鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまで (光文社文庫)
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鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまでの感想・レビュー(677)
非現実的なテーマやのに、なぜか、やけに現実的で。クロスファイアを読んでからこれを読んだんやけど、やっぱり、淳子は正しかったと思いたい。いくら法律が存在しても、それによって守られる犯罪者。それを裁く権利を与えられたかのような淳子の、ポンちゃんの能力は、今この現実で、苦しみながらもこの能力を欲する人や、持っていて悩む人もいるもかもしれないと、泣きたくなった。
特殊な能力を持つが故の苦悩や葛藤を描かれていたが、やっぱり宮部みゆきさんは上手いですね。人間誰しも人から見れば羨ましく見えるものも本人にとっては苦しみであったりすることもある。それを超能力というわかりやすい表現にして描かれたのはさすがだと思いました。「クロスファイア」に繋がる「燔祭」を読みたくてこの本を読みましたが個人的には「朽ちてゆくまで」が苦しみが目に浮かぶようにわかったので一番面白かったかなと思います。
お気に入りは「朽ちてゆくまで」。 俗に「超能力」と呼ばれる能力を持った人物に焦点を当てた中編集。 それぞれの作品世界は閉じておらず、「クロスファイア」同様の続編を期待したいものばかりである。 能力者の苦悩を巧みに描くストーリーテリングが殊更に光る。 傑作。
本の表題のところに、少し小さいけど「傑作推理小説」と書いてある。 大嘘である。 決して面白くわないSFもどき小説、が正解でしょう。 まあ、それにしても宮部みゆきは、づいぶんと長い間にいろんな小説を書いているのですね。 そしてたぶん、沢山の種類の小説を読んでもいるのでしょうね。小説家のお仕事って、読むの9割、書くの1割! なのでわないだろうか。いいなぁ〜。
忙しい合間を縫って縫ってやっと読めた\(T∀T)/ちょっとずつ積読本を消化していこう。積読本読み切るまで新しい本買うのは我慢!(*`ω´)
超能力という非現実的なテーマなのに、すんなり入り込めました。宮部さんの作品はこれまでだと火車が自分には一番インパクトがありましたが、けっこうこの作品群も後々記憶に残りそう。3作とも好きですが、自分は「朽ちゆくまで」のビデオテープを発見するまでの、いわば「導入」部分が気に入りました。「クロスファイア」はこれまで食わず嫌いで手に取らなかったのですが、読んでみたくなりました。
超能力をテーマにして、3人の異なる女性たちの物語。すごく短いけれど、苦悩が詰まってた。普通に生活したい普通の女性の普通じゃない能力。宮部さんだからこその短い中に人物描写がくっきりする描き方で読みやすくてテーマが超能力という非現実ながら軽すぎなくて読んでいてのめり込める。
宮部みゆきさんの作品は実ははじめて。超能力をテーマにしているけど、ライトノベルっぽいそれは微塵もなし。むしろ至ってフツーの人たちが織りなす物語。「クロスファイア」は取りあえず読まなきゃ……
もしかしたら本当に、彼女達のような能力を持つ人がひっそりと生活しているのではないか?そう思わせる話でした。 続編の「クロスファイア」に期待です。銃として生まれた彼女はどうなってしまうのでしょう。
超能力をもった3人の女性の話。印象に残ったのは『鳩笛草』。自分の能力に頼りきって捜査をしてるため、能力がなくなるのを恐れ、体の不調と共に意地になるように力を使って捜査しようとする様子が痛々しかった。大木の存在と能力のことを打ち明け理解してもらえたこともあってか、大木と貴子の関係が暖かくてもう少し続きを読みたかった。
10年ぶりぐらいに再読。超能力を持つ人間の生き様を、コンパクトなスケールで濃密に書き上げた作品だと思う。一番好きなのは鳩笛草。つらいけれど、とても心温まる感じがして好きです。
超能力を持つゆえに抱えてしまう苦悩というのは、宮部みゆきさんの得意分野だね。その中で鳩笛草は毛色の違う物語と感じた。ほんわかした。
超能力を持つ人達が主役でクロスファイアの青木淳子ネタがあったので。 海外ドラマHEROESと何か通じるものが・・・。
クロスファイヤの元である晩祭が載っていたので読みました。青木淳子が主人公でないことにまず驚いた。多田一樹の回想の中で事件が明らかになっていくところが面白い。3つの話の中では鳩笛草が一番面白かったな。数ある超能力者のお話で、超能力を使って普通の生活を送るという物語は始めてだったのでとても斬新でした。
人とはちがう力を持つ女性3人にスポットを当てた短篇集。力を使って何をするかというより、力を取り戻す人・使い続ける人・失う人と、彼女達がどう力と向き合っていくのかを軸に描かれていて、非常に面白かったです!!悩んだり苦しんだり、その姿は私達と何ら変わらない。彼女達のその後が知りたいなぁ〜。幸せになってくれるよね、きっと。感動しました。「燔祭」は「クロスファイア」とこう繋がるのね!かなり好きです(^0^)/
「歌わなくても、鳩笛草は、地味だけどきれいな花ですよね」の部分を読み直すためだけに再読。病んでる友達に言いたいけど、これは病んでる当人が自覚しないと意味ない台詞ですね。
超能力を持った三人の女性が主人公の三編の短編集。どれも「人とは違う力を持つことの不幸」にスポットを当てている。先に『クロスファイア』を読んでいたので『燔祭』から『クロスファイア』の流れはテーマとして一貫していたんだなあ、と思った。あとの二つの作品は『燔祭』とは違って救いがあって読んでて安心した。
超能力が無くなるときにスポットをあてた話って初めてです。というわけで、一番印象に残ったのは鳩笛草。クロスファイアももう一度読みたくなったけど。
《評価★4》3作の短編が収録されているんだけど、特に「朽ちてゆくまで」が面白かった! 読んでるこっちまで「まさか…(ゾクリ!)」と鳥肌がたちましたよ。宮部みゆきの他作品も読んでみたくなりました。
『燔祭』が『クロスファイア』の前日譚とのことで読んでみました。淳子はパイロキネシスという力を持って生まれてしまったことを何とか前向きに捉えようとしているけれど、その方向が「制裁」に向かってしまったことが何とも切ない…。『クロスファイア』と併せて読むと彼女の孤独がより深いものだったことがわかります…。その他の2編は同じように「力」を持ちながら救われる女性たちの話だったのでほっとしました。
超能力を持つ三人の女性の話が三編。誰でもあることだと思うけれど、子供の頃は特別な能力に憧れた。でも、この本を読み終えた今は、平凡な人間で本当に良かったと思う。衝撃的だったのは『燔祭』。使うことが許されないなら、どうしてこんな力を授かったのか…。読んでいて、胸が苦しかった。『鳩笛草』は、肉体的には辛いけれど、精神的には幸せになれて救われた。ポンちゃんと大木さんの間のほんわかした感じが良い♪とても良い♪
超能力モノ三篇。どれも良かったです。「朽ちてゆくまで」はひたひた暗い影が忍び寄って来てビデオテープの理由が明らかになった時、息をのみました。「鳩笛草」そっか…なくなる場合もあるんですね…しかも【どうなるか】なんて誰にも分からないなんて怖いです。後、宮部さんの描かれる恋愛はいつも少しづつ、温かく育つので見ていて微笑ましいというか、静かに嬉しいというか、どきどきします。うん。どきどきする。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(7)
- 02/24
スケキヨ@灯れ松明の火
文庫さん>そうでしたか!キングの何点かは解説で着眼点が似ている作品として紹介されていましたがすっかり忘れていました。ちょっと読んでみたくなりました~^^/図書館で探してみます★
ナイス!
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02/25 23:21
文庫さん>そうでしたか!キングの何点かは解説で着眼点が似ている作品として紹介されていましたがすっかり忘れていました。ちょっと読んでみたくなりました~^^/図書館で探してみます★
ナイス!
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02/25 23:21
身にあまる力。それが故の孤独。その意味。装填された銃が考える、自らが存在する理由は、なんとも悲しい結末を産む。三編どれもが心理描写、人物描写、背景描写に優れた良作。読んで損なし。
クロスファイアの番外編になるのかな?「燔祭」は?「鳩笛草」は。主人公は能力を失うのだろうけど、幸せになりそうな感じで、安心しました
「クロスファイア」を読んで、番外編らしい「燔祭」を読んでみたかったので。特別な力を持つ3人の女性の3つの短編集。読む目的は「燔祭」だったけど「朽ちてゆくまで」が好き。
超能力を持った3人の女性の3つの短編集。とても滑らかで優しい文調で読みやすかった。お気に入りはタイトルエピソードの「鳩笛草」。能力者としての力を使って刑事となった女性のお話。最初は「反則だろぉ~!」と思いましたが読み進むうちに意外な展開に。2話めの「燔祭」は「クロスファイア」の前日譚。燔祭とは、儀式の際のいけにえの事。 読んでから考えると淳子さん、かなり怖い。3話目の「朽ちて行くまで」は題名から暗いお話かと思ったのですが読み終わった後、ちょっと「ほっこり」しました。
宮部みゆきの超能力者は、なんだか、いつも哀しいなあ。
それでも表題作の子は、体さえ戻れば、自分が能力なしでも経験はつんでいて、やって行けるのを悟ると思うけど。
朽ちて行くまでの予知能力者の子は大丈夫かな。家も家財も全焼で、でも愛された記憶と厄介な能力は戻ってきて。
色々難しそうだけど。
彼女の亡くなったお祖母さんの、元気な間に伝えた言葉は胸にしみた。
鳩笛草―燔祭・朽ちてゆくまでの
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感想・レビュー:104件













































