火の粉
火の粉を追加
火の粉の感想・レビュー(247)
よく出来ている。武内を信じきって雪見に悪態つく俊郎には腹が立って仕方なかった。武内の善良ぶりが恐ろしくて、後半早く真相が知りたくて急いで読んだ。とにかく雪見が可哀想。最後はあれでよかった。他に終わり方はなかったと思う。あの男に更正の道などない。
再読。武内が梶間家に入り込んでいく様子が不気味でなりませんでした。勲の無関心っぷりにイライラし、俊郎の馬鹿っぷりにイライラし、この家の男共はなんなんだ!と思いつつ最後は勲がいい形ではないにしても家族を守ってくれてよかった。しかし、武内の昔のエピソードは鳥肌ものでした。ぐいぐい引き込まれてあっという間に読めました。忘れたころにまた再読したい。
暗いどろんとした内容も引き込まれました。いやあ・・・武内は最初からずっと不気味でした。こんな人が近くにいたら嫌だなあ。でもここまでではないにしても少なからずこういう人は居そう。
冤罪として無罪を言い渡された男。その事例に判決を下した裁判官と、その家族に降り掛かる悲劇の物語。じわじわと忍び寄るような恐怖の気配…。ちょっとした違和感が積み重なっていく展開は秀逸でした。
裁判員制度も導入されている今日、人を裁くことの難しさ、重大さについて考えさせられました。
裁判官が判決を下す時の心情など考えた事も無かったが、深い苦悩があることを認識した。どんな仕事もやはり大変だ。勲が退官した後に「どうしてこの仕事に就いたのか?大学の教授や研究者が自分には向いてたんじゃなかったか・・・」と考えるところが興味深かった。 怖くて背筋がぞっとしながら読んだが、最後の場面の家族の明るさに救われてほっとして終わった。
恐い物語でした。善人過ぎる隣人は まるでホラーの殺人鬼。引き込まれました。結果お父さんは殺人を犯してしまったけど家族を守れた事により後味はスカッとしました。
長編でしたが全然それを感じさせられないくらい引き込まれて一気読み。介護や子育てなど身近な話題をちりばめながら日常生活の中に潜む心の闇にすごく臨場感がありました。お互いに感謝の気持ちを忘れない家族でいたいなあと改めて思いました。それにしても人間というものは恐ろしいものだな。
文章が2段になってる、大作でしたが、あっという間に読了。いや、、、こわかった。思わずお隣を確認したくなります。雪見さんがいなかったらどんなことになっていたのか・・・。
これはすごかった。最初から不安感を募らせる。犯人の考え方の異様さにぞっとする。雪見の聡明さと勇気が救い。夜から読み始めてとうとう完徹しちゃったのは初めて。読み終わった後、たぶん青い顔をしていたと思う。迫力のあった本だった。
図書館から借り。人を裁く。そこから火の手は上がっていたのか?煙は見えても火の元がわからず。全焼する前にようやく鎮火。違うかな?夢中になって読んだ感想がこれって;第一印象がいいと、その評価はなかなか下がらないからね。だからこそ、隣人が不気味。
いやー、スゴイ。雪見の奮闘ぶり、勲の苦悩、俊郎の態度の間抜けっぷり、武内の最後に見せる本性の凄み、疑心暗鬼に陥っていくまでの過程。どれをとっても無駄が無くラストも少々予想外で最後の最後まではらはらさせられて楽しめた。
冤罪を生むことは避けなければならない。 裁判官として確信を持って無罪判決をくだした男が、隣に越してくる。妙に優しく接する姿に、最初は微笑み、次第に疑念が沸いてくる。 「良い人すぎないか?」 読み続けていくと、じりじりとした気持ち悪さと恐怖が体に入り込んでくる。 気分が悪いのに読むのをやめることができない。 得体のしれない生物が潜む泥水に足を突っ込んで歩き続けているよう苦しい時間が続いていき、ストンと大きな穴に落とされるかのように破裂の一瞬が訪れる。 読後感は良くないが、良くできた一冊。
超長編であったけれど、ほとんど一気読みでした。これはドキドキして面白い。最後、あいつを殺さずにいたら、あいつの証言でもっと罪が重くなってしまった気がする。確かに裁判官は私のイメージでは浮世離れしてると思うけれど、書類だけ読んで客観的に淡々と判断する人も必要だとは思ったりもする。人が人を裁くのは難しい。それにしても、賃貸ならともかく建ててしまった家の隣人はそうそう変わらないから、怖い。
久々に読んだんだけど、やっぱり怖い。冤罪の中でも実は冤罪じゃなかったって思うほど恐怖。そんなことあるはずはないのだろうけど、あるはずないと思ってるからこその恐怖・・・こんな人が近所に来たら、なまら怖いです。
冤罪ってなんだろう?人が人を裁くってどういうこと?百戦練磨の裁判官でも簡単に出せる判決など一つもなく、隅々まで事実を白日の下に晒せる事件もまた皆無である。思った以上に脆くて心細い「司法」の元で私たちは暮らしている。そんな怖さを感じる作品だった。感情移入できる登場人物が少なくて居心地の悪さがあったけど、引き込んでいく筆力はさすが。事件の詳細にまったく触れないのは不満。
やっぱりすごい。現状を把握してる読者はハラハラドキドキしっぱなし。なんで、あなたそのところわからないのっ!なんて登場人物に突っ込んだりして。終盤盛り上がってちょっとほっとして、で、今後どうなるの!?ってとこで終わっちゃう読後感が相変わらず憎いです、、笑
ラストまで一気にグイ読み 300P越え2段組も気にならないぐらい引きこまれた~ この作品の男ってイっちゃってるか鈍感かどっちかなのね 女は いや 母は強しってことか
言われてみれば、何事にも染まらず冷静沈着なイメージの裁判官もただの人なのか。そんな当たり前の事を冒頭で認識させられる。一家惨殺事件の裁判を無罪とした裁判官。その後引退した彼の元に、無罪となった元被告が訪れる…。息詰まるような、現実的でディテールにこだわった介護や子育て等の、ごくありふれた日常生活に忍び寄る、リアルな恐怖。読み手を疑心暗鬼と被害妄想にさせるサスペンス。おすすめ。
ジワジワ追い詰められていく怖さがあって 犯人の性癖に、思わずゾーっとしてしまいました。 また、女性の心理がうまく描かれていて 奇妙な隣人にうまく操られてしまう過程が、違和感なく感じられました。 某作家さんは、続きが気になってお風呂まで持ち込んで読まれたとか? お気持ち分ります。 次が気になって読むのを止められない本でした。
後半はドキドキ、ハラハラさせられました(@_@;) 武内がすぐ隣に引っ越してきた時点でなんだか気味が悪いし、ここまで家庭に入ってくるなんてこわい。この人の異常で歪んだ人格が妙にリアル・・・。
元裁判官、梶間勲は殺人事件を担当し、証拠不十分のため被告を無罪とした。 退官後、大学の教授として日を送っている。 そんなある日、彼が裁判で無罪にした元被告、武内が隣に引っ越してくる。 その直後から、梶間夫妻と息子夫婦、そして梶間の母の家庭に、 次々と不可解な事が起こり始める。
誰もが疑わしく思えて、早く先が知りたくてうずうず。こういう人、いてもおかしくない。ラストがちょっとあっさりだった感じはあるけれど。☆☆☆☆
火の粉の
%
感想・レビュー:58件














ナイス!






























