クロスファイア(下) (光文社文庫)
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クロスファイアの感想・レビュー(1294)
後味、悪い…。せっかく掴んだ幸せ淳子が、全て虚構だったなんて、悲しすぎる。ガーディアンって非情。それに、警察組織がガーディアンを黙認してるってのも、何だか考え物。実際に有りそうな話だから、面白く読めた。
構成力がしっかりしているから、それだけで尊敬に値する。でもユーモアがないし、キングと比べると、やっぱりキングのほうが面白いので、宮部はあまり読んでないんだよね。いつか、読む日がくるかしらねえ。
初めは自分の正当性を疑わず躊躇なく殺人を犯す淳子に苛立ちを感じたが、物語が進み彼女の孤独や迷いを知っていくにつれてとても切なく悲しい気持ちになった。人並みはずれた能力は人を不幸にさせることが多いのかな、なんて考えた。他にも心に響くフレーズが多くて、正義とは・・・とか、倦怠と憤懣・・・とか色々考えさせられた。また読み返したい作品。
一気に上下巻読みました。面白かったです。結末はそれなりに収まるとこへ収まった気はしましたが、かおりちゃんはどうなるんでしょう・・・。
なんかものすごく切なかった…。心に染み渡る切なさがある。宮部さーん!って感じでした。ここまで切なくていいのか(´・ω・`)本当にまさかの結末でした。人を信用するのが恐くなった←でもすごくおもしろかった!
私は幸せになる資格はない。罪の意識、自責の念を洗い流すかの様に、自己の正義に没頭していく。あー感想書いてるうちに何いいたいか忘れた。願わくば女の子には彼女の悲しみや苦悩を人形から読み取り、知った上で楽しい人生を送って欲しい。
最後の最後まで淳子のしあわせを願いながら読みました。一人で歩いてきた淳子にああいう想いが芽生えたところとかドキドキしながら読めたしなんか凄い淳子に感情移入しすぎて読み終わった後の喪失感が・・・凄く悲しい切ない話だけど、淳子にとってはある意味ハッピーエンドだったのかな、と思います。
物を燃やしてしまう超能力は欲しくないけど、好きな人の心に火をつける能力が有ったら良かったのになぁ~^^;
正義ってなんだろう。淳子のような気持ちは確かに私も持っているので、自分が能力があったら、どうしていただろうか?と考えてみるけど、答えはでませんね。
木戸君の存在で淳子が幸せを感じていたとき、読んでいて一緒に幸せだった。だから木戸君の心の闇がやるせない気持ちになる…。 ただかおりちゃんが救われたようで良かったかな。凶悪犯罪が起きるたび、ガーディアンのような存在があればいいと思ってたけど、やっぱりそれは「正義」ではないと、「正義」だけでは存在し得ないということに気づかされた。
特別な力を持ったが故に、正義を正義をと願っていてもどこか歪んでしまった超能力者たち。上巻はゆっくり読んだのにラストに向かって一気に読み切ってしまいました。面白くてラストを早く知りたくて。現実にあってもおかしくない話だなと思いながら読みました。淳子には幸せになってほしかったなぁと思いました。
念力放火能力、念動能力、思念同調能力。あって便利なのは念動能力では。念力放火能力は実生活での活用は思いつかない。思念同調能力がもしあったら人間嫌いになると思う。念動能力なら色々思い浮かぶ。例えば、椅子に座ったままテレビのリモコンを取るとかのしょうもないことから、危機的状況の中に陥った人を救い出すとかの人命救助にも大いに活用可能。ストーリが暗いため、時々こんなことを思いながら完読しました。面白かったです。
読了。考えさせてくれる面白さだった。 個人が正義を実行するとやっぱり独善的になるのかなとか、異能者はわかり合うことができないから孤独になるのかなとか。 クライマックスで青木淳子は殺されてしまうわけだけど、心が通じ合ったと思える相手とめぐり会えたのは良かったと思う。彼女の境遇からすると、一生会えない方が不思議じゃない相手だったわけだし。 少し悔やまれるのは、この話の前作にあたるエピソードを読んでないこと。いつか読もうっと。
☆4/5 最後の方の「幸せというのは、点なんです。なかなか線にならない。それは真実も同じ」ココ良かった。まぁ幸せは点だから良いんだけど、線だと幸せじゃなくなる。当たり前になると。話しは特殊能力、伊坂幸太郎と違い。お!っと思わせる変則的なフレーズはないけれど。この人の頭の中には何人の小説家が住み着いているんだろう。ジャンルを選ばない文章力。
読んでる途中で思い出したんですが、昔ビデオレンタルで見た気がします。が、結末は全く違っていたような…。最後の方で、どうやって話を終わらせるのかと思ったら、結構悲しいというか何というか…。何だかんだいって、結構主人公に感情移入していたのかもしれません。読み終わっての感想は、さすが宮部みゆきさん、十分楽しませてもらいました。お薦めです♪
自分ならもう少しうまく使えるのではないかと思ってしまうのは仕方ない事ですね。木戸の残虐なところが人間を見下したような感じで『殺してもいい人間』がいるのが普通に感じるようでリアルでした。嘘を隠す為にまた嘘をついてしまう…犠牲になったのは超能力者の方か…ただの人間の方だったのか。深い物語でした。
淳子は非常に正義感が強く、同じ能力者のかおりに対する優しさなど、本当に魅力的な女性。浩一もきっと、本当は優しい人間。 しかし、能力者ゆえに不幸な人生を歩んできた二人。ラストが非常に切ない。。
超能力と暗殺者と恋の話。家族愛の話。トラウマの話。読んでる間の展開も惹き付けて離さないのに、結末も更にコウキタカ!と。さすが。そしてやはり宮部さんの言葉、表現、文章は素敵と思う。
おお…というのが感想。自分もそうやが淳子には幸せになってほしかったが、やはり死ぬんよな。死亡フラグは上巻からあったが、悲しいよな。倉田かおりとの接触はなかったけど、そこらへんの緊張感より、淳子がどうやって死んでいくのかに惹かれた。倉田氏は夫人の能力によって殺されたんやなという書き方やったな。最後に信恵が弔いにきたのがよかった。模倣犯もそうやが、ラストは脇役の登場人物がうまくスパイスを効かせてる。しかし作者は避暑地の別荘が好きなんかね。
セツナイなぁ。 ネタバレするから詳しく書けんけど、ガーディアンの考え方は分かるけど必要な命令やったんかなぁ?どうにでもなったと思うねんけどなぁ。 それから上巻で気になってた事が有ったけど多分ギミックやったんやろなぁ。何か絡んでくるやろって最後まで思わされたし。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 07/23
上巻ではどうなるかなと思ってたけど下巻で一気に面白くなりました。淳子と木戸の欲する者と捨てた者のロマンスが良かった。双方に能力者としての心の葛藤やら苦悩があったのだろうけどそれがとても人間らしく魅力的でした。
映画をみたことはないけれど、すごく切ないサスペンスです。上巻・下巻とあるが、特に後半が面白いです。後半になって主人公が凶器から普通の女の子になっていくほどにやりきれない気持ちにさせられる。ラストはとても切なくてかわいそうで、淳子がどう行動していたら救われたのかと一生懸命考えてしまう。
閉塞感溢れる長編。 「殺人症候群」同様、このモチーフを書いた作品には、解答がないという深い絶望を感じざるを得ない。
淳子は幸せになるためではなく、懲悪のために生きていた。孤独で潔くかっこいい彼女が愛をつかんだ時はすごくうれしかった。心の片隅で、怪しい男だとは思っていたけど、最後の場面は本当に切なかった。読んでいるうちに、淳子の幸せを願ってしまった。そのほかの人物もとても魅力的。いろんな面を持っているから人間らしくあると思う。
切なかった。切なかった。一時でも「装填された銃」である自分を「2番目」として置くことができた淳子なのに。そんな淳子のことが幸せで幸せで、こちらまで嬉しくなったのに。他の登場人物の切なさ、哀しさもあるけれど、今は淳子の涙で胸が一杯です。しかしながら、宮部氏の人への好意の感情を描かせると素晴らしい。まるで寄せては返す波のよう。「気になっているのは自分だけ?」とか思っちゃって、でも相手からの好意が見えた時の胸の高鳴りといったら。癖になります。この気持ちの揺らぎは。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(4)
- 06/18
「装填された銃」をガーディアンは放棄する必要は無かったのではないか?淳子とちか子たちがもっと早く交錯してほしかった。かおりちゃんはこの後どうなるのだろう・・・
淳子とガーディアン、結果は同じのはずの制裁であるが、なぜ両者は共存できぬのか、ガーディアンの存在は気に入らないな。決定的な場面での壮絶なファイアスターターは圧巻。ラストの収束と悲哀はさすが。それぞれの人物がいい役を果たしてくれていて構成もよし。また、読みたい。
宮部作品に珍しく人がポンポン死にすぎ…w犯罪者を私的制裁することの是非を問うていて、「否」である以上ラストの終わり方はこれしかないと思うが、それでも読み終わりを後味よく温かく終わらせるのは宮部らしい。
念力放火能力を持って生まれてしまった淳子が、その力を「制裁」という方向に使うようになってしまったことが、というより、そういう方向に使わざるを得ない今の社会が哀しいと思った。法で裁けない悪人を秘密裏に殺していくのは果たして「正義」なのか?方法としては決して正しくないと思うけど、それによって救われる人もいるのかもしれないとも考えられるし、「正義」ってなんだろう…。 自らを「武器」と割り切っていた淳子が最後に人を愛する心を持てたことはよかったなと思う。
淳子の持つ能力を世の平和の為に使用することを促したガーディアン。「孤独な闘い」から「人のあるべき戦い」を始めた淳子に謀略の影が降り意外な展開へ。 悪人の他者への殺意と、悪人に対する殺意。能力を使える者と能力を使わせる者の「相互支援(クロスファイア)」における同害報復は、はたして『正義』なのか?。筆者の投げたメッセージは人道にとってあまりに重く、難しい。
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感想・レビュー:133件














































