ひかりをすくう
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ひかりをすくうの感想・レビュー(249)
橋本紡さんの本は2冊目ですが、読んだ後の優しくて落ち着く文章やストーリーに癒されます。「頑張りすぎないように頑張って」という言葉がとても印象に残りました。また大人になり、社会に出てから読み返したいです。生き急いでる感じがある今こそ読んだらいいんじゃないかな、と思いました。
何年も前、学生の頃に図書広報のオススメの本のコーナーでこの本の紹介を書きました。その時の広報は残念ながら手元にないのですが、確か、『光を救う』であり『光を掬う』物語。日常の中の光を見失いそうになった時にオススメ。と書いた覚えがあります。今、社会に出て改めて読んで、ゆっくりと苦いものを噛み締めた後のようなうっすらとした後味がありました。忘れかけている光をすくうヒントを貰った気がします。
子供は無限の可能性があって羨ましいと思ってたけど。私にだってまだ可能性はあるんだと思えた。人生って辛いことも多いけど。すばらしい瞬間だってあるんだと感じれる物語でした。頑張りすぎないように頑張っていこう。
読み終わり、穏やかな気持ちになる。不安定だけど心地よい。でもでも貯金がないと成り立たないなーとか思っちゃう。姉が良い! 丁寧で美味しそうな料理…私も、もっと食事にこだわりたいなぁ。
働き過ぎてパニック障害になった妻とともに、田舎に引っ越した職なし夫と、職なし妻。二人がのんびり田舎生活を送るのはいいけれど、なぜ、夫は働かないのか、最後まで不思議だった。田舎に引っ込んだあとは、夫は働けばいいんじゃないの?
優しいお話。頑張り過ぎなくていいよ、休んでもいいよ。そう言ってくれてる気がしました。みんな色んなものを抱えてる。容易に触れちゃいけないな。
がんばりすぎず、頑張ろう。時には立ち止まっていい。そういうふうに語りかけてくれる本だった。読んだあとはすごく胸が一杯になって……/なにか劇的なことが起こる訳じゃなく、ゆっくりと物語は進行してゆく。そのなかでちょっとくすりときたり、時には泣けてきたりして。/可能性を持っているのは子供だけじゃない。素敵な言葉でした。
やっぱり橋本さん好きだなぁ。この心地よい雰囲気にいつまでも身を委ねていたい。柔らかくて優しくて――穏やかな気持ちにさせられる。ゆるゆると時間の流れが遅く感じる。読み終わるのが惜しくて、ちょっとずつ読んでいった。またこの雰囲気だけでなく、登場人物も素敵。橋本さんの本には必ず料理上手の男性が出てくるが、哲っちゃんも例外なくそう。そして主人公の智子は色々複雑な内情を抱える女性。二人の田舎生活や彼らをとりまく人々が絶妙に絡み合い、一つの物語がおいしく出来上がっている。癒されたい人に、この本をオススメしたい。
PD(パニック障害)になった女性が仕事をやめて田舎に移り住むスローライフなお話。作中で智子が徐々に癒されていくように、読んでいて癒してくれるような優しい雰囲気がとても良かった。寝転びながらステレオを聴くシーンが一番印象に残った。
ゆったりとした再生の物語。疲れたら、少し立ち止まって考えたらいい。そんな気持ちにさせてくれるお話。橋本作品に出てくる男性はなぜみんな料理上手なのか…。猫を拾うエピソードはなんか既視感が…。『猫泥棒と木曜日のキッチン』っぽいかも。2011/468
優しい再生のお話。物語ゆっくりだけど深く流れるけれど、所々じっくり考えさせられる。とくに薫の"きれいにしようと努力するほど、きれいじゃないものが溜まっていくのよ"という言葉が心に刺さりました。
主人公たちみたいな生活が羨ましかった(笑)私も辛い時に違う場所で暮したいなぁ、と思っていたのでそこは共感しました。お姉さんがなかなか良かったです。程よい距離間とか、主人公に言う言葉が良かった。少しずつでも進んでいけたら良いな、と思います。
なにも頑張るということがただ唯一の正解ではないってことが伝わってきた。でも、今は走らないといけない時期だからあと10年後15年後に読みたかったかな。「人間という生き物は、きっと立ち止まれないのだ。どれほど留まろうと思っても、必ず動いてしまう。たとえ留まることに成功したとしても、今度は周りが動いてしまう。結局、私たちを包む風景は変わってしまう。」というくだりはああ、やっぱりそうなんだなって思った。 哲ちゃんみたいな包容力を持ちたい。
きつく締めすぎたネジを、ちょっと緩めることも必要よ、人間には。頑張りすぎる人への優しいメッセージの詰まった本。とはいえ、こんな棚ぼた式に遺産が転がってきたり、優しくて頼りになって家事も万能な恋人がいたりなんて現実はこんなにうまくいかないけどね~。だからこそ本の中くらいこれぐらい出来すぎでもいいか。心がちょっとだけ広くなった気がする。
昔の自分とシンクロしている部分もあったり、今これからの自分に言い聞かせるような部分もあったり、いくつもの文が胸に突き刺さった。優しく暖かく前を向いてゆっくりと歩いている2人に涙が止まらなかった。
個人的には「九つの、物語」のほうが好きかも。なにか最後にドンデン返しがあったりとかするわけでもなくて、ゆったりとした気分で読めました。頑張らなくていいんだ!って教えてもらえます。少し前の私に読ませたかったかなpq 哲ちゃんが、「九つの、物語」の主人公の彼氏とイメージが重なる!!二人とも素敵☆ お姉さんの頑張らずに頑張れっていう言葉好き。心に留めておこう。
がんばる意味ではなく がんばるという言葉の意味を再考させられる一冊 ゆるいキャラの設定や 事件のディティールによって韜晦しているが 決してそれに終わらない 終わらないことを前提に読むと キャラや物語が多重的に立ち上がる 意欲的問題作
智子と哲ちゃんみたいな関係は理想ですね。お互いが支え合って生きている。それぞれに傷があっても二人で居れば少しずつそれが癒えてゆくかんじで・・・。智子のお姉さんの気遣いも素敵♪
人生を駆け足で駆けてきた女性と支えるほんわか雰囲気の旦那のお話。旦那の哲っちゃんが作るパスタが美味しそうなのです!パスタ好きには涎が…(笑)さておき、「無限に可能性を持っているのは子供だけではないのだ」という部分に心惹かれますね。ゆるゆると流れる時間と美味しそうな料理が彩るよい作品でした。ワタシも頑張らなくてもよいかな…!?
自分を追い詰め過ぎて心の病になった主人公。「頑張らないように頑張りなさい」考え方の違う姉からの言葉を実践できるようになるといいね。優しくて家事万能の同居人がいてくれるだけでも幸せなことだよ。
なんだか「頑張らない人は取り残される」というプレッシャーがある最近なので、力を抜いてもいいんだぁ~と励まされた一冊。こんな風にすべてを変える生活は無理だけど、肩肘張らずに少しのんびりしてみようかなと思ってみた。
再読するたびに感想が変化しそうな作品だと思う。自分に鞭打ってもっともっとと自分を追い詰めてしまうこと・・・きっと多くの人が経験していると思う。そして哲ちゃんのようにそっと包み込んでくれるような人もほんとは周りにいるのに見えないこともある。たまたま哲ちゃんは主夫のようなことをしながら智子を支えているけど人はもちつもたれつ智子もまた哲ちゃんを支えているんだと思う。世間の目の役を小澤さんが演じてた。不思議な二人の生活はやはり気になるもの。ピーの物語がとても気に入りました。物語の先は自分で書いたらいいんだね。
橋本紡の文章はいつもご飯の描写がおいしそうですき。哲ちゃんみたいな男性も、あんな生活もきっとわたしには無縁だけれど理想にしてみるのは悪くないかなあって思う
すごく素敵なひきこもりのお話。橋本さんの本はいつも、そこに生きる人がいい。そして時々出てくる食べ物たちも。本当においしそうで、それだけで人を幸せな気持ちにできる魔法を持っている。読後の充実感がきもちいい。頑張らないように頑張る力をもらえる本。
パニック障害を患い、仕事を辞め郊外へ引っ越した智子と哲ちゃんの「前向きな引きこもり」を描いています。日々頑張りすぎてる人に読んで欲しい1冊。「がんばらなくても、いいんだよ」と言ってくれるような作品でした。
毎年夏休みに必ず読む。それくらい気に入っている作品。毎回違ったフレーズが心に引っかかり、疑問を放ってくる。魔法もトンデモ設定もまったく無い現実の物語だけれど、家事万能・主夫いとわずな年下彼氏が出てきたり、無職生活の中に一千万円単位の遺産が転がり込んできたりと、どこかファンタジーに感じる作品でもある。それからタイトルの「ひかりをすくう」の「すくう」の部分が好き。心に染みるよね。掴まなくてもいいんだ、そのほんの少しでも手のひらですくうことができれば、幸せなんだって。
ほんわかだ。読み終わってニッコリできる本。月光スイッチとか泥棒とか九つの物語とかとシンクロする所があってほんわかの相乗効果だった。橋本さんは女性の内面的な部分の表現が素晴らしいと思う。次は彼の何を読もうか。
智子が仕事のストレスで、「パニック障害」の発作を起こして、仕事を辞め、郊外へ引っ越し、「楽しいひきこもり」をすると流れですが、とにかくこの二人、特に哲ちゃんが、魅力的な人でした。
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