出ている。。
08/17:せがた三四郎
自分のなかに歴史をよむの
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感想・レビュー:22件














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