暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)
暗いところで待ち合わせを読んだ人はこんな本も読んでいます
暗いところで待ち合わせを追加
暗いところで待ち合わせの感想・レビュー(3586)
表紙は、そっと目を閉じるはかない女性にしてほしい。これはすごく切なく優しい話なんです。盲目のミチルの家にひっそりと隠れる殺人犯。スリリングなのに温かさがある。おすすめ!
乙一さんの本は初めて読んだけど、この本を読んだら『青』も読みたくなりました。共感できる部分もありました。ミチルとアキヒロが出会えたことはお互いにとって良かったことだと思います。 2人の未来が少し明るいものに感じられた最後に安心できました。
ストーリー重視の作品。視力をなくし家から出たがらない一人暮らしのミチルと、その家にひっそりと影のように紛れこむ逃亡犯のアキヒロの奇妙な生活。ミチルは、家に誰か存在することを感じ始めるが、いないふりをして過ごすことを選択する。ミチルはいまの生活に変化を嫌う姿勢を貫くのが心情のようである。全然魅力のない二人であるが、次第にTVドラマ仕立ての展開をみせる。
久々に読むと以前とはまたすこし違う読後感だった。この話は透明感があって、作者はほんと器用な人だと思う。
視力をなくし静かに暮らすミチル。殺人犯として追われるアキヒロ。孤独な二人が過ごした同じ時間。言葉は交わさないけど、お互いへの優しい気持ちで大きな存在になっていく。読み始めた時は、何か残酷な最後なんじゃないか...と不安な気持ちになりながら読んだけど、読み終わったら、二人とも強く生きていける、と心が救われた。相手のことを考え、想う。ということの大切さを改めて思った。いいお話でした。
暗いところで、二人。お互いの存在を感じて、試す、気遣う。そして、手で探りあい、二人の手が重なりあった時、各々の問題に立ち向かう。乙一氏…苦手意識とあの表紙から、こわごわと読みはじめた。でも、思ってた怖い表現とかはなく、ほのぼのと暖かい気持ちになれた。
救いのあるお話って読後、気持ちがいいな♪点字本気で習おうかな~…
もう何度再読したかわかりないくらいお気に入りの一冊。落ち込んだり、生きるのがつらいなと思ったときに読むと、心があったかくなって、元気が貰えます。カズエみたいな友達のことを親身になって考えてくれる人がいてミチルは本当に幸せ者だと思います。人はやっぱり独りでは生きていけなくて、誰かに支えながら生きているということを改めて実感させられる。ミチルが笑顔で町を歩けてたらいいなぁ。
盲目の主人公である、ミチルの家に勝手に同居を始めた殺人容疑者の男。やがて、二人の間にただならぬ交流が芽生えて。。。無理やりミステリー仕立てにしたのが残念。
失明した女と殺人犯として追われている男が不思議な同居を始める。伏線が効果的に使われていたり起承転結がしっかりしているので読みやすかった。しかし後半のどんでん返し(?)は正直いらない気がする。無理矢理ミステリぽくした感じだったので、もっとヒューマンドラマの方に重心を置けば良かったかも?という印象もある。乙一さんの小説は初読みだったので他の作品もいくつか読みたいと思った。
ミステリとしては、事件の真相部分は早い段階で読めるのだけど(登場人物も少ないし…)この作品の良さは、設定の面白さと緊迫感、他者との関わり合いを疎い、孤独に生きてきた二人がお互いに対し、そして世界に心を開いていく課程にありますね。どこか応援しているような気分で読み、彼らが未来へ踏み出していくラストは、勇気づけられる思いもしました。ついでに、乙一本によくある?作者あとがきも楽しく、二度おいしいです。
馴染みのない作家の作品で、好みの設定だった時のヒリヒリした緊張感が好きだ。どんな展開とオチが待っているのか、失望しないか、という期待と不安が、たまらん。今作の場合、前半は抜群、後半はショボーン。あのまま進めなきゃ。非現実的であろうと。
あたしの部屋に…誰かが居る…盲目のヒロイン ミチルがそう感じるまでに、さほど時間は掛からなかった。殺人逃亡犯のアキヒロと盲目のミチル。言葉は交わせないが、お互いの優しさの交換で二人の距離は縮まっていく。ホラーな表紙とわ裏腹に胸キュン~なストーリー。しんみりじんわり泣かせるけど~あとがきは何じゃこりゃ~脳内キャストはミチル=宮崎あおい、アキヒロ=小出恵介、カズエ=水川あさみ、松永=松田龍平、ハルミ=堀北真希 寒い部屋でじっとしてたら腹壊すか風邪ひいてバレるんじゃね?でも面白いっす!!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 01/25
図書館レンタル。**注)ホラーの皮を被った成長物語**松永殺人事件の逃走中の容疑者アキヒロと彼の潜伏先の住人である、盲目の女性ミチルの二人が主人公。読者の不安感を煽る技量に定評がある乙一の描写による2人は供に、内向的な性格で共通のトラウマを抱えて生きてた。人間誰しもが持つ弱い部分に直接訴えかける話の流れで、徐々に話の流れが救いの方向へ向かう描写は遅々とした流れに焦らされつつも大変楽しめました。暗い話ながら、自己を見つめ直し、前に進む。心温まる成長物語にご関心のある方にお勧めします
再読。乙一のホラーものはすごく面白いのだけど、この作品は、もしかしたら一番好きかもしれない。ミチルとアキヒロ、2人はそれぞれの闇を持ち、出会う。彼らの心が通い合っていくのをそっと見守り、ページを繰る。彼の無実を知りつい安堵し、何時の間にか彼に感情移入していることを知る。アキヒロの抱える闇、それは多くの現代人が抱えるようなものだと思う。彼らの心の交流、そして共に暗闇から一歩を踏み出す、その様子にじんとさせられる。実に素敵な作品だ。
強い光の刺激しか反応しない盲目の女性の家に殺人事件の容疑者の男性が忍び込み、息を殺して隠れている。目の見えない彼女は気付かずに普段通りの生活を送り・・・ありえなさそうなシチュエーションなのに、読み進めていくうちにありえそうな気がしてきた。不幸を背負った2人が主人公で全体的に暗い感じだけど、ラストには救いが残されていて、読んだあとは少しすがすがしい。
冒頭から引き込まれてしまって再読しました。数年たって読んでみると以前とは違うところでぐっときたりします。後書きの方はこんな作家さんだったなぁといった感じでした。
ミチルとアキヒロが二人ともいい人で、結末に満足。 ただし、言いたい!男の子が一晩いた部屋に入ったら目が見えようが見えなかろうが、絶対に思う「この部屋、臭い!!」
雰囲気がかなり好きです。お互いに関わらないようにしてきた二人が少しずつ柔らかくなっていくのが分かるとホッとしました。シチュー、土鍋のシーンは読んでてじん、ときます。もっと早く読みたかった一冊。
ホラーみたいな表紙には騙される。アイデアはちょっと面白いし、人間関係がやさしく書かれてるなと感じた。
タイトルと、「盲目の女性の家に警察から追われる男が勝手に入り込んで潜む」というシチュエーションで、オードリー・ヘプバーンのサスペンス映画『暗くなるまで待って』を思い出しました。同じようにスリリングな展開にドキドキしますが、アキヒロが基本的にいい人なので「なんとかハッピーエンドであって欲しい!」と願いながら読んでしまいます(笑)
周囲に上手く溶け込めずどこにも居場所が無いアキヒロと、盲目のため外の世界が怖いミチル…。孤独な2人が徐々に相手を認め、その存在を許し、気遣っていく様に心が温まりました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 01/05
自分一人では気付けない傷、欠陥を抱えた人同士が触れ合うことで少しずつ変わっていく過程が良かった。 伏線の回収もされていて、ミステリ部分もおざなりになっていなかったように思う。
ほんわかする。乙一さんらしい雰囲気が好き。そして何より1番おもしろいのが『あとがき』〃体重の話が...いろいろ想像して笑ってしまった。
意外な真相に驚き、また安堵しました。ずっと読んでみようか迷いながらも悲しい結末を予想して敬遠していましたが、早く読んでいればよかった…と思わされました。
盲目の女性ミチルと、ある事情からその家に忍び込んだアキヒロの話。いきなり重い展開から開始。互いの存在を意識しつつ生活する両者の行動には手に汗を握る。加えて物語の開始前、ミチルが徐々に視力を失っていく描写は非常に克明に描かれており、自分も視力を失っていく恐怖を感じた。だがそんな彼女も物語が進むにつれて、強張っていた心が少しずつ柔らかくなり昔の人間味を取り戻せていく所に救いを感じる。またアキヒロが抱いていた意識は自分の中にも共通するものであり、根底にある自身の認めたくない部分をえぐり取られる気分だった。
初・乙一さん。表紙やタイトルから、乙一さんの書くのはホラー小説だと思い込んでいたのですが、意外にも心暖まるお話でした。二人の心の距離が控えめに少しずつ、でも確かに近付いていく、その描きかたがわたし好みだったように思います。
モチーフがどこにあるのかが見えにくい感じをうけました。あとがきにあるように、アイディア先行なのはわかるんですが、ミステリーなのか、恋愛なのか、障害者問題なのか、冤罪ものなのか、迷走感がありました。 とはいえ、 視覚障害の方の目線がリアル。職場の人間関係に悩む人の目線がリアル。 この2つは、断言できるので読んでよかった思ってます。
再読。盲目の女性の家に男性が隠れ潜むという奇妙な同居の話。一つの出来事を二人の視点から別々に描写するのは簡単そうに見えて難しいことで、さらりと読ませてくるのはなかなか。心理描写は丁寧で心を抉ってくる。暗闇の捉え方が克明で、盲目の彼女が親しむ暗闇に色がついていく様子は微笑ましい。そうした日常の中に伏線を張るのも巧い。全体的にそつなく淡々としているためか内容を全く覚えていなかったけれど、新発見があり楽しめた。特に冒頭の彼女と父の遣り取りは、過去にこの場面が良いと語り合ったことがあったのを思い出せて嬉しかった
読み始めは非常に暗い。 眼の視えない暗さと人の奥底にある暗さ、臆病さ。 その心情とともに描かれる物語。 前半はそれが何とも気持ち悪い。 眼が視えず、人との繋がりを絶ち、孤独な人生を歩むミチル 眼は視えるものの、誰とも繋がることができず、常に孤独を感じていたアキヒロ、二人が出会ったのは暗いところ。 そこから光に向かって歩み出す二人。 人の温もりに気づく二人。 中盤以降は一気でした。読後感も抜群。 これは面白かったです。 作品の真剣さと裏腹にあとがきでの作者のコミカルな文章にも笑った笑ったww
★もどかしい。ただひたすら、もどかしい。ミチルの外への一歩が明るい一歩でありますように。
初乙一さんでした。会話が少なく二人の心情だけで進む物語。同じ時間軸を二人がどのように感じ行動していたか分りやすく、同じ空間にいる自分を想像して読んでいました。自分の存在を許す・・・最後は孤独を愛する自分としてもなかなか刺さる言葉が続きました(^_^;)人はみんな臆病なのだと、誰かに許されていないと不安でしょうがない。許してくれた人が突然目の前から消えた時の傷みに堪えられない人が孤独を愛してしまうのだとわかってはいるのですが・・・もっと強い人になりたいな・・・
暗いところで待ち合わせの
%
感想・レビュー:667件














































