凡人として生きるということ (幻冬舎新書)
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凡人として生きるということの感想・レビュー(295)
自由で平凡なオヤジへのススメ。自由は、自在感をもつことで得られるものである。自由を追い求めた結果引きこもりになった青年、平等を追い求めたポル・ポトの過激思想。突き詰めて何でもスッキリさせるのではなく、ある程度いい加減に生きよ。凡人として、平凡に。
社会問題の見方も論理の展開も凡庸で特に面白いところもなく、世間の人々や似非専門家が無責任に放つ言葉と質は変わらないように感じた。 しかし、映画のことに話題が及ぶと映画作りに対する取り組みの姿勢や仕事仲間についての理念などは、さすがに映画監督だけあって感嘆させられるところも多々あった。とくに、映画の感想を書き記すという訓練が、絵コンテ作成の下地になったというエピソードには、作者の才能の発端を垣間見ることができた。この感想というのは恐らく、私たちが普通に思いつくようなレベルの感想ではないのだろう。
素敵で平凡なおっさんへの誘い。若さや自由、コミュニケーションに関する通念を時に正論時に暴論屁理屈で揺さぶりながら、いろんなポジションが取れてまったりしたおやじのような生き方いいじゃないという。押井作品の登場人物を思い出すような言葉が随所に見られ、犬猫への言葉なんてバトーまんまな感じがする。オタク論も面白い押井ファンにも押井をよく知らない人にもオススメできる本
「若さこそ価値がある」「友情は無欲なものだ」「人間は自由であるべき」といったキャッチコピー化された言葉や価値観を鵜呑みにすることの危険さと自分で本質を問うことの大切さをゆる~く説いている。時に散漫でぼんやりながら率直な意見と地に足のついた語り口はパトレイバーの後藤隊長を思い出す、肩の力を抜いて幸せになろうよ、って本。
素直に納得できないところもあったが、視点は面白いと思う。 最近の引きこもり問題とか、大きな問題にしすぎて逆に問題を悪化させていると思う。本書では「仕事はおもしろい」とか書いているが、これに同意できない人もいると思う。ただ、本書でいう「仕事」は世間でいう「職業」と限らなくて社会につながることをふくめていると思う。とりあえず、親になる人は犬とかを育ててから親になれ、というのは同意する。
明るかったり受けが良い言葉を連ねているだけのものよりも、こんな風に考えて語るものの方が好き。この本では、自分で世のことを判断し、外にも内にもふれすぎず、緩やかに社会と繋がることを提唱している。著者が監督である「うる星★ヤツら/ビューティフルドリーマー」を見たくなった(^O^)
客観的というよりは、押井守さんの主観的部分を感じた。それが悪いと言うことではなく、押井守さんが今まで生きてきたなかで学んだことなのだろうし、性格が感じ取れて楽しい。さらっと一気読みできる。
社会に関わることの大切さを説いた項が印象的。それが現代における自由に繋がるのかもしれない。友情論に関しては西洋哲学にも通じるものがあると思った。
若さには価値があるとか、自由とか、損得なしの友情とか今では常識といえるぐらいになっている言葉について、漠然と感じていたものをズバッと表現してくれた感じ。押井ファンじゃない若者にも読んでほしい。
押井さんの作るアニメには、無駄な明るさやサービスはありません。でも、この本を読んで、それは押井さんが人間という生き物の本質を、客観的に見つめながら映像化しているからだと分かりました。この本の中で、押井さんが言い続けているのは、物事の本質を見極めて、メディアが先導しているような偽者の価値観には気をつけろ!という事です。これだけ情報量が多い時代ですから、こういう目を養うことは、本当に大切なことですよね・
目から鱗な考えもあれば「ちょっと待てーい」というトピックもあったが全体としては面白い。ただ一つ思うのは、若者がネットを使って社会とコミュニケーションを取ろうとするのは「正体を隠しながら社会と繋がっていたい」という消極的な動機だけじゃない気がする。自分自身、現実世界とネット世界でそれぞれ違う一面を持っている。「ネットじゃなければ出せない自分を出しながら他者と繋がりたい」という積極的な理由でネット社会を生きている。ネット社会に参加する事で押井さんの言う「自由」が広がる人も居る事を分かって欲しい。
かなり正直な物言いに共感。自由で平凡な人生が、最も幸福で刺激的。他人の人生と関わり、他人の人生を背負い込むこと位、楽しいことはない。逆に誰からも必要とされない人間程、寂しいことはない。大人として、こんな正論をはっきり言う押井さんはいいなあと思います。
通して読んでみて、表題の意味がぼんやーりとわかったかも。10代の時に読んでいたら人生観変わってたかもしれない、自分とは違った考えだけど納得出来るところも多々ある。本書で言われている「若者」に読んでほしいな、もっと楽になると思うから。
押井守哲学本。非常に具体的なところから組み立てていくので理屈人間にとっては大変読みやすく、理解しやすい。デマゴギーに溢れているという洗脳の常套句から始まり、ほどよい中庸的な視点から物事を観るように勧める。オタク、コミュニケーション、セックス、勝負、自由、オヤジと若者。最後に格差。見事な構成ですんなり読める。即効で洗脳されるので気を張り過ぎてるときに読む本。
味のあるオヤジさんの話を呑みながら聞く、というイメージで拝読した。自明すぎることも、飛躍しすぎてることも、著者ならではの真摯な警鐘も、ごちゃまぜで聞けて面白い。
由についての考え方が、森博嗣にとてもよくにていた。※『自由をつくる自在に生きる』を参照。 好きなときに寝れるとかご飯が食べれるとかそういったことが自由ではない。自分のやるべき使命を自分の思い通りに完成されることが自由なのだという考え方だ。熟練という言葉に置き換えるとわかりやすいかもしれない。うまくいかなかった技が、うまくできるようになる・自分の意思に従って機能するといったことが自由である。
みせかけの自由をもとめた者は不自由そのものだろう。
また、コミュニティの重要性を説いている点も特筆に価する。誰も社会
常識の概念を疑えという考え方はとても好きになりました。スカイ・クロラも常識を疑いやすく作ってあって確かにこの人の作品だなと思います。「今、あなたは幸せですか?」「いいえ、別に」「じゃあ、不幸ですか?」「いや、それもどうだろう」って感じで、幸せも不幸もそんなに長くは続かなくて、意識できるのは「凡人」としての普通の状態であり、それを幸せじゃなきゃ「負け組」、なんて新しい言葉で脅してくる常識とやらは頭から排除していいんだと思いました。筆者もこう言いたかったんじゃないでしょうか?
映画監督である押井守の人生論。自分の考えてる事と共通することがあって(押井守の映画は好きでほとんど観てるから知らずに影響されてるのか)嬉しいやら悲しいやら。オヤジ論や勝負論や恋愛論は納得するところがあったけど内容がたまに飛躍するのが難点。
(余裕を持つことの重要性について)「少ない湯ではうまいソバが茹で上がらないのと同じで、たっぷりの湯の中でソバを遊ばせることが、どうしても必要となる。」
このような考えを持ちながら映画を作るから、この人の映画には諦観のようなものが漂うのかな。宮崎駿氏が押井氏を「考えすぎだ」と評していたことも納得。
色々いっているけど、ちょっと散漫かな。幻冬舎新書は後発の中では、宮台や佐伯啓思や浅羽通明にいい本を出させているいい新書だと思うけど、これはどうだろ。/それはそうと、うる星を巡る葛藤が書かれていたのは面白かった。/息苦しい子供(オタク)たちに夢を見せるアニメの社会的使命を受け入れつつも、それだけではダメだと思う押井、オンリーユーはその路線でいって納得できず、ビューティフルドリーマーでついにオタクの夢=欲望の構造を抉り出し反省させる批評的な作品性を開花させるわけだ。パトレイバーもその延長だよね。
押井節が爆裂していて楽しめた!著者の最近の映画があまり面白く感じないのは、ヒットしなくても映画を作り続けられるシステムを構築していたからだったのかぁ~wwwおやじとしてしぶとく生き残る知恵なのか、才能が枯渇した言い訳なのか・・・まあどっちでもいいけど・・・
凡人として生きるということの
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感想・レビュー:84件














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