上海 (幻冬舎ルチル文庫)
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上海の感想・レビュー(256)
泣きはしなかったけど、とても良い作品だった。ラストはすっきりと終わるわけではないけれど、もやもや感が残ることもなくひっそりと幕を閉じるイメージだった。明確に二人の顔を描いてない控えめな挿絵がなおさら良かった。
時代物を硬くなりすぎずにかけることがこのジャンルの強みだと思う。激動の時代の中で落ちるべくして落ちた二人の恋愛がじわじわと気持ちがよりそっていくのがよかった。これだけの流れのいいストーリーにラストのお年どころが好きです。
旧版読んだ時はよかったと思ったんだけどなー。
混沌とした上海が舞台。当時の身分制度が強固でかつ絶対であるだけに、エドワードの健気さが切ない。ただただ、会いたいと願う気持ちにきゅんとしました。書き下ろしがあって、本当に良かったです。
文庫化にあたって改稿したとはいえ、10年以上も前に書かれたという古さを感じさせない。時代に…殊に戦争に翻弄されるお話は胸が詰まる。レイモンドを唯一とするエドワードのいじらしさは大人になっても健在。健気すぎて涙が出る。書き下ろし「China Rose」での2人の様子が本当に穏やかに慈しみ合っていて、読んでいる此方も安らぎを感じる。(2011)
もう凄すぎてしばらく普通の(?)BLは読めないじゃないかと心配になるほど深くて壮大で泣けるけどすごく愛ある作品でした。序盤から簡単にラブラブになってしまうような安直な構成じゃなかったのが余計に後半の二人の結びつきの強さを印象づけた気がする。
この時代、この場所、を選んだ意味がしっかりあった話だった。この設定で男同士だからこそ成り立つ話。生まれ育ちが違えば、受の一途さも、攻のふところの深さも成り立たないし、まさにこの時代この場所での二人の立場がなければ、埠頭で別れるシーンの意味も、受が攻のもとへ辿り着いたことの意味も、大きく変わるだろうなと思える。見事だなー。時代ものって雰囲気だけ拾ったのか?っていうのが結構あるけど、これはすごく良かった。そして街があってこその話なのに、帰る場所は人なんだよね。無事に帰り着けて良かったね、エドワード。
1918~41年の混沌の魔都・上海をメインに第2次世界大戦後の香港・ロンドン・・・街の雰囲気・雑踏が聞こえそうな描写が 抑制された丁寧な文章に漂っていて素敵。実名(中国名)すらわからない捨てられた5歳児・エドワードが引き取られ教育を与えられ忠実で慎ましやかな執事として仕えるイギリス人貴族で実業家のレイモンドへの切なすぎる秘めた思い。レイモンドとの別れのシーンは双方の立場と思いが凝縮されていて胸が痛む。濃厚なラブシーンが存在したら台無しになりそうなところを 雰囲気だけに抑えられているから良作になっている。
天然水@灯れ松明の火
マッコリさんの「その本」の感想読んで爆笑してしまいました~、あれは 萎えますよ!! たしかに字は似てるけど あんな場面で使ってはいけない字ですね。
ナイス!
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11/16 11:03
マッコリさんの「その本」の感想読んで爆笑してしまいました~、あれは 萎えますよ!! たしかに字は似てるけど あんな場面で使ってはいけない字ですね。
ナイス!
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11/16 11:03
かわいさんの本は随分前に読んでましたが一旦離れていました。最近ちょこちょこ読んでみると結構面白い。これも涙もろい私は泣かされました。レイモンドが婚約したり、イギリスに帰るシーンのエドワードの気持ちが何とも切なかったです。思いが叶って本当に良かった。エドワードの小さい頃のイラストが何とも可愛くて凄く、凄く良いです。良い本でした。
妹の貸していたのが帰ってきたのでつい再読。うーん。再読なのに別れのシーンでまたしてもきゅうっとしてしまった。2人が再会できて本当によかったなあ。
経験浅いですが、今までで一番号泣したかもしれません。エドワードの健気さに胸が痛かった。埠頭での別れのシーンはホント息が苦しくなるほど泣けた。自分だったらあそこで別れる選択肢は無いなと。。あんな状況でも自分の立場をわきまえる精神力の強さに脱帽した反面、悲しい。レイモンドに対するエドワードの想いが凝縮されていて切なくて・・・そう思うとまた泣ける。(今も)まさに波乱万丈メロドラマ!これからはずっと離れる事なく、いつまでも2人が幸せでいてくれる事を祈ります★
抑制の利いた文章で、激動の時代の上海が綴られていた。特に前半なんてカラカラに乾いたかんじだったのに、もう後半は泣かされちゃった。けなげ過ぎるよ!ストーリーもさることながら、その時代の、その土地の空気感が伝わってきて、そのへんも魅力的でした。またひとつ、お気に入りの作品が増えて嬉しい。そういえばちょっと前に、タイムマシンがあったらどこに行きたい?ってアンケートで「いかない」を選んだけど、今ならこの時代の上海に行ってみたい、と答えるだろうな〜(笑)そのくらい、素敵な作品でした。(2011)
★4 お友達のお勧めで読んだのですが、すっごくよかった!受の健気さが愛おしい。攻も男らしいのにかわいい部分があって、受の一途さが頷けるキャラクター設定でした。余韻のある文章が色々想像させて、すごく雰囲気があります。時代物の良質なドラマを見たような読後感で、読み終わった後放心してしまった・・・。会えてよかったよう(泣)本当によかった。これからは幸せに過ごしてほしいな。
昼メロのような大河ドラマのような激動の時代を背景に主従関係の二人の関係がどうなっていくのか・・かなり萌えましたよー!だって受けっ子がすごく健気なんだものー!あの時はどうなるのかと思ったけれど無事でよかった・・・これからは穏やかに幸せに暮らして欲しいです。
激動の時代を背景に、慎ましやかな中国人執事とイギリス人貴族の身分違いの恋を描いた壮大な歴史ドラマ。数々の障害を乗り越えるうちに、単なる主従関係から愛へと変化して行く様をしっかり噛み締めながら味わうことができました。至福の読後感。
歴史ドラマを見た後のような気分。健気なんだけど湿っぽくない受けが可愛くてたまらない。これからは穏やかな日々を過ごして欲しいなぁ。
第二次世界大戦前夜の混沌とした上海が舞台。退廃的な空気の中で、エドワードの凜とした感じが不思議と似合ってました。二人の間の直截的な表現がないのに、すごくなまめかしくてドキドキした。
レノックス家の人々が使用人も含めて、厳しいけど誠実で暖かくて、エドワードが変に酷い目にあったりしなくて良かったです。彼の一途な想いが通じた後、レイモンドと生き別れてしまう場面は辛かったけど、私は再会の場面の方が、よくここまで辿り着いたなぁと凄い泣いてしまいました。その後の二人は幸せそうで、読んだ後も良かったなと思えるお話でした。
かわいさんの上海を舞台にした物語を読むのは二度目ですが、本当に上海の風景を描くのがお上手ですね〜!その土地の空気感だったり、その場の雰囲気を表現するのがとても巧い!自分の中にすっと入ってきて、本当にその場にいて物語の結末を見守っている様な、そんな気持ちにさせられます。そしてエドワードの健気さに感動!特にレイモンドとエドワードがホールで踊るシーンがお気に入りです。このシーンのレイモンドの台詞が…ツボです(笑)読み応えたっぷりの優しく切ないお話でした!
はぁ~・・・。しっとりして美しい物語、堪能しました。かわいさん、上海金魚やいとしいとし・・・もそうですが、その国や土地の空気を文字にするのが巧みですね~。その当時の上海、私も覗いてみたいです。激動の時代を駆ける二人ですが、確かに厳しい時代背景だけども、身寄りのないエドワードにも周りの人たちがあたたかく手を差し伸べてくれるのが読んでて安心でした。本編のラストも感動ですが、歌姫やChinaRoseの読後感もとても良い。ゆったりと時間をかけて味わいたい作品でした。竹美家さんのイラストも透明感があって素敵。
涙なしには読めない。よくある形ばかりの恋愛でなく、二人が長い間そばに居ることで培ってきた信頼や愛情を確かに感じた。エドワードの健気な想いが報われて、こちらまで幸せな気分になった。かわい作品の中ではかなり上位に好きかも。
【♪♪】情景描写の巧さはやはり群を抜く。これぞロマンス。人も国も変わりゆく中で、執事として仕えるエドワードのひっそりと捧げる愛情だけが不変であり続け、この物語を支えている。決して分際を越えず、主人の傍にあることだけを願いとし、私心を削ぎ落したその愛情は、まさに健気受けの極致ではなかろうか。その献身ぶりが、端正な文章によって淡々と淡々と綴られていて、静かに涙を誘われる。レイモンドが情の深い人間で良かった…ホント良かった。書き下ろしが読めて感慨深い。
貴族と使用人の身分差の恋・・・というよりも戦争で引き裂かれた恋の印象が強いです。しっとりして素敵なお話でした。とにかくエドワードが健気で健気でうるうる来ちゃいました。レイモンドもプレイボーイなところがあったけど、一貫してジェントルマンだったしちゃんとエドワードの気持ちに答えてくれて嬉しかった。
30年以上にわたる二人の軌跡が、時代の空気を著す文章と竹美家さんの絵の中で生き生きと描かれていて、一幅の絵巻物のようでした。いじらしく健気なエドワードくんですが、彼の控えめな姿勢は使用人として教育された背景にも由来しており、卑屈な印象を抱かせません。そして、レイモンドくんの包容力のある主人っぷりがまたいいですね~。素晴らしい主従モノでした。
上海の
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感想・レビュー:125件














































