知的創造のヒント (ちくま学芸文庫)
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知的創造のヒントの感想・レビュー(141)
「思考の整理学」を読んでからこれに入りました。理論だけでは難しい物を、「酒とカクテル」「飛行機とグライダー」など身近なもので比喩してくれているので、非常にわかりやすい。受験生の君たち、読んでおいて損はない。っていうか読め、受験中に呼んどけば良かった。
他からの思想を取り入れて、自分自身の独創的な考えを生み出していくという意味での思想の園芸学についてくだり……わかりやすく、興味深かったです。
先に「思考の整理学」を読んでいたので,多少重なった内容があったけれど,それでも自分の考え方を改めさせるような内容が多かったので読んでよかった!!
知的創造とは、アルコールにたとえればカクテルではなく醸造酒。他人の考えの単なる混合せではなく、素となる着想を寝かせ、発酵させて生み出すもの。そのような二次的ではない、一時的創造のヒントとなるエッセイ集。忘却や比喩、雑談に出家的状況、書くスタイルなどアイデアが生まれやすくし、それを形にするための土壌作りに著者や過去の科学者、文筆家達が様々な工夫を凝らしてきたことがわかる。「思考の整理学」と合わせて読み返したくなる本。
学生は「覚える」のが頭がいいとされてきた。もっと「自分で考える」ことが大事なんだ、とあって、確かにそうかもしれないと思った。 テストも何でも覚えるのが優先され「考え方」は教えてくれないと。 まぁ、そういう授業も無くはないけど重視されてるのはどちらかというと・・。イギリスの小学校の引き算や足し算も、日本より面白そうだもんね。
2008年初版。単行本は1977年刊行。論文の執筆を酒に例えるところが面白い。そのなかでカクテルをつくるバーテンダーは酒を造っていないことを指摘する。たしかに、論文の中には先学の業績を紹介するだけのものもあるような・・・。Publish or Perishですが。
考えを自ら生む過程について、筆者の想いとして展開されるエッセイ集。思考の整理学と内容は被るところが多いが、本を読んでいる時の勢いを活かす事の大切さを説く本には(記憶する限りでは)出会った事が無い。発見でした。その勢いを創造に使う為に「あえて読書を途中で止める」なんて奇策もあるようです。
原本1977年。再版2008年。内容はほぼそのままで30年以上にわたって読まれている名著。知的創造に関するエッセイ集と思って気楽に読める。知的「創造」なのでアイディアの出し方、頭の使い方が様々述べられている。本を読むときに一番面白いところで中断して、その勢いに乗って自分の考えを浮かび上がらせろというのは本の種類によっては自分も実践しているし面白い。他にもノートのつくり方や時間の使い方など著者が色々と試行錯誤して編み出した方法も紹介されていてきっと読めば何かヒントが得られると思う。
約四半世紀前に書かれたもの、だけれど参考になるところは多々ありますね。メモ、ノートなんかは、今だとブログやツイッターでも同じようなことができるかも、と興味深く読みました。料理に関する部分?、そこはやはり約四半世紀前。この性別役割分担意識は嫌だわ、という部分も出てきて、少々ひっかかったけれど(笑)全体としてはおもしろかったです。
内容は『思考の整理学』を踏襲するもの。ぶれていない、と言えばかっこいいが、重複する部分が多く、ちょっと、という感じ。お馴染みの飛行機とグライダーの他に切り花やカクテルと地酒などの喩えはわかりやすい。気になったのは、読書を中絶したにも関わらず、筆者が得た結論が中絶した本に似通っていたということ。結局、人の思考には限界があり、近い結論に収束していくのか。であれば、完全なオリジナルの創造は、極めて困難と言える。現在、独創性と言われているものは今までにないカクテルを作ることに、すり替わっているような気がするが……
現代の教育を、グライダーで説明した部分は非常に分かりやすかった。景色を見るだけならグライダーでも十分だろう。エンジンをつけて自分で操縦するとなると訓練も必要で臨機応変に対応しなくてはならず、必ずしも楽なことばかりではない。しかし、自ら行きたい処へ自由に飛び回る事は自分で操縦しない限り不可能である。分かってはいるけど、自分で考えるって意外と難しい。でも、自ら考える事を常に考えていなければいけない。
分かっちゃいるけど意識してないこと、共感できる点は多い。具体的過ぎてクドイ。もうすこし抽象的に書いてほしい
「思考の整理学」とかぶっていたような・・・・・・やっぱり自分が生み出した「例え」や「気づき」は何度でも人に自慢したくなるもの。外山先生は本当にいい事書いてありますよ!
脳科学的でもあり、ノウハウ本でもあり、学術指南書でもあり、単なるエッセイでもあり、と薄いながらも、中身のギッシリ詰まった内容だよ。その割りにはさらっと読めるとこともよい。そうそう、三上でも読めるくらいだから、創造的なのかも~。
「思考の整理学」をちょい読みしたので、こちらも読んでみた。内容は大体同じで、分かりやすく「ほほう」という感じ。メモのためのメモは、どうなんだろう?とは思ったが。
ときどき立ち止まって心の中をのぞき見るゆとりか必要である/ものを考えるには、適当に怠ける必要がある。そのための時間がなくてはならない/見つめられた鍋はなかなか煮えない/考えようとすることも”ひとつでは多すぎる”/人間は眠りながらも考えているのだ/人の噂も75日/一つのものが他のものと近接しているとき、対比によって、互いに引きたてあい、助けあって独特の効果を出す
読書と“妙な気持”の発見、「20頁ほど読んだところで妙な気持に襲われた。単に面白いのではない。胸がわくわくしてくる。よく夢の中で、どこかすばらしい所につれていかれそうな気がするのだが、行っては怖しいことになりそうな予感がする…/ひとまず休んだ方がよさそうだと思って本を閉じた。次の日、吸い込まれるようにまた読み出したが、いっそう怖しくなる。読み続けるととんでもないことになりそうな気がする。…とうとうごく初めのところをのぞいただけで終った。それでいてたいへんよくわかったように感じていたのだから不思議である」。
「知る」と「考える」。機械にできなくて人間にしかできないのは「考える」。でも「知ら」ないと「考える」こともできない。自分の考えも今まで得た知識、経験に基づいている。かたくなに自分の考えに固執しすぎず固執する。柔軟に「知り」ながら「考える」。バランスが大事なんだと思う。このバランスのとり方が難しい。
考えること、新しいものを生み出すことの本質は技術論では説明できないのだと思う。表面的な技術論ばかりが語られがちな今だからこそ、手元に置いて読み返したい本。誰もが自分なりのスタイルを作らないといけないわけだけど、私は本書をその基本に据えたい。
「思考の整理学」と、半分ぐらい同じ材料に感じた。まあ、同じ作者が同じテーマで書いているんだから、しょうがない。片方だけで十分だろう。メモやノートに関しては、2008年現在ならパソコンも候補になるか。
知的創造のヒントの
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感想・レビュー:44件














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