芸術起業論
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芸術起業論の感想・レビュー(261)
「意味不明なものばかりつくっている人だ!」と思って毛嫌いしていたけれども、某新聞に寄稿されていたこの著者の文章が刺激的で面白かったのでこの本まで読んでみた。作品は感覚的につくるのではなく、ある種の文脈に沿ったものをつくらなければ受け入れられないということを言っている。意味不明なものをつくっているわけではなかったのだ。逆に言えば作品がよくわからない、というのは受け手であるこちらに基礎教養が欠けていたからだと納得した。芸術作品だけでなく文学作品を鑑賞するときにもこういうことは起こっているかもしれない
前半はタイトル通り企業論で、後半は著者の芸術論といった印象を受けた。前半は芸術をビジネス、経済活動の1つとして、同時代の社会とのかかわり及び(欧米の芸術の)歴史のコンテクストの中で、作品を位置づけることの重要性を説く。私は現代美術と呼ばれるものは米国が、大陸の権威に対抗して作り上げた(アラブを中心としたマネーを呼び込むための)価値体系なんだろなと思っていたが、この書はそんな思いがまあ、的を得てるのかな思わせてくれた。現代美術って、「美」とは違うところを目指している「運動」に近いんだなという印象。印象に残っ
Shimpei Nakajima
印象に残った一文は、「文化人の最終地点が大学教授でしかないなら、若者に夢を語ってもしかたがありません」芸術だけではなくて、日本の文科系の学問というものもまさにこんな感じなのでは。メモ1.エンタメはマスを相手にし、現代芸術は世界で数十人~の資産家がマーケット。階級社会の産物。メモ2.株と同じで、芸術作品も2次マーケットが大事。メモ3.欧米人は発想重視。日本人は技術重視。
ナイス!
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01/22 10:32
印象に残った一文は、「文化人の最終地点が大学教授でしかないなら、若者に夢を語ってもしかたがありません」芸術だけではなくて、日本の文科系の学問というものもまさにこんな感じなのでは。メモ1.エンタメはマスを相手にし、現代芸術は世界で数十人~の資産家がマーケット。階級社会の産物。メモ2.株と同じで、芸術作品も2次マーケットが大事。メモ3.欧米人は発想重視。日本人は技術重視。
ナイス!
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01/22 10:32
Shimpei Nakajima
日本の文脈とは敗戦。評価されている点は「カワイイ」と「オタク」。去勢されてしまって、父なる存在を内部に持たないできたということか。
ナイス!
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01/22 10:34
日本の文脈とは敗戦。評価されている点は「カワイイ」と「オタク」。去勢されてしまって、父なる存在を内部に持たないできたということか。
ナイス!
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01/22 10:34
村上隆の情熱と奮闘っぷりが窺える本。私もああいう学校に通う者として勉強になったかもしれない。でも、20世紀以降の、説明がないと分からないコンセプチュアルアートってどうなの? 表紙のきもさはどうにかならないのか
芸術とカネの問題を論じたもの。日本では芸術を金銭と絡めることを良しとしない風潮が在り、芸術家は孤高の天才でなければならないといった幻想がまかり通っている。しかし、グローバルな文脈ではそうしたものは通用しないし、芸術の文壇がシーンの発展を阻害することにもなってしまう。それが数年前のジャパニメーションのブームと、乱発・模倣による終焉の根底に存在しているのだろう。良い作品を作るにはカネが必要で、良い作品は評価されカネを産んで然るべきなのに、否定してしまっているのが日本のゲージュツ界。どうにかならんもんか。
ちょっと前ならPUFFY、今ならきゃりーぱみゅぱみゅ、それらが世界で受けている理由がこの本を読み理解できる。 またグローバル化の中に「共存」の意味が含まれているのなら、今後、この本に出てくる考えはアート以外の場面でも必須になるだろう。
芸術ってよく分からない、村上さんの芸術が評価される理由も分からない!ので読んでみました(^_^)v
内容はまさにタイトル通りです。どのような考えを持って、欧米における芸術ルールを考察し、どのような戦略のもと自分をブランディングしていったかの軌道が伺えるものです。
いやぁ〜緻密に考察されたのちの創作だったんですね(>_<)芸術の範囲に収まらない、勉強になる内容だと感じました。
芸術に限らず、グローバルスタンダードの論考としてとても勉強になる。美術に関しても、日本が西洋の19世紀末を参考にしているなど、まさに「文脈」がとても含蓄があった。
僕はもともと村上さんのキャラクターや日本画的イラストが好みだったので、背景を読めて嬉しい。「どうすれば気に入られるか」を嫌う芸術家(作家、音楽家)って多いと思う。でも。やりたいことやって食べるにはまず認めて貰わなければなんにもやれない。「僕はこんなに努力してるのに!」とボヤけど未熟。努力は当然不可欠(ここがかなり壁だなあ、、、)で、どの様に努力すべきか、など誰も教えてはくれないとのこと。
「芸術家のクセにお金にうるさい」とたまに批判されるそうです。で、普通にシカトしている、と。ひとつの作品がドカンと売れたからって、瞬時に大金持ちになるわけではない。それまでの努力と時間と経費に、これからの同じく努力と時間と経費にかかるお金を足したら、一発の当たりじゃ足りない! すごい説得力があるなぁ。いつまでも“欧米の芸術の模倣”をしているようでは日本の芸術が欧米で高く評価され、高く売れることはないってこと、後人に丁寧にかつ厳しく伝えようとしている姿がカッコイイです。
第一線で活躍しつづけるには戦略が必要。天才であってもただそれだけでは成功できない。「売れなくなって這い上がるところからはじまる」そして、芸術家として生きていくには怒りが不可欠とも。生きていくのは大変です。
クール・ジャパンなんて言葉が叫ばれる現在において、最も海外で成功している芸術家、村上隆がその成功のための努力を語った本。 この本を読むと、自由気儘につくりたいものを作るという態度は無責任であることがよく分かる。なぜなら、世界におけるアートの価値は、好き嫌いではかられるものではなく、作品のコンセプトが、これまでの芸術の文脈に対してどのような問いを発しているのかではかられるものだからである。 だから、デュジャンの「泉」という、既製品の便器にサインを加えただけの作品が評価されたりする。
等身大フィギュア製作過程が、おもしろかった。そんな経緯で芸術価値が上がっていくもんなんだなと。ハングリー、怒り、または挫折、これが人を次の次元に引き上げる。村上さんの苦労話など、生々しく、そのぶん説得力があった。
芸術と金については、世界で活躍しようとすると、行き付く先はこんな感じの考えになるのかもね。確かに日本の芸術って「理解出来ない、不可解なモノ」をウリにしてるが、欧米の芸術は歴史から来るルールに乗取って栄えているんだな。フィギュアが日本では不評だが、世界では好評なのはそうゆうところから来るのかもね。
西洋スタンダードに則って作品が美術史のどこに位置するかを説明できることで、その作品の評価(=売値)が決まる。評価される芸術は自分が美しいと思うものではなく、ルールにあてはめていくのだという驚くべき考えが説かれている。
西洋の芸術は知的なゲーム。「便器」が価値を生むように観念や概念がブランド化。曖昧な「色がきれい…」的な感動は求められない。欧米では文化も闘争。手塚の米国をベースにした可愛いは独創。挫折から成長が生まれる。自己満足より相談や調査を基に作品を進化させる。実験と失敗、マネジメントが必要。技術で追いつけない凄さが初期黒沢映画にある。人のやらない開拓精神に価値。作品に副題(物語)の枝葉が意味づけに必要。魂の叫びが日本だけでの芸術。いかに新しい表現を探りあてるかが重要。自分の興味と目的を探る。歴史を辿る。美の前で平等
オタクに興味はなかったんですが、写真家の人と「オタクは現代のロックだ」という話で盛り上がり、興味を持った村上隆さんです。ボクは芸術の世界も知らないんですが、どこの世界でも行動している人、結果を出している人は何を言っても良いと思ってます。『「生きていることが実感できない」のをなんとかしたい』ために活動する筆者が、お金と芸術、ルールを理解して自分を説明すること、作品から歴史がどう展開するかなど、めちゃ刺激的な内容で、芸術は「金」にへばりつき、克服しなければいけないという現実と向き合う姿には学ぶべき点は多いです
漠然と感じていた日本の芸術と欧米の芸術の落差が、歴史という観点で体系づけて書かれておりわかりやすかった。村上隆氏が何を成そうとしているのかも、もちろんよくわかる。現在のアートの潮流を知れて面白かった。
ルールがあるところにはそのルールに適合するか、ルールを変えるしかない。アートの評価はアートの文脈を作り出すこと。歴史にどれだけのインパクトを与えられるか、と言い換えても知れないなぁ。
ものすごいしっくりきた。個人的に全面的に同意したいのは、タイトルにもなってる芸術とカネの関係についての手練手管よりも、芸術家は死んでも消えないような確固たる信念や思想に基づいて作品を生み出すべきだ、という考え方。かと言って根性論を述べているのではなく、むしろ真逆である。美の追求という目的の為なら何でもする、ストイックに金にも執着する、ということだ。芸術に対する純粋な思いにうたれた。
芸術と市場の関係について平易に書いてあり、楽しく勉強になった。第三章、等身大フィギュア作製にまつわるストーリーで、本論の脱線とも本質ともつかない気がしてしまったけど、この章は面白かった。ロンサムカウボーイとか、miss-ko2を初めて知ったときは、なんだこりゃと思ったけれど、ちょっと見方が変わるかも知れない。miss-ko2のオチには笑えた。
「芸術家の成長には、怒りが不可欠である」の節が最高に「そのとおりだっ!」と思った。不満がぼくを動かしている、という村上氏の言葉に、私はとても共感する。
著者の作品はちょっとどうかと思うものばかりだが、如何にして高額で売りさばくかという事を極めた人なのだろう。バランスを欠いたら人は節度を失うという事か。
アートの輸出は翻訳が大事。藤田嗣治は評価されず戦犯画家にされ日本を恨んだ。価値を生むのはサブタイトルや物語。海外の美術は「新しいゲームの提案があるか」「欧米美術史の新解釈があるか」「確信犯的ルール破りはあるか」。岡田斗司夫が海洋堂を紹介した。村上隆の企画から綾波レイの等身大フィギュアが生まれた。アーティストには挫折をさせてご褒美を与える。36歳まで弁当の廃棄を貰っていた。一日十五時間描いた。
村上隆著。文章は驚くほど読み易い。ウォーホールへの言及「西洋美術史の文脈を作成する技術」がすごい云々。キャンベルやモンローも意味付けを知らなければ評価できない理屈。なる~。「作品の価値は発言で高める(つまり上質の翻訳が必要)」というのも納得。ビジネスマンの友人に勧めたくなる訳で。
アメリカの社会学みたいに、リベラリズムの様式に乗っ取ってワールドスタンダードなアートを打ち出していこうというのはすごくリアリストなんだけど、自分の表現に関する認識が恥ずかしくなるほどの真剣さが伝わってくる部分もあり、結構びびった。
村上隆の作品にはあんま興味なくて、白いヴィトンのがちょっとかわいいなと思うくらいなんだが、この本はいろいろと面白かった。「そうそう」と思う部分が多くて。アート興味ない、たとえばオープンソースな人とか読んでみるといいかも。
成功者だからこそ語れる強引な部分もあるが、アート(ART?)で利益を上げる為の理論構築とその実践する力強さには感銘を受けた。確かに、過去をみても好き勝手に作品を作って存命中に富を得たアーティストは稀である。”時代のニーズを読み取り、それに合わせる”という事を考えれば富を得るという共通目的を考えると、村上さんはエコノミストじゃないかと思う
時々流れてくる世界のニュースで「こんなのが〇億円!?」と驚くことがあるが、「なら、どんなのなら〇億とお前は決められるの?」と問われれば、自分が明確な基準や考察無しに單に驚いてるだけと氣付かされる。アートの世界もそうなのであろう。
芸術起業論の
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