君の望む死に方 (ノン・ノベル)
君の望む死に方を追加
君の望む死に方の感想・レビュー(360)
面白かったー。殺されたい人と殺したい人とそれに感づく人の思惑が入り乱れるミステリ。前作の『扉は閉ざされたまま』同様になぜか殺されたい・殺したい側を応援したくなってしまう。解説読んで知ったけど、倒叙ミステリっていうんですね。
倒叙ミステリ「碓氷優佳シリーズ」第二作。これは凄い。一般的な倒叙物と異なり、徹底的に「事件発生前」を描いた内容は冒頭からして奇妙。若干の焦ったさも感じつつ読み進めた先に、予想外の結末が待っていた。起きた事件を推理するだけで発生自体を防ぐ事は出来ない、と揶揄される名探偵の不完全性を克服した人物造形は神々しく、書名の真意と相俟ってむしろ恐ろしくすら感じられた。何よりこの全能感を特殊な技術や体質でなく、純然たる論理によって演出しているのが驚き。冗長さは瑕だが、何か本格ミステリの新たな可能性を思わせる傑作だった。
今回は、前作以上に碓氷優佳に痺れました。シリーズを順番に読んでいてよかったです。今回も設定がユニーク。頭脳戦?の果てに、ある意味希望にも似たラストへ。終盤の流れが読了したあとの余韻を引き立てますね。
ひゃー優佳の観察眼に脱帽。事件が起こるまでをこんなに面白く読めると思いませんでした。被害者の側の視点で考えて推理小説読んだことなかったな。ラストも私はあれで良かったと思います
碓氷優佳はミステリの探偵役としては異色だ。彼女は事件を解決をするでなく、犯人を糾弾するのでもなく、ただただ犯行を台無しにするのである。石持さんもよくぞこんなとんでもない探偵を生み出したものだ。それにしても優佳がこの場にいない彼氏の話をする度に背筋が凍るような、得も言われぬ怖さを感じるのがとても厭。
【図書館】石持さんらしさ溢れる作品ですね。犯人と被害者の知られざる攻防がとても面白かったです。でも最後のあの終わりかたは…凄く気になる!いけないとは思いつつ、日向さんの最後の願いが叶ってもいいんじゃないかと思ってしまいました。
殺そうとする人、殺されようとする人、防ごうとする人。熱海の保養所を舞台に社内研修は続く・・・のであるが、特に盛り上がりも感じられず、うお、そこで終わるんかーいッ!今の自分はわりと王道っぽいものが好きなのかもしれない。若干消化不良・・・
いいねぇ、視点が斬新で面白い。倒叙とは言え今までに読んだことない1冊です。ただラストが捻り過ぎと感じられたのが残念。もっと素直な終わらせ方が良かったと思えるんだがいらん世話か。
「私は、君に殺されることにしたよ。」の一文で惹き込まれた。優佳さんに恋人がいて尻に敷かれていることにニヤニヤした。前作同様優佳さんの観察眼には脱帽すると同時に、あの終わり方は反則だと思った。
なんとも物騒なタイトルだなと思っていたら…そういうことか!と序盤で納得。それにしても優佳の頭の良さは半端ないですね。優佳ももちろんですが、章吾や真理子の会話も人を見る目もすごいです。色々驚くところがあったのですが、私は、日向の動機に一番びっくりさせられました。
優佳の頭の切れ方に感服し、章吾や真理子ら3人の話題の回し方や観察眼に驚き。前作とおんなじですね。 しかし、今回、肝心の殺人の手前までの話を描くという作者の前ふり、、、どうなるのかと思いきや、これが十分楽しめました。そして、やはりそこで終わるのねぇという終わり方でしたが。楽しめました。
あの後結局どうなったんだろう……。あの彼女のしたこと(の多くは)間違っちゃいないんだろうと思う。殺人を防ごうとしたわけだから。ただ、どうもスッキリしないのも正直なところ。特に最後の一手。梶間には確かに動機があって、殺人を目論んではいるんだけど、それだけのエネルギーを感じないのはなんでだろう。「冷静」というのとは少し違うように思えてしまって。
おもしろかった~。一気読み。日向と優佳の攻防線がまるでコメディ。くすりとなる。こういう趣向、珍しいよね。『扉は~』に続きこういうテイストをもっと読みたいという欲求に駆られる。ラストは否定的な意見も多いようだけれどわたしはこれがベストだと思う。著者の力量を考えると、明確なラストは蛇足にしかならないような気がするから。。。
『扉は閉ざされたまま』に続いて読了。前回は犯人と探偵の知性の駆け引きが面白かったが、今回は被害者役の仕掛けた罠を探偵役がこっそり無効にしていくというもので、直接対決でない分、前回よりはスリルが劣るかと。でも、面白かった。そして、前回の2人がまだ付き合っているのににやにやしたり。
こう来たか…こう終わったか…。やられたなぁ。正直 色々と消化不良感も残りますが、キャラそれぞれの作りこまれ方が秀逸。どうでもいいことかもしれませんが 表紙カバー絵がどうも作品のイメージと違う…なんかこの表紙だと警察モノとかな感じが…(あくまで個人的な感想です)
眠気が吹っ飛んだ。動機が止まらない。タイトルと、序章最後の四段落で既に引き込まれた。多少、優佳が「頭の切れるキャラクター」すぎるのと、「まわりくどい」と思うところもあったが、それもまた作品の味だと思う。面白い。
面白かった!「凶器もいろいろ準備した、偽装工作もばっちり、早く俺を殺しにきてくれ!」という被害者候補と慎重すぎる殺人犯候補のモタモタが楽しい。ありえない設定をたっぷりのサラリーマン・ディティールで包んで妙なリアリティを出しているのも楽しい。立志伝中の社長とエリートって、経済学上の人間のようで、ミステリ向きなんだなと思った。結末はあれでよいと思う。前作を知らずに読んだけど楽しめた。技術うんちくが長いところが岡嶋二人風。
どうなるの?ってぐいぐい読ませるのは上手だと思う。面白かった。が、処理が私には合わないなぁ。優佳にイラッとしたのが私だけじゃないようで、ちょっとホッとした。なんか、二人がずっと頑張ってたのに最後は彼女の独壇場というか。と、皆さんのレビュー読んだら『扉は…』の登場人物だったのか。そういうことなら扱いに納得。
余命半年と宣言された社長・日向が、どうせ死ぬなら殺されて死にたい、と宿泊研修の場を設け動機を持つ社員・梶間を呼び寄せる。殺す側と殺される側の息詰まる対決の中に、研修のアドバイザーとして参加するのが「扉は閉ざされたまま」で探偵役を務めた優佳。 リドルストーリー的なラストなので、ちょっともやもや・・・。
興味深く読めた。ロジックの根幹が危ういのと、最終到達点がここに飛んでしまうのか、という点。その二点を除けばこれは石持氏の中では良書といえるのでないだろうか? と考えてしまうほど、石持ミステリに毒されてます。優佳はもしかしたら氏の登場人物の中でまっとうかもしれない、そんな気がしました。
今のところ、扉は閉ざされたままと月の扉に、敵わないまでもそれらに続く面白さ。石持さんの評判を聞く限り、当たりをよく引く自分の運のよさに感謝。ラストも気になるし、優佳の切れも前作以上。ただ、優佳のキャラに関してはちょっと遣りすぎた感も少し。僕は大好きだけど、普通は嫌いかも。
殺して欲しい男、殺したい男、そして微妙にずれる計画、この構図が面白かった。石持さん意図した、事件がおきるまでが、本当に丁寧に描かれていて、ひき込まれるように読みました。だけどそこで終わるのは、ちょっとモヤモヤします。
面白かった。最後がもやもやして気になるけど、続編が出ることに期待。それにしても、前作から思ってたけど優佳を好きになれない。なんかイライラするんだよね、この人。もしかしてそれも作者の狙いだろうか
君の望む死に方の
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感想・レビュー:118件














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