変身,掟の前で 他2編 (光文社古典新訳文庫 Aカ 1-1)

変身,掟の前で 他2編 (光文社古典新訳文庫 Aカ 1-1)
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変身,掟の前で 他2編の感想・レビュー(309)

カフカを聞いたことはあれど読んだことはないなと有名どころに挑戦。「古典」と言われている分だけに「それだけの何かがある」「何が伝えたいのだ」と必死に考えてた。普段はそんなことしないのに。それでも自分なりに「人間においての進化と後退」なんて尤もらしい答えを出したのに解説はまた違うからなんだか悩む。自分の思う通りに受け止めればいい話なのかもしれないがやはり気になる。それでも全ての話を通して主人公は皆正解かは分からなくとも自分なりに一生懸命であったのではと思い、その最後に切なさを感じ、同時に彼らの幸福も感じた。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/11

『変身』もたいへん楽しい小説だが一段落であっけなく終わる『掟の前で』が特に素晴らしい。『城』の濃縮版かとふと思った。またこの文庫は解説がとても充実している。H・ポリツァーからの引用、「(カフカの小説は)文学の『ロールシャッハテスト』だ。解釈で明らかになるのは、カフカの本質ではなく、解釈者の性格である」などは、なるほどなと思った。

今回の読書でどの物語にも溢れているように感じられたは、ある種の「不安」とその先に感じる「ブラックホールのような絶望感」、でもそれをとことんまで自虐的に突き詰めた先に訪れた「ま、しょせん人生なんてそんなもの」という開き直りとその全ての思考過程を自分で笑い飛ばす「吹っ切れた感」みたいなものでした。  恐らくカフカっていう人は思索に没頭して生きたタイプの人ではなく、現実社会の中で「喘いだり」「もがいたり」「どうして自分が・・・・・」という想いを抱きつつも、真摯に自分のアイデンティティを求め続けた人だったんだろう
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/25

不条理文学の代表みたいに思われる変身だが、不条理なのは虫になったことじゃなくて、家族と住んで仕事をしていたことなんじゃないのと思わざるを得ない。虫という視点から捉えられた生活の中の絶望。でもやっぱりそういう変な解釈は試みず、単に虫になって困っただけの馬鹿話として素直に読むのが一番いい。だって、悲惨なのに軽妙なユーモアに溢れていて物凄く笑えるもの。そんな面白小説どもを、最新のテキストクリティークを踏まえた読みやすい新訳にした訳者の功績はでかい。カフカは重く読むのもいいが、ただ楽しむのも最高だ
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(4) - 01/25
Sleipnirie
細かくてすいません笑  それはともかく、自分としては、この文庫の「変身」が一番好きですね。
ナイス!ナイス! - 01/25 14:28

白義
いえいえ。単純に文献批判の問題とか抜きに、素朴に読みやすくてユーモアがありますよね
ナイス!ナイス! - 01/25 14:29


変身。はじめからBADENDで何の救いもない。父親の借金のために販売員をしているグレーゴルはある日起きると突然虫になっている。そのせいで、仕事は失い、家族からは見放される。ただ、唯一妹がやさしくしてくれることだけが望み。しかし、最後には妹にも見放され虫のまま死ぬ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/24

不条理を当たり前のことのように淡々と描いていて、読んでいて少し怖くなる。

訳変えて再読。

変身という小説は自分がこれまで読んできた小説の中で最も好きな作品だ。新訳ということでワクワクしながら読んだ。他の出版社の訳と比べてもある程度言葉が整理され、文字が大きくなり、少し読みやすくなっただけ。特に大きな差は感じなかった。解説の「カフカを解釈してもカフカは分からない、分かるのは解釈した人の性格である」には大きく頷いてしまった。作家が全く見えてこない、というのもカフカの魅力だろう。「変身」は誰もが持っている不安を、誰にも思いつかない方法で表現した傑作だと思う。他の3編は余りにも短くて、楽しめなかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/14

変身には驚愕。起きたらイモムシって、どんなん!と思いながら読み進めると、なんだか…切なくなった。家族とは何ぞや。実際に家族の誰かがイモムシになっちゃったら、あたしはどうするんだろう…。人間って、恐ろしい…
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/13

全編2度読んだ。「判決」「アカデミーで報告する」「掟の前で」は解説にある通り様々に解釈できるところが面白い。特に「アカデミー~」は元サルが「自由」ではなく「出口」を所望するところが、何らかの隠喩じゃないかと思うのだけれど…如何かしら。「変身」は終盤に残った家族3人の生活が一転するあたりが、人間の本性を見せつけられるようで、ぞっとした。

掌編のタイトルが変身というよりは、カフカの価値観の根底に変身と名付けられた概念があるようだった。四編読んでみてそのどれにもある種の変身があるように思えた。訳のおかげなのか、とても読みやすくてすんなり頭に入ってくる。やはり表題作である変身・掟の前でが面白い。ただ、三人称神視点の作品を探す延長で読んでみた私としては残念でならない。でも初カフカ、教養として読んでおいても損はない。それに面白かった。カフカを初めて読む人には『掟の前で』を勧めていこうと思う。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/27

初めてのカフカでした。「変身」は、虫になった状態で会社のマネージャーに必死に弁解しようとしているのに伝わらないところから悲劇的で、日数がたっても家族からは精神的には確実に疎外されて、最後まで主人公からしたら悲劇でしかない話。だけれども、振り返ってみてどうだった?と思うと、うーんと唸ってしまうような。この雰囲気にはひかれるものがあります。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/24

たいへんな体験をさらっと書いていることが怖い。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/14

何度めかのチャレンジなんですが、さっぱり理解できない。もやあっとした感じが苦手なもので。でも最後まで読み切ったので、密かに達成感をおぼえている。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/10

カフカ読んで、なんかこう吹っ切れた感じになれた今の私って、いったいどういう状態?『変身』読んで、「家族って…家族って…所詮こんなもんなの~~」と思った若いころが懐かしい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/31

うーん、どれもよくわからない。「文学以後の文学」と称される斬新な作風らしい。本書最後の「解説」や「訳者あとがき」を読むとカフカを絶賛しているが、あと数回は読まないと理解できないかもしれない。でも、たぶん、もう、二度と読まないだろうな……。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 09/11

個人的な比較だが、円城塔の不条理さはロジカルで明確。カフカのそれは幻想的で普遍的。「変身」の最後でザムザのことが何もないことのように書かれているのが悲劇のようで、それでも前に進んで生きていく希望にとれた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 09/05

ずっと読みたいと思っていた。そして感想。一言で、面白い。一日ですんなり読んでしまった。これといって「ココが面白い」と言えないのが惜しいのだが、やはり皆魅力的に感じるのが分かる。私のお気に入りは「判決」だ。混乱と混沌が入り混じって、意味が分からない。そんなところが実にいい。カフカ作品、他にも読み漁ろう。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/09

図書館から。

古典といえば、主人公がとりあえず苦悩していればいいや、というイメージがあるけれども、この本の語り部はむしろ身の毛もよだつ出来事に飄々と、別段悩むこともなく妹の進学についてあれこれ悩むほどの冷静さを見せているし、余計な感傷が抜かれているからか、読みにくくない。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/19

理解に苦しむまま読了。

持ち歩くのに苦にならないサイズ。このサイズの中に、フランツ・カフカがぎっしりと詰まってます。少し暗い部屋で、声を意識しながら読むとまた違う雰囲気が出てきたり。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/08

『アカデミーで報告する』が好き。『変身』は面白いんだけど、いまの自分の状況で読んでいると、少し笑えない。出口を見付けられたら、また読みたい。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/01

再読。何度読んでも『判決』の解釈が難しい。有名すぎる『変身』は、内容に反してコメディチックな描写がさすが名作だと思える。つまりこれは人間も虫も変わらないということなんだろう。実際グレーゴルは虫に変身しても人生に絶望することはなく、むしろ普段どおりの仕事に埋もれる生活を続けようとしていた。本の虫ならぬ仕事の虫。ただ家庭に金を運ぶだけの働き蟻みたいなもの。このお話の酷な点を挙げるとするなら、グレーゴルの身の上に降った不幸ではなく、彼の家族の対応だと思う。しかし妹のグレーテに萌えてしまう私は大丈夫か?
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/21

どの短編も全然わからない。でもおもしろかった。「変身」は特に。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/20

だめだ、「変身」読んで気分が落ち込んだ。ある日突然差別されるような病気になりました、みたいな連想してしまって。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/05

タイトルだけ知っていたけど、こんな話だったとは!なんだか気持ち悪いけど理解できるようでできない面白さ。日を改めて読み返すとまた違うのかな。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 05/05

よくわからん物語だったがアイディア勝ち感。

「変身」は角川文庫で既読なので、今回他の短編だけ読みました。「アカデミーで報告する」が面白かった。これから「変身」読もうとする方には岩波の「断食芸人」とのカップリングがいいと思います。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 02/05

とってもおもしろかった!変身以外の短編も良かったです。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/29

初めて新訳で良かったと思える「変身」。意外と面白い作品。残りの三作は超短編やけど、カフカらしい(つまり頭で考えるだけでは分からない)作品。考えるより感じる文学、それがカフカではないだろうか?
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/14

こんなに滑稽で無様だったとは!暗澹たるイメージの既読の同作とはどえらい違いで、愉快だった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/10

有名なのはよくわかる。 最初と最後がなんだか合わない気がした。 彼はちゃんと働いていたのに。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 01/07

気持ち悪い。虫もそうだけど何より意味がよく分からないっていうもやもや感が気持ち悪い。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 12/17

ELM
不条理。全然面白くなかった。

虫がまじで気持ち悪い。これはどうしようもない。しかし語りは楽しい。そしてこの現代語訳は、そのユーモアさをうまいかたちで引き出せているのではないかと思う。カフカは、不条理がどうこういうよりも、まず短編の名手であって、読むことの楽しみ、不可思議さを教えてくれるでしょう。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 11/29

N
再読。わからないけれど気持ち悪いけれどやっぱり好きである。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 11/16

「変身」こんなんだっけ?頭の中で倉橋さんやジョー・ヒルのパロディとごっちゃになってたのか。グレーゴルがわりと冷静なのが妙にリアル。「掟の前で」不条理。腹立つ{笑
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/23

い、妹オチ…!もうなんだかよくわからん
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 10/11

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