水の迷宮 (光文社文庫)
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水の迷宮の感想・レビュー(439)
さっくりした読み応え。ミステリーとしてはどこかで読んだことあるような・・・という印象。ただ、巨大化していく水族館と、殺人事件さえ閉ざしてしまう密室性・閉鎖性が対比的でもありマッチしているようでもあり、不気味な感じが素敵。
水族館で起きた事件、そして3年後に再び事件が起きる・・・ 事件の解決はチョットすっきり納得できていないし、登場人物の描写は古賀、深澤、片山に偏っている気がした。 この作者の本は数冊読んでいるが、どれも脇のキャラの描写が甘い気がする。 (人為的)密室の発想は素晴らしく、少々の強引さは否めないものの、密室として充分に成立していると思うのだが、不満な部分が目だつ。 短編・連作では許されることが、長編では欠点になっている気がする。
水族館を脅迫していた人は誰かはすぐ判ったけど、背後の事情が全くわからずだったので、ぐいぐいと読み進められました。んー、でも・・・二人も死んでしまう理由としてはどうなんでしょうか・・・。水族館の描写はとても素敵だったし、最終への展開もかなり好きだったのに、入り込めなくて残念。単純に企業小説っぽく書いたほうが面白かったかもしれない・・・。
うーん、トリック的にはおもしろいんだけど、人物的に・・・。のめりこめるような人物が登場せず。どれもキャラが薄い、というか。いつも思うんだけど、この作家さんは、タイトルつけるのが上手だな~。タイトルに惹かれてつい読んじゃう。
面白い!石持さんは人為的なクローズドサークルを作るの得意ですね。個人的にかなり好きです。事件の真相はさほど驚くようなもんでもないですが、謎を追求する過程で展開される推理は非常に説得力がありそれだけで存分に楽しめました。
水族館の生物を人質(?)にとった脅迫もの。 警察を介入させないようにする方法が工夫のしどころでしょうか。 水族館の表裏の様子が描かれているのが楽しかったですね。 最後に出てくる壮大なイメージも大層美しい。 甘口という批判もあるようですが、甘口でもいいんじゃないかな。
片山さんが殺された理由にまず疑問。それは人を殺めるに十分なのか大いに疑問を持ったし、古賀が専門知識があるという設定の割にはぼんやり過ぎるし、深澤は出来過ぎだなと感じます。個人的にはこういう主人公は嫌いです。水族館のためを思うといいながら変な倫理観だし。。。でも水に棲む生物の描写は素敵でした。ミステリではなくこういうお話、と思えば面白いと思います。
水族館に届いた脅迫のメールから始まる殺人事件。普段知ることのない水族館の裏側が書かれ、「くるみ割り人形」の着信で届く脅迫メールにどきどきしながら起こる突然の職員の死に目が離せませんでした。その仕事に関わらないとあまり知ることがない仕事の裏側を書かれているというのも面白いポイント。但し、期待を寄せすぎると「あれ?」と思ってしまうかもしれません。ちょっとミステリというスパイスを加えたお仕事本みたいな感じです。
普段余り行く機会のない水族館の、しかも舞台裏が知れたのは面白かった。 しかし、途中で犯人の想像が付いてしまったのと、事件の全貌がそこはかとなくわかってしまったので、推理小説として読むには少し不足かなという感じもする。 あと、自分としては犯人の独白部分の文体に違和感がある。普通の人って話すときこんな言葉使わないでしょって言葉を使ってる気がする。 しかし普通の小説にミステリをからめた感じとして読むなら凄く面白い作品。
『水の迷宮』/石持浅海/★★★★☆/水族館で起こったミステリー。どんどん謎が出てきてしまって、それが終盤に差し掛かるにつれて推理されていく展開。読者が推理できるほど簡単な事情っていうわけでもなくて、すべてが明らかになった時の意外感と感動は良かったですね!/http://bit.ly/ooqeVC
初読みの作家。舞台を水族館にした脅迫行為。ターゲットは展示中の魚たち。そんな中で職員が死亡する。自殺か事故死かまたは殺人か。。。最後の終わり方には?だが、面白かった。
単純に水族館の舞台裏を知れたのはよかった。ただ、推理小説としてはみなさんが指摘されている通りかな。素敵すぎる結末に嬉しくないわけじゃないけれど、なんか物足りないし両手を上げて喜ぶことが出来なかった。単純にキレイに片付き過ぎてるからプラス正当防衛とはいえ、水族館ぐるみで(大袈裟に言うと)隠蔽しちゃうんだーと思ってしまった…(´Д` )ただ、石持さんの作品ってまだ数冊しか読んでないけど、透明感がある作品が多い気がする。
ミステリつきお仕事小説として読んだ。水族館好きとしては館員の仕事ぶりや舞台裏の描写がたっぷりあってウレシイ。謎解き部分のできすぎ感と机上感は毎度なんだけど、ここまできたらもう持ち味の一部として気にならなくなってきた。今回登場人物の美化されすぎない人間らしさが印象に残った。んーラストは綺麗すぎかな…。
裏表紙の「ミステリー界の旗手が放つ奇跡の傑作!」という一文で期待して読み始めたが、強めの炭酸だと思って飲んだら微炭酸だった時のような肩透かし感。ミステリーっていうにはちょっと・・・な甘い設定なのだけど、水族館という舞台がその甘さを許している気もする。最初に怪しいと思った人がやっぱり怪しかったという終わり方といい、大どんでん返し的なカタルシスはないが、まあ壮大な「夢」が全てをまとめあげているのかも。
以前、ノベルス版を読んだので、再読っちゃあ再読。初読では、その結末でよいのか?と思ったものだったが、今回はむしろ、展示生物を危険にさらしといて何が正義感か?とツッコミたくなった。
再読。とても美しい物語だと思う。「地球を造ってみないか?」だなんて、なんて夢のある、素敵な言葉なんだろう。ただ、人が殺されたのに「夢」の為とはいえ、それでいいのか?と違和感を覚えるが……。
水族館が舞台ってゆーだけで、なんだかわくわくしてしまうのはなぜでしょうか。笑 殺人を隠すと言うのは賛否ありそうですが、夢に人生をかけるってなんか羨ましくもありますね。
片山さんが構想していた水の迷宮凄く行ってみたい。館長は普段完璧かと思う程の人物だけど、当人はやっぱり皆と同じ人間なんだから、弱気にもなるし嫉妬もするし恐れもする。一般人の情熱がエリートの頭脳を上回る事だって充分有り得るし、どんな人間もあまり特別視は出来ない、皆同じ人間なんだって事を忘れない様にしたい。全体的に流れが良く、こじんまりとまとまった話だと感じた。
昨年から読み始めた石持浅海さん。空間と時間の制限、謎ときはその場にいるものからといういつもの手法ですが、やはりそこまで推理できちゃいますか?というところには苦笑い。それにこの人怪しくない?と目をつけた人は大抵犯人なのよね。でも嫌いな訳じゃない。そういうところも併せてストーリーの巧みさに惹かれます。一歩引いて犯人・動機を捜すのではなくていっそのこと登場人物かのように一緒に巻き込まれてしまうのも一計。今回は水族館が舞台ですがその作業描写の詳しいこと!アクリル板を隔てた内の世界を垣間見るのも楽しい作品でした。→
ゆらら@灯れ松明の火
久しぶりに石持作品読んだら面白かったなぁ。辻真先さんの解説も楽しめました。では次の作品『BG、あるいは死せるカイニス』いってみよー(^―^)/
ナイス!
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03/02 08:30
久しぶりに石持作品読んだら面白かったなぁ。辻真先さんの解説も楽しめました。では次の作品『BG、あるいは死せるカイニス』いってみよー(^―^)/
ナイス!
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03/02 08:30
ミステリーとしては悩むところですが、水族館という舞台を中心にしたことが自分には新しかった。石持さんはよく調べたなあとしみじみ思いつつ読み進めた。
クライマックスは何となく石持さんらしいなあと思った。
最初の事件発生から次々と事態が緊迫していくので、最初のうちはハラハラ楽しく読めた。心理描写もうまくてすごく作りこまれてると感じた。・・・けど、他のレビュアーさんも書いてるけど結末はなんだか残念。もうちょっと他の着地点はなかったのかなぁ。
水族館の様子、働く人々の心情、そして夢の水族館…描写がとても綺麗で、ミステリーではないかなぁと思いつつも どっぷり世界に浸って読めた。のですが…が…個人的にはこの結末はなしだぁ…すごくショック。最後読まなければよかったなぁ、そうしたら大好きな作品にしておけたのに…。
水族館好きな私としてはとても面白く読みました。解説の辻さんが「甘いけどファンタジーな部分」と書いていた結末、どうなんでしょう?未来の水族館は魅力的だけど、そのためにこういう風にするのはちょっとなぁって思ってしまいました。
殺人にはかわりないのに、キレイな形で終わってしまった…(いいのか? ) 些細だが、古賀が一回一回驚く所に少々鬱陶しさを感じた。 専門的な事をよく盛り込んでおり、設定は良かった。 真相もなるほど。
推理小説らしく登場人物が皆あやしく、わくわくしながら読み進んでいけました。が、この結末のつけ方はだめだろう。すっきりしないぞ。最後の最後で自首する事を匂わせてくれるだけでも大分印象が変わると思いますが。 でも、水の迷宮水族館には行ってみたいな。
好みは二極化されそうですね。。以下ネタバレ&かなり辛口です。・・・・・・・・・本屋さんのポップに惹かれて久々の新しい作家さん。でしたが・・・・・。2つの『死』というものの先に未来はあるのか?命を育むはずの場でのこういう甘い処理の方法に・・・私はどうしても納得が出来なくて。半分以降は意地で読みましたが、ごめんなさい。どうしても判らなかった。水族館の職員ならば、命の大切さは第一義としてあるのでは?このテーマならばなにもミステリーにしなくても。。とも思いました。経済物とか?そしたら面白いかも。
水の迷宮の
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感想・レビュー:121件














































