そして名探偵は生まれた
そして名探偵は生まれたを追加
そして名探偵は生まれたの感想・レビュー(135)
相性から「生存者、一名」を見つけて借りた本。ミステリなんですか?? そこを諦めたら面白く読めました。再読するという気持ちがわかない本。おそろしい。理想ってこわいな。まじで。それでいて三本目、「館」の話は非常に面白かった。感動。理想ってほんとうにこわい。
アンソロジーで何作か読み、気になっていた作家さん。ううぅぅ……後味悪し。しかし、それぞれテイストの違う3編のどんでん返しは楽しめた。評判のいい方だし、次は長編を読んでみたいと思ういつつ、この文体の長編を読むのは非常に疲れそうな気がして躊躇中。う~む。
3つの小説からなる短編集。各々、感想をまとめる。そして名探偵は生まれた→コメディっぽい冒頭からは想像出来ない結末だった。生存者、一名→テロの犯人たちってことで、邪悪な雰囲気が漂っていた。最後の曖昧さにやられた気分。館という名の楽園で→冬木夫妻の想いが、切なかった。
ミステリ(特に新本格)好きが楽しめる3編。雪の山荘、無人島、館と定番な設定を現実的な視点から少し皮肉りながらも押しきって、満足させようとしてる。「生存者、一名」が一番驚いたが、一番最後のとこをあえて濁してもアリかなと思う。
途中まで読んで、何やら見たことのある台詞にぶつかった。読み進めていくと、どうも昔読んだことを忘れてもう一度借りてしまったことに気がついた。相変わらずの才能に自分でも惚れ惚れする。おかげで再読なのに楽しく読んだけどさ(笑)。1話目は衝撃。「ニートとして時代の最先端にいた」という一文を取ってみてもそのセンスに脱帽。ラストをお楽しみに。2話目は置いといて、3話目は共感。ミステリ好きなら一度は館に住んでみたいと思うもの。それだけで終わらせないあたりが歌野なんだけどね。サクッと読めるので未読の方は是非。
「そして名探偵は生まれた」「生存者、一名」「館という名の楽園で」の中編が三つ。どれも結末が後味悪い・・・のは別に構わないのですが、それがいまいち活かされていなかったなーという印象です。普通にお話が進んでいたのがラストで唐突に「あらまぁ」な展開が多く、全体としてはどっちつかずな印象を受けました。個人的には「生存者、一名」は面白かった、それ以外はいまいち印象に残っていないと言うのが正直な感想です。
3作が収録されたミステリー。「そして名探偵は生まれた」能力は高いが黒子に徹さねばならず、助手に愚痴ばかり言っている名探偵。2人の会話も面白くコミカルな話かと思いきや、えっ?という展開に。「生存者、一名」無人島に置き去りにされた5人の男女。タイトル通り、誰が生き残るのかハラハラ。ラストはもやもやする。「館という名の楽園で」探偵小説に傾倒するあまり、館を建ててしまった男。大学時代の探偵小説研究会のメンバーを招き、推理ゲームが始まる。私が想像した展開にはならず、楽しく終わりそうと思ったら…ラストは悲しすぎる。
名探偵は清廉であるべきだ。世俗の名利には見向きもせず、真実の追究を糧として生きる、それが名探偵。探偵は職業だが、名探偵は違う。生き方なのだ。なのにこの男ときたら、二言目には金、金、金、金、金!うんざりだ。P115表題作『そして名探偵は生まれた』より
三話目「館という名の楽園で」が一番悲しく、切ない話でした・・・ 大学時代の推理サークルのメンバーが卒業してから何十年も経ってから再会する。それはメンバーの一人が自費で建てた館に招待され、殺人劇を行うためであった… 人殺しはおきないけど、理由は切ない。
3作品ともなかなか面白かった。最後の話は、予想していたとはいえラストがちょっと辛かった。表題作は探偵が最低な人間だったからああいうラストですっきりした(笑)
歌野晶午による4つの物語を描いた短編集。 事件解決のお礼として訪れた宿泊先でまたもや起こる殺人事件。それに巻き込まれた探偵を描く表題「そして名探偵は生まれた」。 爆破事件を起こした犯人たちが、逃亡した先の無人島で次々と起こる殺人事件を描いた「生存者、一名」。 大学時代の仲間が建てた洋館で行う推理ゲームの先に待っているものは!?「館という名の楽園で」。 "あの泥棒がうらやましい。"アパートの一室で起こる事件の真相とは!?「夏の雪、冬のサンバ」
短編3本。1,2本目は、見事に騙されてしまったけど、3本目はなんとなくわかった。読みやすく、イメージが湧きやすい文体だった。
おおー。またまたどんでん返しがー!しかしこういう展開って結構珍しいよなー。驚きもあったけどショックのほうが大きいかも。悪者が多過ぎる(笑)
『葉桜』効果でハードカバーにしたのなら遅きに失する。 過去に祥伝社文庫より刊行された「生存者、一名」と「館という名の楽園で」に書き下ろしの表題作を加えた一冊。しかし、ハードカバーとは強気なもので。 表題作と「館という名の楽園で」は、名探偵・密室・雪の山荘など、本格ミステリ的なガジェットだらけ。本格への愛情と、その裏返しの揶揄に満ち溢れている。しかし私的には「生存者、一名」が最も楽しめた。このラストの委ね方が、何とも言えない後味を残す。 歌野氏は長編だけでなく、短編でも力を発揮できるアベレージヒッター
最初の表題作は、いまいちう~ん?な感じだったが、最期の生存者1名が誰なのかが最期まで読まないとわからない「生存者~」と、 本家本元の推理物で、かつロマンティックな「館~」は、おもしろかった。
雰囲気の違う3編のどれもが、ラストで『えーっ…そっちに行っちゃいますか…』と呆然としました。表題作はもちろん、他の2編も良かったです。この後味の悪さ、歌野作品の持ち味なんでしょうね。見事にハマってしまいましたけれども。なんか悔しいなぁ。
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