カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)
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カラマーゾフの兄弟エピローグ別巻 5巻を追加
カラマーゾフの兄弟エピローグ別巻 5巻の感想・レビュー(538)
光文社の亀山郁夫の新訳で、久しぶりに再読。 読むのは五回目くらいかな? 訳によるのか、わたしの意識が変わったのか、最後に読んだときよりアリョーシャが好きになった。 充実した解説が面白かったのだけれど、小説を読んでいる途中では気が散ってしまう。 一巻ごとではなくすべて読み終えてからまとめて読むといいかなと思った。
ドストエフスキーはその宗教観が分からないとその本質が分からないような気がしています。私の最初の体験は「罪と罰」、13歳の時でした。その後も幾冊か手に取りましたが、読めばいいというわけでもなく、キリスト教とは切り離せない、その世界を表層的にしかつかめないまま、今に到っています。その足元にも及ばない、隔絶感を常に持ちながら、ドストエフスキーについては拝読しています。大審問官、それから裁判における検事、弁護士の理路を読みながら、近代、今の日本を自分なりに思考、反省するのみですね。第二の物語を読みたかった・・
ドストエフスキーの生涯とこの作品が最後ということを知りました この作品のスケールの大きさと物語の構造 しかけなどに驚きました 神の存在 不在 神と悪魔 善と悪 不条理 また人間の奥底にひそむ本当の真実がよく書かれている 他の作品も読んでみたいアリョーシャか子供たちに言った言葉は一生大切な思い出だと思った
年末に読了。エピローグのアリョーシャの言葉に「良い思い出、とくに子供時代の両親と一緒に暮らした思い出ほど一生にとって大切であり健全」といい「それこそが一番の教育」当たり前だけど結局どんな教えよりも愛情だと再確認した。読了した本でナンバー1の作品かも。解読を読むとまだ続編があったとか・・・そう考えるとこの終わりは始まり・・・
重くて、激しい話のエピローグ。アリョーシャが少年たちに話しかけるラストの演説が爽やかで良かった。その後の亀山さんの解説で、この話が未完成だったと初めて知った。第2の小説も読んでみたかった。
書物をはみ出す作品は必然的に未完である。アリョーシャの力強い声の中に他の人物達の声が響き、複数世界を描くこの作品の声の一つとして、次の声を引き寄せる。「エピローグ」の章の続きに不在の文字列がありえたという意味の未完とは別に、複数の世界と声の中の声の響きから構成される終わりを知らない作品という意味の未完がある。翻訳者の解題もそれに含まれるとしたら、読者が黙読しながら頭蓋に響かせる登場人物達の声もまたそうかもしれない。そのような作品は、一つの世界の続編ではなく多数のバージョン世界を、読者を介して増殖し続ける。
エピローグの、アリョーシャの演説は何度読んでも素晴らしい。この演説のために、ドフトエフスキーは長い永い物語を書いてきたのでは、と思わせるほどだ。イリューシャが亡くなったのを、スネギリョフがいかに動揺し、いかに悲しんでいるかも伝わってくる。私もその場にいたら、「カラマーゾフ万歳!」と声を合わせるだろう。まぎれもない名著だ。
死ぬまでに読みたい本の一つだったので念願達成。うっすらした希望って大切だなぁと思わせてくれる一冊。名作と言われる所以がわかったような気がします。
ふう・・・・ 一年以上かかってしまった(笑) これが未完で第2の小説の方が本命だなんてどうにかしてるぜ・・・・。なにがすごいのか何一つわからなかったのは悔しい。解説もあまりに高度(濃い)すぎてついていけん。今度は新潮版に挑戦したいと思います。
図。豊饒な小説の世界を訳者の視点から眺めることに興奮。古典となり、時間の経過によって廃れることにないものに触れられたのは喜び。ずっと図書館で借りて読んだが、このエピローグ別巻だけは購入して折を見て読み返したい。亀山郁夫先生、ありがとうございます。
読むの時間かかったけど、これで作者の構想の半分なんだなー。もしこの後アリョーシャの革命家になった話があったとして、どんな話になるのか想像できないや。未完の大作って言うけれど、未完だからこその世界一の文学作品なんだろうな。
ようやく全巻読み終えました。ただ5巻の大半を占める解説部分はさっと目を通しただけです。キリスト教に関する知識、哲学などの理解もないと何度も同じ行を後戻りしながら読むハメになります。とにかく心情描画、会話が多く、その中に信仰、思想、誇り、皮肉がふんだんに盛り込まれていてる小説でした。登場人物の心情が重くのしかかり、私の世界観を変えてしまいそうな力を持っています。いや、実際何か変わったのでしょう。小説ってこんなに力を持つものがあるのですね。
第一巻の序文にあったように、カラマーゾフの兄弟はこれで終わりではない。ドストエフスキー自身の経験や理想・罪の意識、社会主義に傾いてゆくロシアの世相が恐ろしく緻密に絡まる物語である、というのは解説を読まずば解るまい。皇帝の監視下でこれだけ暗喩に富んだ物語を作り出したドストエフスキーにただただ感心する。亀山さんの考えるカラマーゾフの続編も読んでみたい。
この五巻目の大部分である解題では、主要なキャラクターそれぞれの性格の掘り下げや、作中では明確にされないスメルジャコフの父についての推測などが書かれている。読んでいると「へぇ、そうだったのか」と、感じると同時に、浅い読み方しかしていなかったと言う事に気づかされ、物語(プロット)を読むだけの読書では不十分なのだと分かった。この本を心の底から面白いと言えるように精進していきたいなぁ…
終わり方があっさりしていて、まさに「ドストエフスキーの小説!」でした。「あっさり」しているおかげで、ありがちな「悲劇性」を回避しているし、その続きを読者に考えさせているのだな、と思いました。
やっと全部読み終えた。解題をよんで自分の読書経験の浅はかさを知ると同時に、首を傾げたくなる内容も多かった。結局は読書は個人的な体験なのだから好きに読めばいいんだけど、こんなに解釈の分かれる、というか解釈の多様性に富んだ作品はお目にかかったことがない。村上春樹の目指す「総合小説」というものがどんなものなのかわかった気がする。「神の存在と不在」「人間の崇高さと卑しさ」いろんなものがこの小説の中にちりばめられている。たぶん読む時期によって自分の心に届くメッセージは異なってくると思うので何年か後、読み返したい。
ミロのヴィーナスの腕みたいなもんで、続編が存在しないからこそ輝くのかもしれないけど、続編があったとしたら世間からどのような評価を得るのか、また自分がどんな感想を抱くのか、永遠に知ることができないと思うともどかしくもあり
短いエピローグは純粋にこれから起こるであろうことの暗示に過ぎなかあったように思える。やはり、この物語は未完なのか…。しょうがないこととはいえ、やっぱり残念。「解題」では、イワンらの悪魔性に関して、非常に面白い見解をが出来た。1,2巻の、本題に入らないもどかしさの中に、この物語に欠かせないテーマがあるとするならば…やっぱり、再読するしかないんでしょうね。未完でありながら、最後まで読むと最初に戻るしか無くなる、読者にとってはもどかしいループを与えてくれることが、この小説が長く愛される理由かも知れませんね。
改題は要らないかな、と思ったんだけど、読むと「カラ兄」を再読したくて堪らなくなります。この作品が未完で終わったことは、返す返すも惜しい。しかしここで終わっているからこそ、永遠性を会得しているとも言えます。革命家になったアリョーシャを、特に見たいとは思わない。カラマーゾフ万歳!、で、感動的に幕を閉じるていることが、少しの物足りなさも相まって、カラ兄に高い中毒性を持たせています。物語の13年後を様々に想像しながら読む楽しみも存分に味わえますし。惜しいのはただ、訳文が数十回の再読に耐えうるとは思えないことです。
やっと全部読み終えた。エピローグ+ドストエフスキーの生涯+解題。解題は面白く、頭がすごく整理される。いずれ読み直す日が必ず来る。ドストエフスキーにはもっと長生きして『第二の小説』を完成させてほしかった。
解題がおもしろかったですねぇ。少し理解できたような気分になりました。エピローグの意味がイマイチよく分からなかったのは未完で終わっているからかしら。とりあえず読み終えれてよかった。
文庫の解説としては法外の充実度。どこまで真に受けるかは読者次第でしょうが。この作品は確かに「文句なしの、すばらしい小説」なんだろうけど、実を言えば素晴らしく感動したことはない。やっぱり未完だからか。詰め込まれた問題に対して、答えが十分ではないと思う。そういう意味で『罪と罰』や『悪霊』の方が、読み終えて充足感がある気がする
やっと読み終えたのに解題長いよ、うんざり、と思いながら解題読んだらむっちゃ面白かった。そして解題を読んで、結局自分がこの長編を「読めてない」ことに気づく。読書というのはここまで深いものなのか。しかしここまでの深い読みを読者に試すカラマーゾフの兄弟、とほうもないなあ。と改めて古典の威力を知る。再読する根性はないが(今のところ)、第二の小説は是非読みたかった。残念。
終わった〜♪ 長かったなぁ。実に3ヶ月以上、読んでました。最後はあっけなかったけど、でも、もっと早く読んどくべきでした。
子供の頃に読んだきりで長い間ドストエフスキーを読んでいなかったので、ようやく再読出来て嬉しい。で、再読してみたら驚くほど面白かった。というか、ありふれた言い方だけど、死ぬほど面白かった。正直、子供の頃にはこの面白さが分からなかった。「あぁ普通に面白い小説だなぁ」と思っていた。けれど歳を重ねたからこそ分かるものだって確実にあるんだ、と思った。この面白さは「普通」なんかじゃない。尋常じゃないぐらい面白い。そういうことが分かる歳になったんだと思った。小説が好きな人は絶対に読んだ方が良い。それぐらい素晴らしい。
訳者も示唆しているように、未完の作品であることを強く感じた。この「第一の小説」だけでも世界文学の金字塔であるのに、それよりスケールの大きい「第二の小説」が完成していたら……改めてドストエフスキーの偉大さを想った。訳者の解題は物語を理解する上で非常に役立った。本当の意味で父フョードル殺害をしたのは誰なのか?というクエスチョンに対する回答は特に。
続編が読みたい!リーズのその後が気になります。解題でのイワンに対する印象が全く違った…私はイワンも最後の「カラマーゾフ万歳」でしめられてもいいと思ったんだよな。全体としてはもっと落ち着いて読むべきだったと反省。世紀の大作ということで息を巻きすぎた…途中でヘトヘトに…またいつか読み直します。
とりあえずエピローグだけ読みました。解説等はまたゆっくりと読んでいきたいと思います。エピローグの最後がカラマーゾフ賛歌で終わっているのには少し驚きました。むりやりハッピーエンドにしている印象を最初は持ったのですが、この小説を読み通してきて実際カラマーゾフ3兄弟に対する好感が強くあるなとも思います。続きが読めないのはとても残念。いろいろなことがまだ途中な気がします。
カラマーゾフの兄弟エピローグ別巻 5巻の
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感想・レビュー:136件














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