新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)
新釈 走れメロス 他四篇を読んだ人はこんな本も読んでいます
新釈 走れメロス 他四篇を追加
新釈 走れメロス 他四篇の感想・レビュー(3164)
いずれも以前読んだことのある作品たちで、面白おかしくパロディー、リメイクされていてました。現代的な物事に置き換えられていて様子がわかりやすくまた共感できるところが多くて読みやすくかったです。森見さんの他の作品も読んでみたくなりました。
教科書で読んだような、どこかで聞いたことあるような古典小説を現代風にパロディリメイクしたもの。元ネタを知っているかどうかで面白さが段違い。ところどころ他の森見作品で読んだ光景も入っていたりと、飽きさせない工夫たっぷり。ただ、個人的には、この人のつくるキャラを短編で消化するのは勿体無い気がする。そういう意味では物足りないかも。長編で読みたい。
「姉の結婚式に出なければ‥」「あいつに姉はいないよ」―――かの有名な『走れメロス』が森見さんの手に掛かれば、桃色ブリーフをめぐる謎の逃走劇へと変貌する。面白かったです。五つの物語それぞれや彼の他作品がリンクしている遊び心も流石。個人的に『桜の森の満開の下』は意表をつかれました。森見さんの作品の中でそれ自身で何か強い切なさのようなものを感じさせるものは初めてだったので、こちらはまた改めて読みたいと思います。
著者らしい浮世離れした文士気取りの語感は、予想通り古典文学のリメイクと相性が良い。詭弁論部流の友情を描いたら、何故か逃亡劇に生まれ変わってしまった表題作の疾走感が可笑しかった。
過去の文豪の有名作をもとにしたパロディ短編集。ひとつずつ独立した話であるが、共通の設定で登場人物などリンクしている。この人の作品は「夜は短し~」しか読んだ事がないのだが、詭弁論部とかニヤリとするネタもたくさん盛り込まれている。「藪の中」が一番好きだが、一番面白かったのは「走れメロス」。なぞのテンションの高さと熱い友情(?)。どうしてこうなった。
森見登美彦による名作文学のリミックス。骨組みは大体原作のまま、偏屈大学生たちを登場人物に置き換え、他の森見作品にも登場するネタをサンプリングして再構築したミニアルバムといった感じ。阿保な話だけでなく、きつねのはなしのような不思議なお話も楽しめた。
またおかしくて笑える作品だろうなと期待して買ったが、ひんやりと切ない気持ちになるような話もあり、良い意味で意外だった。特に『藪の中』と『桜の森の満開の下』が綺麗。まだ寒い春の明け方や、段々と深まっていく秋の京都をぶらぶらしたいと思った。
すみません、元ネタを読んでいたのは太宰と芥川だけでした。話ごとに文体を変えるなんてすごい。けっこうできない芸当だと思う。それぞれの短編ごとでちゃんと話になっているのに、連作としてちゃんとまた一つの作品になっているあたりが更にすごい。元ネタを知らなくても楽しめるのもすごい。ほんと森見氏は只者ではない。森見氏の作品も7割がた読んだので、ああこのモチーフは、といちいちにやにやできるサービス多し。「きつねのはなし」のようなひんやりした感じが多いような気がした。先は長いのだから、心身を壊さぬようゆっくりしてほしい。
過去の名作を骨組みにダメ大学生を主人公に書き換えた短編集。作者の根本は変わらないが、一作品ずつ癖を掴み、巧に使って新しいことをかこうとしているのがみえた。
原作は走れメロスと山月記しか読んだことが無いので、他の作品も読んでみようと思った。近代文学は読みにくくて苦手やけど。。あとがきにある、森見さんが感じた原作を形作る主な要素を読んで、たまらなく原作への興味がわいた。この短編集の作品の中では、山月記が一番いい。私も腐れ大学生のはしくれなので、ものすごく共感する。最後の一行が切ない。
読んでいて、自分がいかに人の名前を覚えることを苦手としているのかがよくわかりました。短編集ですが、登場人物がリンクすることが多いので。記憶力に自信がある方はさらに楽しめるんじゃないかなと思います。 あと元の話を知っていればもっと面白いんだろうなあ。恥ずかしながら「山月記」と「走れメロス」しか知らなかったので。これを機に読んでみたくなりました。
面白すぎる。たまにこういうのを読むのが良い。メロスは本当に笑ってしまった。詭弁論部はお気に入りなので、今回も出てきてくれてなお楽しめた。「桜の森の満開の下」は読んだ事がないので読みたいと思う。
走れメロスや、藪の中。といった有名な話を現代の京都を舞台にした作品。題目になっている走れメロスは特におもしろかった。主人公の芽野はメロスとは真逆の行動をしているはずなのに、メロスと同じく、いい友情話だった気もする不思議な話だった。
電車の中で少しずつ読んだせいか、入り込めなかった。重い読み物が好きな私だからか、うーんて感じです。ただ日本文学いいなと思った(・∀・)
やっぱり才能を感じる。けど、読み物としては軽いと思いました。多分、もっと重く、難しく書けるんだろうけど、そうすると売れないから、そこの所のジレンマで苦しんでいるのかも…。色々書きましたが、人に勧めることができるほど面白いし、これがきっかけで元の作品を読むようになれば、作者的にも嬉しいんじゃないかな。
こんな形のメロスもあるのかと楽しんで読めた。ここにある原作の中には読んだことのない原作もあったが、これをきっかけに原作の方にも興味が湧いた。特に桜の森の満開の下は新訳の中では一番気にいった話なので、是非とも読んでみようと思う。
モリミーファンの皆様スイマセン。全然合わなかったです。特に表題作は吐き気さえ覚えました。「『桜の森の満開の下」は少しいけましたけど…。あまり書きすぎると悪口ばかりになりそうなので、この辺でやめときます。
表題の『新訳走れメロス』、笑いました。モリミー全開でした。「俺の親友が、そう簡単に約束を守ると思うなよ」。他の四篇は原作を知らないまま読んだのですが、どれも楽しめました。これを機会に原作も読んでみたいです。
多くの日本人がこの本に収められている物語五篇の原作のうちどれかひとつは知っていると思う。それらの作品は、森見さんというフィルターを通して読むとこんなにも印象が変わるものなのか、と驚嘆しながら、楽しく読むことができた。特に表題作である走れメロスは痛快で、また読みたいと思った。だが、私がこの作品を愉快だと感じた最大の要因はこれが「森見ワールド」と呼ばれる多くの森見作品共通の世界観を含んだものであるからだろう、という点を考慮すると、少々ずるいやりかただと思わざるを得ない(笑)。著者の他作品と共に読む事を進める。
再読。森見さんの特徴である京都の腐れ大学生を登場人物とした作品は馬鹿らしいなかにふと生真面目な心情が見え隠れして面白い。芽野の「約束を守るも守らないも問題ではないのだ。(中略)ただ同じものを目指していればそれでいい。なぜならば、だからこそ、我々は唯一無二の友なのだ!」(146、147頁)という言葉には強く胸を打たれた。何度読んでも新鮮な本である。
もはや廃人の大学生たちが繰り広げる物語は本当におもしろいです。どのキャラもおかしいけど変な信念があって、馬鹿げてるけどそこがいいと思います。森見ワールドが好きすぎる。
森見登美彦は初めて、原作の方は「藪の中」「走れメロス」は読んでいた。内容的にはカバーのような短篇集だが、登場人物などは繋がっている。これを最初に読んだのは失敗だったかも、原作が良く出来てるのか作者の筆力でそう感じさせてるのか判断に迷った・・・ただ藪の中がどう書かれてるのかが気になって手に取ってしまった。面白いけど独特な作品、不思議な感じがする。斎藤がいいキャラしてる。
1つずつ新釈を読んでから原作を読む(電子書籍を利用)とゆう読み方で読み進めました。原作で一番好きだったのは『桜の森の満開の下』、新釈で一番好きだったのは『藪の中』。最後の一行が心に残った。今まで読んだ事のない『名作』と言われる作品。読んで良かったなと思った。
う~ん ほんとにうまく、古典の骨と皮だけ使って新たなるエンタメを作り上げてるなぁと思います。が、思い入れする登場人物がおらず、自分的には正直そんなに‥‥‥ ★★★☆☆
お見事!の一言に尽きる。確固たる世界観を構築できる森見さんだから出来た新釈。そして様々な名作を並べた、1つの流れを持つ長編とも取れる。中でも一番好きなのは、表題作。お気に入りの「夜は短し〜」の学園祭の話とのリンクが嬉しい。他の森見作品で見知った場面も挟まれていて、様々な仕掛けを楽しめた。青春をこじらせてもんどり打つ大学生たちに沢山笑わせて貰え、そして切なくもなった。
森見作品デビュー。名作と呼ばれる作品がファンタジー、ミステリー、コメディ…など、文体も様々にアレンジされている。原作読みたいと思ったし、他の森見作品も読みたい。腐れ大学生のうちに読んでおきたい。
森見節炸裂!表題作の馬鹿馬鹿しさと疾走感はさすが。森見さんの作品はリンクしているので、話を進めるごとにパズルのピースが埋まっていくようで面白い。四畳半や、夜は短しを読み返したくなった。
パロディ集。誰もが一度は読んだことがある(はずの)名作をパロディ。思わず脳内で原作と対照してしまいます。あそこはこうなったのか・・・。とにかく愉快。
一気に読んでしまった。 全体的に面白かったけれど、その中でも個人的に好きなのは走れメロスと桜の森の満開の下です ふとしたときにまた読みたくなる。 機会があれば原作の方も読んでみたい。
新釈 走れメロス 他四篇の
%
感想・レビュー:887件














ナイス!

































