収穫祭
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収穫祭の感想・レビュー(174)
悪くはないが、良くもない。猟奇的な殺人事件を時間軸を踏まえながら追いかける展開であるが、途中からミステリィというより『収穫祭』というタイトルの通り、謎解きよりも悲惨さや人間性への問いかけなどが中心なのかもしれない。もう少し、軸をしっかりして欲しかったとファンゆえに思うわけだが、ファンゆえに最後まで読み切った部分もある。
自分でも意外なほど引き込まれた。母ちゃんの動機と犯人の動機を知りたくて、ページをめくる手が止められず。私は両者の動機には結構納得できた。やっぱり女は怖いし、強い。決して鮮やかではないが、まさかそんなものまで伏線か、と驚嘆した。また「このときは気づかなかったが~。」「あの時の違和感はそうだったのか」的な細かい伏線?を繰り返すので、飽きずに読めた。最後はだいぶ投げっぱなしジャーマンだったが、これは何かの前日譚か続編だったりするのかしら。
モヤモヤする。私には理解できない感情が多過ぎて入り込めなかった。ド田舎での殺人っていう設定は好きで結末を楽しみに読んだのに、思いっきりスカ。唯一、「収穫祭」な感情はストンと心に落ちてきたかな。でも、収穫祭って題にするほどそこは描かれてなかったんじゃないかと。ただエログロを書きたかったのかな…ガッカリ。
読み進むごとに印象が変わる。 登場人物の心理描写と性描写が気持ち悪いと思いながら読んでいたが、 次第にバカっぽさのほうに目が向くようになった。 そうなるともうその気持ち悪さすらバカっぽく見えてきてしまう。 その分、終盤は少し中途半端に感じる。 これならもっとめちゃくちゃやってくれた方が良かったのに。 一般人が気配だけで簡単に尾行を察知したり、殺気を感じたりしてしまうところが好き。
はたして推理物でいいのかな、コレは。面白かったです。人間の持つエゴ。性欲。金銭的な問題。人としての尊厳を失っていく肉の塊のグロさ。血肉というより精神面での暗黒。 冒頭は軽くホラーで読んでいると、ついつい頭の片隅に雛見沢が浮かんできてしまう訳ですが、前記の絡みからより生臭い(人間臭い)感じがし、この年齢の自分には馴染みます。ただ犯人がかなり早い段階で分かってしまう事、3章後半から4章の安っぽい感じ、この辺りはやや残念な気持ちになりました。締めの5章は「納得」。ここが一番好きかも知れないですね。
描写がどう、とかじゃなく、人間の持つエゴとか抗いがたい性欲とか、そういうものに、したくないのに共感しちゃったりして気持ち悪くて仕方なかった。動機はわからないけどでもそれはそれでそういうものなのだろうなぁと思う。判らないプライドは多分どんなに解説されてもわからない。それよりも、マユちゃんが私の中でだんだんかっこよくなっていって、最終的にはキルビルの登場人物のようになってしまった…。
途中まではスリリングでよかったですが、犯人の動機はいまいち納得できませんでした。4部のラストも唐突すぎて現実離れし過ぎのような。おもしろかったけど幕のたたみ方が今ひとつという感想です。
とにかくエログロだった。しかも倒錯的なエロさが蔓延し、時には「そのエロ描写は必要か!?」と思わせるほど。長いわりに、ラスト、犯人はあっけなかった。犯人のバラシかた、というか。さらっと説明されるから、あ、そうなの。と。それにしても表紙…装丁としてはインパクト有だから、それだけで手に取る人もいるだろう。「収穫祭」の意味は最後までわからないようになっているが…。
あらすじを読んでイメージしてたよりずっとグロ度控えめ。死体はゴロゴロ出てきたけど、殺害シーンが少ないからかな。その代わり(?)エロ度は高め。西澤保彦らしいと言えば、らしいのだけど、いつものような明るい突き抜けたエロではなく、どんよりとしたエロ。舞台も田舎の農村だし出てくる女性たちも強いし、岩井志麻子を思い起こさせる感じ。厳密には岩井志麻子を薄くしてミステリーを足した感じ。なので省路の母親の思惑は「やっぱり。そうくると思った。」と妙に納得してしまった。スイス銀行は……ギャグですか?
★★★☆ 7 西澤保彦さんは変態なのか?これでもかとエロが詰め込みすぎている。問題編は最初の第一部のみで、それのみで解決出来てしまうのがすごい。
さすがミステリ界の変態王西澤さん、期待を裏切りませんd(^-^) エログロナンセンスてんこ盛りで、もはやバカミスの領域に達してます。最後暴走しすぎて余計に出っ張ったところ、伏線回収を投げたところ等大味なところも見受けられますが、それ含めて西澤さんテイストなので好きな方は是非。
孤島状態での鄙びた村の大量殺人が何故か願望充足型のエロミステリへとツイストした挙句、後方宙返りで着地したらバカミスでした。
農村、エログロ、ミステリー。この3つの主題でものを書けと言われたら、私なら途方に暮れる。西澤保彦なら、お題を舐めるように消化してやってのける。さすがです先生。
新たなジャンルかな、名づけてエロ本格ミステリ!台風で雪山山荘化した閉ざされた村でおこる謎の大量連続殺人事件!というあらすじにてっきりオーソドックスな本格ミステリとおもいきや・・やはりすごいぞ西澤保彦。
★★★★長いのに飽きさせない展開です。何代かに渡るそれぞれの女性の闇の部分が、よく描かれています。不要な性的描写が多いような気もしますが、理解できない登場人物の心理状態も多いから、それはそれで良いのでしょう。
長い!そしてとにかく濃ゆい!特に性的描写部分の粘度が凄い。読んでて何度も喉が詰まる気分になって本を閉じました・・・が、先が気になるし結局読了。なんで読もうと思ったのかなぁ。壮絶な読書体験でしたw
グロいと聞いてたので、どんなスプラッタだろう!と思ってたらそれはたいしたことなく
どちらかといえば、欲望に振り回される人々のおぞましさを感じました
それも確かにグロテスクだなと思いました
面白かったけど、4章あたりは少し書き足りないかな~。色々回収しきんなかったポイントとかある気がするが、なにぶん長いのでスルー。これだけの長さの本を一気に読ませる作者には脱帽です。面白かったよ。
犯人が事件を起こす心理が最後まで理解できないままだった。中盤からなぜあれだけのページ数を割いて情欲に関することを描いているのか解らなかった。やっと読み終わり、理解出来たような気もするけど…前半がすごく臨場感があっただけに期待してしまい、残念だった。
中盤の進行で中弛みして、ラスト前の展開で失笑。著者の他作を事前に読んでいれば戯画的展開もまだ受け入れられたかも。前半のスリリングでサスペンスフルな構成はグイグイ引き込ませ、著者の筆力を感じさせる
こう、何気ない描写が実は伏線になっていて、後々パズルのピースがはまるように、本当にカチッとくる。男の業を描く心理、女の病的な妄想。本格+キルビル的な感じで、迫力なのだが、西澤さん。やりすぎです、いろんな意味でやりすぎです。
西澤保彦版「八つ墓村」。全4部でカンチとマユちゃん、ブキの3人の少年少女の成長とその度に起こる大量殺人を描く。読み応え十分の大傑作!これは、面白い!
収穫祭の
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