床下仙人 (祥伝社文庫)
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床下仙人の感想・レビュー(377)
「シューシャイン・ギャング」の少女「ナツメ」の夢やその頑張って活きていく姿に夢中になりました。他の短編は全体的に一昔前に読めば面白かったなぁという感じです。
「みんながお気楽にやっているうちに、だれかが好き勝手に世界を変えしまう。それはそれでいいといえばいい。時代なんて、そうして変わっていくものかもしれない。でも。」「夢ってのは、現実を十乗したぐらいでなきゃね」
全体的な雰囲気が古臭いです。ちょっと変わった話が好みなので、アイデアが面白いなぁと思いながら読みました。サラリーマンが気分転換に読めば 楽しめるかもしれないですね。
読みやすかったけど、期待しすぎるとちょっとがっかりするかも。描かれている価値観が前時代的な感じで、個人的には共感できないなぁと思う。ネタ的にはおもしろかった。
短編5作でしたが、どれも楽しめました。 中でも、床下仙人と派遣社長が風刺が効いていて良かった。 5編全てが、同じような展開じゃないのも飽きずに読めてよいです。 登場人物をカタカナで書くのは、この作者の特徴なんでしょうか? でも、漢字で書かれるより、スッと頭に入ってきて、なんだか読み心地良かったです。
働く人達の短編小説。床下仙人がいたら・・・びっくりする(笑)そんなバカな!と思う反面・・・あるかも・・・なんて思ったりしてしまう。どの編の話も面白く、魅力的でした。
公務員の父からもらったが…父よ!9時17時出勤定時帰りのあなたには共感できないだろ!?笑 ドラマにできそうな位、面白い。企業戦士の哀愁と理不尽さからくる笑い。『戦争』は、フェミニストへの皮肉が爽快。結局、結婚して落ち着くのがいーのよ。
仙人だったら面白かったのに…。他の女性が見限った男なんて拾う価値があるように思えない^^;「てんぷら」は、続編シリーズが書けそう。「戦争」は、唐突さと不条理さから三崎亜記作品を連想したけど、アテがハズレる。「派遣」は一昔前だったらわらえたかも…と。「シュー」は、おやじの願望といった感の現代の童話的テイスト。もっとシュールに徹すれば違った世界観なのだろうけれど、人間臭さが原さんの持ち味なのでしょうね…。
☆6.5
帯買いしました。帯に、書店員さんからの『これを面白くないと言うならば、もうおすすめする本はありません』と書いてあったので、その言葉を信じて購入。
しかし、正直いまいちな内容だった。
帯のせいで変にハードルが上がってた、というのもあるだろう。
もちろんある程度は楽しめる。ただ、アイデア一発であまり話に深みはないかな〜という感じ。
すごい話を書いてしまう人なんですね、原さんという人は。恐ろしくもあり、哀しくもあり、切なくもあり、そして優しくもあり。サラリーマンへの愛情がどこまでも染みわたっているお話の数々です。それでも働く人たちは、満員電車に乗って今日も職場に出かけていくのでした。
えぇ〜。もうちょっと練ってから書いても良かったんじゃないかと。。。ガッカリというか、読んでる最中からイライラ感が。せっかく面白い着眼点で始まってるのにもったいない。もう少し結末を変えて、映像化したら面白そうだけど、小説として読むのは、わたしには厳しかったです。
「仕事は家庭に持ち込むべきなんだよ。(中略)日々の糧を得る仕事を分かち合ってこそ家族だと思うの。なのに、なんで仕事を家庭に持ち込まないことが美徳みたいに言われるわけ?」(シューシャイン・ギャング)
仕事で超多忙な毎日を送るサラリーマン。家族のために働いて、妻の要望通り、郊外に家を買ったのに、ある日妻が『この家、誰かいる』と怯えるようになり、気づくといつの間にか…。 友人に借りた本。多分、自分からは手にしないから、この本に会えたのはラッキー。星新一的なユーモアと風刺が効いているような。「てんぷら社員」「シューシャイン・ギャング」が結構好き。
ユーモアな短編が5作入った本です。視点がなかなか面白く、適度な社会批判のようなエッセンスも感じさせせ、軽い読み物ですね。 中にある「てんぷら社員」では、社員でないはずの社員が、情報ハッキングで社員になりすますと言うあたり、ありえないことではないかなと思います。あちこちに拠点を持ち、社員を移動させている中に、ふと人間を紛れ込ますことなんかできそうですね。 「シューシャイン・ギャング」では、家族に見捨てられたオヤジと家族を見捨てたムスメ、というフレーズが、なんとなく面白く感じました。
この本が本屋に並んだとき大々的に売り出されていたのだがどういう力学が働いていたのだろう?不思議な作家である。内容は筒井康隆や星新一を思い出させなかなか楽しい。ただキャラクターが類型的を通り越して完全に記号となっておりその割には設定にぶっ飛び感が少ない。まあ通勤に読むには最適な温度の小説ですね。
「ヤッさん」が面白かったので読んでみたが個人的にはちょっといまいちだったかな。家庭を顧みないサラリーマンの話は一昔前の高度成長期のころの話かと思った。雰囲気が星新一に似てるけどあそこまで洗練されていない。
描かれる世相も価値観もなんだか古いなあ・・・と思ったら随分昔の作品でした。表題作、自分も働いて家計をある程度担って夫を助けるって発想が奥さんにまったくないところにびっくり。まあ主人公もきちんと家族に向き合えないひとみたいだったのでどっちもどっちかもですが。てんぷら社員の無茶ぶりと会社の方針に飲み込まれそうだった主人公が寸前で戻ってくるあたりが面白かったのですが、ある程度の規模でこんなセキュリティ甘い会社は今時ないわなー。全体さらっとオチはもやっとで洒脱さに欠ける短編集でした。
どれも有り得ないと断言出来ないお話短編集やな。「新奇想小説」と銘打つ程ではないかも・・・でもどれもおもろいと思います。表題は働くオヤジ達にはホラーやで。
最初の表題作は、夫を家から閉め出した妻が居候のために働くという設定に首をかしげてしまったが、2話目以降は佳作と秀作が並び、最後の靴磨き少女のエピソードでは予想外の感動。また同業である小規模デザインプロダクションを舞台にした「派遣社長」はなんとも興味深く、就活中ということもあって身につまされる話ばかりだった。
帯書きを付けるなら、『笑ってなけりゃ泣けてくる』といったところか。
大変、実に面白かった。
全編にわたって流れる悲哀と、底辺からの前向きさがこの本の醍醐味でなかろうか。
一度でも、奴隷のように働いたことがある人には是非とも読んで頂きたい。
『働いたら負け』と思っているタイプの人には、多分、原さんの言いたかったことは伝わらないんでないかな。
シューシャイン・ギャング 的な話に大変弱い。
思っていたのとちょっと違ってがっかり。もしくは、ずっと読みたかったので期待が大きすぎたのか・・・。でも、後のほうのお話になるにつれて、短編の読後感が良くなっていったのは良かったと思う。特に『派遣社長』の終わりは希望が持てた。
コメディのようで実に身につまされる短篇集。怖いなぁ。でも、手放せない本。自分がいつ…
題名からはブラック系ショートショートだと思わなかったのは、たぶん「アリエッティ」のせい。終わり方がすっきりするタイプのお話はあんまりなくてどれも「う~ん・・」という感じ。会社に勤めた経験がないからかもしれないが・・・。星新一を連想するけれどそこまでの上質さを感じなかったのも残念。
ありそうでないか、なさそうでもしかしたらと思わせる。ブラックユーモアとして面白がるもあり。世の中の常識を考え直すもあり。何故か原宏一を読むと談志の匂いを感じるなぁ。
読み終わった後表紙を見てじわり。仕事(生きる場所)と家族(帰る場所)を見つめ直す、思いをはせるきっかけになりそうな。短編集だったことに少し驚いた。
3.9点 新奇想小説ってどんなジャンル?と思って読んでみた。はまるとはまらない人にわかれそう。私ははまりましたが(笑)
床下仙人の
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