ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)
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ワイルド・ソウル〈下〉の感想・レビュー(433)
面白かった!移民で苦しんでいる日本人とその復讐で行われた復讐劇の重さと軽さのギャップが。でも軽さがあったからこそ読み切れたかも。
下巻のめまぐるしさが半端無い。上下巻のコントラストが見事だな、と舌を巻いた。垣根氏の描く女性の心情に違和感を感じたが、結果的に重要な一言を導き出す原動力であった事も否めない。フィクションであるものの、限りなくノンフィクションに近い作品だと思う。ただ、やはりどこかしらに”軽さ”が漂う垣根作品。ちょっとしたズレを今回も感じてしまった。好みとは少し異なるのが残念。
2冊を2日で読んでしまいました。前半は、戦後アマゾン移住民の話で興味深く読めましたし、後半は40年後の現代を描いていて次は、次は、という展開で楽しかったです。
友達にオススメの本は?って聞かれたら、間違いなくこれ勧める!
重いようでそんなに重くない がっつり読んでるようであまり疲れないそんな感じ 個人的に貴子が嫌いなのでちょっとあれでしたが 終わり方は文句なしの終わり方 途中でバットエンドフラグが立ったときは「これはバットエンドにするような内容じゃないだろ」と心配になったけど ちゃんとふさわしいまとめ方になってて安心しました
「最近読んだ中で何かオススメの本ある?」と聞かれた時の一冊に確実にランクイン。難しすぎず、かといって軽いテイストではない文体なので飽きずに読めるかと。 ただ、個人的にはエピローグは要らないなあ…同じエピローグを書くなら、松尾のその後を描いてほしい。
超傑作!!数々の要素を盛り込んだエンターテイメント。そして社会への投げ掛けも豪速球。登場人物も凄く魅力的です。
皆さん読んでください(^o^)/
穴のない大傑作。心を動かす圧倒的な歴史的背景と人物描写、予想の斜め上を行く展開にただただ夢中になって引きこまれた。日本人として読むべきでは。同郷の村上龍と近い感覚の作家かと思ったり。
約50年前に起きていたブラジル移民達のまさかの実態から展開する復讐劇。異国の臭いと日本の“貧乏くささ”、表と裏を転じながら進むストーリー で、この手の小説は久し振りだったが「次は?次は?」とぐいぐいひっぱられて読めた。それにしても移民の実態は衝撃的。実両親も同じ船で渡っていただけに、これから関係書籍を漁ってみようと思う。
重たいテーマ。ただ、それを感じさせない作者の筆力 やストーリー構成、キャラ設定が本当に素晴らしい。 一気に読んでしまいました。上巻に引続き、面白かった。個人的には、松尾のキャラが大好きです。 組織に縛られ、義理と恩義に悩ませられながらも、もがきながら耐えて耐えて戦い抜いた。カッコよいです。
再読です。本当にオススメ出来る小説です。【以下ネタバレ】ケイがマスコミに送ったVTRにあった哀しい笑いをしながら話すかつての移民の惨状の話、貴子が桔梗の意味を『わかりません』と報道した時の葛藤を思って涙しました。また、最後に貴子の総理へのダメ押しのインタビュー、良かったです。政府が罪を認めた!とエトウさんを思いながら号泣してしまいました。 ケイはナイスなポルトゲスです(笑)。
ラストの爽快感は最高! 自分が登場人物になってしまうような感覚。垣根さんやるな! さて、衛藤さんが“四十年掛かってやっと真のブラジル人になれた”って一説がしみるなあ(嬉泣) 山本のおやじさんは、悲しい命の終り方だった。しかし、その中にも僅かな救いがあり良かった。そして松尾!切るに切れない情と組織の間で葛藤する中、やっと気付く真の魂の解放。特に、東京湾にFDごと沈み、車中から逃れて浮かぶシーン。幼い頃に両親を亡くしたアマゾンの水中シーンとシンクロしてる。すごいな!⇒続く
いやぁー面白かった。背景は重いけどケイの軽いキャラクターのおかげでそんなに暗い気分にはならなかった。復讐が完璧に成功したわけではなかったけど爽快です。ラストのケイと貴子もよかった。幸せになって欲しい。
垣根さん一番の話題作・ワイルドソウルをようやく読んだ。 恥ずかしながら、南米移民の話は知らなかった。 前半でかなりリアルに実態が描写されていて、胸が詰まった。 一転、後半の日本を相手取ったテロ行為。 正直、あれだけの騒ぎを起こしておいて着地点はそれでいいのかと思いもしたけど。 全体的にキャラが魅力的で、ケイも犯人であるにもかかわらず、ブラジル人の味をいいように引き出した性格で、 ともすれば重くなりそうな話を明るくしていると感じた。 垣根さんは本当にブラジルが大好きなんだろうなー。
面白かった!! スピード感が抜群で一気に読み終えました。多くの人の無念、その無念を果たすためのそれぞれの行動。彼らの未来に幸が多いことを祈っています。 今ある土壌は、先祖から代々育まれてきたものであることを忘れずに、過去に感謝すること。それがこれからの未来を創っていくことになるのかな。
仲間達の仇や自分自身への呪縛から逃れるためにも、
日本政府相手に復讐を試みる4人の男達。
ぬかりなく立ち回り、警察の捜査をくぐり抜けていく。
そして、目的を果たし、彼らなりの決着をつけていく。
面白かった!下巻は更にスピードアップ。ケイが魅力的だったな〜。貴子の気持ちがわかりすぎてそれも面白かった。松尾も山本もアツかった。終わり方もかっこいい!
下巻にはいり、ますます引き込まれ感が加速する。こいつら何たくらんでるんだぁ、どんな復讐するんだぁっていう、焦る気持ちを抑えつつ、ガンガン読める。テンポがいいんだよね。読みやすい文体も好感が持てる。人があまり死なずにすむのも、ある意味日本的でいいかも。
歴史的背景を舞台に繰り広げられる現代テロ。よくある話だけどエンディングが好き。スッキリした後味を残してくれます。いやぁ、面白かった。
一気読み。上巻の冒頭は救いがなく、重々しかったけど、上巻の後半から下巻にかけては一気にスピードアップ。下巻には細々とした部分にユーモラスなところもありなかなかの良作。
活字読むのゆっくりなわたしがこの速さ(笑)すごいおもしろかったです。前半のやりきれない過去から、それぞれの道へ。垣根涼介ってジャンルミステリじゃないよねコレ。ハードボイルド?でも恋愛要素もえっち要素も人生観もはいってて盛りだくさん。
(ネタバレ含む・上下巻含めての感想)
垣根涼介を読んだのは初めて。ふとしたきっかけで、安く購入したので読み始めてみた。上下巻2冊で分厚いが、一気に読み終えてしまった。今までこの作家を知らなかったことを後悔・・・人物描写も風景描写も上手い。それに、クルマ好きな作者ということで、クルマに対する知識と愛情はそこかしこに感じられるのも面白い。
アマゾン未開の地に放り出された人々の無念、生きることへの執念、そして死んだ者たちの無念は、壮絶の一言では表現できない。この事実を下敷きにしたこの作品は、
ブラジルの棄民政策をベースにした犯罪小説。ストーリー展開もスピーディーで登場人物も個性的。読後感も爽快でした。垣根涼介の最高傑作。
「国に騙され,アマゾンで死んでいった親兄弟友人の復讐」という陰惨な話のはずなのに,ページが進むにつれてどんどん作中の空気が明るくなっていくという珍しい小説.読後感の良さも含めて,面白い小説ではないかと.
上巻は◎。アマゾンでの壮絶な暮らしやコロンビアマフィアの危険な雰囲気にのめり込んで期待値マックスに。それに比べると下巻はトントン拍子に進む映画みたいな、出来すぎな印象があり、私には微妙でした。ただテロリスト達が徹底的に仁義に乗っ取っていて非の打ち所がないから、こんな円満解決が一番いいんでしょうね、結局これで良かったのかも。それにしても日本政府は色んな意味で情けないな。
復讐が誉められたものでないことは知っていますが彼らが選択したのが優しい復讐でよかったです。あとは好きなところで好きなように優しい時間を過ごしてほしいです。超・どうでもいいことではありますが、ラストの貴子のような素敵なメディア関係者になりたいと切に思いました。
仕込み中にも関わらず夜更かしして読んだ。良くある、「愛情を受けずに育った子は大人になってから」云々に終始しなくてよかった。後半は情愛を捨てない復讐者たちの迷いに一気読みさせられた。みんなかっこいい。秋津!!
面白かった~ 非常に重いテーマなのにブラジリアンらしく女に走る所とかもあって、最後までドキドキしながら楽しみながら読みました。そう、昔からモラルなんてなかったんです。一般に第一次湾岸戦争援助がらみの外務省の大失態がよく語られますが、そもそもずっと失態続きじゃ… 北朝鮮の拉致問題も解決できないし、9.11の時もNY領事館何もしなかったらしいし。外務省いらないのでは?人数大幅に削減して、米国国務省の出先機関にさせてもらっても、効果は変わらなさそう... 政府や役人を頭から信じてはいけませんね。
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