骸(むくろ)の爪 (GENTOSHA NOVELS)
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骸の感想・レビュー(161)
真備シリーズ第2弾。『背の眼』『花と流れ星』ときて逆戻り。第1弾の『背の眼』より格段に読みやすくなっている。最後まで息つかせぬ展開で、最後のどんでん返しはなんかショックだ…。仏像に死体を埋め込むとか窯で人焼くとか怖い怖い…。終盤ちょっともたついたのが初期作品な感じ。2012/113
探偵役とワトソン役がどこかに出向いて事件に巻き込まれ、それを解決する、オーソドックスなミステリを久々に読んだという感じ。探偵役とワトソン役のキャラもスタンダード。道尾さん作品はシャドウに続いて二作目だったのですが、作品の感じはだいぶ違います。普通に人に薦めるなら「シャドウ」、古き善き(?)探偵モノが好きならこちらのシリーズ、という感じでしょうか。……それにしても、事件が解決してもなんだか救いがない感じはこの方の作品特有な気がします。
解決部分の描写に、「うわっ」と緊張最高潮。そしてその後のエピローグのもの悲しさに余韻がありました。道尾さんにしては普通の上質ミステリだった。初期の作品なので、あの異質物混入感がなかったのかしらね。前作も読む気になりました。
怪奇現象含めた事件の謎が解かれていくのは気持ちいい。終盤で著者がその伏線の消化にやっきになっている感じが出てしまっているのには、少し興ざめな感もある…
大量に張られた伏線が一気に解決されるのは見事としか言いようがないが、最後の説明部分が長すぎて全体のバランスが崩れてしまっている印象。 ワトソン役を間抜けに設定するのはセオリーかもしれないが、ちょっとやりすぎて作品の雰囲気をぶち壊してる。
唐間木のじいちゃあああああん!! 何よりも一番最後のどんでん返しがショック。誰かのためを思ってやることが基本的に全て報われてないのが悲しいやね……因縁系のミステリの基本形だけれど。
イマイチな日常パートに寝落ちしたりもしながらも読んで読んでの謎解き以降、一気に私好みの展開に!要するに悲劇的なのだけれど、こういう苦味が読みたくて私は道尾さんの本を読んでいるのだ。悪く悪く転がっていく真相にゾクゾクさせていただきました。★★★★☆
ホラーと思って読んでいたので謎解きがあって驚きました。最後全部終わったと思わせてもうひとひねりあったのが良かったです。"前の事件"って何のことかとおもってたら「背の眼」だったんですね。完全に忘れてます。
事件が一応終わった後で、丁寧にいろいろな事柄について説明していくエピローグ部分。好き嫌いは分かれるかもしれませんが、私は好きです。丁寧な説明、と思って読んでいると、なんと事件は終わってなかったのか、みたいな驚きもあり。ただ、前半の、事件が本格的に始まるまでの部分は、あまり引き込んでくれる力を感じられず、修行のようでありました。帯の宣伝に書かれていた「この作品を読まずして道尾秀介を語るなかれ」は言い過ぎかな、と。全8章。6章までは辛かったけど7章8章でプラスに転じ総合的には面白かった、という感じ。
美男美女率がやたら高い。舞台となる工房の人たちの口が軽すぎる。豆知識をちりばめる。と、なんだか2時間サスペンスドラマテイストなのが気になる。初期作品なので試行錯誤してた頃なんでしょうかね。平均点。
ホラーかなと思って読んでいたけど、そうでもなく、でも、仏像や仏師を題材にしており、独特のねっとりとした怖さが根底に流れている。読みやすい文章なので尚更それが印象的。大団円と思って気持ちを弛めていると、衝撃の結末。自分で考えていた伏線読みも見事に裏切られて大満足。
ちょっとしたトラブルから滋賀県の仏所・瑞祥房に泊ることになったホラー作家の道尾。案内された部屋は未完成の仏像が置かれた部屋でした。夜更けに工房のどこかにカメラを置き忘れたことに気づき探しに行きますが、そこで眼にしたのは・・。シリーズ第2弾。いくらありがたいものとはいえ未完成の仏像が置かれた部屋に泊るのはそれだけでちょっと怖い。今回の一連の事件はちょっとした悪戯心がきっかけで起きてしまいました。そこに悪意がなかっただけにこの結末はホロ苦いものでした。仏像に関する蘊蓄はいい勉強になりました。★★★★
そういえばあまり霊に関係ない話でしたね・・。でも読みやすかったし、外の世界と隔離された独特の雰囲気が仏像の世界とリンクして、やっぱり人の心が絡み合って・・。もう少し犯人の心情とか背景がくっきりしてたら感情移入しやすかったかな。
背の眼に比べると随分読みやすくなっていました。真備の霊現象探求あたりがなかったからかな?犯人が誰か全くわからなかったので、真備早く謎解きしてくれ~と思いながら読みました。でも最後はなんともやるせなくて切なかったです。無罪かもしれないけど無実じゃない。そのとおりだけど…けど…。
前作より霊は絡んでいないので真備にとっては残念だったろう。けど一気に読める読みやすさは増した。今回はほとんどの人が心に影を持ち成長してしまっている。仕方ないと思いつつも、哀れでしょうがない
道尾さんのデビュー作「背の眼」から約1年後。仏像の工房でのはなし。道尾、真備、凛の3人でミステリー解決へ。 仏像への興味がないため、イマイチのめりこめなかった。
『背の眼』に続く、真備・道尾もの。相変わらず、周辺の人物の思わせぶりなせりふに道尾くん翻弄されつつ、本人が霊的体験とかもしちゃって、最後はそれを無理矢理収束させているところがあり、ちょっとイライラするが、まぁよく考えるよねぇ。
すごく面白かったです!テンポも良く、何が起こるのか、何が隠されているのか気になり、どきどきしながら読みました。伏線の回収も上手く、徐々に明かされていく真相に驚きながらも、なるほど、と納得。真備がすごく好きです。真備、道尾、凜の3人が活躍するお話をまた読みたいです。
骸の
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