東のエデン (ちくま文庫)
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東のエデンの感想・レビュー(69)
主に明治一桁の頃を舞台にした短編と連作短編。それほど時代物を読まずにきた私にすれば「新しい古さ」のはずなのに、日向子先生の手に掛かると、新しくも古くも感じられない。そこにあるものをあるように見ているだけのような気がしてしまう。それを不思議だとも思わない。「殺生」のような妖しいお話はもちろんだけど、個人的には「閑中忙あり」連作のようにほのぼのとしたものや、「鏡斎」連作のようにそれらが合わさったような作風のものがお気に入りです。
開化といっても夜は暗く、街は土埃の舞う時代。でも若葉の清々しさを感じられる若い4人の日常は、ゆるいながらも刺激的で楽しく、文明開化の波を垣間見せてくれます。杉浦さんといったら江戸時代・・と思っていたのですけれど、明治も描かれているんですね。豊かさって何なんでしょうね。
明治初期って好きだな。その時代に生きたことはないけれど、なにもかもがこれから花開いていくエネルギーに満ちているような気がする。この作品集を見てそう思った。閑中忙ありの4人の書生の話は群像劇のようで楽しく、一方、仙境ややまありは妖しげな魅力。そんなことでさえ内包しておかしくない近くて遠いそんな時代。
09/29:ビタースイート
明治初期の文明開化時の横浜を舞台とした連作集。時代の変化がものすごい勢いで動いている中、学生たちの日常と苦悩が描かれています。悩める若者の焦燥感が伝わってきます。
09/13:翠子
体裁は文庫だけど、マンガなので、一応こちらのカテゴリに。前評判通り、「閑中忙あり」が特に良かったです。明治から大正にかけてあたりの男子、いいなぁ…異性としてではなく、同性として仲間に入りたい、というような意味で。
06/06:条
05/22:miaco_mac
明治初期の日本を舞台にした幾つかの短編を集めた作品集。連作「閑中忙あり」シリーズが良い、当時の学生は今とは比べものにならないエリートのはずなんだけど、そういうことを感じさせないのどかな雰囲気の中に、しかし微かな苦味もあったりして。どうでもいいけど、掲載順が発表順とは違うんだな。
05/05:koi
04/29:ゴリゴリ
03/20:ひぐまち
02/21:いわきりなおと
01/26:mista
文明開化を迎えた明治初期の日本が舞台の短編漫画集。休日の午後みたいな作品だった。「これから何をしよう?」と期待でワクワクするような。
11/09:まちだ
【後日追記】江戸から明治に代わったばかりだが、身分は平等になったものの意識は江戸時代と変わらない庶民と元武士たちの市井で起きる事柄を淡々としかし優しく見守るかのような描き方。切ない話もあるが読後は爽やか。
09/07:ニコ子
08/11:あだこ
去り行く江戸へのノスタルジー@明治
元らしゃめん「はつ」の純情がいじましくもありしたたかでもあり。
この方の、もっと色々な作品を堪能したかった。
07/05:すみっこ@灯れ松明の火
05/07:火烏
05/03:LaTraviata
04/23:do1ro
03/08:菅家
02/28:ジョージ(漫画)
02/22:獏山三世
02/11:三十郎椿
01/08:携帯電池
11/29:tohmek
11/25:dabadaba
11/14:rainyswift
09/30:pon
09/28:キリエ
09/09:ぽん
初めの短編は百物語か何か妖怪とか不思議なものがテーマなのかな。と思っていたんですが、「閑中忙あり」では明治初期の土臭いけど何処かこれからの期待に満ち溢れてるようなそんな青年達の話でした。
明治の初めの、下宿に集う書生たちの日常を生き写した「閑中忙あり」の連作メイン。苦労人の政治書生、解剖の苦手な医学生、モデルに恋をする画学生、超然おっとりした殿様「トノサン」の、若者がつるんでいる雰囲気が楽しい。けどいちばん好きなのは、たった7ページなのに強烈な余韻の残る幻想「やまあり」。百けんの短編小説のよう。
東のエデンの
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感想・レビュー:17件














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