アスペルガー症候群 (幻冬舎新書 お 6-2)
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アスペルガー症候群の感想・レビュー(227)
本書ではアスペルガー症候群の人々が容易に他人の気持ちを読めない故「虎の尾を踏んでしまう」という表現が見られるが、彼らにしてみれば日常的に「こだわり」の部分を侵害されたり妥協を強いられている――いわば路上に「尾」を晒して生きているも同然なわけで、それに対して「まとも」の方々は一度「虎の尾」を踏まれたぐらいでなんだ、とは正直思わなくも無い。自分の主張が理解されないとすぐ相手を「アスペ」扱いしたがる自称「まとも」な方々が増えている現状、著者がすべきは用語の普及ではなく、定義を明確にして誤解を正すことなのでは。
病名を付けることは正しいのだろうか。それよりも、普通と少し違う人を受け入れられない病んだ社会を直視しなければならないと僕は思う。もちろん、こういった人(症状)に対した知識を手に入れることは重要なのは言うまでもない。この本は非常に興味深いものだった。僕も、出来ないことよりも出来ることを探そう。
アスペルガーの人にとっていかに周囲の働きかけが重要であるかがよくわかった。よりよい方向に変容できるかそうでないかは周囲の理解と努力にかかっている。クラスに3人は潜在的な発達障害の子どもがいることがありうると聞いたことがある。子どもの特性をよく理解して、寄り添ってみんなでフォローしていく体制が必要だと気付いた。理解が得られず苦しんでいる人は今どれくらいいるのだろうか。
小さいころからの苦しかったことが、本書によって特別でなくある程度、普遍性をもちうるものだと、気づかせてくれた。そのことにより、少し楽になっていくだろう希望をもてそうだ。
発育障害として注目を集めた病気はどのような特徴と対処法を書かれている。 また、アスペルガー症候群の傾向が見られるが大成した過去の偉人も書かれている。 アスペルガーで悩んでいる人は、自覚症状がないまま他人に迷惑をかけ他の病気になった気がつくことが多い。 この病気を克服するためには、周りの理解が特に重要である。 特に親として接したときに欠点ばかりを指摘するのではなく良い点を褒めて伸ばす教育法は、アスペルガーでなくても必要なことであると思う。 自分も疑いがあるのではと思ったらぜひとも読んで欲しい。
良書。前半 で「アスペルガーとは何か?どんな症状なのか?」を有名人の逸話を織り交ぜながら解説。でも、この本を手に取る人たちが本当に読みたいのは、後半(7章移行)からの本人・家族が生活していくための工夫やガイドラインの部分だろうと思う。ガイドラインは示すものの、その根底にある、症状に苦しむ本人への理解の大切であることを繰り返し説いているとことに好感が持てる。
「自分はアスペかも?」と思い悩んでいる人へ貸すための再々読。広汎性発達障害、自閉スペクトラムとは「風邪」みたいな曖昧な呼び名。どこから健康でどこからが病気、あるいは障害なのか、境界がない。アスペルガー症候群と診断される人よりも、アスペ傾向の強い性質、くらいな人が圧倒的だと思う。エジソンやベルなどの紹介・逸話も多いが、もっと具体的なSSTにページを割いてくれた方が偉人伝より役立つのではないかと感じた。
特徴的な行動が観察されるが、能力は無限大のアスペルガー症候群はまず診断からサポートが始まる。該当する子供を持つ保護者が読むと肯定的記述が多いので気持ちが楽になるかも。その他読者層がわかりづらいが一定の知識は得られる。ただし「アスペルガー症候群」と「アスペルガー的な傾向」を混同するような記述が見られる。傾向というのはしばしば偽患者を作り出すため(例えば鬱病は脳疾患であり、鬱状態または鬱気味とは違う)、新書で出すなら読者のリテラシーを信用する前に、その旨記載があった方がよかった。
アスペルガー症候群がとても広いということがわかった。これを読んで役立てようと思ったら、どういう行動パターンにあてはまっているかを客観的によく把握しなければならない。その点で、周囲の支援というものは欠かせない障害であると言える。ただ、全体に流れる思想として気になったのが、「親が安心する」ことに視点を置いているという自明の論理。だからこの本は、アスの本人が読む視点よりも、アスの親のためにできている。「扱いやすい」ことで愛情をもちやすくなる点は理解できるが、扱いにくいことで愛情をもてないほどこじれる前に、その子
アスペルガー症候群への対処として次のことが挙げられていましたが、これって、ドラッガーのマネージメント理論とおなじでは? ・枠組みを作りルールをはっきり示す。 ・過敏性に配慮する(個々人のこだわりを尊重する) ・本人の特性を活かす(強みを活かす) ・弱い部分を上手にフォローする(時間管理やメンタルケアーに配慮する)
数年前「アスペルガー症候群」っていう名前を同僚で知り、タイトルに引っ掛り手に。入門書としては分かりやすいが、症状のレベルや状況に左右されるといいながら著名人の羅列はちょっと。読了後に、『脳内汚染』の岡田さんだったと。
半分以上当てはまるぞww 著名人を次から次へとアスペルガー指定していくけど、そこは解釈の仕方次第だと感じた。同様に、自分もそう。そうゆうことにしておく
アスペルガー症候群について興味があり読んでみました。なかなか分かりやすかったです。でも症候群だけあって程度や特徴が広範囲で断定しにくく、誰もかもアスペルガー疑いになりそうです。沢山の著名人も挙げられていましたが本当に?と思ってしまいました。入門書としては適当かと思います。
アスペルガー症候群をより広い概念でまとめた「自閉症スペクトラム」という括り方をされたことで理解が深まった。近親者が限りなくアスペルガーに近い人格なので読み始めたが、やはり間違いないという判断はできた。多種多様なタイプがあるので具体例の羅列になるのはしょうがないのか。障害とはいっても個性のひとつで周囲の他者の対応次第ということだ。そこが、自分の度量を示されてしまったかのようで少々辛い。
悲しいのは自分がアスペルガーだとわかったとしても生きづらさに変わりはない。この本のあとがきでも隠れた軽症の中年アスペルガーが壁にぶつかり2次障害を引き起こすことが新たな課題としている。単なる金銭的な補助よりも周囲の理解を深めることこそが必要だろう。
【図書館】アスペルガー症候群について、時に高機能自閉症と比較しながら、具体例とともに判りやすく書かれています。具体例に随分と有名な人の行動が挙げられていますが、故人も多く、正確な診断があった訳ではないのには注意が必要かな。多かれ少なかれこのような要素は皆が持っているのでは。決して特殊な病気ではなく、理解と環境によって、アスペルガー症候群は強力な個性と変えることが出来るということを、作者は示したかったのではないでしょうか。当事者以外にも、両親や指導する側にも適した1冊。理解を深める入門書としても最適。
自分や周囲の人達にも普通に当てはまることが多く書かれていたので初めは混乱しましたが,アスペルガー症候群が自閉症スペクトラムであることを理解させたいのだと気付いてからはすらすら読めました.おそらく身近な人にも読みやすいようにポジティブな方向で書かれており物足りない感じも受けましたが,逆に一般人にも応用できそうな印象でした.
アスペルガー症候群に特化して、具体的に書かれている。本を読みながら、自分や他人に対して「あっ」と思うことがあるはず。症状を持つ人や対策などの具体例が多いのがよい。
amazonの星の数がやや少ないのは「当事者」の感情的なものによるところが大きいもので、普通に良書だったと思う。医者らしい説明も平易に語っていてくれたし、素人向けの新書としては十分網羅的であったと思う。ただ著名人や偉人を次から次へとアスペ扱いしていたのは、「ほんとか?w」という思いが少しだけした。もっと周知されるべき障害だと思うので、入門書として知人に薦めるにもいいと思う。
アスペルガー症候群の人の典型的行動・思考パターンや外見的特徴などを詳しく解説。解説は易しいのだけど、難しい病気だなあという認識は変わらなかった。アスペルガー症候群の特徴として挙げられている事柄が多く、これだけあれば程度の差こそあれ多くの人に当てはまってしまうよなー、と考えてしまった。「障害者」と「健常者」の境界線があいまいすぎて自己診断なんて到底無理。どの病気でも素人による自己診断はできないけれども、アスペルガー症候群については特に難しいと感じた。
症候群の説明はわかりやすいので興味があれば一読の価値あり。とはいえ広汎性発達障害が推測される有名人を何でもかんでも勝手に診断して取り上げるのって新書じゃしょうがないのかな。「社会に該当遺伝子をもつ人が増えているか」のような著者の専門外のはずの点についての言及も気になる点は色々あるけど、まぁ、目をつぶるか。
しかしながら、出てくる有名人、偉人の名前名前名前にびっくり。「○○○もこのタイプの人物であった」という書き方であるにしても、こりゃ、すごい。世界観が揺れる。
アスの方々は,ちょっぴり他の人より個性が強いだけなんじゃないかな。
アスペルガーは自閉症スペクトラムの範囲にあるのが定まった病気ではなく症候群と呼ばれる所以であってさまざまなパターンがあるということがわかる。いずれにしても社会にあっているかどうかが焦点なのであって、本書が「周りがどう理解してフォローしていくか」に終始するのは理解できる。超男性的脳であるという説はわかりやすかった。他の人に説明するときに使えるかも。
アスペルガー症候群って?を知るには良い本なのだと思う。多くの有名人が扱われているのも、否定的にとらわれがちの少数派の存在を肯定的にとらえることの助けにはなると思う。ただ、自分のまわりの特定の人を思い浮かべながら読む時、少し抵抗を感じる部分もあり、読み進むのに時間がかかってしまった。
本書はどちらかというと「育児」の視点からアスペルガー症候群を捉えているが、私にとっては、人生の手引き書のような、自己啓発の本として読んだ。「何か上手くいかない」、「周りと上手く馴染めない」等の悩みを持つ者にとって、本書は一種の「救い」になるはずだ。だがもちろん、「自分はアスペルガーだ」という認識に甘えてばかりいてはならない。本書の内容を理解した上で、現実に立ち向かう道具とすればよい。
ダチョウの群れに白鳥がまじり、なぜお前は早く走れないのだと言われる。自分でもなぜ走れないのだろうと思うが、自分は自分でよいと思う。空を飛べることを教えてもらわなくても自分で飛べるか、もしくは周りが気づいて助けてくれるかだな。そこでつぶれる奴はしょせん、アスペルガーじゃなくても飛べやしない。マイノリティは恥ずかしいことではない。時には信念を持ったマイノリティが世の中を切り開くのだ。
アスペルガー症候群は自閉症スペクトラムに含まれ、症状が軽症~重症まで非常に広範囲である。知能に障害はないが人の表情を見て感情を察するという認知能力が備わっていない場合がある。かわりに言語能力が発達している。読後もある程度は現代病の一種という印象は拭えなかった。遺伝的要因と環境的要因があるが、後者についてはいままで語ることがタブーであった。重要なのは、アスペルガーであるかないかの境界は限りなくグレーであること。
アスペルガー症候群の
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