底辺女子高生 (幻冬舎文庫)
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底辺女子高生の感想・レビュー(368)
高校時代にクラスで軽んじられる存在になるっていうのは辛い。そんなの今だけって大人は言うけどそれでも三年間は長い。でも保健室だったり部活だったりに自分で居場所を見つけて下宿生活して先生とも仲良くして、最後にはちゃんと卒業もして。最後の卒業式では私も豊島さんに拍手したくなった。
13日間にもわたる放浪家出や高校生での下宿生活ってかなりはっちゃけてる。そんなことすらできず悶々としていたもっと田舎の元高校生としては羨ましい。でもうちの中高はスクールカーストはそこまでキッパリしてなかったな。というかそんなてっぺんグループが存在できるほどおしゃれな人がそもそもいなかった…。やっぱり「屋上」みたいな「アジール」は10代の子供にも必要だよね。図書館とか、部室とか。いま生きづらい高校生の人たちも、自分だけのアジールを見つけて息抜きしながら生きてほしい。
高校になかなかなじめなかった娘ももしかしてこんなふうに感じていたのかも、と思った。 家出の話は親の立場になってしまい、本当にいい人に出会っていたから無事に帰ることができたのであって、そんなことは絶対やめてよ!と卒業して制服が懐かしいと言っている娘に怒ってしまいました。
今までエッセイを毛嫌いしているところがあったのですが、これはすらすらと読むことができました。あの作品のあの登場人物は自身の経験だったのかななど豊島さんの他の作品を思い起こしながら読むことができて面白かったです。共感できる箇所もたくさんありました。
タイトルからして自虐的なエッセイだろうなあと思ったら、全然そんなことなく、時には共感し時には興味深く、たいへんおもしろかった。保健室登校や下宿生活、部活動は結構楽しそうだったし、友達と呼べるくらいのクラスメイトはいるし、底辺っていうほど底辺じゃないじゃん!なんて思うほど。だけどもそれも、時間が経ったゆえある程度のことは吹っ切れて書けたからだろうな。高校生なんていう狭い世界で生きてるうちは、ひとつの世界で底辺を迎えたら脱け出せないんだよね。ここまで赤裸々に書いといて実家に戻った著者はある意味すごい!
共感できました。面白かったです。それとは別に、ここまで自分をさらけ出せてこそ物書きなのかな、というもやもやが。ぜんぶをねたになんてできないと思ってしまうのは、わたしが中途半端だからなのかな。自分の持っているもの全部を出さなければ、伝えたいことは伝わらないんでしょうか。いちばん大事なことでさえも?
偉い!と思った。なんか凄まじく底辺の女子高生時代を包み隠さず暴露してる。思春期の頃、自分を良く見せたい年頃のはずなのに、カッコ悪いところダサいところ変な考え欠点、そういうところをあっさり曝け出して「こんな私でもちゃんとオトナになれたよ。だから大丈夫だよ」というメッセージがジンジン伝わってくる。自分を「底辺」と思ってる女子高生は読むべきだ。なんだかんだで問題児ながらも愛され友人に恵まれて、本当によかったね。正直さと思い切りの良さと挿絵の上手さで、すっかり豊島さんファンになりました。
楽しかったー。エッセイってあんま好きじゃないけど、これは良い!!最後の卒業では泣いてしまった。先生たちから愛されてたんだろうなぁーって思ったし、先生たちも嬉しかっただろうなぁーって。御自分でも書かれていましたが、たくさんの人に支えられ、たくさんの居場所があった彼女はむしろ、幸せだったと思うし、決して底辺なんかじゃないと、あたしは思います!!
豊島ミホのエッセイ。蹴りたい背中のオビみたいなタイトルだと思ったら序盤で宣伝始めるという(笑)綿矢は大学の後輩らしい。序盤はかなり楽しい!ひとつひとつの話が短く読みやすいし、ぐいぐい引っ張られた。しかし葬式あたりからはだんだんと、それこそ蹴りたい背中ムードに(あそこまでじゃないが)。序盤は誰でも楽しめるだろうけど後半は、蹴りたい背中同様、わからない人にはわからないのだろうな。その人が悪いわけじゃないが。とにかく!事実は小説より奇なり!面白いので豊島ミホ読んだことある人にはオススメです。
今まで読んだエッセイの中で一番面白かったかも!!大変だったんだろうなと思いつつも、冷静に分析しているのを見て笑ってしまいました。家出あたりからだんだん心配になってきますが、美術部とか下宿とか、豊島さんにとっての『屋上』があって良かった。階級の話はちょっとだけ共感。高校はなかったけど、中学はこんな感じだったかも。そして私も部活を『屋上』にしていたんだと思います。そういう居場所っていくつになっても大切。
☆自分を出し切っているエッセイだ。私はいわゆるてっぺん女子グループに所属していたからああゆう人ってこう思っているんだと発見した気持ち。自意識過剰すぎでしょ。そんな思いが透けていたから周りもウザいと思っていたんじゃないでしょうか。自分がかわらないで周りのせいにしすぎてイライラしてくる。
BOOK・OFFで状態良好のサイン本を発掘したので購入。エッセイってどう読めばいいのかわからない。ただなんていうかぼっちの感情は共感した。
「エバーグリーン」「檸檬のころ」がよかったので読んでみました。いやー、面白かった!「授業中に保健室で文庫本を読む自分に酔う」下りは声を出して笑ってしまいました。過去の自分を淡々と分析するその語り口が笑えます(笑)最初にスクールカーストが出来上がる下りなんかリアルですね。「夜のピクニック」とか「黄色い目の魚」といった青春小説がキラキラしすぎていて辛いって人にお勧めです。
共感できる人できない人がきっぱり分かれるこのエッセイ。思い切り共感できた俺も、底辺男子高校生だったんだな。レールを外れないようにするだけで精一杯だった僕には、下宿も保健室も美術教室もなかったな。家出といっても半日くらいだし・・・ミホさんの方がまだ濃い高校生だと思った〜~本人によるイラストがかなりいいです。
昨年から豊島さんの小説にハマり、ずっと読んでみたいと思っていたエッセイ。面白かった~!のっけから「オラ」に笑わされ、家出話にはもう爆笑しちゃいましたよ。豊島さんの小説の内容から、地味で大人しい学生生活だったんだろうなあとは感じていましたが、まさかここまでだったとは。ひた隠しにしたいような過去を、こうも面白おかしく書いちゃう(しかもイラスト上手い!)豊島ミホさん好きだなあ。ますますファンになりました。それにしても当時は辛かったでしょうね。頑張ったんだなあ。たくさん笑って、卒業式の回では泣いちゃいました。
小説だと思って手に取った一冊。豊島ミホは絵もうまいんだなぁ。 まだ若い彼女が、更に若かったころのことを描く。もがいていた時代。 家出のお金をおろすエピソードがおもしろかった。
こちらが痛くなるほどに所々に思い当たる節が(^_^;) 私ならあまり人に話したくない話を赤裸々に書いた豊島さん、私は好きだなと思いました。しかし失礼な話ですが底辺ゆえに、似た経験をした人には伝わるけど、してない人には全く伝わらないかも。終わってしまえば「たったあんな事」なんだけど、当時は本当にソレにいっぱいいっぱいなんだよなぁ。私の「屋上」も高校時代にしかなかったと今さらながら思いました。
高校時代、新学期にクラスの中の自分のランクを見定める・・・確かにそんなこともあったかなあ。自ら「底辺」と位置づけてしまった著者の高校時代のエッセイは痛いけれどおもしろい!私も球技は苦手だったのでバレーボールやソフトボールなど嫌でも自分の役割を求められる競技は苦痛でしかなかったというところは共感できた。かといって自分を底辺だとは思わなかったけど。豊島さんもきっとまわりは底辺だなんて思ってなかったんじゃないかなあ。地味グループにいても楽しい高校生活だったように見えたけど。
おもしろーい♪本文もイラストもとっても好き。「本当の私」なんていません、に爆笑。高校生活の様々な思い出が赤裸々に語られていて、家出や家庭科のテストなど読んでいて笑える話満載だった。紅しょうが抜きましょうか?にはホロリと感動(笑)。地味グループにいても、クラスに話せる友達が四人もいて部活は楽しくて先生にも親にも恵まれて、幸せいっぱいに見えた。だから、読んでいても楽しかった。当時は考えなかったけど、私も地味グループだった気がする。でも満足しちゃってた。頑張れば結果がどうでも認められたあの時が懐かしい。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 05/24
豊島ミホさんは好きなので、ずっと読んでみたかったこの本。正直な感想は、ごめんなさい…共感は出来なかった。わたしは高校時代とっても青春してた派なので。。 でも笑っちゃいながら楽しく読めたし、同年代ということで、当時流行ったものとかが懐かしかったり、わかる気がするって思ったりもした部分もあった。
豊島さんのエッセイが好きで買いました。文章のテンポが良くて、でもウケを狙いすぎず、表現が寒くないところが上手だなと思ったのと、あとイラストが妙に上手いところも面白かったです。本人にしてみれば当時は大変だったと思いますが、「豊島さんよく頑張ったねえ」と声をかけたくなるような内容でした。
弱い自分もやるせない日々も、全部全部、許してあげようと思えた。今しか感じられないことを痛い痛い心臓で必死に受け止めて、消化できなくてもそれでいい。いつかはきっとどうにかなる。高校時代、自転車に乗って泣きながら見上げた、青すぎる空を思い出した。エッセイが上手な作家さん好きだなぁ。
作者自身の地味系女子高生時代を振り返った、負の部分全開エッセイ。「どこまで本当なんですか?」と、思わず聞きたくなるような『行き当たりばったり自分探しの旅』がいろんな意味で凄かったwぶっちゃけ、その行動力とか思考回路って人としては全然底辺じゃないと思う。でも、女子高生のヒエラルキーって「いかに周りから浮かないで自己演出出来るか」という独特かつ特殊な価値観に支配されてるからなぁ・・・などと、遥か昔の自分の高校時代を振り返りつつ頷きながら読みました。ちなみに『女子と男子の覚えてる率』は、私も作者と同じです(笑)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(2)
- 05/11
☆☆☆+ 豊島さん・・・!私は高校より大学の方が楽しかったし青春だったなあと思っているけど、しかし高校がこんな感じだったわけではないなあとか、当時のことを色々思い出した。
ところどころそんなこともあったなぁって思いながら読んだ。体育が得意な女子は恐いとか、バスケとかバレーは足を引っぱって舌打ちされるのが恐いとか…。私は長縄が嫌だったなぁって思いだしました。
痛い痛い痛いえぐられすぎてダメージ受けた。過ぎる共感は痛い。あとがきでも書いていたように、この高校生活は完全に昇華して終わり、ではなくて時に立ち返ってしまったりもするんだろうな。時期が悪ければネガティブに引っ張られてドツボになったり。でも訳も分からず痛がってるのではなく、これからは見えている分だけまた違うんだろう
高校を卒業する間際に、この本を買った気がする。3〜4回ぐらい読み返し、気が付いたら4年経っていました。やはり豊島ミホは、地味系青春小説を書くのがうまい。すぐに思い出せないような感覚をぴたりと言葉で表現出来るのは、彼女が細かく?日記を書いていたからだろうか。底辺とまではいかないけど、それなりに屈折した中高校時代の自分が現状を見たら、どう思うのかなー?笑
豊島ミホ先輩の代表作だと思います。三島由紀夫賞にノミネートされてもよかった。幻冬舎はまだ若い出版社だし直木賞路線強いからしょうがないんだろうけど・・・
得るものがたくさんあった。高校時代感じていた色んなもやもやしたことを言葉にしてくれたようで、すっとした。あとがきにあるようにどんな辛い時期も「いつかはどうにかなる」。いつか「今、底辺」だと感じたらまた読み返そうと思った。
笑った!ここにはわたしが体験したあの頃が少しあった。家出はしたことない。でも底辺だった。電車での妄想。田舎の高校生活がよく描けていると思う。ここに豊島ミホの原点があるんだ!と思った。ここにあるエピソードがかけらとなり豊島作品に散りばめられていると思う。わたしもバレーやバスケットは苦手だったしうまい人とやるのが一番怖かった。胃が痛くなった。そんなこと忘れていたけどでも「あるある!」と思い出せてしまう。豊島さん、大学ではどうだったんだろう。そっちもいつか書いてくれないかな。そして早く休筆から復活してほしい!
声をあげて笑えるほどのユーモアの中に本質がきちんとあるエッセイでした。本文より「どうってことないこと」の裏に見える意識が許せなかったのだと思う。こいつには何をしたっていいのだ、こいつがどう考えようと関係ない、と思われていること自体が耐えられなかった。-人のこと踏みつけといて、でもそれと全然別なとこで青春謳歌して、そっちだけが将来高校時代の思い出になるんだな」
体育が出来る女子は怖いことが多い・・共感です(笑)もちろん優しい人も居るんですがね。自分も運動音痴で著者よりもずっと孤独な学生だったので体育は苦痛だったなあ
底辺女子高生の
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感想・レビュー:120件
















































