まほろ市の殺人 (ノン・ノベル)
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まほろ市の殺人の感想・レビュー(110)
4人の作家それぞれの味が出てるなあって感じでした。春のちょっととぼけた感じ、夏の狂気をはらんだ恋愛模様、秋のぞっとするようなシリアルキラー、冬の意外な家族関係。中でも、この先どうなるんだろうという不安材料が残ったままの秋が印象に残りました。
4者4様の話でおもしろかった。文章量も適切だと思う。ただ、殺人がテーマのためか、暗い話が多いのは少し気になった。次があるなら、推理という大きな枠のアンソロジーがいい。
どれもこれも「らしい」作品だったなあというのが最初の感想。倉知さんのほのぼのと、麻耶さんの狂った(…褒めてます)世界は特に。麻耶スキーとして秋の感想を書くと、まあ、犯人というか怪しいなあという人は読めていたけれど案の定「憂」の人偏終わりは読めず、いつもどおりの読後感の悪さを残していってくれたので、とっても満足。しかし、この4人がアンソロジーを書いたということ自体が面白いなあ。作風の違いが顕著なので、ミステリにこれから入る人はこれを読んで気に入った作家の本を読んでみるといいかも。
【図書館本】「蜃気楼に手を振る」(有栖川作品)だけ読了。 レビュー通り後味悪い。まず三つ子からして胡散臭いのに、あんなオチだとは……。最近読んだ「落とし穴」と並ぶ新鮮さを感じたのは犯人視点だからか。でも、多分、探偵が華麗に推理していく様が好きなんだと自覚。火村とアリスのコンビが最強最愛。 よし、有栖川作品まだまだ読み漁るぞー!!
4人の作家が同じ架空の都市「まほろ市」を舞台に描いたアンソロジーです。「まほろ駅前…」とは関係ないんですね。個人的には、夏と冬が好きです。4作ともそれぞれの季節のような物語でしたね。ほのぼのとした「春」、淡い恋の切なさと狂気を描いた「夏」、物悲しさと冷やかさのある「秋」、年の瀬の冷たい空気のような厳しさと新しい年を迎えるように最後に希望の見えた「冬」。トリックは強引なものも多いですが、まほろの町のもつ不可思議さとそれぞれの作者の筆力がカバーしてくれます。
【メモ】4話収録●春:倉知淳「無節操な死人」●夏:我孫子武丸「夏に散る花」●秋:麻耶雄嵩「闇雲A子と憂鬱刑事」●冬:有栖川有栖「蜃気楼に手を振る」
同じ舞台設定で、各季節ごとに筆者が違うというのは中々面白い企画。書く人によってこうも雰囲気が変わるんだなぁと。登場する建物や人物が少しずつ被っているのが楽しかった。話としては、夏が一番好き。夏が読み終わった時、ラストの感情は何とも言い難い心境になった。その他でも、秋は麻耶さんの独特の読了感が味わえて、流石としか言いようが無い。冬は普段のミステリとはちょっと違った視点から見れて、こういうのもアリだなと感じられて良かった。春は初々しい印象が残る、中でも爽やかさがある話でスッキリ読めた。満足できるアンソロ。
同じ「まほろ市」を舞台に描く競作短編。まほろし、は幻に掛けているのかな?三浦しをん氏の「まほろ駅…」が気になって仕方ないんだけど無関係のようだ。一応共通設定のキャラ(刑事)も出てきているのでかなり設定を相談されたのだろうなぁ。各々作品は面白かったのでこういう設定のものをまた読みたいかも。ちょい気になるのは「ノックスの十戒」にひっかかるものが(笑)今時十戒なんてなんのそのかもしれないけど、それがメイントリック(?)になってると「なんかずるいやん!」って気になってしまう(笑)
もともと各作家が同名タイトルでそれぞれ文庫で書き下ろした「まほろ市の殺人」をノベルスに纏めた一冊。今年に東京創元社から発売された「蝦蟇倉市事件」の企画のプロトタイプ(?)のような作品ですね。しかもこちらの方が...面白かったりしますw。単純に参加してる作家さんの力量なのかもですが。その参加作家は、倉知淳、我孫子武丸、麻耶雄嵩、有栖川有栖の4名。4作とも中編としてのクオリティ高いっす。しっかりと本格ミステリだし、どの作品もこの「どうかしている街」、まほろ市を舞台に世界を作っています。特に麻耶さんの作品は上手
地方都市まほろを舞台とし、春・夏・秋・冬でそれぞれの作家が事件を描く。リンクする登場人物もいて楽しめました。トリックは全体的に強引な感じ。夏(新人作家の淡い恋のお話)一番切なくて印象的、春(バラバラ殺人事件が発生)はほのぼのとした雰囲気もあって良かった。秋(人気小説家と刑事が連続殺人事件を捜査する話)は、なんとなく予想はついていたけど、読後感が悪いです。冬(大金に目がくらみ兄を殺害してしまった男の話)も読後感よくないですね。でも、それぞれが個性的で楽しめた。こういう企画は好きです。
秋の理屈や読後感がとても好き。春の不気味で夢のあるイメージも印象的。夏は切ない話だけど感情移入する前に終わってしまった感。冬は……。
春夏秋冬でそれぞれの事件が起きるアンソロジー。「春」でユーモアを交えつつ謎の事件、「夏」で切なさと狂気の抱き合わせ…ときて、一転「秋」で大量殺人の町になった、まほろ市(3月から連続殺人起きてたら、今までの説明と食い違う…と思うのは無粋ですかね)。どうやって冬で落とすのか、と思ったらまさかの……。それぞれの作品は好きなので、読んでみて損はないと思います
春-伏線うめえ。夏-エピローグが余計? 秋-流石の麻耶クオリティだけどキャラもアイデアも脂っこすぎて胃にもたれるw 冬-倒叙の描写が楽しい。
……どれも違う方向にぶっ飛んでいる(笑)。「春」は痴漢の真相が怖過ぎ、「夏」は病気が特殊というかいまいちピンと来ず、「秋」は登場人物勝負?むしろキャラもの、「冬」はオチが強引過ぎだ。なんとも言えない読後感。それぞれの作家さんは好きなんだけどなぁ。
各作家の描くまほろ市。あんなに人が死んだら大変だよなぁと思う。ミステリは4者それぞれ。麻耶さんのラストが良かったなあ。有栖川さんは少しホラー犯人の心理を描くのが上手いなぁ。ほか二人もそれなりに楽しめた。
リレーっぽいのかな。それなりにリンクして面白かった。一番好きなのは「夏」。ぞくぞくして切なくて驚いた。「冬」も面白かったんだけれど、なんかなぁ…と思わずにはいられない。「秋」は犯人はすぐわかったけれどとにかく楽しかった。「春」は倉知さんらしくのほほーんとしているところがよいのだけれど、トリックは好きじゃない。
麻耶氏の秋は闇雲A子の意味不明なキャラに木更津を思い出し、苛々してしまいました。もし、この勘違い女が探偵だと言うならば私は絶対、反対するぞ(怒)それならば憂鬱刑事やその奥さん、怪盗が隠れ探偵としてお勧めします。我孫子氏、倉知氏の作品は導入が爽やかなだけにラストに待ち受ける苦さや怖さが逆に切ないです。有栖川氏もラストは吃驚、でも遣る瀬無いです。
春「無節操な死人」倉知淳/夏「夏に散る花」我孫子武丸/秋「闇雲A子と憂鬱刑事」麻耶雄嵩/冬「蜃気楼に手を振る」有栖川有栖/まほろ市を舞台にしたアンソロジーです。それぞれの作品で、それぞれの登場人物や場所がチラリと出てきたりします。全てが中篇ということを頭に入れて読めば納得できる内容かと・・・好きなのは「秋」ですね。それぞれの作家さんが、まほろ市殺人事件として同タイトルで文庫化発売されてます。
架空の街・まほろ市を舞台に、季節が巡るごとに起こる不可思議な四つの事件の物語。倉知淳-ユーモラスだけどしっかり本格。我孫子武丸-ちょっとせつないホラー風味なミステリ。麻耶雄嵩-強烈な個性のキャラクターと小道具の使い方が秀逸。有栖川有栖-ちょっと待て。ありえなさすぎて笑った。
ミステリー界の有名どころが揃ったファンにはたまらない一冊。一番好きなのは、我孫子武丸の「夏に散る花」。ミステリーミステリーしてない感じが何か良かった。
相変わらず、形式にのっとらない形式の麻耶さんが大好き。我孫子さんも面白かった。アリスは信頼しているし倉知さんには裏切られたい。前半はよく知らないのだけどみんな作風が全然違って個性が出てるような。
有栖川氏以外の3人は特に寡作で有名なので、ファンには嬉しい一冊。同じ都市と世界観を共有していても、それぞれの作家らしいオリジナリティーがはっきりと出ており、全く違う手触りで楽しめました。 闇雲A子の話が一番好きです。
真幌市を舞台にした実力派作家4人のミステリアンソロジー!麻耶さんを別格として(文庫でも読みましたし)、個人的には我孫子さんの「夏に散る花」が切なくて良かった。
どうせすぐにまとまると思って買わずにいたら、8年も待たされるとは。倉知淳が一番まとまってるかな。我孫子は少々食い足りないものの良質のサスペンス。で、最愛の麻耶たんはといえば、正直「捨てネタだろー」とは思うが、とってもツボに入った。
ミステリでは珍しい(?)シェア・ワールドもの。同じ架空の都市を舞台に四人の作家が競作。ばらばらに文庫で出ていたものを1冊にまとめて新書化。文庫で読んでいないなら、なかなかお買い得な価格設定だが、作品の出来は、どれもちょっと微妙……。
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感想・レビュー:41件














ナイス!































