TENGU (祥伝社文庫 し 8-4)
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TENGUの感想・レビュー(286)
スケールの大きな話ながら、読みやすく、最初からひきつけられ、最後まで飽きることなく一気読み。 村人の殺され方が残酷極まりなかったけど・・・。数々の男の心をつかんで話さない彩恵子の無垢な美しさとはいったいどれほどのものなんだろう。
読んでた本の内容が重くて気分転換にちょっと浮気したのだが、本気になってしまう面白さ。因習と血縁に縛られた僻村という舞台に正体不明の伝説の生物が登場するのだから、面白くない訳がない。最後の種明かしのくだりも秀逸で、そこまで飛躍するかという大展開。現代の常識からすれば、オチには多少の無理はあるが、ロマンのある話だと思う。今年読んだ本で一番面白かったかも。
79点 いやー、コレかなり好きです。 全編に流れるおどろおどろしい雰囲気がいいし、「何なの正体?」という単純な好奇心を刺激され、読む手が止まりません。 そしてナントいっても 『彩恵子の造形がすばらしい(解説:西上心太)』 これに尽きるんです。これに。そりゃ、惚れてまいますわ。 落とし所とか、ラストとかが少しアレな感じなのを割り引いても、充ー分面白い。
★★★最初の掴みはOK。(犯人はフリッツ・フォン・エリック、アンドレもしくはバイオレンスジャックか?)その後も面白く読むも、DNA解析が出た時点で正体は見えた。後半は恋愛小説として印象的だが事件の真相は如何なものか。あと主人公のキャラクターと著者のアウトドアー趣味が今ひとつ合ってない印象。
普通に読んでいたら、ノンフィクションルポみたいです。昔から天狗といえば、日本におけるUMAだったわけですが、こういう説は本当にありかも知れないと思わせるのはひとえに作者の力量なんでしょう。一つ間違えたら滑稽無糖なバカ本になりそうな気がします。見事な書き方でした。
グロい面も含め、伝奇&エンタメ小説として面白かった。オチ(ラストに登場する人物について)は予想がついたが、犯人の「素性」については、そうくるか~!と苦笑。でも、そこまでやってくれた作者の大風呂敷に、楽しく巻かれて読了。
時間を忘れるほど夢中になって読める本に出会えた時の充実感。久々に味わった読み応え抜群な小説でした。最初からどことなく不気味でミステリアス。夜一人で読んでいると、ちょっと怖くなった。
途中からの展開も含めてかなり大人向けかなと思ったら(笑)大藪晴彦賞受賞作なんですね、妙に納得。かなり荒唐無稽な結末ですが、こういうもんだと思えば、ありだと思います。
1ページ目から最後のページまで口アングリな内容にも関わらず、ぐいぐいと引き込まれて久々のノンストップ本でした。人里はなれた寒村での27年前の惨殺事件。もうこれだけでごっつあんですの内容だけれど、展開が読めそうで読めない面白さがありました。しっかし、そこまでいっちゃうか~な作品でした。
過去に起きた殺人事件。天狗の仕業だとする村。普通のミステリーだと思っていたが、犯人とオチがとんでもない方向に。実際の出来事と繋げる構成力は凄いが、最後でリアリティーがなくなってしまった。
ベトナムから9/11までつながるKAPPAを巡る時代を超えた壮大なホラ話。よくまあ、これだけの要素をこんなに緻密にまとめあげれるものです。素晴らしい筆力でした。
初めは推理小説 だんだんSFっぽくなって来ますが その辺りの展開が嘘っぽいと感じる人には 面白くないかも。 エンターテイメントとしては面白いと思うんですけど ちょっとテーマがグロすぎますね。
天狗の仕業と噂された26年前の連続殺人事件を洗い直すことになった記者・道平が新たに掴んでいく手掛かりと過去の回想を交えながら、天狗の正体と事件の背景という大きな核心へと向かっていく。荒唐無稽な題材に説得力を持たせる迫真の描写と徹底的なディテールが見事で、何よりも彩恵子という女性の造詣が素晴らしく、彼女を鍵として、様々に組み合わさっていく真相の構図が切なくも壮観。リアリティ系統の小説にはあまり向かない題材を時代性と巧く結びつけ、人間ドラマに仕立て上げた良作。
ヒデラジにて興味を持つ。厭世的な寒村による横溝ミステリ的な回想パートと、捜査が進むにつれ社会派ミステリ色が濃厚になる現代パート。そして、眉唾な方向へと物語が向かっていくか……と、ページを読み進み、ラストに開かされるアクロバティックかつショッキングな着地点!!いや、これは凄い! しびれるラストでした。 帯に書いてある「類い希な恋愛」は……まァ、言われてみれば…。
続きが気になって、一気に読みました。現実と奇想のバランスが絶妙で、本当にこんな町ありそうだし、あの人だいぶ毛深いけどまさか…とかノンフィクションなのでは…!?と思ってしまう程でした。ちなみに、本書で初めて書籍の誤植を見つけて、出版社に電話をしました。しかも、誤字脱字ではなくて、主語の人物名が違うというもの。まさかとは思ったけど、でも何回読んでも絶対おかしくて、編集部に電話したら、やっぱり間違ってた。印刷の過程でのミスなのか、筆者のミスなのか気になる!
☆ 1970年代、小さな村で発生した連続殺人事件。その被害者たちは人間の力では不可能な殺され方をしていた。村人は天狗の仕業だと言っているが、警察や報道関係者が信じる訳もない。主人公の新聞記者、道平は取材を進めていくうちに、米軍の関与を疑い始める。そして、26年が過ぎ、再びこの事件を洗い直した彼の前に明らかになった真相とは。詳細な描写による説得力でグイグイ読ませるミステリー。最後数ページのインパクトは大きかった。
★★★☆☆ 綿密な構成によるミステリー。主人公が段々と過去を解き明かしていく過程は好きな人じゃないと、ちょっと読みにくいかもしれないかな?しかし、随所に見せるリアリティはかなり評価できる。
掴みはばっちりだったんですが主人公の回顧が話の筋なのでなかなか進まない。ラストの謎解きなんか引っ張りすぎ。「続きは明日にしよう…」とか、サンドイッチ食ってないで早く話せよ!と思ってしまった。TENGUの正体もなんだかなぁ、プレデターって手もあったかも。アイスマンと聞いてイタリアのミイラを思い浮かべた人も多いのでは。性的な場面で女性蔑視だという意見もあるでしょうが自分はそれほど気になりませんでした。そもそも”天狗”が男根を思わせるし、作者の意図でしょうか。
ミステリ的な要素を多分に含む 「伝奇小説」。 謎解きは駆け足にすぎるし、荒唐無稽。 最終章は特に暗く、印象が悪い。 しかしその暗さの中に確かな美しさも存在する。 面白いかどうかは評価が分かれると思うが、個人的には評価したい。
文体があわなかったのか、はたまた情報力が多すぎたのか、読み進めるのにかなりの時間を要した。だが、読み終わってしまえば、これはすごい、と唸ることしかできない。こんな発想は、着眼点は、他にはないものだと思った。読了後、まさに「興奮覚めやらぬ」気分になった。
いっそ犯人は天狗でもよかった(笑)淫靡な慣習の残る寒村で起こる凄惨な事件という設定は興味をそそります。でもなんとなく少し古臭い印象。
村人が「天狗」と恐れる犯人の正体をどうもっていくのか期待していたのに、がっかりだ。UMA物が嫌いなわけじゃないんだが、荒唐無稽だなぁ。
隠し里で起こる陰惨な殺人事件、村人の慰み者にされる盲目の美女などなど、横溝正史作品に通じる雰囲気を持っている。それプラス、ハードボイルド。この組み合わせだけなら非常に美味しくいただけたのだが、もう一本の軸が個人的にはチグハグに感じてしまった…。ある意味、これはトンデモ本なのかもしれない。
TENGUの
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感想・レビュー:86件















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