黄金の王 白銀の王
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黄金の王 白銀の王の感想・レビュー(271)
人名が難しすぎて読めないのが少々気になりましたが、すごいお話でした。もっと長大な話になりそうなのに一冊にまとまっているのもとてもよいです。
ゾクゾクした。これは凄くいい!!願い怨み祈り見据え、腹を括った男たちの生き様、己の務めを受け止め包み込んだ女の覚悟が描かれていた。怖くて、先を知るのが怖くて、だけどその反面、頁をめくる手が止まらなかった。相反する想いを胸に、ラストは一気に読み切っていた。表紙が物語と合っていないような気がするのだけが残念。個人的には壮大な物語に見合った、シックな装丁の方がいいと思うな。とにもかくにも、初沢村さん、堪能させていただきました!
表紙からは、想像できないぐらい重厚な展開。これはよかった。プロローグや、読めないw漢字の名前などの設定等からありきたりのSFファンタジーかと思ったら、いい意味で裏切られました。話の背景は、表題から想像できるいわゆるベタな設定なのですが、場面ごとの登場人物の心理描写が卓越しているので、歴史ものを読んでいる気分にも。手に取ったときにページ数が多いなと感じたが、その分エピソードが盛りだくさん。納得の一冊でした。
年末に来て良書に出会えました!これは収穫です。ただ名称が覚えられない(爆)人物描写が際立っているので読んでいてごっちゃにならないのを幸い途中から名前を覚えるのを放棄しました。こんなの初めての経験ですわ♪(爆)十二国記や銀英伝を淡々と一冊にまとめました、的な深さがあります。異世界歴史ファンタジーを愛するみなさまに熱狂おススメしておきます!
読み応えのある本。ただ、名前がしんどい。何回も最初の人物紹介のページを見直さないと覚えられない!この本はYAだけど、出来れば一般書で読みたかったなぁ。権力争いも、暴力も、ロマンスも、もっと詳細に味わいたかった。
状況や政策の難しさもさることながら、それに向き合うときの人の心の難しさの描き方が素晴らしいです!仇同士だった二人の関係の変遷は分かりやすく、でも二人を結びつけていたものは何だったのかと言われると、志とか友誼じゃあ片付かない深みがある。(この二人の関係に胸が熱くなる!)2、3冊に分けても良さそうな重厚なストーリーなんだけど、1冊にぐっと濃縮してあるのもかえっていい!タイトルもぴったりだと思う。確かに「王」は二人いました。これが誰かによって作られた話だなんて信じられないくらいどっぷりはまれるファンタジーです。
especially good!図書館/長年、二つの士族が国の支配権を取り合う世の中。現国王である鳳穐の頭領と、敵対勢力である旺夏の頭領が、流れを変えんと動き始める…。/特に長編でもないのに、長年続いた連作を読み終えたかのような充実感。こんなにどっぷりとファンタジーに浸ったのは久々でした。誇りとか外聞とか周囲の反発とかと「なすべきこと」との乖離に苦しんで、悩んで、次々湧き出す問題には機略を以て対処して、振り切って、そして進む二人。事は自分一人の問題じゃなくて、100年先まで見越さないといけなくて。(続く)
リーダー哲学の一冊。タイトルにもあるように、どちらも優れた統治者なんですね。薫衣の苦難を中心に物語は展開するけれども、穭の迷いや裏工作に苦心する姿のほうが読んでいて共感しやすかったかも。ともかく登場人物の名前がめんどくさいのだけは閉口でしたが、単純にファンタジーの世界と割り切れないメッセージを受け取ったと思います。
(図書館)気になる本ブロガーさんのイチオシ。ファンタジー物を読むのは初めて。最初は難しい表現や漢字が多くて(独特の世界観なので説明も長く…)読み進めるのに時間がかかったけれど、慣れればさくさくいけた。主人公の名前など、読みにくい漢字は読めなくても問題なく読み進められた。笑)とても面白かった。二人の王のやりとりが重く、深い。かっこいい。薫衣が濡れ衣を着させられるなど悪い展開が何度もあり、その度に息苦しくなった。終盤の、薫衣と稲積の夫婦愛に感動した。ラストの薫衣の死刑は読み込み不足なためか、納得いかないなあ;
艱難辛苦を乗り越えて・・・というお決まりの文句で片付けるのが失礼に思える生き方でした。時々、未来の視点が入るので某作品を思い出したり。
★★★★★ 10 傑作。ひとつの国に二つの勢力があり、読み続けると、そのどちらも敵ではないということがわかる。それぞれには重い背景があって、とくに薫衣はこれだけ鳳穐にひどい仕打ちを受けたのに、旺廈の王としての誇りを失わなかったのには心にくるものがあった。最後の薫衣の決断は翠の国を思うと正しかったかもしれないが、私は悲しかった。もっと続いてくればいいのにと思ったりした。でも傑作であることにはかわりはしない。
目的や展開の重さから、読んでる間ずっとお腹に澱がたまっているような、苦しい空気がある。けれど方向の違う二人の王の才気と葛藤、人間くささに魅了されて目が離せない。引力のある物語でした。
すごく良かった。こんなに壮大で苦しい物語だとは思わなくて、それまでの苦難を読んだ後だから最後の数行が沁みた。誰にも理解されず蔑まれても私利私欲や憎しみをこらえて事を成しとげられた二人の頭領はすごくすごくかっこいい。個人だけを見るとハッピーエンドとは言えないかもしれないけど、翠の国を思うとすごいことを成しとげて、比べものにならないくらいの幸福が生まれたんじゃないだろうか。薫衣は最後まで旺廈の頭領としての誇りを持っていて生き様が素晴らしい。
二人の王の苦悩が重たい。どちらの立場も辛い決断の連続。「なすべきことをなす」という強い意志と、自己犠牲の上の平穏。最後で、ようやく報われたのかな。薫衣に感情移入すると読めない。あくまでも外側にいないと。辛くて、先に進めない話でした。
読み応えのあるいい物語だった。ところどころカタカナの言葉が出てきたのが世界観に合わずちょっと興醒めしたが,昔の中国や日本のような”翠の国”をめぐる争いの歴史や、新しい時代を作ろうとする二人の葛藤がよく綴られていてとても気に入った。辛い決断や苦難を乗り越えていく様にぐいぐい惹き込まれて読んだ。一族のため,国の平和のために恨みを乗り越え”なすべきことをなす”のは容易ではない。けれど重責に屈せず未来を見据える頭領たちに胸が熱くなった。大好きな本認定!
表紙イラストとタイトルから、勝手に童話的な話だと思い込んでいた。途中で主人公達が可哀相過ぎて読めなくなって、何度も中断してやっと読んだ。色々切ない話だった。
1つの国に2人の王。それぞれにそれぞれの苦悩や辛さがあり、普段なら大抵どちらか一方に肩入れして読むことが多いのですが、今回はそれすら許されない、読んでいて辛い場面が多々ありました。互いの信念の元に生きる様は悲しくも凛とした美しさがありました。一見可愛らしい表紙ですが、内容はとてもシビア。でも良作です。個人的には使い慣れない漢字の人名が多くて少し読むのにてこずりましたが(汗)
一つの国を治める2人の王のお話しです。政略なども絡むので結構ドロドロとした内容で重い話ではあるけれど、そのために一層、薫衣の明るさや櫓との掛け合いに和まされました。2人の王が悩みに悩んで、耐えに耐えて、生きていく様子が描かれています。ぜひ一度手にとって読んでほしい一冊です。
私の中のどストレートでした。超面白かったです!二人の王がすっごく良くてどっちも好きになってしまう!それにお互いの心理がぐらついたり様々な困難を乗り越える度に絆が深まっていく様がもうたまらない!これぞ男の友情!?いや友情というには超越しちゃってる感すら。それと政略結婚させられる女たちとの関係も面白くてそこらへんの恋愛小説より面白くて切なくて苦しい。もう~最後らへんなんて、胸が苦しくて苦しくて…号泣でした。
予想以上に壮大なスケールの話でした。大事のために自分私利をどこまでも抑えていく薫衣と櫓。どっちの人生もつらすぎる。自分の成すべきことをしている。そのことを誰にもわかってもらえなくとも、自分がわかっていればいい。私だったらとてもじゃないけど我慢できないです!器がでかいなー。 後半の稲積の本音には涙です。その後も薫衣が稲積のことをどんなに想っているか伝わってきました。どこまでもまっすぐな薫衣。最後までかっこいい。
壮大なお話でした。大事を貫く姿勢を最後まで通した二人の王の生き様はきっとその子孫に受け継がれることでしょう。読書感も良かったです。
やりきれない思いを何度もしたけど、決して読後感は悪くない。敵対する二人の長は国の為、民の為にそれぞれがなすべきことを最後までやり遂げたんだと思う。より辛い立場にあった薫衣に安らぎを与えてくれる家族が居て、良かった。稲積たちが傍に居なければ、薫衣の人生は(本人がどう思うにせよ)救いのないものになっていたでしょうから。そうならなくて本当に良かった。うん・・。いつかまたゆっくり読み返したい、そんな一冊。
敵を滅ぼすためにと言われ争い続けてきた二つの一族の頭領が、国のために過去の柵を断ち切り平和な国を作ろうとするお話。大局を見誤りそうになること幾度もあり、どうなるのか手に汗を握り、乗り越えても乗り越えても困難は立ちふさがる。臣下には一言も話せない以上、どちらも辛かったと思うけど、より辛かったであろう薫衣に、妻が居てくれたことが本当によかった。あの場面はじんときた。最後辛かったけれど、これ以上ない終わり方だったんだと、そう思いたい。
穭と薫衣の2人だけが、自分の成すべきことを、自分の頭で考えて行動している。それがいかに難しく、偉大なことであるのか思い知らされました。自分自身の行動や思想は、本当に自分で考えたものなのか。あやしく思えてきます。でもいつもなのですが、「自分の成すべきこと」なんか気づかないほうが、平穏で幸せに暮らせるのかもって思ってしまいます。特に今の日本に暮らしているとそう思います。
敵同士の二人の長が、国のために自分を殺しても為すべきことを為す話。かっこよかった。稲積さんの芯の強さにしびれた。いい女過ぎる。王話好きにはしびれました。
仇同士という立場を超え、国の興隆に力を注ぐ二人の男の物語。これは100点満点の傑作としか言いようがない。物語の面白さ、キャラクターの魅力、すべてが高次元で隙なし! シンプルな文章に様々な心理描写が何重にも練り込まれていて、読後感はさっぱりとしてしていながら重厚。10年に1度の感動を与えてくれた作者にただ感謝!
国づくりを描いた作品の中でも十二国記と同等の充足感と感動を味わえた作品。読みながら、何度も薫衣が裏切るんじゃないか?とドキドキし、そして結局、薫衣の圧倒的な強さと現実の自分の浅はかさを思い知らされ、恥ずかしくなった。長年敵対し合ってきた歴史を断切った穭と薫衣の二人の勇気と実行力を「所詮絵空事」と一笑に伏す一国の指導者には国を任せたくない。そして、人間は努力と忍耐で敵対心を打ち負かすことができる動物なのだと信じたい。たとえ甘いと言われても・・・
読んだ後、すごくいい本を読んだなぁと心から思った。『なすべきことをなす』ために困難な道を進み続けた二人の王をホントに尊敬します。特に薫衣。最後の最後まで旺厦の頭領として生きた姿は本当にかっこいいし強い。最後の「ない」って言葉には胸を打たれた。すごく大切な一冊になりました。私も是非迪学を学んでみたくなりました。
黄金の王 白銀の王の
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ナイス!































