絶対貧困
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絶対貧困の感想・レビュー(209)
始めが構えた感じだったので貧困を分析云々したりするのと思ったが普通にドキュメンタリー本でした。実際に貧困のその場所に分け入った人にしかわからない事が盛りだくさん。生きるということ自体がぎりぎりの毎日だと、「あり」と「なし」の境目なんて淡い物なんですね・・・。「それでも毎日そこで人は生きてる」というのが眩しくて重たい。
皆さんのレビュー通り。テレビでは取り上げられない部分の貧困の世界を分かりやすく読ませてくれました。笑顔で読めるところ多し。泣いた場面は2か所。一気に読み上げましたし、久々に夢中になって読みました。
文句なくおもしろい。 上から目線での講義ではなく、 地に足ついたルポなので、すっと入り込んでくる。 当然と言えば当然なのだが、貧困者達だって人間なのであり、 「可愛そう」「哀れ」「みじめ」でくくられた見えてこない世界が見えてくる。 この著者の作品はどれも説得力があり、 どんどん惹きこまれていく。 それだけリアルな世界に触れているってことなのだろう。 作品が出るたびに問答無用で読みたくなる。
スラムの人が鶏肉食べまくってる話が印象的だった。値段あたりのカロリーが高いので肉を食う、野菜はカロリー低いので買う余裕ない、という。野菜毎日食べるの贅沢なんだな。
世界の貧困問題について、地に足のついた視点でレポートしており、非常にリアルに感じられた。これだけ現場に溶け込んで取材した著者のバイタリティには感服。人は生きていくために、自分自身を障害者にしてしまったり、レンタルチャイルドを買ったりしなければならない、という事実に唖然とした。
講演をベースにした親しみやすい文章と、著者自身が体を張って取材した、人間の体温が感じられる貧困レポート。生きるとは何だろう。悲惨な現実を描いているのに、そこで生きている人たちの良いところも悪いところもありのままに捉える著者の視線に、はっとさせられた。読み終わると体の底から熱い思いが湧いて来る気がした。
世界には、日本で暮らす一般的な人々には想像もつかないような過酷な環境で暮らす、多くの貧困層の人たちがいる。そんな人々の暮らしを、様々な角度から解説したノンフィクション。 伝聞じゃなくて、著者が実際に世界中のあちこちで過ごして体験したことをまとめているのがまず凄い。行動力ありすぎ。テーマは重いけど、堅苦しい内容ではなく、ユーモアも満載なので読みやすい。どんな物事でも、偏った一面だけを見て判断することは出来ないということを教えられる良書だ。貧困層の性に関することまでここまで踏み込んで書いてある本は珍しい。
★★★★★ 世界の貧困層の生活について書いたルポルタージュ。すごいルポだ。「生きる」ということの意味を問い直させられるようだった。人間は、生きる。坦々と生きる。この一冊を読み進める中で「考え方の枠組み」や、「世界を見る視点」も教わった気がする。多くの人にオススメしたい本。
物乞いや路上生活者のノンフィクションといえば、この著者だと思います。日本では考えられないけれど、世界では当たり前に起こっていることをリアルに教えてくれます。同じ著者の「地を這う祈り」もおすすめです。
スラム街やストリートチルドレンなどの路上生活者の生活に筆者が潜入し、そこで見た最貧民の世界を描いたルポ。よくある悲惨さ、残酷さを突き付けるような非人間的世界を描いた本、番組、記事なども目にするが、この本にはまったくそんないやらしさがない。さらに講義形式の章割り、筆者のユーモラスな文体、かわいいイラストも手伝ってかなり読みやすい。しかし、軽く扱っているわけでもなく、同情も、世界に対する憎悪もない。ただ誠実に坦々とそこに住む「人間」を描いている。私たちに出来ることと言えばそんな世界を知ることくらいだろうか。
旅の日記+αといった感じの本。そこまでアカデミックな内容は望めないが、その分筆者の直接的な感想や事実の描写がとても生々しく、それでいてテンポよく読める。
貧しい国では、豊かな生活のもと暮らしている日本人には想像を絶する現状がある。平和ボケした私たちが世界最貧民の目線に立った時、その現状に恐れをなす。そしてまた、時折見える活き活きとした現地の人々の姿をたくましく思う。
装丁の印象で「読みにくそう?」と思いつつ手に取りましたが、読みやすい文章でわかりやすかったです。やはり「下流は太る」に繋がるのですね。野菜を摂れるのは富裕層ということに愕然。石井氏はスラムで寝起きしたりして、色々興味深い体験談もふまえての内容に笑ったり考えさせられたりでした。キリ番が突出しているインドネシアの人口ピラミッドは笑えます!
びっくりするほど簡単に人が死んでしまうという状況が世界にはあるんだなと知る。安穏とした日本で暮らしている自分の状況を振り返り「ちょっとしたことでめげている場合じゃない、世の中にはこんな状況で生きている人もいるんだ」と自分を励ましたりもするけれど、数日すると喉もとを過ぎた感じで自分の周りの環境にブチブチ文句を言っている…。
中高生向けに分かりやすい文章と写真の本。途上国でのセックスについては衝撃が強いかも。最近読んでて、石井さんの本はセキララで好感が持てる。途上国のスラム住人は病気の治療もされず、死体の埋葬もできず、政府から見放された存在であると知り、ガンジスに死体が流れる理由が分かった気がした。日本では生活保護者が病気にかかった場合、税金で治療費がまかなわれるそうで。のたれ死にがないのはこのためか……。税金がこういう所で使われてるんだな、とか。でも、無縁仏が一番さみしいなあ……。
この人の本、面白いのですよね。かなりヘヴィな話、ぷぷっと笑ってしまうような話、また、なんにせよ表面だけ見て判断しないでね、状況やら背景やらまで考えてから判断してね、と繰り返すような記述にギクリ。絵本のような可愛らしいイラストで買春宿やらレンタルチャイルド・システムやらが図説してあるところが何とも。しかし、「もっと軽い気持ちで物乞い系物売りの商品を買ってみようよ」の話と「わざと子供に障害を負わせ物乞いさせる犯罪組織」の話が同じ本に同居してるので判断に困る。海外に行く予定ないからいいけど。
絶対的な貧困がここにある。TVや雑誌で紹介される「貧民街でゴミを拾いながら家族を養うけなげな少年少女」の感動の裏にこそ本当の貧困があるのだということをあまりにも私たちは知らなさ過ぎるのだな。絶対的な貧困は絶対的な生でもある。
語り口はとっても軽いのですが、内容的にはまさに「世界リアル貧困学講義」… 作者の石井さんが撮影したたくさんの写真、図やデータが、その講義にリアリティを付加しています。
絶対貧困とは、一日一ドル以下で暮らしている人たちのことである。「レンタルチャイルド」で石井光太さんに興味をもったので、他の著書も読んでみた。レンタルチャイルドは残酷な描写が多いので勧めづらいのだが、本書は読みやすく分かりやすい講義のような内容になっている。時に笑いをまじえ、綺麗ごとだけではなくリアルな「貧困学」となっているのが著者ならでは。他の本も読んでみたい。
現地で密着取材をしている人の本であるが故に、リアル。説明もわかりやすい。何より形だけの偽善で視ているのではなく、ありのままを語るのでありがたい。
食事の面で、貧困層は、安くて、カロリーの高い肉を毎日食べているから、恰幅がいい人が多い。現在の日本の食事情に似ている!お金がかからない割りにボリュームがあるなどの理由から安いファストフードばかり食べているのでメタボ傾向の人が(特に子供)多いと聞いた事があったので驚いた。他にもいろいろ将来の日本の姿かもと思った事があった。
日本で目にする途上国や貧困についての言及は日本人の目線から語られているものがほとんど。だがここでは筆者自身が実際に世界各国の最貧民の暮らしを経験してきていることで、サブタイトルの通りリアルな最貧民の目線が見えてくる。リアルすぎてあまりにくだらないことも、直視するに耐えないような悲惨な事実も様々。最貧民の生活と見えない複雑な糸で繋がっている自分の毎日。知らないことが多すぎる。憐れみや同情心や道徳心からではなく、現実に我が身に降りかかってくる問題として貧困を考えようという姿勢がもっと広まればよいと思う。
宗教や障害を利用する物乞いにはたくましさを感じた。トラウマから逃げる為にシンナーに走ったり、社会から必要とされる為に志願兵になる子供達には、冷たい現実を垣間見た。掲載されている写真も事情を知った上で眺めるとなんとも壮絶。人は育つ環境でここまで変化するものなのか。日本のホームレスは施しを受けない人もいると聞くが、まだ余裕があるのか、プライドが残されているのか。
タイのバンコクに1年間住んだので、貧困問題に興味を持ち読んでみました。アメリカの軍隊は、途上国の貧しい人達をリクルートし、安い賃金で危険地帯や戦場に送りだしている、という話にはびっくりしました。物乞いのランク付けにもなる程と思いました。バンコクに住んでいる時には、両足を切断された男性や、赤子を抱いた女性等よくみかけました。ただ、こういう本を読んでいると、『どうして、生まれてくる場所と時代が違うだけで、こんなに不公平なめに会う人がいるのだろう?』と辛い気持ちになります。
物事をいろいろな角度から見られる・考えられるようになるため読んでもらいたい本。難しい言葉でひねくり回すのではなく誰にでも分かりやすい表現で書かれている。こういう作家が本当の筆力のある人なのだと思う。小中学生、高校生向けの関連書もぜひ出してもらいたいものだ。
現地で取材を行ったうえで読みやすい言葉で書かれた本。悲しみ苦しみはもちろん、どんな場所にも笑顔があるという事実。生活の裏に潜む社会的な問題の大きさには愕然とさせられる。これを読んだ後だったら、数年前にイタリアで見たストリートチルドレンへの態度も違っていたかもしれない。ただただ、生きるのに必死だったんだなあ…
世界各地の貧困層の人々の生活を経験してきた筆者ならではの描写が非常に興味深い。悲惨な状況なのに、ユーモア混じりの解説なのが救いとなって、あまり暗い気持ちに落ち込まずにすむのがいい。日本に生まれたことはかなり幸運だったと改めて感じた。
貧困層のリアルな生活を描いたもの。アホな話から胸が締め付けられるようなえげつない話まで多種多様だった。
世界各地の貧困層について、体験をベースに具体的な生活を描写していて面白い。貧困層といっても当然地域差はあるわけで、特に東南アジア、インド、中東、アフリカの対比はとても興味深い。「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである」とうのはとても興味深い真実だと思う。
絶対貧困の
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