夜叉桜 (光文社時代小説文庫)

夜叉桜 (光文社時代小説文庫)
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夜叉桜の感想・レビュー(173)

信次郎と清之介の会話の裏にある感情の動きが、実は一番鋭く心を抉ってきます。弥勒もそうだったけれど、夜叉もまた女性の化身の象徴。表に隠れた闇、闇にも漏れてくる光、求めるものが何であれ生きてゆく上での無常。相反しながらも共鳴する人の心が救いなのでしょうか。この小説、もっと続いてくれると楽しみなのですが。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/16

『弥勒の月』で生ける屍風になってしまった清之介がすっかり立ち直っていて安心しました。でも兄に再会してからが辛かった。暗殺者として生きてきた清弥に新しい人生を与えてくれたはずの兄の変貌…。これはまだ解決してないので心配です。今回は手代の信三に試練が降りかかり…それもまた切なく辛い結末でした。でも一条の光もあり『木練柿』も楽しみです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/12

シリーズ二作目なんですね。。知らなかったので一作目は読んでいませんが、単体としても非常に面白かったです。あさのあつこさんの文章も良かったです。淡々としていながら、描かれる人物の心情がよく伝わってきます。切迫した場面ではこちらでもギュッと苦しくなるような、そんな描かれ方でした。特に印象的だったのは、歪な性格の主人公信次郎、彼にあめ玉一つ与えるシーン。人間には色んな面があり、夜叉にも弥勒にもなる、偏屈な主人公にあってはかわいげも持ち合わせるという、本の主題でもある人間の多面性を鮮やかに描きだす、とても印象的な
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(1) - 01/12
kenter
シーンでした。本の後半でも一気に解決に向かって流れているスピード感も 好みです。楽しい一冊でした。
ナイス!ナイス! - 01/12 20:01


人を夜叉に変えてしまう瞬間とは何なのか。見え隠れする真相が収束する終盤は一気に読んでしまった。心情描写はさすが。前巻よりも遠野屋の人間味が増したように感じられてうれしかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/17

こちらも再読。危険人物+常識人?の組み合わせがやっぱり絶妙です!最初に読んだ時同様、親分の言葉にうんうんと頷いてました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/19

兄と会っている間中、「そっちへ行くな!」とかなり想いを込めて思っていた。信次郎、清之介、伊佐治。それぞれが心の闇を抱えながらも、市井の暮らしを続けていることの大切さが感じられる結末にほっとした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/17

前作より信次郎が苦手じゃなくなりました。慣れただけかな(苦笑)やっぱり闇が魅力的に描かれていますね。人の闇がとても濃くて読んでいて苦しいくらい。清之介がどう生きていくのか、信次郎は何か変わっていくのか、前作ではちょっと苦手だと思っていたのに、続編がすごく楽しみになっています。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/15

弥勒の月続編。遊女が連続して殺され、何かしら遠野屋との関連が出てくる。前作より読み易くなった感じだが木暮信次郎と遠野屋清之助の間柄は変わらない。はっきりとあさのさんの考え方が伊佐治の言葉で表れる。「強がってみたって、いいことなんかありゃあしません。あっしはねぇ強い人間がってやつがどうにも信用できねぇんで。弱くて、情けなくて自分にすぐ負けそうになっちまって、ぐずぐず足掻いている。そんなやつの方がいざとなったら信じられる気がしやす。」解説は三浦しをんさんで、きっちりと過不足なく素晴らしい文章で解説されていた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/31

やっと読めました★清之介がかっこよすぎて…!!!!!遠野屋で働きたい!事件に巻き込まれて死にそうだけどww窓拭きしながら清之介をチラ見していたいw!おこまがどう成長していくのか楽しみです^ω^*『小練柿』も是非文庫化してほしいです^^!
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/21

月日とその役職の重圧は人の考えをこうも変えてしまうのか、と兄と清之介の対面シーンが切なかった。でもそこら辺から引きこまれて読むのが止まらなくなって最後まで一気に読んでしまった。前作は切ない幕切れではあったけど、今作はおこまちゃんという希望が残ったような気がする。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 09/13

何とも切ない。遠野屋さん兄弟にしても、新次郎にしても精神状態が危うい感じがするので、伊佐治親分一家の地に足をしっかりつけた明るさに救われた。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/29

読んでから見ると表紙の絵も印象的ですね。 遠野屋さん、伊佐治、信次郎、それぞれの背景となるような家族やプライベートが描かれていて、その影響が過去から未来へと繋がっていくのが何とも切ない気持ちになる事が何度もあった。 ミステリー要素が満載なのと、難しい言葉や漢字が多かったので続けて読んだ2回目の方が楽しんで読めた。 「夜叉の面を被って桜の下で舞っている人・・・」一体どなただったんでしょう。 このシリーズに3冊目があると知ってとても嬉しい。 登場人物に情が移ってきたので、みんな強く生き抜いて欲しい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/22

時代小説ならが、ミステリとしての要素が魅力的でした。最後の犯人と動機、終盤のたたみ込みが読む者を惹きつけます。物語の最後に訪れる、遠野屋の新しい希望。それでも続くであろう様々な困難。続編に期待します。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/26

今回は信次郎より清之介のほうが魅力的に描かれていたなあ。次はどうなる・・。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/09

今回もけれんみの強い文章で人々の不幸が次々と描かれるので、合間の伊佐治親分一家の描写にホッとします。正にこの闇の物語の中の光です。このシリーズが今後も続くのなら、どうかこの光だけはゆるぎなく輝いていて欲しいものです。なにしろ、前作でご無事を願った兄さまはあんなことになってるし…。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/06

人は人とのかかわり合いの中で誰でも夜叉や弥勒にもなり得る。信次郎や遠野屋また彼らの周囲の人々はこれからどう変わっていくのか、それとも変わらないのか。この人たちには幸せになってもらいたいと思う。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 06/19

人の心の闇をただ書くのではなく、闇と向き合おうともがく様子も書いているのが好き。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 05/08

あさのあつこさん初読み。題名に惹かれて購入したのですが、あにはからんや期待以上のお話でした。時代小説としてはもちろん、ミステリとしても逸品!連続殺人事件の謎解きの妙に加え、いずれも陰の人生を背負っている同心信次郎と小間物問屋の主人清之介のやりとり。そしてそれに絡む岡っ引の伊佐治親分の人間味あるやりとりの見事なまでの紋様と、一人称が場面ごとに切り替わり、まるで映像を見ているような巧みな構成。「人は鬼にも仏にも、弥勒にも夜叉にもなる」。これは前作の「弥勒の月」を読まなくては始まらないな、とちょっと後悔・・・。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/05

続編。待ってました!前巻から遠野屋がどうなったかすごく気になっていたんです。今回も男たちそれぞれの個性と強さと哀しさがある作品でした。個人的には前巻のほうが好み。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/11

みんな、哀しい思いをもっていて、切ない。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/15

小説 ★★★★☆:人に何か言われて傷つくのは、自分でもわかってる事を言われた時が多いなと、ふと思いました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/02

『弥勒の月』に続いての二作目。前作がすごく良くて早速読みました。基本的にはミステリ事件モノなのですが、その文章から運命や生きること、死ぬこと、思いやりや人情を自分自身から思い出させたり感じることが出来ていて、《人》をこんなにも上手く描けているあさのさんに引き込まれました。三作目の文庫化待ちが楽しみです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/21

全作と同じくトゲトゲ感が強く、本を閉じて休憩することも。でも、兄が出てきた辺りから一気に読破。切ない。今後、兄がどう絡んでくるのか楽しみ。ストーリーとは別に、この作者の文章や言葉選びには「上手いな~」とニヤニヤしてしまう部分もある。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 10/21

「弥勒の月」の続編。前作から半年後。激しいダメージを受けた清之介。信次郎と伊佐治もまた、信頼していた男の闇を見た。傷つき苦悩し葛藤し続けた清之介はれを克服し、主として慕われ、店を繁盛させていた。しかし、かつては闇の世界から光の世界へ押し出してくれた男が再び闇へと誘う。信次郎曰く、どうしても清之介は死を呼び寄せてしまうらしい。前向きに生きると心に決めたので大丈夫だと思うけど、それにしても気持ちがかき乱される作品です。続編の文庫落ちを楽しみに待ちます。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/21

タイトルの「夜叉」これかこういうことだったのか、と判ったとき寒気がした。非常に複雑な心境。後味がすっきりしない。信次郎と遠野屋のやり取りに息が詰まる。もう少しなんとならんのか???と思いつつでも読み込まされた。うーん・・・にしてもすっきりしない・・・・・。時代小説としては平易で読みやすいシリーズ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 07/28

身の内の夜叉に気付きながらも、弥勒に触れようとするひとの美しさよ!!堪らんなぁ
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 07/03

事件が奥深そうでさっぱりしているところが残念。遠野屋の過去が知りたかったけど、育ての親を殺せるほどに心を失った人間がこうも簡単に更生できるかは、安易な気もします。しかし、あさの先生のかく人間の情や世の中の不条理にはグっとくるものがあります。図書館で借りた本を改めて買うのは本当にハマった時だけなのですが、このシリーズは本屋めぐりでさがしました。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 05/24

前編に引き続き、信次郎と清之介が良かったです。もっとこの二人の心の奥を覗いてみたい気がしました。次回作も楽しみにしてます。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 05/05

宮部みゆきが描く江戸は、暖かい陽だまり。同じ街でもあさのあつこの江戸は、昏く冷たい、色すらない。が、おこまの登場で変わっていくのだろう。命の持つ希望、未来を信じられればまだ大丈夫。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 05/01

表紙のように、真っ暗な中に一筋鮮やかな色が見える話。メインの二人は最後にどんな色を見るのか楽しみ。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/29

人の心の闇を覗く背徳感と愉悦が入り混じる。最後まで主人公に同調する事はできなかったけれど、そこが馴れ馴れしくなく、小気味よい。江戸の深く怪しい闇にどっぷりつかってしまった。ああこの闇は濃い。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 04/28

兄上が、兄上がぁー! 月日とは残酷なもの。確かに兄上も可哀想ですが遠野屋も可哀想すぎます。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 03/14

光の下にいる信次郎は同じ闇を持つ遠野屋を求め、遠野屋は光の下にいることを望んでいる。個人的には、伊佐治のように、小さな幸せを喜べるものでありたい。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 02/12

読んだー。おもろいわ。新刊出てたから、もしやと思ったらちゃんと文庫化されていました。9割が男ばかりだけど、ちらっと出てくる女の色濃いこと。怖いなあ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/26

遠野屋も信次郎もすごく好きだ。なんかみんな切ない。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 01/25

登場人物が全て魅力的。このシリーズは嵌る。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/09

わたしの中では、信次郎が椎名桔平、遠野屋が村上弘明、伊佐治は伊東四朗。本当は信次郎と遠野屋はもうちょっと若いんだけど、時代劇に出る人でイメージするとこんな感じ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/30

人の持つ闇はどろりとして醜いのだけど、あさのさんに掛かるとそれすらもどこか切なく悲しいものに思える。伊佐治の真っ当さ、遠野屋の抱える闇と踏み止まろうとする強さ、信次郎の歪みに対する執着、それぞれがバランスを取っていて、どれも目が離せない。続きが気になる。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 12/28

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夜叉桜の 評価:59 感想・レビュー:51
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