夜叉桜
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夜叉桜の感想・レビュー(274)
遠野屋さんのお兄さんの主馬の姿が悲しい。ほかの登場人物も悲しくて辛い傷を負っていて、その傷につぶされてしまう。一方、遠野屋さんは強すぎて孤独すぎる。 あとがきにもあったけど、伊佐治さんの言葉が人間味にあふれてて泥臭くてあたたかくてほっとする。「人は臨終の一瞬まで、心に生傷を負うて生きていく。」「あっしはね、強い人間ってやつが、どうにも信用できねえんで。弱くて情けなくて、自分にすぐ負けそうになちまってぐずぐず足掻いてる。そんなやつの方がいざとなったら信じられるきがしやす。」
遠野屋さん、頑張っていますね。お兄さんも色々と辛いことがあったのでしょうが、遠野屋は放っておいてあげて欲しい。血は繋がっていなくても新しい「家族」と幸せになってくれればいいな。
あさのあつこは「バッテリー」とか「晩夏のプレーボール」のジャンルかと思っていたが、「火群のごとく」が面白かったので、同じ時代物?ジャンルで読んでみたが面白かった。
遠野屋がますます大きな存在感をでしてきた。信二郎もありえない同心だし。江戸のまちの風情と人情、闇の世界とそのやるせなさ。わかりやすい表現でいつも関心するよ~。
信次郎のとげがありすぎる言葉にたびたびヒヤヒヤしてて、遠野屋さんもよく切れないなと思ったり。いや、それは信次郎が鋭いとこを突いてるからなのかな… しかし本当に遠野屋さんには幸せになって欲しいです。
違う性質を持ちながら同じ冷たいものを持った2人の男が、再び相見える。 鋭い男たちの精神の静かなぶつかり合いに、また心躍る。 江戸の男たちの生き方の、イキで色っぽいこと。
あ、続きだ♪遠野屋さんが出てきて嬉しくなってしまった。やっぱただの事件関係者じゃなかったのね。わくわく読む。これじゃぁ信次郎と同じだわ(笑)遠野屋の手代の幼馴染が殺される・・・ん~ホントに事件を呼んでしまうんやろか。。。過去は過去、ってならへんのかなぁ。いつまで付いて回るんやろう。自分だけじゃ変われへんのやろか。。事件の謎よりも信次郎・伊佐治・遠野屋、3人の人間関係が面白い。何故か信次郎が好きだ。そんなに嫌なヤツかなぁ。。遠野屋さんの兄さんの方が怖い。他人を巻き込むから嫌い。もぉ弟を苦しめないで・・(泣)
遠野屋のまっとうに光の中で生きようとする決意が切ない。まっとうに生きると言うことは、こんなにも厳しいものだなんて。そして、信次郎がああなった理由が知りたい。
「バッテリー」のあさのあつこが時代小説とは興味津々だった。「弥勒の月」で魅せられた。今は使われないだろう簡潔明瞭な言葉の数々がとても味わい深く、きりっと文章がひかり、時代小説の臨場感を盛り上げている。曲者の登場人物がまた魅力的で、シリーズになればいいなと思う。
「弥勒の月」で初めてあさのあつこ先生の作品を読み魅了されたので、 「夜叉桜」も読んでみました。最初程の感動はありませんでしたが、やはり登場人物がしっかりしてる物語なので面白かったです。 この作品を私が監督で映画化するなら、 信次郎・・・市川海老蔵 伊佐治・・・香川照之 清之介・・・堤真一 にします。皆さんはどうですか?
★★★★☆「弥勒の月」に引き続き魅せられた!遠野家の生き様は見事。遠野家に「生きよ」と願った兄との再会は、狂おしい程に切ない。
前に進んでいこうという清之介の決意が素敵!遠野屋さんはこれからどんどん大きくなっていくんだろうな〜。近所にこんなお店があったら間違いなく通いづめると思います(笑)
長久手の図書館で誘惑に負けた。夜叉桜、音読してみたくなる響きにやられました。伊佐治親分と信次朗のコンビが素敵なミステリー?になるのかな。幕切れは何だかあっけなかったんだけど、遠野屋の清之介が絶対信次朗といいコンビになると思うんだよなーここで登録して気付いた「続きもの」の真実が悔しくてならない;
続きものとは知らず先に読んでしまった!信次郎の人柄に惹き付けられるのはあんなに他人に辛辣なのにそこに嫌味を感じさせない彼の本質かな。その本質の過去を知りたいもんです。内容的には話の展開が後半早いなって思ったくらいで、普通におもしろかった!ただおりんの事件が気になってしょうがない!前作!
たまたま図書館に置いてあったので『弥勒の月』の続編とは知らず先に読んじゃいました。最初は初のあさのあつこさんの本と言うこともあり、ちょっと人物の切り替わり等が分からなくなっちゃう部分もありましたが、事件が起こってからの展開はぐんぐん読み進めちゃいました。人との距離を適度に保とうとする清之介や人でなしの信次郎、義理人情に堅い伊佐治等々他の江戸物では滅多に出ない顔ぶれですね。次は前作を読みます!人間は弥勒も夜叉も両方併せ持っている生き物だから面白いんですね。
まだ伊佐治と旦那の関係がようくわからない。いや、旦那と遠野屋ははっきりしてるんだ、その間にたち、この本の一人称・語り手なのにもかかわらず、伊佐治が全然わからない! 思うに、作者はそういう関係性とか感情の入り組みというものが得意で、ではそれを持っている人間は?となると曖昧になってしまうのか? ランナーでもちょっと思ったこと。
『弥勒の月』の続編(*^。^*)♪前作よりも好き!!断然好き!!!清之介にしろ信次郎にしろ伊佐治にしろ、前作よりキャラの魅力が倍増していて、夢中になって読んだ。面白い。 信次郎は相変わらず抉るような容赦のない言葉を吐く。あまりに酷い・・・今後変化はないのだろうか?伊佐治はいてくれるだけで安心する・・・清之介が思わず頼りたくなる存在で居てほしい。 今回は清之介の強さを垣間見た、兄を交わしすっかり商人。その悪夢にはきっと追いかけて来る。おこまの為にも、闇に覆われないで清さん。
遠野屋清之介がずっとかっこよくなっている 何を考えているかわからなかった遠野屋から見た信次郎も書かれていて味わい深い 次があったら信次郎を人間にしていただきたい しかし…事件は悲惨の一言につきる こういう救いようのない事件は身も心も凍る 怖ええこった
弥勒の月は未読。どうして続編を先に読んじゃうんだろう(泣)登場人物が魅力的だ、ひねくれた同心信二朗までもが。一人の人の中に弥勒も夜叉もいる。そこが人間の怖さであり、面白さでもある。弥勒の月を読んで再読してみたい。
清さん・・・・・・!!もう清さんのファンです。弥勒の月もよかったけど、二作目でさらに深い感じになってきました。清さんはちょっと変わってきたけど、信次郎はどうなっていくのだろう。
〇前作「弥勒の月」よりよほど面白いと思う。それというのも信次郎による謎解きがとても気持ちがよいからだ。清之介の育ちやその陰の部分については前作を未読の読者にはついていけないところがあるとおもうので、未読の方はぜひ前作に目を通してほしい。人生の土俵際で踏ん張って生きている清之介とそれを無視できない信次郎の二人のギリギリのやり取りの妙は前作を読まないと味わえません。どんどんかっこよくなっていく清之介に幸あれ。
「弥勒の月」の同心・木暮信次郎と岡引・伊佐治の二人が殺人事件を追う。女郎が次々と殺される。しかも喉を一撃の下に切るという残忍な手口である。探索していた二人は殺された女と小間物商・遠野屋との繋がりをつかむ。遠野屋の若き主・清之介がある夜、数人の刺客に襲われ、連れ去られる。清之介の暗い過去が再び今度は兄によって掘り起こされる。一連の事件の最後はそれまでと違う「殺し」の様相を呈していた。結末の信次郎の謎解きは唐突にも思えるが、丹念に読み進めると、随所に手がかりが記されている。104ページに「新次郎」という誤植。
人は弥勒にも、夜叉にもなれる。自分がなるのはどちらなのか決めるのは自分。夜叉になってしまったら自分を見失ってしまう。どうしても止められない思いが彼らを突き動かす。本当に戻りたいと願っても戻れないところまできているのかもしれない。人は本当におもしろい。でもその分だけ恐ろしい。あさのあつこの時代小説は自分が生きていなかった新しい世界を知ることができるから、引き込まれる。
先に読んでいたのだけど、弥勒の月を読んで、どうしてももう一度読みたくて再読。人間ってぇのはおもしろい。懸命に生きたからこその夜叉。ただひたすらに恋焦がれての夜叉。人は知らず知らずに身の内に夜叉を持つ。さあ、どう生きる!
「弥勒の月」読んでから結構間空いたんで、遠野屋のイメージが違う気がしましたが、でも良い方向に向かってるのかな?いや向かってほしいな。でもやはり修羅の道なのかしら…切ないね。実は飴が好きな信次郎はなんか可愛いです。遠野屋さんと信次郎の二人ともそれぞれに闇を抱えててもどかしい感じ。続きが気になります。
前作を全然覚えてなかったので、どうかなって思ってたのですが、面白かったです。旦那は飴が好きなんだ(笑)。遠野屋さんが前回と大分違う人に思える。前作、読み返したくなりました。
ほんっとうにおもしろかった。どうしようかとおもったくらい、前作より数倍入り込んで夢中で読んだ。容赦のない内容に畏怖しながら、そうそうあまい人生などない、と覚悟を促されているような気がした。前回は「弥勒」、そして今回は「夜叉」。この皮肉のような表現が驚くほど自然に読み手にしみ込んでくるのも、あさのさんならではなのだろうか。信次朗と清之介、それぞれのいびつさを伊佐治は「おもしれえ」という。読後、わたしも彼に負けないくらい「人間てのはおもしれえ」とおもった。いつまでも覚えていたい一冊になった。
キャラクターの強さは1作目と変わらないし、仄暗いのに熱がある感じも変わらず。すごく好き。1作目よりもストーリーがまとまっていたので読後感もよかった。3人が少しずつほぐれて以前とは別の形でまとまっていくのが嬉しい。長編の続編が待ち遠しい。
孤独と生への希求抱えながら生きる清之介と退屈とそこに通じる厭世を抱え生きる信二郎。そのふたりの狭間に立つ伊佐治。伊佐治親分が若者ふたりの生き方をただ優しく見守るわけではなく人という興味深い存在として観察する目を持っているのがいいとおもう。人の善悪どちらも知っていて人はどちらでもあると知っている親分だからこそ説得力がある。
穏やかに暮らしている清之介のもとに自分や家の地位を確固たるものにしようと自分の力を利用しようとする兄との再会が悲しかったです。「どんな人でも心に夜叉を抱く時はあるのか」と考えずにはいられないと共に「人は面白い」ということも改めて思いました。表裏一体に見える清之介と信次郎の関係に伊佐治の存在が和ませていることにほっとします。ちなみにこの作品は模試の問題にもなりました。
夜叉桜の
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感想・レビュー:86件














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