まぼろしハワイ
まぼろしハワイを追加
まぼろしハワイの感想・レビュー(242)
ハワイを舞台にした3つの話。どの話も、悩んでいる人がハワイで温かい人や自然との関わりを通して自分を見つめなおしていく(あるいは一歩踏み出していく)・・という話です。ハワイを観光地ではなくて、人を温かく包み込む場所だとしている所に共感しました。この本を読んでハワイに行きたくなりました~
ハワイに関する3つの話。「銀の月の下で」が一番好きでした。旅行番組みたいなただの風景の羅列じゃなくて全身で感じたハワイを書いているような描写がすごく良かったです。
再読。ハワイを絡めた家族のお話。大好きなよしもとばなな作品ですが、なんだろう・・・この人の作品は本当に言葉が染みるとゆうかストンと入ってくる。そしてまた何度でも読みたくなる。表題作の「まぼろしハワイ」が一番好き。オハナちゃんとあずみさんのこらえきれない悲しみと周りの人のあたたかさ。毎回ジーンとしてしまいます。大好きな一冊。
「銀の月の下で」がすき。ハワイの空も海も砂も空気も、すごく近くにあるように感じた。人と関わりも、場所や時間やモノとの関わりも、簡単じゃないし、複雑で一言では表せない。感情も想いも簡単な言葉に置き換えてしまおうとしがちだけど、それはとても難しい。でも全て、同時にとてもシンプルでもある。説明できないけどわかりあえたり、違う目で同じものを見て違う想いを持って、でも隣にいたり、ずっと昔に起こった出来事を今この完璧なタイミングで消化できたり、色々なことがあるよね。ハワイ行きたいな、いますぐ、飛んでいきたい。
よしもとばななさんの言葉は、どうしてこうも染み入るのだろう。人間の奥深く、自分でも気付かなかった部分に優しく手を伸ばされている気分になる。不幸だとか惨めだとか、そういう幾つもの負の感情を、まるごと受け入れて優しいものに変えてくれる。そしてとにかくハワイに行きたくなる。“みんないろんなことがあるんだな、と言うと単純にすぎるだろうか。そのくらい単純でいいのではないだろうか。いつかみんな天国で会えるかな、そのくらいではだめだろうか。せめてそう思えるくらいには、現世がきらきらしていてもいいのではないだろうか。”
「運命の裏をかきつづけるんだ」。よしもとばななの作品はとても瑞々しく言葉を紡ぐので、私はときどきぎょっとするくらい自分とリンクして心をヒリヒリさせてしまう。本当に上手い作家って、彼女のことを言うのだろうなと思った。
ばななさんのハワイの描写はほんとうにうっとりする。フラダンスがみたい。あざみさんとオハナちゃんの物語が一番好き。みんな、なんておおらかでさっぱりしていて気持ちがいいんだろう。コホラ(?)ちゃんのお話も、名前の由来が素敵。くじらさん。ハワイ語、すこし勉強してみたいな。ハワイ。生命力にあふれてて、豊かな国。オアフでなく、ハワイ島に行ってみたい。
『なんで時間は過ぎてしまうんだろう、(中略)なんでそんなふうになってるのかわからない。過ぎて行くには美しすぎるこんないろんなことが。』 よしもとばななの本はいつもどこかに共感できる部分があるのですが、二話目だけはいまいちよくわからなかったです。
何年もばななさんを読んでいるけれど、今の私には今までにないほど言葉が響いてくる。人目を気にしておっかなびっくり生きてきたオハナちゃんに自分を重ね、むき出しに生きてきたあざみさんを眩しく眺める気持ち。私も自分を見失わず強く鷹揚に生きたい。「姉さんと僕」の、現実は順番を追ってきちんと経ないと進まない、けれど今からそんなこと考えて憂鬱になったり悲観する必要はない、という言葉に救われた。ハワイに今行く余裕はとてもないけれど、少しだけハワイの大らかな空気が体の中に入ってきた気分。
いつものばなな節だが本人が書く通りなにか悟ったというか深くものを考えた、見つめた軌跡のようなものを感じる。ただそれゆえに回りくどくなってしまった感もあり読者にとってというよりは作者のための文章であるような感じも。現代の日本で普通にしっかり生きていくということの難しさとか価値みたいなものを正面きって語る姿勢そのものは好きです。
友達にすすめられて手に取った本。ハワイを軸にした3篇のやさしいお話が入っています。表題の作品がいちばんすぅっと胸にしみました。「あたりまえだけれど、たまらないこと。」というくだりには涙が止まらなくなりました。電車の中で読むのは危険!><。★★★★☆
フラの持つ深い愛に超越した世界観を感じました。ハワイの陽気な空気は悲しみを乗り越える力をも与えてくれるのかもしれませんね。3編とも好き。
再読だった。この人の本は誰かが必ず死んだり死んでたりする。よしもとばななっぽいなぁ~と思いながら涙しつつ読んだ。この本は好き~ あずみちゃんとおはなちゃんがかわいらしいし。仲の良さとかがほほえましい。 2つ目のお話以外。ハワイに行きたいしフラを習いたいと思った。
沖縄は好きで、ハワイは苦手だった。でもフラを初めて見て泣きそうなくらい感動した。彼女を想っていたら手に取ってしまった。再読なのに、重みが全く違う。残酷ときらきら美しい瞬間はどちらが欠けても手に入らないのだ
やっぱりハワイに行きたくなった。家族を失ったり、家族が増えたりする、痛みとかはにかみとかって、こういう感じだよなぁ、なんて思って読んでたら、また泣けてきてしまった。
ハワイに訪れたときに感じる、あの独特な香りと神秘的な空気があたしの体をやさしく包み込む。文章から伝わってくるハワイの神様の吐息。強烈な草花、木々の香り。太陽にさらされた砂浜の熱さ。しっとりとやわらかくあたたかい海の体温。彼らはハワイに来て、心の中に沈殿している重いしこりが、そうっとあたため溶かされていく。まるで、海の波がゆらりゆらりと押し寄せてはかえしていくように。この300ページにも満たない本が、どうしてあたしをこんなにも懐かしい気持ちにさせるのか。心臓をかきむしりたくなるほど愛おしい気持ちにさせるのか
悲しい過去、辛い出来事、未来の予想。その時その時を生きていたいけど、立ち止まると人は嫌でも考えてしまうものだよな。と思う。過去は必ず未来に影響するし、それなしには生きてはいけないから。
うう~ん、スピリチュアル…。基本的にスピリチュアル系は苦手なのだが、なぜか読んでしまう、よしもとばなな。個人的には二編目の「姉さんと僕」くらいの下世話感が居心地いいですなぁ。「でも最高だ、最高の歪みだ、(中略)そう思ってしまえる瞬間があれば、もうそれでいいんだ、と。(p172)」。女性の大らかで偉大で恐ろしい包容力を前に、男は晴れ晴れとした諦観を抱く。そう、こういうことをさらっと書けてしまえるのが、よしもとばなな。
深いな、って思った。会話もだけど、会話以外の表現の仕方がすごく素敵で、すごくしっくりくる表現ができてて、ひとつひとつの言葉の重みがあった。良かったな。
なんとなく今年はハワイに行ってみたいな〜と思って手に取った。
久々のばななさん♪
ばななさん文章が懐かしい!
私がいつも、ぼんやりと思ってること。あるいは自分では上手く言葉にできない感情をばななさんは言葉に変換してくれる。
それを読んで…。
そう!私が感じてたことはそういうことだったのよ!って思うことが多い。
この本でも何回もそれを感じた。
ハワイ行きが決まったら読み返したいな。
ハワイを、リゾート地とか、観光地とか、そういうのじゃなくて、特別な場所、と書かれているのですごくハワイに行きたくなった。読んでいて満足する中身。きっとハワイをよく理解してなくちゃ書けないだろうなあと思った。
3つともいいお話だったんけど、最後の「銀の月の下で」が一番好きだった。あぁやって、偶然がまるで必然のように重なって、人との繋がりってできていくのかなぁと思う。
まぼろしハワイの
%
感想・レビュー:60件














ナイス!





























