ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質
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ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質を追加
ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質の感想・レビュー(273)
P146「(現実の)ランダム性を標準偏差というたった一つの測度で表す(そしてそれを「リスク」と呼ぶ)ことはできない。」P147「ガウス分布の一番理解されていないところは、テイルの事象の推定が脆弱なところだ。~略~標準偏差の個数をほんの少し図り間違えただけで、確率は大きく違ってしまう。事象によっては一兆倍も違ってしまうのである。」P185「過去50年について、アメリカの株式市場からの動きの大きかった上位10日を取り除くと、リターンは大きく変わる。それなのに、正統派のファイナンス理論では、そういう極端な動きを
Shimpei Nakajima
それなのに、正統派のファイナンス理論では、そういう極端な動きを異常値として扱っている。」理論(または思い込み)に合わない現実を無視してしまうというのが、どうも動物としての人間の世の中の認知の仕方のようだ、この本によると。世界がちょっくらわかったような気にさせてくれる本。
ナイス!
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02/15 23:50
それなのに、正統派のファイナンス理論では、そういう極端な動きを異常値として扱っている。」理論(または思い込み)に合わない現実を無視してしまうというのが、どうも動物としての人間の世の中の認知の仕方のようだ、この本によると。世界がちょっくらわかったような気にさせてくれる本。
ナイス!
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02/15 23:50
『ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質』読了。とてもいい本に巡り合えた。この素晴らしき「まぐれ」に感謝したい。大雑把にいえば現代におけるリスクとはいかなるもので、リスクとどう付き合うか、そんな話だった気がする。話があっちこっち飛ぶので、ぶっちゃけ私の頭ではその程度の認識。 ただ、著者であるナシーム・ニコラス・タレブ、彼が提示してくれた多くの示唆は私の中に沁み入った。あるブログに書かれていたリスク管理の話で、リスク管理は異常に注目して行うべきというような話を思い出した。本著で提示される黒い白鳥と
超面白いです。将来予測の世界では、理論の精緻さや証拠の膨大さは、予測の妥当さを表さない。七面鳥にとって、餌をもらえるごとに、飼主が良い人だという蓋然性が高まるわけではない。何が起こるかわからないのですよ、本当に。
★★★ 他の感想にも見られるように、上巻よりも下巻の方が読みやすいです。ベキ乗則も著者が認める通り数値の当てはめが難しく、凡人には使いこなせません。社会科学に数理モデルを当てはめること自体が無理なのでしょうかね。ガウス分布の方が限界はあるものの使いやすいのでビジネスがそれを元に成立してしまう、という読み解きは説得力があります。ブラックスワンが起こるのが数年いや数十年に1回なら、それ以外はガウス分布でなんかモデルを作ればクオンツは稼げるのだから、著者がどう吼えようともベル型カーブは消えないんじゃないかなあ。
現実はモデルじゃない、シミュレーションは現実の近似ですらない、などなど、安心したい人には不愉快かもしれない指摘の数々が刺激的で面白く読めました。こうあってほしいという思うことで現実を見損ねないように、より大きいリスクを期待で過小評価しないように、どうしても何かに賭けるならリスクは小さくリターンは大きい可能性がある方に。いろいろと勉強になりましたが、やはり日本の現実に引きつけて考えてしまいますね(ここまでに書いたことも含めて)。
うーん、再び。長く、難しかったので、読んだーって気にはなったけど。経済や金融、政治なんかでベル型カーブが出てきたら否定してみよう。それから、結局、負けたくなければ、自分でルールを作るしかないってこと。
管理可能なリスク(例えばギャンブル)に気を揉む必要はない。あらかじめオッズは決まっているし、ワーストケースへの対策を講じれば済む。「黒い白鳥」とは確率計算不能で、損得の上下限を計算できないリスクのこと。 どこまで本当かわからんが、反射回数が増えればビリヤード玉の軌道計算にすら全宇宙の原子に関する情報が必要なんだって。だとしたら未来など予測できるわけがない。
タレブのように「黒い白鳥」ばかり見て、例えば「5カ年計画」を練るのをバカにするのもいかがなものか?確かに将来がどうなるかなんて予測はつかないが、計画なんて変更すればいいのである。もちろん、世の中、正規分布によらないことが多いことは肝に命じておく必要がある。80:20の法則は実際には50:1の法則ということも。。。
下巻は自然科学に関する話題が中心。何というか、著者のベル・カーブに対する憎しみのようなものはよく伝わってくるw 黒い白鳥は拡張可能なマンデルブロ的分布。黒い白鳥のボラティリティとリスクに備えるには超保守的かつ超積極的になる「バーベル戦略」をとること。予測することは不可能なので、よい方の偶然に出会えるよう、ものすごくたくさん試すこと。これはビジネスや投資だけじゃなく恋愛など日常生活にも当てはまりそうだw
エピローグのイェフェゲニアののタイトル「環」(黒い白鳥となりし)も抜群ですねー!昔に読んだ「赤い橋の下のぬるい水」の冒頭を思い出しました。もう私たちの目の前には、目的地まで敷設されたレールは無いなと実感。でも引っかかるのは、凄い欲のパワーをもった人為である。9.11は著者の説が盗用されたのではないかと思い始めている。それはイスラム過激派ではない誰かに・・・
下から二つの世界が登場してくる。下はまだ理解に追いついていける。また読めば理解できるかな。数学者なら(ドラマやまとなでしこの応介なら)さらさら読めるのかな。得たものは確率の低いものを「絶対に起きるわけないじゃん!」と思わないこと。そして、それに備えるということ。
上巻の続き。統計という手法を使用することで、重要な事例を例外とみなしてしまい、結果、当人にとっては想定外の事態が起こってしまうということか。 統計学者に限らず、リスクを実際よりも軽く考えてしまうのは人の性だと思う。
すこし自分の価値観を変えてくれるような面白い本だった。リスクについて勉強したい人にはオススメの著書。今はリスク管理が大事な時代である。とくに銀行員になる予定の人々は読んでおいたほうがいいと思う。池尾和人氏も『銀行はなぜ変われないのか』の中で述べているが、銀行もリスク管理は例外でなく、「現代の金融を語るときのキー・ワードは、リスク、情報、ガバナンスの三つである。資金などという言葉は、とりあえず忘れてもいい。」と語るほど重要なものとなっている。
統計による過去の分析には帰納の問題(仮定がないと循環論になる)が含まれるから信用できない、というのは尤も。非線形な過程において特に後向き/前向きの過程を混同すると未来を予測したつもりで講釈の誤りを犯すだけでなく、そもそも不確実性の研究に拡張不能な正規分布を適用すること自体がお遊びの誤りを混入させていると語るタレブ。計算不能であれば、なんとかして考慮するところまで辿りつこうと未知の未知を既知の未知にするマンデルブロの灰色の白鳥を取り出す下巻。「厳密な予測」が目的化した連中の無責任さに怒れるタレブ節が冴える。
不確実性の概念など共感できる点が多い。頭がよくて面白いおっちゃんのエッセイって感じで、話は色々なところに飛ぶしベースとなる知識は様々だが、彼の哲学は一貫しており分かりやすい。リスクと不確実性(計算不可能という点において。しかも私たちが計算可能だと思い込みがちな点について)は厳密にちゃんと区別される。経済学的な(ガウス分布的な)統計を批判し、平均値から大きく外れた事象が実現される可能性の存在を説くが、対策は直接的ではない。彼のポートフォリオのバーベル戦略(大部分は低リスク、ごく一部にハイリスクを取る)や確率
☆☆☆★★ 数理・確率論にも哲学には何も物申せる能力はないんだけど、哲学の根底にある何かにどうしても合意できないものを感じる。
最後の最後に著者が言っている言葉が一番わかりやすかった。「ただ生きているというだけでものすごく運がいいのを、私たちはすぐに忘れてしまう。それ自体がとても稀な事象であり、ものすごく小さな確立でたまたま起こったことなのだ。・・・・・」
いやぁ、難しかった。ベストセラーだと聞いていたのでなめていたがいやいや。買って後悔した人は結構いるのではないだろうか…。とにかく「黒い白鳥」を想定して何事もリスクを甘く見ないということは分かった
難解。例えがくどく、文章も読みづらい。でも、言わんとしていることは伝わる。半分とは言わないが、2/3位の文量で伝えてもらった方が分かりやすいのでは?初心者向けではなく、同種の入門書や類似の主張をしている軽い本を読了後に読むべき。数式やグラフを省いても、結局主張は数学に基づいているので、数学に不自由な自分には辛い。
下巻も面白かった。マーク・ブキャナンに対する批判には目のうろこが落ちた。確かにその通り。大きな予測は本質的に外れる(=予測&計画により社会を導く社会主義は本質的に失敗する)ものということは肝に銘じておきたいものだ。図書館で借りて読んだが、常に手元に置いておきたい本。
現実の複雑さランダムネスは、ベキ乗則ですら計算できない。科学的という振りをして現実のランダムネスを計算したかのような振る舞いには注意すべきだ。という提言。計算できないリスクを計算しようとすると、かえって黒い白鳥の影響は大きくなる。いたずらに最適化せず、あそびはそのままに、リスクの影響にのみ注視したい。
過去の経験を振返って学ぶことができない。現代のリスクは投資、環境、長期的な安全保障。歴史は理論を持ち込まず、起こった事を並べて楽しむものだ。信じることの優先順位は降りかかるかもしれない被害の順につける。アメリカの文化が失敗に至る過程で後押ししてくれる。大きなリスクと一切リスクをとらない凸結合を行う。チャンスみたい見えるものには片っ端から手を出す。意思決定をするときは、確率よりも影響の方に焦点をあてる。正しいことを大雑把にやる⇔間違ったことを几帳面にやる。まず観察、それから本。電車なんかで走るな。
巨大地震・津波、原子力発電所臨海事故という3要素が重なった災害に遭遇する前に購入、その後、入ってくるニュースと重ねながら読むというOJTのような読書となった。だれもが思う危機・災害を予知・予測に努めるよりも、それらが発生したときの影響を事前評価するほうが現実的という意見に改めてうなづく。私たちは、この世界について、もっと知っておく必要がある。
著者のべらんめい調に嫌気がさして、下巻を積ん読していたが、東日本大震災という「黒い白鳥」の出現に驚いて、紐解いた。本当の意味での予測はできない。リスクが低くても、被害が大きいと思われる方に対して準備をすべし。という主張は今となっては耳が痛い。フラクタルな世の中の都合の良いところだけを切り取って正規分布でちゃっかり数学的に説明する研究者!は自分のことかと汗をかいた。ちくしょーと思いながら、生命誕生の奇跡を知ると「あなた自身が黒い白鳥だ」と読者を励まして終わるとはさすがタレブといわざるを得ない。
上巻から続く著者の暴走は止まりません。「世の中はすべてべき乗分布」のような、数学や工学を知らないと誤解を招くような表現が多く、著者自信が著者の言う「知識に関するうぬぼれ」に陥っているように思えます。でも故意にそう書いて読者を煙に巻いているのかもしれません。大人の童話として読むのがよいでしょう。巻末の参考文献は充実しています。
ガウス曲線とべき乗曲線とが対比的に説明されている辺りが特に面白かったです.現実の世界はべき乗曲線の世界で,いかに未来の予測が難しいということがわかります.
上巻に引き続きタレブ節が炸裂。読みにくいところも多々あるけど、そもそも予測できないブラックスワンに対し、リスクを管理しすぎないというやり方は面白い。ここまで不確実性を考えたことなどはもちろんなく、完全に盲点だったのでとても面白く読めました。
ブラック・スワン―不確実性とリスクの本質の
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感想・レビュー:76件

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