てるてるあした (幻冬舎文庫)
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てるてるあしたの感想・レビュー(361)
お家の事情により遠い親戚といわれる久代お婆さんのところで暮らすことになる。中学生の照代は甘ちゃんでつんけんしているが、裕福とはいえない雑草のような生活、佐々良の人たちとのふれあいを通じ自立していくちょっと不思議で温かいお話。
再読。全く内容を覚えていなくて新鮮だった。きびしい。救いはちゃんと描かれているのだけれど、棚からボタモチのようにはいかず、主人公の成長が不可欠で、とてもきびしい。でもきっと主人公はすてきな大人になると思う。
”本はいいよ。特に、どうしようもなく哀しくて泣きたくなったようなとき、本の中で登場人物の誰かが泣いていたりするとほっとするんだ。ああここにも哀しみを抱えた人がいるってね。"・・・ ぐっときますよね。この言葉。
苦いけれど、やさしい話。もし親から愛情を得られなかったらどうなるか…。理不尽な状況でも正しく導いてくれる愛情があれば曲がらず成長すると、主人公の身にふりかかる厳しい現実に、ファンタジーとも言える佐々良の人達の厚意を重ねることで訴えているよう。久代さんの言葉は名言多し。
読みながら一番感じたのは、高校生の頃ってこんなに自分勝手でトゲトゲしていたかなぁということでした。自覚していなかったけれど、もしかしたら自分もそうだったのかも。最初はぎゅっとかたかったのに、次第にふやけていくようにやわらかくなっていく。周りを取り囲む存在はとても重要です。娘のことを託したお母さんは、娘とのつながりを諦められなかったのですね。あしたはどうか晴れになりますように。
読むのは3回目。何回読んでも、あったかい気持ちになる。何回読んでも、おんなじところで泣きそうになる。(というかラストは号泣した)ぐっとくる言葉も多くて、これからも何度も読み返したい。
「ささら さや」の続編とは知らず、こちらから読んでしまいました。なんというか、この方の本は、ミステリーという括りで読んでる感覚はなくて、壮大なファンタジーを読み終えた読後感があります。様々伏線がキレイに見事に絡まって、とても、気持ちよく読み終えました。あんな、お婆ちゃんたちに 囲まれて 私もあの町に住んでみたいなぁ。
「ささら さや」よりもっと好き。久代さんの愛にあふれた言葉たちが照代の心をとかしてくれた。不器用でも伝わるんだなあ。お夏さんも珠ちゃんもみんな、前作よりもっと好きになった。照代みたいな、思春期と言ってしまえばそれまでなんだけれどそれだけじゃない、そういう時期は誰でも経験するもので、その時にきちんと真正面から向き合って叱ってくれる大人がいるのはなんて幸せなんだろう、と大人になってから思った。照代も照代のお母さんも、きっとこれからは大丈夫。ありのままの自分を見つめて生きていけるだろうな。
「ささらさや」を読んだら、読友さんからこっちも勧められて。いや~よかったです。親の夜逃げで、ひとり佐々良にくることになった照代。不幸続きだけど一番の引っ掛かりは、自分は母親に愛されなかったのではないかということ。だけど佐々良のいつもの面々や、エラ子や松五郎に囲まれて過ごすうちに…。まさかあんなラストが待ってるとは思わなかくて、うう、泣けました。照代ちゃんの話でもあると同時に幽霊のやす子や久代さんの話でもありますね。ところで「東京タワーにぶつかって」や「しらんぺったんゴリラ」…うちの子も同じこと言います!
照代は中学を卒業したばかり。あこがれの高校生活を迎えるはずだった。けれども、ひとりで夜逃げだなんて。我が身の不運を周りにあたるかのようにつんつんしていた照代に、反抗期のころの自分を重ね合わせ、はらはらしながら見ていました。じんわりあったかい話が続くので、最後の話は不意打ちでなきそうになりました。
前にドラマは観ていたので結末は分かっていたのに、最後はずっと涙が止まりませんでした。周りに反発しつつも成長を遂げる照代、そして、厳しくも照代を心から思い遣る久代さんの真の優しさ。お互いに不器用だからこそ、なかなか素直になれない部分もありつつ、それでも良い関係を築いていたのではと思います。あとは何より、ダイヤ君の無邪気で優しい姿にほっこりしました。『ささら さや』も良かったですが、『てるてるあした』は更に素晴らしかった! 「温かな気持ちをありがとう!」と声を大にして言いたいです!
ささらさやがすごく好きで、見つけた瞬間手に取った本。まさか結末があんな事になるとは思いもせず…泣きました。エピローグは線をひっぱって後から読み返したいくらい素敵な言葉がいっぱいありました。やっぱり加納朋子さん好きです。
『ささらさや』も良かったけど、この作品も良い。
思春期特有の微妙な心の揺れや感情などがリアルに描かれている。
久代と共に生活していく中で成長していく主人公の姿が心をあたたかくさせた。結末はかなしいものであったが不思議と読後感は良かったです。 ほかにも思うことはたくさんあるが、文章だけでうまく表現できないのが悔やまれる。
「ささらさや」の続編。こちらはずいぶんビターな味わいのお話。しかし、今回も、予想外のタイミングでフッと泣かせる台詞が入るところは絶品。
ささらさやの姉妹編。照ちゃんも照ちゃんのお母さんも悲しかった。子供は環境を選べないから。苦しい状況の中ですべてを受け入れ、配慮する久代さんはすごいです。相変わらず佐々良の街の人たちは優しい。ユウ坊や小さな人達が見ている世界は大人達とは違うのでしょうね。
何も出来ない無力な存在から、少しずつ成長していく物語は好きだし感動するし厳しい言葉も糧となる。ただ毎回ちょっと指摘されることが自分も痛い。
ミステリーではなく、読み物。 「ささらさや」の続編となる作品。 全編を通じた大ネタは複数あるものの、驚きは少ない。 期待しすぎたか…。
涙、涙、涙・・。ほんといい涙を流させていただきました。あさはかで、無計画の両親のために、高校進学をあきらめて、遠い親戚を頼って佐々良の町にきたテルちゃん。迎え入れた久代婆さんとその個性的なまわりの人々。テルちゃんの心の変化がうれしかったです。ノスタルジックで切なく、懐かしさを醸し出す朱川湊人さんの世界観と、笑いあり、ドタバタあり、涙ありで、いつもしっかり心を鷲づかみしてくれる有川浩さんの世界観をミックスしたような物語でした。いい涙を流したい方にオススメです!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(3)
- 04/30
トミザワ @灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
NOBUさん、こちらこそ!はい、涙腺はゆるゆるです。キャラメルの舞台を見ても涙してしまいます。これからもツボ共有していきたいですね!
ナイス!
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04/30 09:36
NOBUさん、こちらこそ!はい、涙腺はゆるゆるです。キャラメルの舞台を見ても涙してしまいます。これからもツボ共有していきたいですね!
ナイス!
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04/30 09:36
てるちゃん、あんたが可愛くないのは、ないものばっかり欲しがって、手に入らないと拗ねてばっかりで、素直になられへんからやで。全く私にそっくりやわ。でも成長したよね。ホンマに良かった。
日頃、自分の親としての在り様に自嘲したり開き直ったりしている気持ちにぴったりのフレーズに胸を掴まれた。
「子供を産んだ母親がみんな、聖母マリアになれるわけじゃない」未熟な人間が歳ばかり大人になって親になり、言ってはいけない言葉で子供を傷付ける。無意識に。…痛い。泣ける。
だから久代さんの言う通り泣きたくなったら本を読もう
takayo@灯せ松明の火
あゆかちゃんの話は胸に痛かったわ。親の一言が子どものその後の行動にものすっごく大きな影響与えてしまう。もちろん傷つけるつもりなんてサラサラなくたって、それは言いわけにならないよね。
ナイス!
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05/21 11:13
あゆかちゃんの話は胸に痛かったわ。親の一言が子どものその後の行動にものすっごく大きな影響与えてしまう。もちろん傷つけるつもりなんてサラサラなくたって、それは言いわけにならないよね。
ナイス!
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05/21 11:13
温かい気持ちになりました。自分のことしか考えられなかった主人公の少女照代が、周りに支えられながら、少しずつ大人になってゆく姿がとても良かったです。
ちょっとした心配事とかイライラを、遠くに放り投げて暖かい気持ちにさせてくれた。私の壊れてしまったものも、もっと素敵なものに生まれ変わったらいいな。
サヤは相変わらず頼りない感じやけど成長してたし、ユウ坊も大きくなってた。今、表紙のユウ坊に気づいた。やっぱり、まだまだ小さいな(笑) 裏表紙には「わがまま放題の照代」と書いてるが、1話目で出された食べ物を残すのが失礼やと感じたぐらいで、1話目以外は中学卒業したばかりで、この状況なら素直な方やと思った。 涙が流れるまでは行かなかったが、胸が熱くなった。ダイヤも優しいなぁ。 続編希望します! 『ささらさや』も併せてオススメです。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(4)
- 02/12
トミザワ @灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
はらぺこさん、読了しました。オススメ有難うございました。こんなに泣けるとは。新幹線で読んでたいへんなことになりました。
ナイス!
-
04/30 08:27
はらぺこさん、読了しました。オススメ有難うございました。こんなに泣けるとは。新幹線で読んでたいへんなことになりました。
ナイス!
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04/30 08:27
姉妹本「ささらさや」を先に読みました。サヤのキャラがあまり好きじゃないので、こっちの「てるてるあした」の方が好きでした。主人公テルヨが捻くれた性格なんだけど、よく理解できる。そしてそのせいで幼児や実母や老人とうまく付き合えないのがリアリティあってよかった。ラスト、せつないですね。ぽろぽろ涙が出てしまいました。
厳しい話だと思いました。なんとなくちょっとは甘い部分があるかなと想像していたのですが、とても厳しくて温かい話でした。不意に涙が出ます。
ささらさやも良かったが、こちらの方がいい。登場人物1人1人のキャラが立っていて、皆が良い。何より温かい。涙が溢れるが、この涙さえ温かく感じる。自分が思春期だった頃を思い出し、トゲトゲしていたんだなぁと振り返ることもできた。
『ささらさや』の続編。おっとりしたサヤに比べると照代は読んでてつらいかな。まだまだ庇護される年齢で誰かに無条件で抱きしめられる幸せを知らないまま現実に向き合わなければいけないから。自分が好きになれない照代の一言一言がつらい。佐々良で出会った人たちに支えられ必死で頑張る照代のこれからが見てみたいかも。幽霊の顛末はちょっと強引かな?久代さんたちから教えられた大切な事を忘れずに生きて欲しいな。
「ささらさや」でも思いましたが、人と人との触れ合いの良さ&大切さが上手く描かれています。久代の真意が分かってくると、泣けます。
照代の言動にいらっとするけれど不安な気持ちでいっぱいなんだものしかたないです。多くを語らない久代さんの気持ちがわかってくるラスト近くで涙腺決壊。照代はささらの町にやってきてよかったですね。一番久代に会いたかったのは姿を変えて出てきたあの人だったのでしょうね。
泣ける小説推薦です。親の身勝手で一人ぼっちになった主人公が、周囲の人に支えられ人の温かさにふれていく話。正直、読み始めは主人公のすねた様子にうんざり(ガンダムのアムロを思い出してしまいました)なかなか読みすすまなかった。だからこそラストが涙・涙だったかな!くたあ。涙したい人にお薦めします。
人生なかなか上手くはいかない。つまずいたっていじけていたって仕方ない。それにしたって照代ちゃん可哀そう過ぎる、と思ったのは私だけ?小説の中でぐらいお母さんが改心する展開が欲しかったなぁ。心温まるにはちょっと現実的過ぎたかも。。。
08.2.10.377p。単行本(05.5発行)解説:成井豊(キャラメルボックス) 『ささらさや』に出てきた人たちが再登場!親の夜逃げのために「佐々良」にやってきた中学を卒業したばかりの照代。自分の不幸に納得がいかず、我まま放題。周囲の人と関わりながら彼女は変わることができるのか。ラスト以外でもなぜか涙がこみ上げてくる描写が多い。不幸な出来事があったとき、ふてくされるのか、前に進もうと努力するか。人生の分かれ道だと思う。◎
自分は母親やまわりの人に好かれてないんじゃないか、という照代の不安な気持ちがとてもよく描かれてる。本当はそんなこと全然なくて、自分の気の持ちようなんだってことをだんだんわかっていくんだけど。自分にも少なからず同じように拗ねてる時代があったなぁ・・・。「本の登場人物が泣いていたりすると、ほっとするんだ」というくだり、久代さんは哀しいことをそうやって乗り越えてきたのかな?と思わせて泣けた。とにかくいろんなエピソードが『お話』だってわかってても泣かずには読めない。傑作。あと表紙の赤ちゃん(ユウ坊)ちっちゃすぎw
てるてるあしたの
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感想・レビュー:91件


















































