鼓笛隊の襲来
鼓笛隊の襲来を追加
鼓笛隊の襲来の感想・レビュー(606)
三崎さん初の本でした。なんか独特の世界観で短編集ということもあり、なかなか入り込めませんでした…。なので、次はバスジャックを読んでみようと思います。
揺るぎない存在だといつの間にか信じているこの世界は、本当に確固たるかたちを持っているのか。自分の見ている、あるいは見えていると思っているものが、人にも同じように見えているのか。「世界」と「自分」の関係に疑問を抱かずにはいられない。そんな短編集。この「世界」と「自分」との違和感と、そこにあったものや人がある日突然「失われる」こと。三崎亜記作品に共通のテーマなのかもしれない。そこに漂う喪失感と何とも言えない温度の低さがクセになる。どちらかと言うと短編の方が好みです。
三崎ワールドにハマりました。3作品目ですが、これはさらりとして読みやすく、しかし、しっかり三崎さん独特の味が出ていて、面白かったです。読後感も様々な短編集なので、飽きずに最後まで読めました。三崎さんが初めての方に読んで欲しい入門書です。
やっぱこの人は皮肉と悲しみ混じりの短編集がいいやね! と思う。この作品集はどちらかというと悲しみが強くて皮肉が少なめな感じだったけれど。「彼女の痕跡展」のとほうもない喪失感が好きだ。
読み友さんにすすめていただいた本。「となり町戦争」で苦手意識を持っていたのですが、こちらは面白かったです。シュールで歪な、どこかくせになりそうな短編集。鼓笛隊が襲来し、ボタンを持つ人がひっそりと暮らし、本物の象さん滑り台がある世界。自分が生きている世界の隣にそんな世界が本当に存在しているような錯覚に陥りそうになりました。「鼓笛隊の襲来」「遠距離・恋愛」がよかったです。
日常の中の非日常をテーマにした短編集。シュールな話だったり、あたたかな雰囲気の話だったり、少し怖い話だったり、作品の幅が広くて楽しめました。
三崎さんはやっぱり短編が好き。ちょっと日常からずれた不思議な世界を描いた9つの短編集。登場人物がみんなその非日常を普通に受け止めて、あたりまえのように日常生活を送っているのところがシュールでおもしろい。表題作の「鼓笛隊の襲来」、「欠陥住宅」「遠距離・恋愛」そしてちょっっぴりホラーな「校庭」がお気に入り。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/21
著者初作品。独特の世界観の中で様々な人間の内面が描かれていて興味深く読むことができました 作者の非凡な才能が感じられる作品です
空想的な設定も、優しさ、切なさ、怖さも淡々とした筆致で描かれる、この著者ならではの世界を堪能できる9編。著者紹介に「わたしたちの日常をほんのわずかに裏切るような歪みに目をつけ、人間の有り様を見せつける物語を構築する才能は稀有」とあるけど、本当にそう思う。表題作「鼓笛隊の襲来」の突拍子のなさ、「校庭」の怖さが好き。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 11/24
台風のように鼓笛隊が向かってくる表題作から始まり、奇妙な「彼女の痕跡展」、「突起型選択装置」。一行目で心を掴まれる「覆面社員」。少し泣かされる「象さんすべり台のある街」、「同じ夜空を見上げて」。「遠距離・恋愛」。逆にゾッとさせられる「『欠陥住宅』」、「校庭」と、現実の世界とは少しだけ違う三崎ワールドを楽しめました。
何がいいとか悪いとかは漠然としていますが、他の三崎さん作品と比べて、う~ん・・・と感じるところが多い作品でした。「同じ夜空を見上げて」は素敵なストーリーだと思います。
不思議で、時にゾクッときて、時にウルッときて、あり得ないけどやっぱり楽しい三崎さんの短編パラレルワールド。そのうち鼓笛隊がやって来たり、そこの公園にリアルな象がいたり、誰か覆面かぶって仕事してるかも…とだんだんと思えてきたり、この日常は本物なのか?とアレコレ疑ってみたり、忙しい読後感。『校庭』のあの寒い感じと、『同じ夜空を見上げて』の切なさが特に印象に残った。
記憶の不確かさ、認識の不確かさ。実は曖昧で不確かな現実に、一つだけ異なる要素を入れ込むことで表現する、九つのもう一つの可能世界。背筋がゾッとする話もあれば、ホロリとする話もある。なぜか突拍子もない設定でもリアルに感じられる。辻褄がちゃんとどこかで合ってる感じ。「校庭」「彼女の痕跡展」が良かった。
全9編の短編小説。三崎ワールドに慣れた(飽きた?)からか、この作品はあっさり読み終えてあまり心に残らなかった感じ。一話一話が短すぎなのも原因かな。「覆面社員」と「校庭」は良かった。
何度も言い表せないゾクっとするのを感じ、もうやめようかな~と思いながら続きが気になって結局ほぼ1日で読んでしまった。 ホラーとは全然違うんだけど 自分がいる世界がほんとに存在してる??と何度も確かめたくなった。 あまり読んでいない 三崎さんの世界観 もっと知りたくなった。
この世界と変わらない日常の描写に紛れ込む非日常は、どれもありえないことなのに、ひょっとしたら私に見えていないだけかもしれない、そんな気配が好きだ。ニヤッとしたりゾッとしたり、切なくなったり、色々なテイストの短編の底には、みなどこか喪失感が漂っていて、ぎゅっとどこかが締めつけられる感じがする。「鼓笛隊の襲来」「象さんすべり台のある街」「「欠陥」住宅」「校庭」がよかった。特に「校庭」の不条理さにはゾワゾワ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 08/31
短編集でした。某番組で紹介されたので、すごく期待してたけど、私には肩すかしってかんじ。文体は軽やかなのに心の中をつくような内容で、ちょっとしんどかったです。
目には見えない、誰かの心に存在するであろう空間たち。私の目には見えないだけで、三崎さんにはきっと空間が見えているのだろう。そう思えてなりません。今生きる世界が、誕生、喪失を繰り返し、自分が知らないところで色とりどりに漂おうとは。想像は無限大。星を見てなにを思う?雲を見て何を思う?正解も不正解もないが、1つのものを見て1つの感想しか言えない、つまらない人間にはなりたくない。短い短編集でしたが、短い中でも不思議な時間を過ごしました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 06/18
星新一の短編集を読んだときの感覚を思い出した。普段の日常にも、気づかないだけでこういう不思議な感じが転がっていて、それを不思議と思っていないだけではないのか、って。著者の魔法の杖がそこいら中をつついて回ると、それが不思議なモノが蠢いているように見えるだけで、その実それはそのものでしかない。ずれているのは、小説の設定じゃなくて、世界がずれていたんじゃないのか。って。
三崎さんの短編集を読むと、本当に贅沢な気持ちになる。一文目から「はい!?え、なんて!?」と読み直してしまう作品ばかり。あの魅力的な設定は、どこから湧いてくるんだ?どの話も面白かったー。
どの話も結末が気になる気になる・・・鼓笛隊襲来ならぬ三崎小説襲来。各章毎に、ワタシの場合は・・・なんて考えてるあたり、取り込まれてる?目覚めて「殺人・・・」はないが、「平日?・・・日曜?・・・いま何時よ?」という不安はよくある。
不思議だけど、何だか切なくなる短編集だった。「鼓笛隊の襲来」「象さんすべり台のある街」「同じ夜空を見上げて」が好き。「同じ空を〜」は、思わず泣きそうになってしまった。
タイトルからは想像しなかった不思議な読後感がある物語でした。 日常のちょっとした現象を生活の一部として受け入れてきた昔の知恵が、変化に対して動揺しすぎないことを気づかせてくれます。
メタファーなのか?って悶々としているうちに物語が泡のように終了…というのがまるまる一冊、読み終わるころにはなにが夢でなにが現なんだか。今までに出会ったことのない新しい読後感でした。
小説。面白かった。奇想の人ですね。なるほどこれが『マジックリアリズム』というものか、と感心しながら読んでおりました。文学はよくわからないのでSF者ではない人にも薦められるSF、という感じで捉えました。「突起型選択装置(ボタン)」が好き。「覆面社員」も良かった。
「世にも奇妙な」世界構築士、三崎亜記。相変わらず「失ったこと(≒死)」をテーマにしているが、この1冊だけでもこんなにもバリエーションに富んでいる。引き出しの多さに感服。読了した今日4/25日はくしくも福知山線脱線事故から6年。「あの日」を思いながら最終話を読めた奇跡に感謝。
鼓笛隊が攻めてきたり、本物の象の滑り台があったり、空に町が浮いている。こんな世界ありだな。世界は人の想いで創られているのだから。
当たりはずれの大きい作家。すべって終わるのか、不条理さの中に見出すものがあるか。きれいにまとめようとすると安っぽく感じるので突き進んで欲しい。
わくわくしながら読んだ三崎さん短編の二作目。バスジャックの方がまだ現実にありそうかな?と思いました。どんどん訳が解らなくフシがありますね。これがシュールっていうんでしょうか。 個人的にはゾウの話が好きです。 やはり街が絡んでくると映える作家さんだなと思いました。
実は三崎さんの本は初読みです。
こんな「変」な感じなんですね(笑
「鼓笛隊の襲来」というタイトルから自分がイメージしていたものと全然違い意表をつかれて面白かった。
生きた象の滑り台とか身体に付いてるボタンとか‥
とっても変わった世界観で他の作品も読んでみたくなりました。
不思議系好きです(笑
鼓笛隊の襲来の
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感想・レビュー:228件




















































