アントキノイノチ
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アントキノイノチの感想・レビュー(369)
さださんの本を初めて読みました。やさしい文体でとても読みやすいです。 タクシーの運転手さんの所で涙が出ました。杏平、父親を始め遺品整理業の同僚達、雪ちゃん、ただ一人以外はみんなとてもいい人。松井がかなり強烈なキャラで夢に出てきそうです(笑)映画を観る前に読んで大正解でした。さださんの他の本も読んでみたいです。
松井という名、サッカー選手、野球選手、その他の有名人でも特に悪人いなかったはず。みんないい方のような気がしますけど、今後「松井」という名前に、過激に反応してしまいそうになった。あんまりだあ~~~! 松井側のストーリーも知りたい気がするのですが・・・
映画化されていて、有名だったから。たんなるミーハー心で読んだけど、すっごく良い本だった。映画も見てないし、予告とかあらすじなんかもノーチェックだったから、勝手に「セカチュー」とか「僕の初恋を君に捧ぐ」みたいな感じのストーリーを想像していた。身体の病気ももちろん大変だけど、心の病気ってつかみどころがなくてさらに難しいと思う。 松井にはむかついたけど、殺してしまわなくてよかったし、杏平には殺せないと思った。 最後に松井と再開した時の二人の対応はすごく大人で格好良かった。 人は傷ついた分だけ強くなれるんだなぁ、
心に傷を持った青年が、遺品整理業と仲間達と関わる事で前向きに生きれるようになるまでの話。読み終わる前に、何気なく映画の情報を見ていたら衝撃の結末でびっくり!でも原作は映画とは違ってハッピーエンドなので、読後は暖かい気持ちになりました。でも、この題名紛らわしくて損してるかも。
「アントキノイノチ」 さすが、シンガーソングライターとして実績がある筆者だけに、タイトルの付け方と作中での使い方が上手い。 最近、密かなブームのジャンルだけど、筆者のテクニックが光る作品だった。テーマの紹介だけでなく、「松井」という不条理な悪の象徴に乗り越えていく主人公達の成長を描くことでテーマが本来持つ暗さを爽やかなものに変えていくのは上手い。 読んで面白いんだけど、テーマを考えると、面白くしすぎてる。 ・・・職業作家みたいで上手過ぎるのが、何となく引っかかる。
人は簡単に魔法にかかる。善意によって、悪意によって。悪い魔法使いに掛けられた魔法を解いてくれるのは王子様?それともお姫様?そんなのいないと、人は笑う。確かにそう。けれど、魔法使いはどこの世界にだっている。優しい言葉と正しい心を持つちゃんとした大人。飾りのない美しい言葉を持つ恋人。イノチはその瞬間に、しっかりと瞬く。輝きはしないけれど、光るのだ。誰のものも、彼のものも、あなたのものだって。あの日彼が殺したアントキノイノチ。あの日僕らが生かした、アントキノイノチ。そして、あなたが生かしていく、アントキノイノチ
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/01
イノチはあっという間に奪われるほど軽い。でも、人生全てを背負い込むほど重い。軽くて重い、もろくて強いイノチ。芽生えた殺意と壊れた心・・・。遺品整理業は天国への引越し屋。故人の届けられなかった何かを届ける。故人の生きてきた証に触れる作業でもある。その仕事を通して自分を見つめ直す杏平。この話は私の心に深く、どこまでも深く沁み入った。生から死を、死から生を考える旅を、本の中でさせてもらった。心が疲れたらまた読もう。そして、心が疲れた方にもお勧めしたい。胸の奥に届くものが、きっとあるはずだ。
再読。最近、思い返して、あの本は何だったかな、と考えていたものだった。かっこいい大人がいっぱい出てきた。さだまさしさん、凄いな。これは素直に受け取っておこう。
★★★★★命の大切さを教えてもらいました。主人公の杏平の周りの人達は本の中だけどみんないい人ばかり。自分は普段命と直接向き合う暮らしや仕事もしてないけれど、してないからこそ、この本から命の大切さを教えてもらえました。
中学時代までセイヤング聴いてたさだまさしファンだが、小説は初めて読んだ。…正直、予想外にスゴイ。まあ、あの作詞力なら納得…ただ、この小説映画化ってすごいな。ビジュアル的にはどうなんだろう。
読みやすくって、癒し系の、心が温かくなる作品です。同級生の悪意から心の病にかかってしまった杏平。息子の心の回復を見守る父が、グリム童話になぞらえて語る言葉は、あまりにも優しくて。一緒に働く上司や先輩の心は、どこまでも格好よく温かい。読んでいてね。善人と悪人の割合が合わないのです(笑)悪人が一人に対して、良い人が、本当に本当に良い人が沢山いる。THE:さだまさしの一冊。美しい話、そのまんま素直に受け取りたい。
さだまさしさん。僕の中では、わかっても無いのに、わかったような歌を歌う、貧相な顔したおっさん(←お前が、言うなよ!)って定義付けやったんですが。不覚にも、ラストは泣いててしまいました。クッソー!! でも、まあ、いい話です。オススメ!!
初めてのさだまさしさん。すごくきれいな透明感のある文章。残酷な過去を持つ杏平が遺品整理の仕事を通して、人の死と命にふれ、少しずつ心の元気を取り戻していく。杏平を取り巻く彼のお父さんや佐相さんといった大人たちがすごくかっこいい。重いけれど、最後には心がすっと軽くなるような読後感でした。
映画を先にみて重さに「うーん…」となり原作を読む気にならなかったんだけど友人から、「絶対読むべき!」と勧められて読んでみた。結果、映画2時間ちょいの枠には修まりきらない奥の深さに感動…佐相さん役の原田泰造さんだけが原作に近くてますます好きになっちゃった(^w^*)
王様のブランチでのインタビューで気になったので読んでみました。予想以上に読みやすい文章で飽きずに最後まで読む事ができました。重いですが、少しずつでも前へ進もうとしている人達に心打たれました。松井はホント許せないけど、アントキノイノチなんですね!会社の人たちがカッコよかったです。
中学生のときは、曲とかしゃべりが好きで、さだまさしさんをよく聴いていましたが。さださんの小説は私の守備範囲外でした。TVで「アントキノ~」の映画のCMを見て気になったので読んでみたら・・・ すみません!さださん!お見それ致しました。すっかりストーリーに引き込まれ、ほぼ一気に読んでしまいました。いいお話でした。主人公の杏平をはじめ、彼を取り巻く大人が皆、自然体で素敵です。無理に格好つけず肩に力が入っていなくて逆にかっこよかった♪ 続く・・・
映画のコマーシャルの雰囲気とは全く違って、遺品整理会社のものすごい面もかなり前面にでていて、主人公の高校でのものすごい体験も痛くて、かなり重い本でした。おもしろかったか、ときかれると、なんともいえない。お話としてはすごくよくできてるけども。
先に映画のほうを見たんですが、原作のラストのほうがずっとよかったです。遺品整理という仕事を通して「死」というものを淡々と描いているのがよかったです。杏平や雪ちゃんより私には松井が気になります。松井みたいな子は自分が通っていた学校にもいましたが、ああいう子の内面はどうなっているのか、何を考えているのか知りたいです。
映画で評判になって 今日になってやっと読んだ さだまさしらしいというべきかさわやかな気持ちになったり 涙ぐんだりしながら 一日で読む 人生色々 最後はだれでもくるが 死んだ時は いい人生だったと思えるようになりたい
遺品整理という仕事を通して、自分の過去を乗り越えていくストーリー。誰にでもあるだろう辛いこと、哀しいこと、嫌なことをちゃんと苦しんで考えて向かい合っていく姿に共感しました。とても読みやすく、わかりやすい文でした。映画も見てみたい。
積み重なった憎しみ、心の中での殺人。誰かをそれほどに憎む自分がイヤ!自分で自分を嫌いになることってある。“生命”の終末を見つめる仕事の中で、杏平が成長し自分を開放できて良かった。たぶん、大小の違いはあっても、人ってそうして大人になっていくんだと思う。できるか、できないか…。たぶん「ゆき」だけじゃなく、Co-opersの人たちだって自分との戦いを乗り越えて生きてきているからこそ、あのような仕事に向かい合えるんだろうなと想像しました。自分自身“介護”の現場に入っている時。タイムリーな一冊だったと思える。
親友の悪意によって心を閉ざした杏平が遺品整理業に関わり、人の死を通して社会や人間関係を見直すことによって回復していく。様々な良い人との出会いが描かれていて、凄惨な遺品整理の現場にあっても、真っ直ぐな心を持って仕事に打ち込む姿に、清々しさすら感じる。悲しい過去、暗い心をもっている杏平だが、仕事を通してだんだん前向きになっていく姿には応援したくなる。ストーリーの組み立てはやや平坦で、よく言えば読みやすいが、丁寧な文章で読後感の心地よい小説だった。ちなみに、さだまさしの「防人の歌」がなぜかこどもの頃から好きです
杏平くんの過去の事件が気になって一気読み。読むにつれて、自分の中でも、松井くんに対する怒りが募りました。人を傷つけるのに、武器は要らない。松井くんが起こした数々の出来事を恐ろしく思いました。それだけに、ラストの前向きな二人に気持ちが救われました。また、現在身内の遺品整理中なので、「天国への引っ越し」という言葉に納得。気持ちがメゲていたので、いい時に読んだなと思います。この本のおかげで、心を込めて整理できそうです。
遺品整理業に関わる人から発せられる、一つ一つの言葉が印象的。特に佐相がいう、生きていることはすごく恥ずかしいこと・・・その人の良いものだけを残してあげて、その人の面子護ってやるこのがおれたちの仕事というセリフがカッコイイ。
初さだまさしさんの本。なんか独特。作詞をしてるせいか、言葉選びがキレイというか、胸に直接響く感じ。杏平の今と過去が交互に書かれていて、ちょうど気になるところでスイッチが変わるから、とにかく続きが気になりどんどん読めた。生命と死について考えさせられる一冊。杏平の周りは生き方のカッコいい人が多い‼この本で遺品整理業を初めて知った。
遺品整理業という仕事を初めて知ったが、悪臭や汚物と格闘する、凄まじい仕事だ。杏平は高校時代に狡猾な同級生の松井を殺そうとした心の傷をいまだに払拭できないでいる。彼は遺品整理業に携わるうちに、人の死について考えざるをえなくなる。杏平が次第に、「人はいつか必ず死ぬ。どんな命にも、死んでいい命はないのだ」ということを悟り、頑なな心が解けるように、気持ちが整理されていく姿がすがすがしい。
映画では杏平の父親や母親とのこととか描かれておらずどうも中途半端な感じだったので原作を読んだ。夏合宿前に杏平に話した父親の言葉はどれも心に響いた。「生命の重さに差はないけど、生きる重さに差があるんだよ」「死ぬほど口惜しいって思いをね、どんな風にして自分の生きるエネルギーに変えるかってことだよ」等々。杏平の勤め先の社長、佐相さんたちがほんとうにいい方でそういう人の話は読んでいて心地のよいものだった。
何だか、ふざけたような題名で正直どういう話かと思っていました。ちょうど今、映画化されたものが公開中です。 しかし、さだまさし・・・初めて読みましたがとてもよかった。 いろいろな事が重なって心が壊れてしまった杏平が 遺品整理業の仕事を通してそこでの人たちや仕事で、だんだんに治っていきます。行きつけのおふくろ屋の雪ちゃんも、杏平と同じ悩みで苦しんでいました。 実際あるそうですが、遺品整理業、こういう仕事って すごいしこの世に必要だと思いました。 最後に・・・二人が壊れた原因の松井、こんな奴、いるかと思いまし
題名は悪ふざけのようだが、内容は至って真面目。ひとりの少年が、友人の理不尽な振る舞いに心を壊していくさまと、遺品整理という仕事、そのなかでの出逢いを通して立ち直っていくさまを、穏やかで平易な筆致で綴っている。けっこう重い話なのに、それをさほど意識させずさらりと読ませて、しかし心にきちんと残る。もう少し主人公・杏平とヒロインの辛い過去をきちんと剔出しても良かったように思いますが、そうするとそちらに足を取られてしまうので、匙加減としてはこれが最善でしょう。小説としては5冊目、既に円熟の境地に近づいてます。
映画の予告編見ておもしろそうやなーと思って借りた。過去と現在が入り混じってどっちも続きが気になってすいすい読めて、最後はじんわり温かな感動。お父さんといい佐相さんといい古田社長といい萩原先生といい、杏平の周りの大人がみんな素敵でかっこよくていい人ばっかり。松井はクズやけど残念ながらこういう奴って結構な数いると思う。ゆきちゃんとの繋がりにはびっくり。遺品整理の現場の描写はゾーッとした。黒いお風呂とか虫とか。『孤独死』っていう言葉についての佐相さんの考えがすごい好き。胸に残った。
ずっと気になっていた作品。命の話。杏平(とゆきちゃん)が新しい出会いの中でゆっくりと心が整理されていく様子は心地のよいものだった。重たいけど、さらりとしていて、深いけど爽やかでいろいろと考えた。やっぱりさださんの文章はいいなと思った。「生命の重さに差はないけど、生きる重さに差があるんだよ」
初めて さださんの本 を読んだ。歌手が物語を描くとどんな感じか想像つかなかったけど、さださんは歌手で、歌手だから歌詞を書いてて、歌詞を書くから綺麗な日本語を知ってて、そういえば小説の様な歌詞をいつも書いてて…。物語を描くのはびっくりする様なコトじゃぁないのかっと読んで思った。引き込まれた。『小さな人生を小さく生きる小さな生命の一つに過ぎない。』そうだなっと思った。そう思えたら人を許せるのカナっと思った。読んでよかった。
シビアな題材で、色んなことを自分に置き換えて読んだりしました。 展開も目が離せないけれど、何より表現とか言葉とかの美しさが心に残りました。 もちろん映画も見ました。・・・私は、原作が好きです。
実在の会社・仕事をモデルに書かれており、現代の無縁社会の問題も考えさせられます。『人は生きてきたようにしか死ねない』という言葉が刺さりました。仏さんの気持ちになって代わりに遺品を整理するのが『天国への引越し屋』遺品整理。壮絶な仕事です。心がなければできない仕事です。『仏さんを助けに行こう』佐相さんがかっこいい。『アントキノイノチ』『元気ですかぁ!』元気でました。さだまさしさんの他の作品も読んでみよう。
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