まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのか
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まぐれ―投資家はなぜ、運を実力と勘違いするのかの感想・レビュー(175)
どうすれば投資で儲かるか、などの具体的な投資手法の内容ではない。もっと根本的な、投資するにあたっての「姿勢」を説明するような本。個人的には、期待値や確率やランダム性などに臨む姿勢がこの本でよくわかった。
数学は算数レベルの無知無学だが、アラブ・フランス系の感覚全開の辛辣な文章に苦笑しつつ、経済から数学から文学からと多岐にわたる知識に圧倒されつつ、面白く読めた。母集団の取り方から確率の捉え方から、ふむふむと読みすすんだ。なにかと数字をふりかざしてくる単なるパワポ遣いびじねすすまん達に萎縮しなくなる本だろかね。
書かれている事は理解できるし、正に自分が確率の正しい捉え方等出来ていない事もわかる。ただ、作者が文中で述べている様に、この本の中で述べられる考え方を受け入れ、コントロールする事は自分には出来ないというのが感想。文中では納得出来ても、自分の身に置き換えると途端に、バイアスがかかるのが分かる。これも作者が述べている事だが、振り回されない様にするにはシャットアウトしかないのだろう。
投資や金融にほとんど興味がないので、確率論の部分だけさらっと読みました。ムロディナウの「たまたま」を読んだ後だったので、確率論の部分では、そんなに目新しい情報はなかったように思います。
トレーダーからの視点でランダム性や認知心理学的なことを見る。エコノミストが「予想」する価格や、成功するトレーダーを確率論的に論じたり、解釈や理由づけに関して認知心理学的に論じる。あくまでも科学エッセイなので、学術的にどうということではない。退屈になるからだろうが、単に著者がめんどうだっただけな気がするw著者のインテリ気取りに対する軽蔑は読んでいて面白いので、そういうのが好きなアレな人にはおすすめ。ラストのオチにもニヤリ。というか、この本の日本語版がダイアモンド社から出てるってのが既にオチてる気がするw
★★★★★数理系のトレーダーが不確実性について確率論的な考え方から論評するエッセイ。◎リスクを避けようとするとき、合理的な考えは少ししか関係ない。合理的な考えが役割を果たすのは、自分の行動に何か理屈をつけて正当化するとき(後知恵バイアス)◎偶然に大きく左右される環境で仕事してたまたま大成功したバカの特徴-何かの方法で得た信念の正確さを過大に評価している/自分のポディションと結婚する/シナリオを変える/損をしたらどうするかというゲーム・プランを事前に決めていない/自分の考えを否定的に検討することがない。
まぐれ、それがどういうことなのか、見事に立証している。彼の専門は不確実性科学だけど、学問的に捉えてるのかと思いきや、ある意味違った側面で独特の語りっぷりで書かれている本。例えトレードしていなくても、生活するうえで読んでおいても損ではないと思う(爆) 参考文献の多さにはこれまた驚愕。
世の中の成功を「まぐれ」のひとことで片づけることができる本。人間は合理的に動けない。そして、市場も合理的でない。そこで勝つのは合理的な人ではなく、環境に適応できる人のように感じた。
「プレ・ブラックスワン」というか、『ブラックスワン』は、この本を水で割ったようなものだったのね。脱線が少ない分、こっちの方が読みやすい。結論が“古代人の不老長寿の秘訣”みたいだったことには、正直、肩透かし感があったものの、真実は得てしてこういうものなんだろう。
個人トレーダーとしてかつて生計を立てていた身としては、至る所に痛いほど良くわかる、価値ある言葉が散見された。私自身リーマンショック時、最も再起不能な影響を受けたのが逆張り戦略によるリターンリバーサル狙いのエントリーだ。タレブの言葉を借りれば、「1度に100ドル失う手法の方が気分的には心地よい」という、いわゆる最大級の”コツコツドカン”にはまってしまったわけだ。その他、努力と結果の非線形モデルや人間の不合理性、ヒューリスティックや帰納の問題等、参考になる点が多い。トレーダー経験者は読んで損無し。
市場の偶然に左右される投資家を小馬鹿にする本。行動経済学についてもちょくちょく解説している。ブラックスワンについても言えるが、この作者の書き方は確実に好き嫌いが別れると思う。私は後者である。
投資という確率論に生きる人間でも,験担ぎというものは無意識に行なってしまう.本来は確率上偶然起こっただけのことなのに,人はそれに意味を見出し,そして自分の実力であると勘違いをする.成功しているうちはその間違いに気づかず,そして気付いたときには大きなマイナスを被ることになる.
この本を読めば、殆どのビジネス書は読む価値がないと分かるだろう。なぜなら「まぐれ」の結果を後付けの理屈で自慢しているだけだからだ(笑)
内容としてはよくある「たまたま本」http://book.akahoshitakuya.com/b/4478004528 読みにくさ、冗長さが、この本を最後まで読むことを難しくする。その読みにくさを個性として協調する前書きが痛かった。これでもMBA所持のPh DRだそうだ。まぁ売れたらしいから満足なんだろう。
運と実力を区別するのは難しい。どんなに理知的な人でもいろんなバイアスに左右されてしまう。ノーベル経済学賞を受賞した学者がぶった切られているのは爽快だった。
トレーダーは当たっているときは自分の理論に自信を持ち、また経済的にも優遇されるが、それは単にまぐれなだけ。いずれ大損をして消えていくので年をとったトレーダーはいないのだ。すべての経済学と文系の学問はでたらめである。科学は反証され否定されるものである。といった主張がされていた。経済学についてはヘーゲル、マルクスに対する拒絶反応的否定を除いて同意見。面白いかと言われたら、なんか持って回った言い方をされることもあり余りにも否定的意見の表明でもあり飽きたのが正直なところ。
投資本だと思って読み始めてしまうと読みにくくてびっくりするはず。著者はニューヨーク在住のレバノン人。といっても高等教育はフランスで受けた人で、知的伝統としてはもろに典型的なヨーロピアン型。澁澤龍彦の評論なんかが好きな人は、きっとすいすい読めると思いますよ、意外でしょうけど。運と実力、確率についての大人なエッセイです。
わりと読みづらい。1つテーマが出てくるたびに、話がわきにそれていくw 最初にかいてあるとおり、この本は学術書ではなくあくまで筆者がこれまでに見聞きし考えたことのエッセイ集なのだ。短期的にみれば、運がよくて成功することもあるが、長期的にみればしかるべきところに落ち着くという話。もう一方で、時間軸を永遠にとれば「黒い白鳥は必ず現れる」と。運を運と認識できることがバカと賢者の境目と。しかし、理性はそう理解しても、感情で納得しないのが人間というもの。今日も筆者は「黒い白鳥」の存在にかけて、長期的には収益でも短期的
言われてみれば確かにその通りってことが。分かっちゃいるんだけどね。それにしてもよく分からない文章がたまーに。元の文章も分かりにくいって話だから翻訳が悪いって訳じゃないんだろうね。
「運も実力のうち」とはよく使われる言葉ですが、運を運として認識する事ができないと、後で酷い目にあうわけです。そもそも、人の手で制御できない部分を「運」で片付けているわけで、そうした運の部分を削り、さまざまな事象を、可能な限り自分で制御できるようにしているのが、成功した人間でしょう。私には難しい・・・。
謙虚さ。絶対などない。バックテストや数兆分の1の確率は虚構。タイプの前に座ったサルが偶然に名文を作る/べき分布に従う現象は超長期でないと予測しても意味がない。/「確率」とは自分の無知を相手にするために作られた方法。/生存バイアス:勝ち馬しか見えない・残っていないためオッズが歪んで見えてしまう問題/黒い白鳥問題:大きな衝撃をもたらす予期しない事件/現実はゲームと違って一貫した公平なルールも規制もない/私たちの脳は適応できるように出来ているのであって真理をわかるようにできているのではない/ポパー勉強し直そう…
資産運用が上昇局面でも、それを実力とは全く思わないし、やっぱり市場って面白いんだけどな。運用をしていると必然的に市場への関心も持つわけで・・・。実力と勘違いするほどの額を投資していないから、あまり響くものが無かったのかも。
読み物としてとても面白い、しかし読むと投資したくなくなる…。自分が投資で負けないために何をすればよいのか全く分からなくなった。ソロンの戒め、投資だけじゃなく、心に留めておく必要ありです。あとタレブ氏はとても良く勉強しているのが分かる。ポパーやカントを読みたくなった。ブラックスワンもやっと出たのでそちらも楽しみだ。
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感想・レビュー:61件






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ナイス!





























