ジャンプ (光文社文庫)
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ジャンプの感想・レビュー(258)
あとがきにもあるように、三谷への共感派か反発派かで作品のイメージが白黒変わると思った。三谷に共感できるような箇所もあるような気がするし、反発したい箇所も多々ある。どちらかというと姉夫婦に共感した方に近いと思う。「もしあのとき」なんて考えてしまうのは、今の状態に満足していないからだと思っていたが、三谷の場合はちょっと違う気がする。結局はあやふやな部分を解決し満足できればいいといった自己的なようにも映った。終盤で出会ったシーンではみはるに共感し、結局三谷に何を共感したのか疑問のまま読了しました。
☆4 突然の彼女の失踪。冒頭にその大きな謎が示され、謎解きを楽しみにしながら読み進むことが出来ました。恋愛中は相手が唯一無二に思えますが、それも偶然の積み重ねの産物。一つでも条件が変われば、他の人が唯一無二になったのかも知れない。いくらでもバリエーションの存在する仮定の話をすることは意味もないことだが、つい考えてしまうのは妄想癖なんでしょうかw。
彼女の奔放に振り回されただけな感が。あの日、失踪しなくてもきっと二人は上手くいかなったような。饒舌というか、まどろっこしさが苦手で、物語に入り込みきれなかったのが残念。読んでいて座りの悪い感じ。共感できる人がいなかったのが一因かも。
あのときああすれば違った未来があったはず…と後悔しても、それぞれの人が自分で選択した結果の現在だからなぁ…。後悔ないようにしっかり生きたいですね!
強いカクテルを飲んだ夜、恋人がリンゴを買いに行く、と言って失踪した。平凡で優柔不断で、仕事優先のサラリーマンの身にふりかかった大きな謎。彼女に、一体何が起こったのか?人は小さな過ちを繰り返す生き物だと思う。そういう小さな過ちが、ほんの小さな偶然が、「何か」を変えることがある。人の人生の行き先なんて、本当は決まっていない。潔く決断した人間だけに、新しい道が広がるのかもしれない。異様な世界観が、日常に消えて行く。そもそも日常は私達が知らないだけで謎に満ちているのだから。
癖のある文章というか何というか(笑)。今まで読んだ佐藤正午さんの作品が好きだったからなんとか読めましたが、これが初めて手にした彼の作品だったら、最初の方の文章のまどろっこしさに耐えられなかったかも(笑)。でもだんだん慣れてきて、物語に引き込まれて一気に読んでしまいました。
「リンゴを買い忘れたの」コンビニに向かった彼女はそのまま行方不明に。彼女の家族や友人達と行方を捜すうちに、彼以外には彼女から連絡が有ったことが判明する。一体あの夜彼女になにが起こったのか…いつしか疲れ日常生活に流されていった彼が偶然彼女と再会するのは五年後。初めて語られる真実。物語のキーワードはリンゴ…話自体はミステリアスで面白いのに、主人公のふがいなさにはぶん殴りたくなってしまった。
ミステリ-仕立ての小説、ガ-ルフレンドの失踪の原因を探る 主人公がどうもはっきりせず、もやもやしたまま終わる。もし・・・ だったらの繰り返しだ、人生は誰でもそうだと思う。
主題や言葉の選び方など、考えすぎてひとまわりして、一見たいくつな印象になっている気がする。でもひとまわりしていることは確かなんだろうな。この人のエッセイが好きすぎてすごく期待して読んだのですが、エッセイのほうが好きだと思った。でも小説もあと2作ぐらいは読んでみよう。
落としどころとしては、現実味と後味のよさを考えたらこれがベストかなぁと。人生における選択の意義深さというよりは、省みることの大切さを感じた…というか、主人公もうちょっと反省しようよ笑
あの時ああしておけば、、、というのは強く感じなかった。気持ちの離れて行き方と、五年後のどんでん返しがうまい。ただ、主人公のぐだぐだっぷりと、姉の感じの悪さが、そのうまさを相殺している気がする。もう少し気持ちが出てれば、主人公に共感できたかも。解説がすばらしいです。
主人公は、きっと今後も結婚生活を続けていけるんだろうな。失踪した彼女、彼のことが好きだったのなら、直接問いただすべきだったと思う。探していくれているのがわかっているのに、手紙の内容だけを簡単に信じてしまうなんて、理解しがたい。最後までひっぱってひっぱった理由としては弱いかなあ。
2年ぶりに読み返してみた。主人公、優柔不断っていうより、彼女<自分なだけやんって思った。あと浮気してると、相手も浮気してるかもって思考に繋がりやすいのかな。
自分の意思で失踪している人が年間約7万人もいる、というのにひかれて。結局彼女の失踪は、主人公三谷の優柔不断さが結局きっかけになったんだよね。自業自得でしょうか。
一杯のカクテルがときには人の運命を変えることもある。
人生は「もしも」の連続で、たくさんの選択肢の中からたった一つの道を選ぶ。
自分の意思が、自分の人生を変えるだけじゃない。自分と関わる人全ての選択によって未来は変わるんだなぁ。としみじみ考えるきっかけになった。
主人公も元彼女も魅力的ではあるが、理解はできない。確かにアブジンスキーも林檎も一つのきっかけではあったが、最終的には主人公が自分の首を絞めていただけなのだから。それでなくても元彼女の性格からしてみたら、その時は免れていてもいつか同じ結果になるんじゃないかとは思うが。どの人物に対しても感情移入するのは難しい作品だった。
主人公の心理描写が少々濃厚過ぎて、テンポを悪くしている。作風なのかもしれないがメリハリの欠けた展開には最後まで馴染めなかったのが残念。
正直ずっと天笠みゆきが髪を切った南雲みはるだと思ってた。…恥ずかしっ(//△//)結局これは推理小説?恋愛小説?と度々思ってたが解説でも書いてあったようにそんなの関係ないのかな?仕事を優先させた三谷さんの事も理解できるし、南雲みはるの失踪(一人旅の様なもの)も分かる気がする。また、佐藤正午お得意のトラベル小説とでもいうのか、目まぐるしく動く情景からは『リボルバー』と同じ様に日常の中のちょっとした非日常を感じることができた。一杯のカクテル、リンゴ、そして人の意思。ちょっとしたことだけど未来は大きく変わる。そ
仮にも彼女がいるのに、違う女と二人きりで会うのはおかしくないか?と思いながら読み進めてた。彼女の性格は、うーん…と思うところがあるけれど、なんとなく理解できる。アブジンスキーよりもリンゴがカギだと思う。あの時こうしていればなんて、考え始めたらきりがないよなあ・・・。面白かった。ジャンプを読んでから、ついつい新宿の紀伊国屋で本を買ってしまった。近くにフルーツパーラーがあるのに気付いてなんだかニヤニヤしてしまった。
肩透かし食らったような気分でエンドマーク。失踪した女性に全然魅力を感じなかった。もっとミステリアスな女性だったら違った味わいだったかも。あっけらかんとしすぎてる。
佐藤正午さんは『Y』に続いて2冊目。『Y』はSFっぽくてついていくのが大変だったが、『ジャンプ』はすらすら読めた。三谷の自己中心的なところも、突然失踪したナグモの生き方も、どちらもちょっとずつ自分の中にもあって、なんとなくわかる。
引っ張って引っ張った割には、意外に簡単な理由が原因で拍子抜け。人生の色んな分かれ道で、何を選択してどっちに進んだかで、未来は変わる。かも。自分が選んだ道に満足してますかってゆわれたら答えられないなぁまだ。
ラストでなるほどねと思いましたが、この主人公は理屈っぽい感じで米澤穂信の登場人物をイメージしてしまった。タイトルは彼女の行動のことなんだろうなあ。360ページ
読後、胸のザワザワがおさまりませんでした。人生は、進路や結婚といった一大事の選択だけじゃなく、日々の些細な出来事、それも、一杯のカクテルの選択だけでも確かに大きく変わり得るかもしれない。
再読。初回はとにかくストーリーを追うだけで終わったけど、2回目なのでもうちょい登場人物に入り込んで読めた。あの時とった何気ない行動が、今の現在を形作る。もし○○しなかったら、今は変わっていたんだろうか。誰もがぶつかるだろう疑問に主人公の三谷くんが5年の歳月をかけて答えてくれる。一番印象に残ったのは、三谷くん達現代人のあやふやな存在感。毎日同じ事の繰り返し。特にそれに固執する理由もない。一歩踏み外すだけで簡単に失踪できてしまえるし、案外簡単に失踪した人を忘れることもできるんだという事実に少しドキッとした。
偶然に偶然が重なって・・・と人生が変わっていくのが面白かったです。でも、本当にこんなことがおこって三谷のように取り残されたら、いったいどうするだろう・・・
男のだらしなさが自業自得になった話?人生の転機とかじゃなくて、主人公が悪いだけでしょ。ただ、佐藤正午さんの書き方が次が気になってスラスラ読めて楽しかった。
もし・・・だったら・・・。もし・・・じゃなかったら。など、人生の岐路はどんなところに潜んでいるかは判らないが、きっかけはあるにせよ結局は自分の意思で進んでいくのではないでしょうか?
ジャンプの
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