劫尽童女 (光文社文庫)
劫尽童女を読んだ人はこんな本も読んでいます
劫尽童女を追加
劫尽童女の感想・レビュー(470)
ずいぶん以前に読んで、再び。前回は、ラスト、すごい迫力が印象的だったのだが、今回は最初の章がとてもよくできていて、やられた!と思った。やっぱりよく読むと、あれはどうなってしまったのか?とか説明不足でとんでしまっている部分もあるのだけれど、それが気にならないほど、おもしろ本だと思う。っていうか、それが恩田さんの魅力かも。
恩田さんにしてはハードボイルドっぽい作品と言われて読みました(笑)能力者ものに近い感じですね。まだ幼い少女なのに、父親や組織の都合で振り回されて可哀そうでした。アレキサンダーとルカコンビは良いですね。アレキサンダーと心が通じ合っているのが唯一の救いでした。最後がもう少しすっきりと終わって欲しかったな~!
面白かった。なぜ冒頭がハンドラーから始まったのか、謎が解けました。少女と犬と殺人。自分好みの組み合わせでした。しかし最後まで落ち着き先が全く解らず…個人的には前半辺り第一覚醒後のルカちゃんがとても好きです。
なんだかとっても懐かしい人に出会えたような作品だと思ったら・・あとがきでキングの作品タイトルが出てきて納得。「ファイアスターター」や「キャリー」、クーンツの「バッド・プレース」や「トワイライト・アイズ」みたいな作品ばかり読んでたあの頃は・・きっと超人的な能力者に憧れてたんでしょうね。でも今ならこんな作品を読んだ後には「普通っていいな~」ってしみじみ思えるんだけど。(^^;
衝撃の展開から、希望の持てるラストで少しほっとしました。今、核に関しては福島でこれだけ大きな問題になっているので、それだけに、とてもリアルに感じ、怖かったです。
すごく気持ちが引き込まれた作品だったと覚えていた。夜に読み始めたら、最後まで読んでしまった。やっぱり、超能力ってあこがれますね。わくわくしちゃいます。このストーリー「YASHA-夜叉-」に似てますね。どっかで読んだことあるストーリーだと思ったらそういうことだったんですか!
☆4 恩田さんの、未知の能力を持った人々の描き方は本当に秀逸だと思います。全然自分とはかけ離れた世界や人々の物語なのに、なぜかなんとなく懐かしくて切ない気がするのが不思議。ラストは遥が自分のゆくべき道を見つけたんだろうなと一応納得はしたけれど、いきなり靄がかかったしまった感じ。続きが気になってしまう…。
★★★☆☆最初にクライマックスがきてしまっていたなぁ。全体として面白いんだけど、尻すぼみというか。恩田陸っぽくない雰囲気を持った作品。
久々に再読。恩田さんの幅の広さにはいつも感服します。ラストは涙しました。遥は結局「新たなステージ」死を見つけたのだと。でもそうではないかもしれない。どこかで遥はアレキサンダーと共に笑っているかもしれない。いろんな形の親子の物語でもあると思いました。
定期的に読みたくなる恩田さん。ジャンルが広くて今回はどんなと期待します(きっと作者本人はあまり気にしてないかも)面白かった!でも最後がなんか中途半端な気が・・遥の成長物語として読めばいいのだろうが、組織とか米軍とかどうなったのか書いてほしかった。核施設の爆発のシーンは現実とオーバーラップして色々考えさせられた。
恩田陸さんのお話は、すんげえ面白いのにラストが尻切れでしょんぼりさせられることが多い。ハッピーエンドでみんな幸せ!というわかりやすい展開が好きなので。超能力少女として覚醒して、自分の存在意義と将来に苦悩しつつ、実は隔離されて育っていた双子の弟と出会い、共に悪を討つ!…みたいな勧善懲悪の大団円だったらよかったのに。
えーっ!?これでオシマイ??という感じでした。このまま、遥が何か違う存在になって特に説明もなく消えた状態で??彼女の良心の呵責はどこへ??なんだか自分だけ吹っ切れてるような。ストーリー展開のワクワク感は期待通り!ただ米軍とか出て来る割に世界情勢等の描写がなく、コンパクトな世界観になってしまってる気がしました。
物語としては、かなり序盤からハラハラとさせてくれて面白かった。 しかし、後半少し詰過ぎなのか、どうも納得できない文が私には多く残る。 それに、結局少女はどこに行ってしまったんだろうか…それすらも解らない状態だ(私の読解力が足りないからかも) ZOOとの抗争や第3の敵、同じ力を持った少年とのバトルなども楽しみにしていたのだが、 その気持ちはちょっぴり裏切られてしまった。序盤からの流れが面白いだけに、 ちょっと惜しいなぁと言う気がしてならない。
恩田陸さんのSFはとにかく懐かしい匂いがする。いつかどこかで読んだことのある物語を違う表現で読んでいるといった感じがするんだ。義務教育の頃、盛んに読んでいた国産SF小説の匂いがする。ジュブナイルとか呼ばれていたりもしたよなあ。 ドキドキわくわくしながら読み進めて、最後にはほんのちょっと涙が落っこちそうになっちゃった。この作品の主人公の強さに大人になった今もあこがれちゃう。アレキサンダーみたいな相棒も、いたらいいのになあ。スティーブン・キングの「ファイアスターター」を読んで、書こうと思った作品なんだとか。
恩田先生の作品では2作目です。初めて読んだのは『図書室の海』で、短編集ならではのおもしろさと物足りなさを感じました。『劫尽童女』は私が挑戦する、初の長編恩田作品です。VOLUME1の数々の伏線、主人公である少女の強さと迷い、いつの間にか作品に嵌まってしまいました。結末は少し物足りない気がすると同時に、納得もしました。おもしろかったです。時間があれば、もう一度読みたいと思います。
ファイアスタータ/スティブン・キングを思い出した。テンポもよく読みやすい作品だと思う。でもこの手の話って超能力を持て余すってことが必ずあるのね。そこに物悲しさをみいだす。よくある話になります。
多分に不幸な生い立ちの少女が運命に翻弄されながら成長する話。超人的能力者のアクションシーンは爽快だが、ラノベのようにバトルと言えるかというと、そこはちょっと不足気味ではある。とある人物のカミングアウトシーンは必見!…読んでいる文章が信じられなかった(笑)。
面白い。やっぱり恩田さんは凄い。恩田さん作り上げるキャラは良い! 遥が死んだと思った時、「あ〜。もう終わりか、、、」と残念に思っていたところをつつかれました。生きてる!と知った瞬間喜びを感じました。
VOLUME 2までは予想通りの展開で、こうなって欲しいなぁって思う様な展開が繰り広げられる。楽しかったのはココまでか次の3まで、その後は主人公の葛藤みたいなものが大きくなる。簡単に言うと石ノ森章太郎の漫画っぽかった。
面白くてあっという間に読了。
幸せじゃない子どもの話って胸が痛くて嫌なんだけど。まだ子どもなのに自分の壮絶な孤独と存在意義に悩み、死ぬタイミングまで決めてあるなんて。ラストに自分自身を肯定することができて良かったよ。心穏やかに生きていって欲しいと願う。
おもしろい、おもしろいのだがしかし。恩田さんにしては普通のSFに終始した感があった。遥やアレキサンダーに対しては、凄いのだろうがそこまで言うほどかなという感じがした。勿論、これは私がアメリカ的なSF感に毒されているせいも多分にある。作者があとがきで語っているように、これはSFを前提として読むよりも、ちょっと不思議な少女の成長の物語として読む方がおもしろいかもしれない。
秘密組織とそれに追われる超能力少女のバトルであり、遥の能力と孤独性が際立つ第一章の素晴らしさは特筆すべき。中盤から戯画的とも言える程に過剰なスペクタクルが満載で何となくチープな印象が拭えないのが残念だが、とは言ってもそこは恩田陸のストーリィ・テリングは絶妙で、特異な能力を持つ苦悩を絡めた少女の青春小説として芯が通っておりラスト直前には思わず目頭が熱くなったのであった。
圧倒的孤独な少女は『自分』の存在とどう折り合いをつけて、向かい合い成長するのか。物語全体の内容はハラハラドキドキして大変面白かったが、中盤から終盤にかけての展開が急で戸惑ってしまい、ページ不足が否めない。上下巻で書いたら成功だっただろう。
劫尽童女の
%
感想・レビュー:80件














ナイス!




























