さよならの代わりに (幻冬舎文庫)
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さよならの代わりにの感想・レビュー(165)
あらすじを読んだ瞬間、時間SF者、小劇団好きとしては無視出来ないなと購入した。適度に軽い文体で、読みやすい事至極。もっとも、中身の方はというと…。登場人物が出揃った時点で犯人が分かってしまうのは置いといて。とにかく、ミステリかSFか中途半端な書き方には疑問符が浮かぶ。脇役のキャラ造形も悪くはないのだが、動かし方が悪いのか誰もが魅力的には映らない。ただ、未来の内容をPCに残すアイディアは少し面白かった。色々と残念な作品。
◎切ない話。こまかいつっこみどころはたくさんあるが、そんなことはどうでもよくなるくらい、感動してしまった。個人的に装丁は単行本のほうが本の中のワンシーンをうまく印象付けてくれるのでとても好きだ。タイムトリップものでは東野圭吾の時生とわりとかぶるような印象を受けた。どうしても大部トリップものは時間の宿命や絶対性から切ない話になってしまいがちであるが、この物語はとくに悲しい。祐里の孤独な戦い、本筋の殺人事件はあまり面白味はない、事件をきっかけとした、祐里と主人公のラブストーリーとして楽しめた。
私は解説から読む派なんですが、この本の解説は最悪です。予告の前にすでに作品のミソがバレバレ。しかも後ろ向きな話のように書いてますが、主人公の変化といい前向きな話だと思うんですよね。ヒロインのキャラも最高で、解説は最悪ですが、作品自体は今年一番じゃないでしょうか。
貫井さんの作品は全て好きですが、これは自分が小屋劇をしていただけに違った意味でもどっぷり嵌り込んでしまいました。SFファンタジ青春ミステリ?ってとこでしょうか。うん、でもうまい。やっぱりうまい。
途中まで推理ものだと思って読んでいた。 タイムスリップしてきたという少女と、主人公が手と手を取り合って推理をすすめ、恋もするかもしれんなぁと、そのくらいで読んでいた。 けれど文庫本半分の厚さを過ぎても、まったく推理が進まない。あぁこれは、タイムスリップ物だったのだと気づいた。 祐里は過去を変えたくてがんばってるわけだが、そこで過去が変わってしまったら、自分が存在しなくなるかもしれないということは考えなかっただろうかと思いつつ読んでいた。 うん、別の意味で度肝抜かれた。
SFミステリ。だけどSFもミステリもおまけで、実はボーイミーツガール物。時間遡行の考え方は結構好きでしたが、それ以外は特に目立ってはいなかったかなぁ。
ほんとにタイムスリップだったんだ…!最後まで「祐里の話ほんとなのうそなの!?」ってはらはらさせられたので、種明かしを読んでてもまだ半信半疑でした笑 解明されてみれば殺人のトリックも単純なものなんだけど、祐里の存在があるゆえに先の読めない展開だった。そもそもなんでタイムスリップしたのか?とか新條さん結局捕まっちゃうのか、とかうっすら消化不良感はある。けど読後感もさわやかで面白く読めました。
貫井さんは時間軸の使い方がうまいが、これはメルヘン?ファンタジーな感じがしてあまり好みではなかった。非現実的すぎるため。映画にしたらおもしろそう。
登場人物にあまり魅力を感じなかったものの途中からかなり引き込まれる展開に。といっても、あまり救いがある終わり方ではないなあ。結局未来は変わらない。
これは(ある意味)すごい…。非常に古くさ…いえ、古典的な青春タイムトラベルミステリー。2000年代が舞台なのですが雰囲気がどう見ても80年代…。これだけ前時代的な作品のくせに、結末は切ない別れと爽やかな感動というこの手のタイムトラベルものの王道から逸脱しており時間跳躍した意味はあったのだろうか…と疑問に思うほど後味がよくない。こんな報われない上に面白くないタイムトラベルものはいやです;
SFミステリ作品です。貫井さんの作品は、暗くて、救いが無い所が好きなんですけども、たまには、こういうライトなのもいいですね。オカルト要素が入った作品は、これまでにもありますが、タイムスリップがテーマの、もろにSFは初めて読みました。
初めての貫井徳郎。長い…!若干ムダなシーンが多いような。絶対もう少し削れる所があったと思う。半分くらいに…(笑)あとタイトルはこれじゃなくても良かったかと。話とは全然関係ないですが、「和希クン」の「クン」を片仮名にするのにイライラしました…。
欲張って失敗した感が漂う大長編。 内容を精査して、短編か中編でキレよく書いたほうがよかったのでは…。 物語の軸が二つあり、結果として戸惑うばかり。 う〜ん、イマイチ。 …勝手読みはいるだろうが、ヒロイン視点で読み返す価値はあるかも、とは感じた。
最近は重い内容の貫井作品ばかり読んでいたのですが、これはそういう感じではなく、しかしとてもビックリする内容でした。実はあんまり期待せずに読んだので驚きは凄かったです。やっぱり貫井さんは凄いなと思いました。
ミステリというよりも、SF青春ものとして読むほうがいいかも。甘酸っぱく、そしてやるせない…。ほんと貫井さんっていろんなもの書くのね。
読後の無力感と切なさと言ったらすごい。この人の作品にしては割とライトな印象のため、物足りなさを感じる人もいるかも・・・。ただ、文章はやっぱり素晴らしいと思った。ハッピーエンドが良かったけど、このやるせ無さっていうのも現実味があっていい。
タイムスリップ物。好きなジャンル。そしてちょっと変わったタイムスリップのしかた。いつかまた会えることを信じたい。新條氏が出てくるとずっと市村正親氏が思い浮かんでた。
むむむ、やっぱり冗長感のある本だと、最後の衝撃を期待してしまうけど・・・ タイムスリップもの。半分くらいの薄さで あっさりまとめたほうがよかったのかも。 まあ、分厚さが貫井さんの魅力でもあるが。。
過去を生き抜く覚悟、過去の誰かを、未来の誰かを好きになる覚悟、過去を変える努力と未来の現状。歴史を変えるのは微塵も許されない。だけど努力はしたかった、未来の今の為に。祐里が無力ながらも必死に努力する姿は何ともいたたまれない気持ちになる。ラストも切なさが溢れていた。今回は割と早めに犯人の目星はついた。恋愛的な感情としては淡かったけどまた会える事を切に願う
読みやすくてスイスイ読んでしまった。最後、時間の流れの話は少し混乱したけれど、全体的に面白かった。ただ、もう少し意外性があると良かったかも。まあ、それを必要としない話だったのかもしれないが。
【別に嘘はついてないよ。ちょっと猫を被っただけ】【あいにく、向こう十年間の予定はびっしり埋まっております】最後のトリップの時にはまだ何もかかれてなくって、初めてファイルを見た時点で祐里は全部知ったってこと?なんか難しぃ。けど先が気になった☆このあと会えたかなー。
これが「慟哭」を書いた人と同じとはビックリした。ダークな犯罪物のイメージとは違い、どちらかというと甘い恋愛SF小説だった。タイムトラベル物は好きだけど、この作品の終わり方はイマイチかも・・。
なんだかすっきりしない。あの厚さで…この内容。未来は変えられなくて、祐里はあんな最後。それだけで「う~ん。」ってカンジだし、トリックや犯人諸々が無理矢理すぎ。読み終わった後、もやっとした気持ちだけが残った…。
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感想・レビュー:41件














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