ひかりをすくう (光文社文庫)
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ひかりをすくうの感想・レビュー(261)
仕事に追われた主人公が休むほんの日常のお話。読み終わって何が正しいとか答えのない感じは、自分が納得のいくようにするのが一番いいんだろうなぁって思った。お休みの日に読みたい癒される話でした^^
2011年最後の一冊はこの本でした。哲ちゃんと智子は、西加奈子の「きいろいゾウ」のムコさんとツマみたいで、重ねてしまった。実際、男性陣がとびっきり優しいところが共通している。あと、女性陣の脆さと、近所の子供が良い味出してるってところも。田舎でこっそり二人だけで生活するのは案外いいものなのかもしれない。私は家族も友達もいてほしいけど。二人は、二人だけの世界を選んだ。他の何を捨てても、とことん幸せそうだ。本当に、無限の可能性があるのは子供だけじゃなかったね。大人だって十分、無限の可能性を持っている。
表紙がいいな。いつかは智子さんも働きだすのかな。パニック障害は何年かかるかわからない病気らしい。治って子どもをつくって欲しいな。
スルスル読める。心があたたかくなる。生きるってこういうことだと思う。すごくホッとした。普通のことを描いていて、ここまで読ませるのは相当すごいと思う。
書かれていることは限りなく普通の日常。だが、日常を普通に送るだけでも溜まってくるような不平、不満といった澱がきれいに取り除かれていて、潔白な小説になっている。新海誠の書く、徹底的に美しい女性像を世界全てに当てはめたらこんな感じかもしれない。
病気治療のため都会の忙し過ぎた生活から離れ、ゆっくりと時間の流れる田舎へ引っ越しを決めた智子達。自分の今の生活に不安になったり、悩むけど昔は見る暇もなかった自然の美しい風景、可愛い猫、美味しい料理に大好きな人が智子の心を癒すように私も癒されました。本当に料理が美味しそうで、お腹は空くし(笑)チーズケーキが作りたくなった!そして哲ちゃんがまた素敵すぎる(^чq)♪人生色々、人も色々。周りが見えなくなるほど辛くなる前に、時には自分の心の声をしっかり聞くのも大切な事。橋本さんらしい温かくて、優しいお話でした。
○再読。パニック障害の主人公が癒しを求めて恋人と田舎暮らしをはじめる。おいしそうな料理とかわいい猫・・こういう暮らし、いいなぁ。読み手のそのときの状況で感じ方がかわると思う。疲れてちょっと休みたい時はほっとできるだろう。元気いっぱいやる気マンマンの時は・・いい若い者が!働け!となりそう。今の私は前者です(笑
日常に疲れた方におすすめの本です。あまり内容に関係あることではありませんが、一度過労で倒れると、少しのことでも倒れやすくなるので、身体の声はちゃんと聞かないとなあ、と思いました(苦笑
いつもの橋本さんらしく、温かく心がぽっとなるようなお話でした。私の進む道は私が決める。可能性は無限にある。何が起こるか分からないのが人生さ!!
英文はちゃんと訳しながら読んでみた。英語苦手な私でも8割りがた読めて、勉強した気になった(笑)そしてこの作者の話は美味しそうな食べ物の描写が多くて、お腹がすく(笑)チーズケーキ作ろうかな。
読み終わった後、とても落ち着いた気持ちになった。ゆっくり流れる時間の中で、いろんなことがゆっくり変わっていく。自分の気持ちに正直に生きたいと思った。
読むごとに面白くなっていくようなものではなく、ほっとさせるような文章が読んでて気持ちいいものです。引っ越しただけで特に変わった日常ではないけれど、その日常が自分にとっては読んでて綺麗だなと思えます。橋本作品「九つの、物語」「泥棒猫と…」「流れ星が…」などを読みましたが、女性視点からの作品が多いことに今更気付きました。
やっぱり、橋本作品にはほっとするような優しさがありますね。盛り上がりらしい盛り上がりはないけど、本作のような淡々と穏やかな時間が過ぎていくような“優しい日常”を描くのが本当に上手いと思う。「子供だけじゃない、大人にだってたくさんの可能性がある」なんだか胸に沁みました。
この作者の作品に出てくるカップルってみんな素敵です。別に純愛ドラマのような台詞は出てこないし、ただただ日常の中の会話が描かれているのにいいなぁと思います。「流れ星が消えないうちに」もそうですが、結果をバンっと出すんじゃなくて、これから彼らはどうやって生きていくんだろうと思わせる終わりなのに続きがあるラスト好きです。途中、英文も載っていて楽しめました。
橋本さんらしい、穏やかな内容で良かった。何かを強要するでもなく、立派な人生観を主張するでもないのがいい。流れていく時間や、哲ちゃんが作る手作りの料理、あとマメに癒された。自分がこれまで読んだ橋本さんの「半分の月…」や「流れ星が…」にもあったホットミルク、飛行機雲などの描写が出てきたのもなんか良かった。数年後、自分が社会に出て少し経ってからまた読み返してみたいと思った。
ゆるやかで、のんびりした気持ちで読めた。両手に持てるだけのものを持って、自分で、歩くことの大切さみたいなものを考えた気がする。ゆるゆる、ゆるやか。哲ちゃんみたいなひと、いいなぁ。他の作品が苦手でこの作者を敬遠してたけど、これはよかったです。
都合のいいおとぎ話かもしれないけれど、たまにはこういう話も必要だなと感じた。猫の似合う物語。大きな事件など何もない日常を愛おしく思える一冊。
再読。ぼくにはどんな未来が待っているのかな。人生どうなるか分からないんだよね?パニック障害や鬱になりそうだなと思うけど、どうなるでしょう。
なんともない日常になんとなく積み重なっていく日々に対するプレッシャー。好きな仕事も重荷になってしまうほど追い詰められてしまう環境。好きなことが苦痛になってしまうことがどれだけ辛いか。それでも自分を優しく支えてくれる存在。やっぱりそういう存在が必要だなと思った。ゆったりと穏やかな文章で、それでも病気という重いテーマ。橋本さんは重いテーマでも穏やかに書いてくれるのでとても読みやすい。てっちゃんの料理たべたいなー。
主人公と同じ病気なので、興味を持って読みました。本当にひかりをすくうように日常に幸福を見つけ自分を愛していってようやく病気と上手く付き合える。そこを上手く書いてあります。非日常でない日常にこそ本当に必要な幸福があると私は思うので、この小説はそれを感じられるのではないかと思います。ただ、主人公のように病気を受け入れるまでにもっと葛藤と闘いと挫折があります。そこをもう少し個人的には書いてほしかったです。
悪人などは登場しない、ある種、「おとぎ話」だと思う。でも、その何も無いけど、でも優しい雰囲気。そして、何もしない、ということを「それでも良いんだ」と肯定してくれる優しさ。そんな世界観にほっとする。
「日常」を描くのはうまい。が、今作品は日常しかなかった。物語性が余りにもなさすぎる。作中の猫の話ではないが、ここで終わり? どのような経緯で、の部分を徐々に明かしつつ、その対比としての日常が挟み込まれる構成はいいのだが。 橋本紡作品は、全体としてまったりと流れても、作品の根底には主人公の為すテーマや決心がある。 世の中から見ればわずかな変化でも、本人たちは変わったという部分が確かにあって、そこの過程を描きだすのが好きなのだが、この本ではそれが見えなかった。 元妻との話を最後のヤマにしたのだろうけれど、イマ
人生は後戻りはできないけれど、立ち止まってみることはできるんじゃない?そんなふうに感じる作品でした。決して前に進むことだけがいい訳ではないのです。ゆっくり考えてみようと思います。自分の人生ですから。
グラフィックデザイナーの智子は頑張りすぎて自分を追い詰めてしまった。パニック障害になってしまう。彼女の為に専業主婦になった哲っちゃんと二人で田舎生活をはじめるお話。穏やかに過ごすことが智子には薬だったんだなぁ~!哲っちゃん素敵❤!
本当に何気なく手にとった一冊。タイトルの「ひかりをすくう」には漢字があてられていないので、意味がなんとでもとれる・・・「救う」でもいいし「掬う」でもいい。
この小説を読んだ後で尾道に行き、そこで「旅で訪れるには風情があるけど、この坂道は実際に暮らすには不便だろうな」と思ったのだが、それと同時に智子と哲ちゃんの二人が暮らすには似合っているかも?と思った。この著者の作品は初めてだけど、どことなく瀬尾まいこの小説にどこか似ているような印象を受けた(食事のシーンが多いからかな?)
持っているものを捨てて新しい環境に飛び込むのは、かなり勇気が必要だけれども、いざ捨ててみれば大きなものが得られることもある。希望がみえて好きです。
(借り本)ぬくぬく優しい時間を感じる本だった。人生は何が起こるか分からないからこそ良いんだと、改めて思った。「かたつむり食堂」と似た雰囲気を感じた。
☆8 やっぱり橋本さんの小説はゆったりと癒してくれる。何が起こるわけでもなく,起こった後だったり,これから何かがあるそんな人生の幕間を綺麗に描き出している。静かで温かいこの世界にいつまでも浸っていたい。
ひかりをすくうの
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感想・レビュー:76件














ナイス!































